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Platform Engineeringの功罪 in DMM

jono
July 09, 2024

Platform Engineeringの功罪 in DMM

DMMプラットフォームはエンジニアが120名以上所属する開発組織であり、4年前からプラットフォームエンジニアリングに取り組んでいます。

4年間の成功体験とその裏に佇む課題についてお話ししました。

Platform Engineering Kaigi 2024 で使用したスライドです。
https://www.cnia.io/pek2024/sessions/89133451-1afe-479e-a4d5-1dc32efb32ba/

jono

July 09, 2024
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Transcript

  1. AWS を使うチームと GC を使うチーム が混在していた。 シンプルに構築するならどちらかに統一したいが... - AWS と GC

    で同じサービスが揃ってるわけではない - 移行コストもかかる ↓ クラウドの統一は現実的に難しい。 AWS/GCの既存のインフラを使える様に構成しないといけない。 背景: 既存インフラの制約
  2. GKE - マネージドなコンポーネント多 - “self managed fluentbit” の対応 - cluster-autoscaler

    の設定値に依存しな いノードのプランニング - GCの機能との連携 - GC-GKEでIAMの統制 - Cloud NATのポート設計 罪①: 当然EKSとGKEは別物 EKS - 構成可能なコンポーネント多 - cniの設定値や挙動の把握 - kube-proxyやcoredns等コアコンポーネ ントのバージョン管理 - AWS機能との連携 - AWS IAMと連携する為のyaml管理 - 他アカウントと連携にTransitGatway 開発者のインタフェースは共通化できても、 認知負荷や運用工数は全然共通化できない。
  3. Self-service. (中略) Users must be able to request and receive

    capabilities autonomously and automatically. This property is key to allowing a platform team to enable multiple product teams and scale as needed. CNCF Platforms White Paper “Attributes of Platform” 意訳すると 「必要な時に必要な機能がすぐ使えること」 - 開発チームはリードタイムを削減できる - プラットフォームはスケール性を高められる 背景: セルフサービス化
  4. エコシステムの共通化 - 組織として見た工数を最適化 - 改善を通じて全体の開発効率を底上げできる 開発チームもアプリケーション開発に注力できる - エコシステムの細部に関与しなくて良い - 追加のリードタイムも発生しない

    功: プラットフォームエンジニアリングの導入 AWS Well-Architected Framework 分離されたアプリケーションのエンジ ニアリングと運用 (AEO) および一元化されたガバナンスを備えたインフラ ストラクチャのエンジニアリングと運用 (IEO)