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チケット駆動のタスク管理 - チケットに管理されないためのチケット活用術

チケット駆動のタスク管理 - チケットに管理されないためのチケット活用術

今回の「とことんDevOps勉強会」では、スクラムをはじめとするアジャイル開発において欠かすことのできないチケット駆動開発でのタスク管理について、その基本と活用方法について紹介します。チケット駆動のタスク管理ではチケットによって管理されるのではなく、チケットを活用することで自身のタスクを効率よく実行することもできます。
本セミナーでは付箋で管理すべきか、ツールを使うべきか、カンバンボードは万能か、と言ったさまざまな観点からチケット駆動のタスク管理について解説していきます。

とことんDevOps

October 27, 2022
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Transcript

  1. チケット駆動のタスク管理 チケットに管理されないためのチケット活⽤術 ⽇本仮想化技術株式会社 DevOps事業部 新村 剛史 (しんむら たけし)

  2. ⾃⼰紹介 – 新村 剛史(しんむら たけし) 主な過去の経歴 • 早稲⽥⼤学商学部卒業 • ⽇本ユニシス株式会社

    (現︓BIPROGY株式会社) • システムエンジニア • アーキテクト • ⽇本マイクロソフト株式会社 • プロダクト マーケティング マネージャー • エバンジェリスト • アトラシアン株式会社 • テクニカル マーケティング マネージャー • ビジネス マネージャー • 1975年5⽉19⽇⽣まれ • 静岡県浜松市出⾝ ⽇本仮想化技術株式会社 DevOps事業部 部⻑ 株式会社マイカスピリット 代表取締役
  3. 宣伝 - 最近書籍を出版しました 現場の事例で学ぶ! IT企業のためのBtoBマーケティング 技術・製品・サービスの魅⼒を確実に伝える⽅法 (翔泳社 2022/10)

  4. 本⽇のテーマ チケットによってタスクを管理されるのではなく チケットを活⽤して仕事を効率化するための⽅法

  5. アジェンダ チケットとは ツールを使うメリット チケット管理あるある 結局どうすべきか

  6. アジェンダ チケットとは ツールを使うメリット チケット管理あるある 結局どうすべきか

  7. かんばんボード • かんばんシステムの ⼀部を実現したもの。 • かんばんシステムを 実現するものではな い。 引⽤︓Wikipedia かんばん(ソフトウェア開発)

  8. かんばんシステム • トヨタ⽣産⽅式をもとにDavid J. Andersonがまとめた⽅法論 かんばんは、作業進捗とともに変わるものであり、プロセスを進化するアプ ローチであり、組織に合わせてシステム(仕組み)を変化する。かんばんでは、 Work-in-progress(WIP︓まだ完成していない作業を指し、⽇本語だと製造業 で使われる仕掛品に該当する)を制限したプル型システムを実現する。プル型 システムの核となるメカニズムによって、システムの運⽤やプロセスの問題を

    明らかにし、システムの継続的な改善に必要な協⼒作業を促す。このプル型シ ステムの⼀つの例が、かんばんシステムであり、WIP制限されたプル型システ ムという⼀般的な形を経て、かんばんシステムとなった。 (出典: Wikipedia)
  9. トヨタ⽣産⽅式とかんばん トヨタ⽣産⽅式 リーンソフトウェア開発 かんばんシステム かんばんボード

  10. チケット駆動開発 (TiDD) • BTS (Bug Tracking System)であるtracのチケットを使った開発タス ク管理として2007年にまちゅ⽒よって提唱された • チケットをプロジェクトの情報の中⼼とする

    • チケットによる作業の割り振りと進捗管理 • チケットなしのコミットは禁⽌とする
  11. チケットとボード TODO DOING DONE

  12. アジェンダ チケットとは ツールを使うメリット チケット管理あるある 結局どうすべきか

  13. ツール vs 付箋 VS

  14. チケット vs ガントチャート チケットシステム • ステータスを核とする • チームの状態と優先順位づけ • 効率化が⽬的

    ガントチャート • スケジュールを核とする • リソース管理 • 管理が⽬的
  15. チケット駆動を実現するツール

  16. どこでも使える

  17. 情報の集中管理 • ID • 概要/詳細 • 担当者 • ステータス •

    関連ドキュメント • 関連チケット • コミュニケーション • 参考にした情報 • 作業したブランチ • など
  18. ツール連携

  19. 分析が簡単 • 分析レポート • ベロシティチャート • バーンダウンチャート • 担当者負荷レポート •

    解決時間レポート • チケットのフィルター • ⾃分が担当のチケット • 滞留しているチケット
  20. アジェンダ チケットとは ツールを使うメリット チケット管理あるある 結局どうすべきか

  21. チケットの粒度 • 課題 • チケットの粒度は常に問題になる チケット管理の問題。 • マネージャーは担当者の意識より も粒度を⼤きくしがち。 •

    解決策 • 担当者視点で粒度を決める。 • ⼀般的には2〜3⽇で完了する粒度 が妥当と⾔われている。 マネージャーにとってのチケット粒度 担当者にとってのチケット粒度
  22. DOINGめんどくさい問題 • 課題 • DOINGに移動する前に作業を開始し、終 了してしまう。 • 解決策 • DOINGは誰が何をしているかを把握する

    ため。担当者が作業をアピールする。 • DAILY STANDUPなどでステータスの精査 をする。 • 個⼈のタスク管理ではなくても問題な いステータス。 TODO DOING DONE 本当は 作業中 本当は 作業中 実は 完了
  23. 担当者の変更 • 課題 • 複雑なワークフローでは、チケットの担当者が変わる可能性がある。 • 解決策 • あくまでチケットは⼀⼈が担当者となる。複数の担当者が存在する場合はサブタスクを作成して 個々のタスクに分ける。

    • もしくはステータスのゲートキーパーを配置して、その⼈が振り分けを⾏う。 設計 コーディング レビュー テスト デプロイ Aさん Bさん Cさん Dさん Eさん
  24. ペンディングとなったタスク • 課題 • 外部要因で作業が⽌まっている場合、 DOINGで滞留する。 • DOINGにいるとなぜ滞留しているか分か りづらい。 •

    解決策 • DOINGに滞留させず、ペンディングのス テータスを作成してそちらに移動させ る。 • ペンディングにあることで、滞留して いる要因が解決されたかの確認をしや すい。 TODO DOING DONE PENDING
  25. アジェンダ チケットとは ツールを使うメリット チケット管理あるある 結局どうすべきか

  26. シンプルなワークフローに • 複雑なワークフローは誰も使わなくなる。 • そのステータスって管理する必要ありますか︖ 担当者が 「⾃分はどんなタスクを実⾏しなければいけないのか」 を明確にする

  27. 何をするのか、何をしたのかを明確に • チケットを受け取った時 • ゴール(終了条件)が明確になっている。 • チケットを返す(完了した)時 • どうやってゴールに辿り着いたかを記録。 •

    参考にした情報 • チームメンバーとのディスカッション • どのブランチで作業したか • どのリリースに含まれたか • など タスクと情報を常に紐づける
  28. ボードを俯瞰する • チームの状態をチームのみん なが俯瞰できるようにする。 • 例︓プロジェクトルームに⼤型 モニターで表⽰する • 数値だけを⾒ない。 •

    みんなで俯瞰することでチー ムの異変やトラブルの兆候を 感じ取る。 TODO DOING DONE
  29. まとめ チケットは タスクを管理されるためのツールではなく、 タスクを効率化するためのツールです。