2023年7月24日に開催したリアルイベント「はてなブログ DevBlog Meetup #1」での、はてな 法人ブログチーム サブディレクター id:AirReader 登壇資料です
はてなブログの企業技術ブログのひみつ2023.7.24 はてなブログ DevBlog Meetup
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イベントで使用した資料から共有用に一部内容を変更しております
アジェンダ1. 自己紹介2. これまでの施策とこれからの施策について3. 技術ブログの運営と統計データ4. はてなブログで利用していただきたい機能
自己紹介法人向けブログチーム サブディレクターid:AirReader● 2008年 ユーザーサポート アルバイトで入社● 2015年 プラットフォームチームのディレクター業に職種変更● 2018年 はてなブログとはてなダイアリー統合プロジェクトでディレクション担当● 2019年9月 はてなコミュニティガイドラインの公開● 2020年9月 法人プラン DevBlogプランの提供開始● 2022年12月 企業技術ブログ集を公開
はてなブログは企業の技術情報発信を応援しております!
DevBlogプランの提供趣旨にこう書きました技術者の情報発信によるコミュニティへの技術の還元は、技術や周辺環境の発展・循環を加速させます。はてなやはてなのサービスもまた、このような活動により支えられ、発展してきました。はてなブログとしても、企業による技術情報発信を支援したく、このような優遇プランを提供しています。はてなブログ for DevBlog - はてなブログ ヘルプ
for DevBlogのミッションは技術情報発信の支援
これまでのはてなブログの支援
for DevBlogプランの提供● 法人向け機能としては安価に提供○ (無料でも利用できます)● 技術情報発信用のプランですが最終的な目標が採用でもOKとするなど、柔軟な利用ガイドラインを制定しました
企業技術ブログ集の提供https://hatena.blog/dev
企業技術ブログ集の提供● 記事の読まれる口を増やすという支援● ミッションは「企業が発信している良質な技術、技術組織の取り組みをより多くの読者に届ける」● トピックで横串で各社の記事が見れるようにすると、1社企業だけの情報と違う面白さが出てきた
今後予定しているはてなブログの支援
ワークフローの悩みを解消・軽減したい● レビューを必須としたい● 記事公開のコントロールをしたい● 等
記事公開までのワークフロー支援● ブログの記事をGitHub上で管理するためのGitHubActionsを提供する予定● これを使うと、記事のレビューや公開がGitHub上で完結できます● はてなブログのヘルプ、法人向けサービス紹介ページは、すでにこれを使って管理しています
利用アンケートをお送りいたします● 運営における悩みや機能へのご要望は沢山あるとか思っております● サービスの改善に利用させていただきたいので、是非お答えいただければ幸いです
技術ブログ統計データ
技術ブログ集掲載対象のブログのうち月に1度は記事を投稿しているブログ推移
技術ブログ全体のPV数● 順調に増えています● 12月の盛り上がりは、アドベントカレンダーです● 記事がたくさん出た結果、読者は読み疲れて頭打ちになる、ということもなく、ちゃんと読んでいただけていそうです
1ブログの1ヶ月あたりの投稿記事数(ここに含まれないほど投稿されている企業様もいらっしゃいます)
traffic source別PV● (はてブアプリからの訪問はdirectに分類されます…それを踏まえて)● Twitter、Google検索、はてなブックマークが強いです● このグラフからは読めませんが、Twitterやはてなブックマークは初動が強く、Google検索のみテールの獲得ができます● ソーシャルアカウント運営は難しいですが、うまく運営したいですね…
1ヶ月の投稿数と1記事の平均PV● (かなりトリミングしてあります、分かりにくくてすいません…)● 色々な要素があるので一概には言えませんが…● 投稿数が多いほうが、1記事あたりのPVのベースラインは上がりそうに見えます● が、これは、1週間に2本以上記事を出すためにはしっかりと運営できていないと難しいと思いますので、質的な面もあるでしょうし、SNSの運営の充実しているという影響も強そうです● 少なくとも沢山記事を出せば良い!という訳ではなさそうです● (このグラフからは読み解けませんが)トップクラスに良く読まれている記事は、企業の月の公開記事数と関係はなさそうでした(非公開箇所)
はてブ数とPV● (またもやかなりトリミングしています、分かりにくくてすいません)● X軸がはてブ数、Y軸がPVです● はてブ獲得できなくても閲覧される記事は(当然ですが)作ることができます● 一方、はてブ数がページビューのベースラインの引き上げることは間違いなさそうです(非公開箇所)
結局どれくらい記事を書くのが良いか● 目的にもよりますが、月一本でも問題ないと思います。編集体制の体力に合わせて継続してやっていきましょう。ただし、一本一本にきちんと力を入れるのが良さそうに思います○ 例えば、記事タイトル、title要素やog:title要素を工夫する(別々に設定できます)、og:imageを作る、などは考えられます
ブログの機能について紹介
今回紹介する機能の一部の解説はガイドページで紹介しています● ブログダッシュボード > アカウント設定 > 「プラン」タブにチェックリストへの導線を設けています
画像ブログオーナー再アップロード機能● 技術ブログの執筆は、オーナーアカウントではなく、ブログメンバーによって行うことを推奨しています● はてなブログの仕組み上、アップロードした画像がブログメンバーに紐づくことになります● この場合、退職時にはてなアカウントを消してしまうと画像が消えてしまうことになります● この機能はブログ公開時に、ブログオーナーのアカウントに画像を再アップロードする機能で、トラブルを避けることができます● 法人向け有料プランを対象に、自動で画像をブログオーナーアカウントにアップロードし直す設定を追加しました
title要素、og:title指定機能● 記事が読まれるかどうかはタイトルの影響はかなり大きいです● はてなブログでは、ページ内に表示されるタイトル、title要素のタイトル、og:titleですべて別のタイトルを設定することが可能です● title要素は長すぎるとGoogleにより省略されるので28文字程度がベスト● og:titleは長くても問題ないので、詳しめに書いても問題ない。ハッシュタグを入れても良い● タイトルで大事なのは「読者の期待に応える」こと。期待を裏切る内容と異なるタイトルは❌
title要素、og:title指定機能● 編集サイドバー「編集オプション」内「高度な設定」から変更できます● 直近で「SEO・SNS向け設定」に名称を変更予定のためご注意下さい
記事本文末尾枠● ほとんどのユーザーは記事の終わりで離脱します● また、記事の終わりは署名やソーシャルボタンの登場で判断されることが多いです● 記事本文末尾枠は署名やソーシャルボタンの上に表示する枠で、記事終わりで離脱する前に情報を提供できます● はてなブログの記事本文末尾枠とそのSEO的価値について (寄稿:辻正浩) - はてなブログ開発ブログ 詳しくはこちらの記事を読んでいただけると良いかと思います
ブログタグ・企業技術ブログ集● ブログタグの指定で企業技術ブログ集の掲載トピックを指定することができます
サービスや企業についての紹介● これは機能の話ではありませんが…● 技術ブログを読んでいて、興味を持ってもどういう企業・事業かわからないことが良くあります● 少なくともサイドバーなどにリンクを置いていただけると良いと思います● 先程紹介した記事本文末尾枠を企業・事業紹介に振り切るというのもありかもしれません
サブディレクトリオプション● 有料の機能になります● 本体のサイトと同じドメインのディレクトリで展開することができます● SEOやアクセス解析などの点から利用はおすすめできますが、通常のプランと比較して高額になり、URLも変わることになりますので、既存の技術ブログの移行は様々な配慮は必要になるかなと思います● オンプレWordpressなどからの移行には非常にオススメです!● 【独自調査】SEOで成果を出しているHRテック系オウンドメディアの11個の特徴とは?(後編) - ミエルカマーケティングジャーナル● > 特徴その①サブディレクトリである
最後に個人的な体験について
Hatena DeveloperBlogへ投稿した● DeveloperBlogにいつかは書きたいと思っていたので記事を持ち込んだ● 社内でレビューしてもらえるのは嬉しかった● 反響もあって嬉しいし、会社の看板の下に情報を発信できるのも嬉しい