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国籍と専門性を超えてのコラボレーション / Collaboration across nati...
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freee
June 07, 2024
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国籍と専門性を超えてのコラボレーション / Collaboration across nationalities and specialties
freee
June 07, 2024
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Transcript
国籍と専⾨性を超えての コラボレーション Shota Saito & Marrivada Tejaswi 2024年6⽉1⽇
2019年に中途入社。2023年7月にグローバ ルチームに参画と同時にフィリピン支社に駐 在開始。最近は現地でHome brewingに熱 狂している。 2 Shota Saito(Shota) Product designer
2018~ 日本に来た 2023~ freee(Dev&EM) Product: freeeデータ化@Sisig team 趣味:旅行、料理、パズル Marrivada Tejaswi(Teju) Engineering Manager
目次 • freeeがダイバーシティを推進している理由 • ダイバーシティのある開発環境での課題とコラボ レーションについて • チームのこれから
freeeがダイバーシティを推進している理由 スモールビジネスの 多 様 な 価値観や生き方は、世の中 に 新 しいイノベーションを
生 み出す起爆剤です freeers一人ひとりが 自 分 らしくワクワク 働 け る世界を freeeはエンジニアリング文 化 を促進し、最高の人材を集め て中小企業の改善に取り組み たいと 考 えています。 ※12ヶ 国 からのグローバルメ ンバーがいます
グローバルチームで起きた課題と それをどう乗り越えて コラボレーションしているか
チームとプロダクトについて • フィリピン、インド、アメリカ、⽇本と多国籍チーム • メンバーの構成: 10⼈ ◦ PdM: 1
◦ Eng: 6 ◦ PD: 1 ◦ QA: 2
チームとプロダクトについて • ⽇本(⼤崎)とフィリピン(マカティ)拠点で開発を進めている • 時差は1時間 • 祝⽇が異なる、フィリピンにはGWがなかったり • 英語を共通⾔語としてコミュニケーションをとっている
• なので設計資料とかmtgは基本全て英語 • 時々Tagalog
チームとプロダクトについて ⽇本の会計事務所向けで、領収書や通帳の仕訳作業を効率化 するためのプロダクト。 リリースから1年半で利⽤事務所数も3000以上突破。 プロダクトをさらに進化させるための改善‧新機能開発フェーズに⼊っている 1stリリース前からスクラム開発を続けている
チームが⽬指す状態 PdM、Designer、Engineer、QA、Salesなど様々な 専⾨性を持つメンバーからの多様な観点からユーザー 体験をより良くするためのプロダクトを作り出し、 ユーザーにマジ価値を届けている状態
私たちがぶつかった3つの課題 Main Challenges We Faced As A Team
⽂化的な違い Cultural misunderstandings コミュニケーション問題 Communication issues 意思決定の仕⽅ Decision making
私たちがぶつかった3つの課題 Main Challenges We Faced As A Team
⽂化的な違い Cultural misunderstandings コミュニケーション問題 Communication issues 意思決定の仕⽅ Decision making
Cultural misunderstandings 企画や要件の段階からすべてのメンバーを巻き込みながら、 多様な観点で要件‧仕様を磨き上げながら進めるのが難しい 課題
Cultural misunderstandings 企画や要件の段階からすべてのメンバーを巻き込みながら、 多様な観点で要件‧仕様を磨き上げながら進めるのが難しい 課題 • プロダクトとユーザーに関する情報の⾮対称性 • プロダクトよりもコードへの親近感
原因
Cultural misunderstandings プロダクトやユーザーに興味を持てるようになるための活動 を実施 改善アプローチ
Cultural misunderstandings ユーザーを知る ユーザーに 届いた価値を知る 事業インパクトを知る 改善アプローチ
3つの観点での改善アプローチでどう変わったか? Cultural misunderstandingsの改善アプローチ プロダクトやユーザーに興味を持ってもらうための活動を実施 企画段階からエンジニアを巻き込んでとディスカッション し、どういう体験をどう実現していくか検討できるように なってきた。
私たちがぶつかった3つの課題 Main Challenges We Faced As A Team
⽂化的な違い Cultural misunderstandings コミュニケーション問題 Communication issues 意思決定の仕⽅ Decision making
Communication issues 開発アイテムのプライオリティの認識ずれ 課題
Communication issues 開発アイテムのプライオリティの認識ずれ 課題 同時に進⾏している開発アイテム数が多くなり、プライオ リティやゴールの誤解があり、不完全な認識を持ったまま 進めてしまっていた 原因
Communication issues • チーム全体で⾒るプライオリティリストを作成し、スクラム イベントで都度確認する • 調査アイテムと開発アイテムの優先順位と⽬標を明確分ける 改善アプローチ
Communication issues プライオリティリストや スクラムイベントでの確認 改善アプローチ 調査アイテムと開発アイテムの 優先順位づけ
3つの観点での改善アプローチでどう変わったか? Communication issuesの改善アプローチ • チーム全体で⾒るプライオリティリストを作成し、スクラムイベントで都度確認する • 調査アイテムと開発アイテムの優先順位と⽬標を明確分ける 各メンバーがプライオリティを意識し、開発アイテムを選択で きるようになった
⾃分のタスクとスプリントのゴールを意識できるようになった
私たちがぶつかった3つの課題 Main Challenges We Faced As A Team
⽂化的な違い Cultural misunderstandings コミュニケーション問題 Communication issues 意思決定の仕⽅ Decision making
Decision making チーム全体をよくするための改善スピードが遅い 課題
Decision making チーム全体をよくするための改善スピードが遅い 課題 • MVPフェーズ後にあっていないチーム体制 • 限られたメンバーでの意思決定 原因
Decision making オーナーシップの委譲と責任範囲の拡⼤ 改善アプローチ
Decision making 1プロジェクトに オーナーをつける 改善アプローチ 各メンバーによる セルフマネジメント
3つの観点での改善アプローチでどう変わったか? Decision makingの改善アプローチ オーナーシップの委譲と責任範囲の拡⼤ • それぞれのメンバーが個⼈から全体(チーム)を⾒るように • チームをよくするためのトライが増えてきた •
Working agreementの作成 • スプリントの期間変更 • Storypointのワークショップ実施 • フェーズを分けてリリースすることの提案が増えた
チームのこれから チームのスケーラビリティに取り組む チームメンバーがユーザーや業務を理解し、良い体験を届けるための提案ができる状態を⽬指す
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