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Masashi
June 01, 2026
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Masashi
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Transcript
IT部門向け申請資料 Claude Code 企業導入ガイド 境界・作業領域・認証・管理設定の全体像 WSL2 利用申請のための技術解説 Anthropic サーバー 境界①
Windows 11 境界② WSL2 / Ubuntu 境界③ Sandbox
背景 Claude Code はエージェントとして動作する 他の AI ツールとは異なり、Claude Code は自律的にシステムを操作 します。
ファイルの作成・削除・書き換え プロジェクト内のソースコードや設定ファイルを直接操作する シェルコマンドの実行 ビルド・テスト・パッケージインストールなどを自動実行する ネットワークへのアクセス API 呼び出し・パッケージ取得などの外部通信を行う 「どこまで届くか」を 把握することが 企業利用の前提となる 適切な境界設計により、 業務上の重要情報を保護しなが ら 安全に活用できる。
3層の境界構造 内側に行くほど制御が強くなる Anthropic サーバー 認証確認・managed 設定の配信元。認証後 1 時間ごとにポリシーを 更新。 境界①
Windows 11 業務ファイル・OneDrive・レジストリ・資格情報・Outlook を保 護。Claude Code には基本的に見えない。 境界② WSL2 / Ubuntu Windows から独立した仮想 Linux 環境。Claude Code の動作場所。 プロキシ・ツールも独立管理。 境界③ Sandbox(bubblewrap) カーネルレベルの実行制限。書き込みはプロジェクト内のみ、通信は 許可ドメインのみ。 ~/projects/ Claude Code が操作できる唯一の領域。WSL2 の Linux ファイルシ ステム内に完全に閉じている。 Anthropic サーバー(クラウド) 境界① Windows 11(企業PC) 境界② WSL2 / Ubuntu ~/projects/ Claude Code の作業領域 境界③ Sandbox(bubblewrap)
境界の詳細 各境界の役割まとめ 境界① Windows 11 技術 OS 分離 守るもの 業務ファイル・資格情報マネージャ
ー・Outlook・レジストリ・OneDrive Claude Code からの見え方 基本的に見えない 境界② WSL2 / Ubuntu 技術 仮想 Linux 環境 守るもの Windows システム全体。プロキシ・ ツール設定も独立して管理 Claude Code からの見え方 ~/projects/ のみ操作 境界③ Sandbox(bubblewrap) 技術 カーネルレベル制限 守るもの WSL2 内のシステム領域・ネットワ ーク全体 Claude Code からの見え方 許可した範囲のみ
作業領域 作業領域:~/projects/ を使う やってはいけない /mnt/c/Users/... Windows ドライブを WSL2 経由でアクセスする場所。 —
ファイル I/O が遅く、開発ツールとの相性も悪い — 境界① を越えて Windows のファイルに触れてしまう可 能性がある — Sandbox の保護が機能しない 正しい作業領域 ~/projects/ WSL2 の Linux ファイルシステム内にある作業場所。 + I/O が高速で、Node.js・Git 等のツールと完全に互換 + 境界② によって Windows の業務ファイルに届かない + Sandbox(境界③)の保護が完全に機能する
認証 認証フロー:境界をまたぐ唯一の正規ルート 1 WSL2 内で claude コマンドを実行 2 Windows のブラウザが自動で開く
(WSL2 → Windows への正規の橋渡 し) 3 Team アカウントでログイン 4 Anthropic サーバーが認証を確認 5 managed 設定を Claude Code に配信 (セッション中 1 時間ごとに更新) 6 管理者ポリシーが適用された状態で動作開始 重要 ログイン前は managed 設定が一切適用さ れない。 起動後は必ず Team アカウントでログイン し、ポリシーが適用された状態で利用する こと。
管理者制御 managed 設定で管理者が制御できること 管理者がブラウザから設定 → 認証時に自動配信。個別インストールは不要。 設定カテゴリ 内容 権限モード auto
/ plan / acceptEdits / bypass の許可・禁止を一括制御 Sandbox 強制 サンドボックス必須化。未対応環境(Windows ネイティブ・WSL1)をエラーにする MCP サーバー 許可する MCP サーバーのみに制限。未承認ツール連携を防ぐ モデル指定 使用する Claude モデルをピン留め。バージョン管理に対応 コスト管理 グループ別の利用上限を設定。超過アラート・停止ポリシーを適用
境界③ Sandbox(境界③)が防ぐもの 対応環境 環境 対応 macOS 対応 Seatbelt(OS 標準) Linux
/ WSL2 対応 bubblewrap + socat WSL1 非対応 カーネル機能が不足 Windows ネイティブ 非対応 相当する仕組みが存在しない WSL2 での有効化 sudo apt install bubblewrap socat 防御する脅威 プロジェクト外へのファイル書き込み ~/projects/ 外へのファイル変更を物理的にブロック 許可外ドメインへのネットワーク通信 managed 設定で許可されたドメイン以外への通信をブロック npm postinstall などの野放し実行 パッケージインストール時に付随するスクリプトも同じ制限下で実行 プロンプトインジェクションによる意図しない操作 外部入力から誘導されたコマンドも、同一のカーネル制限が適用される
IT申請 IT 申請が必要なのは WSL2 の有効化のみ インストール対象 場所 IT 許可 理由
WSL2 + Ubuntu Windows 要確認 管理者権限が必要。企業ポリシーで禁止の場合あり Node.js WSL2 内 不要 WSL2 内の apt で完結。Windows 管理の範囲外 Claude Code 本体 WSL2 内 不要 WSL2 内の npm でインストール bubblewrap + socat WSL2 内 不要 WSL2 内の apt で完結 Git WSL2 内 不要 WSL2 内の apt で完結 VSCode Remote - WSL 拡張 Windows 不要 既存 VSCode への拡張追加のみ BIOS の仮想化設定(Intel VT-x / AMD-V)も必要です。企業 PC ではデフォルト有効の場合が多いですが、無効な場合は IT 部門へ の依頼が必要です。
セットアップ セットアップ概要 1 IT 部門に確認・許可取得 WSL2 利用許可の確認・BIOS 仮想化設定の確認 2 BIOS
の仮想化設定を確認 Intel VT-x / AMD-V が有効であることを確認 3 管理者 PowerShell で WSL2 インストール wsl --install で WSL2 + Ubuntu が同時にインストールされる 4 .wslconfig でメモリ上限を設定 Windows の他の業務アプリと共存するためにリソース制限を設定 5 Ubuntu 内でプロキシを設定 Windows の設定とは独立しているため、WSL2 内で別途設定が必要 6 Node.js → Claude Code をインストール WSL2 内の apt / npm で完結。IT 許可不要 7 Team アカウントでログイン ログイン後に managed 設定が自動適用される 8 bubblewrap + socat をインストール Sandbox が有効になり、境界③が完成する
IT部門への説明 IT 部門への申請ポイント Microsoft 公式の Windows 11 標準機 能 WSL2
は Microsoft が提供 する公式機能であり、 Windows 11 に標準搭載さ れています。サードパー ティ製品ではありませ ん。 作業領域は WSL2 内 に 完全に閉じている Claude Code の作業領域 は ~/projects/ のみ。 Windows の業務ファイ ル・レジストリ・資格情 報には基本的にアクセス できません。 管理者がポリシーを 一元制御できる Team プランの managed 設定により、権限モー ド・利用モデル・コスト 上限・MCP サーバー制限 を管理者がブラウザから 一括設定できます。 Sandbox でさらに ファイル・通信を制 限 bubblewrap によるカーネ ルレベルのサンドボック スにより、WSL2 内でも 書き込み先・通信先が厳 しく制限されます。