ISUCONで型をつける

合同開催 omotesando.rb #105 × Roppongi.rb #26 の登壇資料です。
https://omotesandorb.connpass.com/event/341106
https://roppongirb.connpass.com/event/341038

## 資料内のURL

ISUCON14 感想戦&お試し期間(〜1/17)
https://isucon.net/archives/58860420.html

ISUCON14の型付けの変更差分
https://github.com/euglena1215/isucon14-rbs/commit/27945034f06d92414a112fcf83c0efa018839e9c

Transcript

1. 2025/01/09　omotesando.rb #105 × Roppongi.rb #26 株式会社タイミー　新谷哲平 ISUCONで型をつける @euglena1215
2. 自己紹介 Shintani Teppei（@euglena1215） • 株式会社タイミー • バックエンド テックリード
3. 目次 • ISUCONとは • ISUCONで型をつけるデモ • 実際やってどう？
4. ISUCONとは > ISUCONとはLINEヤフー株式会社が運営窓口となって開催している、お題とな るWebサービスを決められたレギュレーションの中で限界まで高速化を図る チューニングバトルです 引用元：[ISUCON公式Blog] ISUCON14 問題の解説と講評 https://isucon.net/
5. ISUCONとは 仕様を変えずインフラを勝手に増やさなければ何をしてもいいコンテスト 様々な言語実装があり、その中に Ruby も含まれている 【宣伝】 あと1週間くらいは去年にあった ISUCON14 を本番と同じ環境で試せるので ISUCON 気になってたけどやったことないという方は是非！ https://isucon.net/archives/58860420.html
6. 実際どんな感じなのかはやってみるのが一番早いと思うのでやってみます 決してスライド作成をサボりたいからではありません 題材は ISUCON14 で型の変更差分はこちらを見てください https://github.com/euglena1215/isucon14-rbs/commit/27945034f06d92 414a112fcf83c0efa018839e9c ISUCONで型をつけるデモ
7. DEMO
8. 実際やってどう？ これまで ISUCON で型をつけるために準備をしてきて、ISUCON14 でどうだっ たか？
9. 実際やってどう？
10. 言い訳 • 準備してきたので外部ライブラリの型を書く必要はほとんどない ◦ mysql2, sinatra gem の型はほとんど自分が書いたはず
11. 言い訳 • 準備してきたので外部ライブラリの型を書く必要はほとんどない ◦ mysql2, sinatra gem の型はほとんど自分が書いたはず • でもやっぱり型をつけようと思ったら1時間くらいはかかってしまう、 競技時間8時間のうちの1時間は惜しい ◦ インフラも見てたので8時間のうち Ruby 書いてたのは3~4時間くらいだった ◦ コードを理解する時間も含まれてるので全てが無駄になるわけではないものの...
12. 言い訳 • 準備してきたので外部ライブラリの型を書く必要はほとんどない ◦ mysql2, sinatra gem の型はほとんど自分が書いたはず • でもやっぱり型をつけようと思ったら1時間くらいはかかってしまう、 競技時間8時間のうちの1時間は惜しい ◦ インフラも見てたので8時間のうち Ruby 書いてたのは3~4時間くらいだった ◦ コードを理解する時間も含まれてるので全てが無駄になるわけではないものの... 正直 ISUCON 競技中に型を手書きするのは厳しい 😢
13. ありうる可能性 • TypeProf を使って推論できる部分はどんどん推論して自動生成し 手書きする範囲を極力小さくする ◦ rbs-inline と TypeProf の integrate が進まないとちょっと難しいかも？
14. ありうる可能性 • TypeProf を使って推論できる部分はどんどん推論して自動生成し 手書きする範囲を極力小さくする ◦ rbs-inline と TypeProf の integrate が進まないとちょっと難しいかも？ • Go などの静的型付け言語の参考実装や DB のスキーマファイルを LLM に与えて代わりに型を書いてもらう ◦ 他言語の参考実装もあるという ISUCON ならではのアプローチ。個人的にはこっちに期待
15. ありうる可能性 • TypeProf を使って推論できる部分はどんどん推論して自動生成し 手書きする範囲を極力小さくする ◦ rbs-inline と TypeProf の integrate が進まないとちょっと難しいかも？ • Go などの静的型付け言語の参考実装や DB のスキーマファイルを LLM に与えて代わりに型を書いてもらう ◦ 他言語の参考実装もあるという ISUCON ならではのアプローチ。個人的にはこっちに期待 • 参考実装に型があると一番楽ではあるが... ◦ ISUCON中に楽がしたいわけで参考実装を作りたいわけではない
16. ありうる可能性 • TypeProf を使って推論できる部分はどんどん推論して自動生成し 手書きする範囲を極力小さくする ◦ rbs-inline と TypeProf の integrate が進まないとちょっと難しいかも？ • Go などの静的型付け言語の参考実装や DB のスキーマファイルを LLM に与えて代わりに型を書いてもらう ◦ 他言語の参考実装もあるという ISUCON ならではのアプローチ。個人的にはこっちに期待 • 参考実装に型があると一番楽ではあるが... ◦ ISUCON中に楽がしたいわけで参考実装を作りたいわけではない 今年はLLMをうまく使うアプローチで頑張ってみる 💪 ISUCONでRubyに型をつける同志を募集中です