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このタイミングで知っておきたい 開発生産性の高いエンジニア組織の特徴とは / dev-sumi-20220721-productivity-features

Findy
July 21, 2022

このタイミングで知っておきたい 開発生産性の高いエンジニア組織の特徴とは / dev-sumi-20220721-productivity-features

Findyは2021年より「エンジニア組織支援クラウドFindy Teams」の提供を開始し、数多くの経営層やマネージャー陣とエンジニア組織に関するディスカッションを重ねてきました。その中で多くの企業が開発生産性に課題感を持っており、さまざまな角度から取り組みを行っております。そこで本セッションでは、多くの組織を顧問として支えてきた広木氏をお招きし、開発生産性の高い企業の特徴を事例ベースで紐解いていきます。

Findy Teams
https://findy-teams.com

Developers Summit
https://event.shoeisha.jp/devsumi/20220721

Findy

July 21, 2022
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Transcript

  1. © 2022 Findy Inc. • 収益性 • 市場占有率 • 生産性

    デリバリーのパフォーマンスが組織全体のパフォーマンス に影響を及ぼす。『LeanとDevOpsの科学』より 今日お伝えしたいこと • リードタイム • デプロイ頻度 • 平均修復時間 • 変更失敗率
  2. © 2022 Findy Inc. • 全員が数値への意識を持っている ◦ 現状を定量的に把握することが大切 ◦ サーバーのメトリクスも可視化していますよね

    ◦ 他社の開発生産性の事例に学び、自社組織に活かす ことができると◎ ◦ 全員に数値への意識を持ってもらう 特徴①数値化のマインドがある
  3. © 2022 Findy Inc. • 数値化 → 数値をベースに議論 → 改善

    → 効果測定 ◦ 定量的な議論は具体的な改善施策に繋がりやすい ◦ 効果が可視化されるメリット ▪ チームのモチベーションUP ▪ 施策と結果を他チームへの横展開をすることで組 織全体で良い開発組織に進化できる 特徴②PDCAで改善している
  4. © 2022 Findy Inc. • 企画・デザイン、開発等全員がプロセス改善している状態 • 改善のはじめの一歩は開発から ◦ 企画などはコントロールしにくい

    ◦ まずはコーディングプロセスから改善 • 開発がボトルネックにならない状態にすることができた ら、開発組織外の改善を進めていく 特徴③組織全体でプロセス改善に取り組んでいる
  5. © 2022 Findy Inc. 具体的な取り組み • ランダムアサインとリアルタイムな通知設定 ◦ レビューまでの時間を短縮し、レビューの偏りを解消 •

    スクラム実施により各メンバーのタスク状況を把握 ◦ ゴール達成のための透明化・検査・適応 • 計画に力を入れた結果、プルリクエストの粒度が小さくなり、タス ク完了時間が最小化 はてなブックマークWebの開発チームの事例(Before)
  6. © 2022 Findy Inc. • 現在の状態 ◦ レビューまでのスピードとPR作成数が約2倍に • エンジニア組織における変化

    ◦ タスクの最小化を進めることで、フロー効率が向上 ◦ レビューの偏りが解消され、レビューまでのスピードが2倍に (具体的な数字は次のページに) はてなブックマークWebの開発チームの事例(After)
  7. © 2022 Findy Inc. • 取り組み始めたきっかけ ◦ エンジニアの数は5倍になったがデプロイは週1回なので、1デ プロイで300行以上の変更が入ることもあった ▪

    長期休み明けは常にビッグバンリリースが横行してしまっ ていて、ビッグバンリリースによる精神的負荷が高かった グロービス社の事例(Before)
  8. © 2022 Findy Inc. • 具体的な取り組み ◦ 設計方針からモブプロをすること・レビュー最優先にすること により、フロー効率が改善された ◦

    RSpecを整備しフェーズゲートQAなしで、 PRがマージされた らデプロイされる環境を整えた グロービス社の事例(Before)
  9. © 2022 Findy Inc. • 具体的な取り組み ◦ デプロイ頻度 (d/d/d) を計測し、基準値の2割になっていること

    を確認 ◦ まずは自チームにてデプロイ頻度を上げるメリットを共有し、 文化を変える ▪ 開発における手戻りがチームの課題になっていたため、 リードタイムを短く・PRは小さく・頻繁にデプロイすること でFBループを短くしていく重要性を様々な角度から伝えた グロービス社の事例(Before)
  10. © 2022 Findy Inc. Findy Teamsについて 38 開発組織の課題を見える化 GitHubやJiraなどを解析し、エンジニア組織のパフォーマンス向上を目指す サービスです

    • 開発チーム・メンバー毎の活動状況を自動計測 • 開発組織内のボトルネック/課題を可視化 Point ①生産性の向上、組織検討・ マネジメントサポート ②エンジニアが成長できる環境づくり、 学習する組織・自己組織化へのサポート インプット情報 ・コミット ・プルリクエスト ・レビュー ・イシュー 等 <提供中> <将来、開発予定>
  11. © 2022 Findy Inc. • D/D/D ◦ deploys / a

    day / a developer の略で1日あたりのデプロイ回 数を開発者数で割ったもの。大体0.1 以上なら健全と言える • メインブランチへのマージ回数 ◦ 期間内にメインブランチへマージされたプルリクの数 ◦ メインブランチの判定: base_refの名前が’main’か’master’ (小文字のみ) 用語説明
  12. © 2022 Findy Inc. • プルリク作成からレビューまでの平均時間 ◦ 期間内に作成したレビュー済みのプルリクの「プルリク作成 か ら

    最初のレビュー」までの平均時間 • 変更リードタイム ◦ 期間内にメインブランチへマージされたプルリクにひもづく commitからマージまでの所要時間 用語説明