Maya用フリーリグ制作の背景と効果【CAGC2024】

「アプリボットリグ」は、アプリボットが提供するMaya用のフリーリグです。
アプリボットで実際に使用されているリグを元にしたシンプルながらもアクション制作に適した視認性の高いリグとして2023年にリリースさせて頂きました。
リリースから１年、実装に至るまでの経緯と実装後の効果、またこれからの展望について解説させて頂きます。

https://cagc.cyberagent.co.jp/2024/session/index.html?id=Rg3BHZat

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Transcript

1. Maya用フリーリグ制作の背景と効果 1 チーフ3Dモーションアーティスト / 3D Art Division 川原 武将　Kawahara Takemasa
2. 2 株式会社サイバーエージェント 株式会社アプリボット　ゲーム事業部 　チーフ３Dモーションアーティスト コンシューマ ゲーム開発会社にて インゲームバトルモーションのリードを務めた後 2022年にアプリボットに中途入社 現在は3Dモーションの責任者として品質管理を担当 インターンシップや新卒採用など若手人材の教育にも注力 川原 武将（ブショー） かわはら たけまさ
3. 3 アプリボットリグとは フリーリグ制作の背景 01 02 03 CONTENTS 04 リリース後の効果 アプリボットリグの今後
4. 4 アプリボットリグとは

5. 5 株式会社アプリボットが提供するMaya用のフリーリグです アプリボットリグとは

6. 6 初級編 エイビー 中級編　スイレン
7. 7 初級編 エイビー 中級編　スイレン
8. 8 「アプリボットリグ」リリース
 2023年1月27日
9. 9 「アプリボットリグ」リリース
 2023年1月27日 祝！1周年

10. 10 フリーリグ制作の背景

11. 11 　CyberAgent主催するイベントやインターン教材として欲しい 　新人研修の一環として自由に使えるリグが欲しい フリーリグ制作の背景

12. 12 IPの問題でテクスチャを 　　　　　　剥がす必要があった 2022年　3D Academyで使用した教材用リグ
13. 13 IPの問題でテクスチャを 　　　　　　剥がす必要があった どこを見ているかが分からず 　　　　　　表情が捉え難くなった 2022年　3D Academyで使用した教材用リグ
14. 14 IPの問題でテクスチャを 　　　　　　剥がす必要があった どこを見ているかが分からず 　　　　　　表情が捉え難くなった 髪などの「揺れモノ」がなく 　教材としての学習範囲が狭かった 2022年　3D Academyで使用した教材用リグ
15. 15 IPの問題でテクスチャを 　　　　　　剥がす必要があった どこを見ているかが分からず 　　　　　　表情が捉え難くなった 　⇒ インパクトが薄いものとなった 2022年　3D Academyで使用した教材用リグ 髪などの「揺れモノ」がなく 　教材としての学習範囲が狭かった
16. 16 IPの問題でテクスチャを 　　　　　　剥がす必要があった どこを見ているかが分からず 　　　　　　表情が捉え難くなった 2022年　3D Academyで使用した教材用リグ 髪などの「揺れモノ」がなく 　教材としての学習範囲が狭かった 　⇒ インパクトが薄いものとなった 会社全体で自由に扱えるフリーリグが欲しい フリーリグつくろう！
17. 17 リリース後の効果

18. 18 インターン生の教材に使用
19. 19 ポージング課題

20. 20 背景が付属した事により
 背景も含めたカメラレイアウトを学生 が考えるように ポージング課題

21. 21 学生作品の見映えＵＰに貢献
 モーション課題

22. 22 社内の発注用サンプルに使用
23. 23 キャラクターのポーズ、表情の指定 キャラクターイラストのポーズ指定

24. 24 社外イベントで使用
25. 25 学生長期インターンイベント 
 3D Academy の教材として使用

26. 26 学生長期インターンイベント 
 3D Academy の教材として使用
 学生の教材だけでなく講義資料にも活用
27. 27 学生向けコンテスト
 3D Anima の課題として使用

28. 28 学生向けコンテスト
 3D Anima の課題として使用
 3Dモーション部門 グランプリ
 住谷 駿さんの作品

29. 29 SNSで話題に

30. 30 3D人-3dnchu- CG情報ブログ
 CGWORLD.jp
 CG系情報サイトにてピックアップ！

31. 31 海外のクリエイターに使用して頂けた

32. 32 効果 まとめ
 　・学生のデモリールでの使用者の増加
 　・社内での教材、講義資料、発注資料など実務に活用
 　・国内、海外　様々なアニメーターによるSNS投稿の増加
 　・「Applibot」、「アプリボット」の社名認知度アップ
 　・弊社の３Dの知見を広く周知
 　・社外イベントの顔としてアピール

33. 33 • AI研究として • 新人研修として（社内 / 社外） • 学校でのモデリング、リグの参考として 使い勝手が良いと評判を呼び、広がり続けています その他、このような事にも 効果 まとめ

34. 34 アプリボットリグの今後

35. 35 アプリボットリグの今後
 ボール課題の進化系で何かできないかなー
36. 36 アプリボットリグの今後
 　・ボール課題の延長で腕試しできそうなもの 　・作ってて楽しくなる 　・SNSに投稿したくなる 　・ゲーム業界として宣伝できる 　・アプリボットをもっと知って欲しい
37. 37 アプリボットリグの今後

38. 38 新種のアプリボットリグが誕生しました

39. 39 初期デザイン

40. 40 スライム（slime）
 プロトタイプ TEX IN
41. 41 スライム（slime）
 簡単そうで結構難しい、中級者向けのリグです
42. 42 サンプルモーションも多数用意しました スライム（slime）

43. 43 色替えサンプル スライム（slime）

44. 44 仮配置
 RPG風の背景も同梱 スライム（slime）

45. 45 アプリボットリグ　第３弾
 スライム
 （Slime）
 近日リリース予定
46. 46 アプリボットリグで 世界震撼 　　　　　ご視聴ありがとうございました！