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Japan Technical Jamboree II#2 2024-03-08 Linux...

Japan Technical Jamboree II#2 2024-03-08 Linux Kernel LTS 勉強会はじめます

Linux Kernel LTS にまつわる課題を議論し、コミュニティに共有していこう。

Hirotaka Motai

March 08, 2024
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Transcript

  1. Linux Kernel どのバージョンを使っていますか? 1. mainline: 6.8-rc1 or later 2. stable:

    6.7.x 3. longterm: 6.6.x 4. longterm: 6.1.x 5. longterm: 5.15.x 6. longterm: 5.10.x 7. longterm: 5.4..x 8. longterm: 4.19.x 9. S-LTS: 6.1.x-cip 10. S-LTS: 5.10.x-cip 11. S-LTS: 4.19.x-cip 12. S-LTS: 4.4.x-cip 13. これ以外 14. 分からない 気にしていない
  2. Linux Kernel LTS 期間短縮 Corbet 氏が強調したように、このメンテナーの燃え尽き症候群は深刻な脅威をもたらします。 Linux の保守は主にボラ ンティア活動であり、2,000 人以上の開発者のうち、寄付金を支払ったのはわずか約

    200 人だけです。 ファズテスト、軽 微なバグの修正、貢献のレビューなど、メンテナの時間は際限なく要求され、大きな負担となります。 著名なメンテナーは崩壊を避けるために支援が必要だと警告しています。 Linux に依存している企業は、この重要なエ コシステムを維持するために経済的に還元することが自社の利益になる ことを認識する必要があります。 https://www.linuxjournal.com/content/linux-kernel-reduction-longterm-support の一部を機械翻訳 今後の大きな変更は、カーネル バージョンの長期サポート (LTS) が 6 年間から 2 年間に短縮されることです。 Corbet氏 は、古いカーネルブランチを無期限に維持するのは持続不可能であり、ほとんどのユーザーは新しいバージョンに移行し ているため、6年間サポートを続ける意味はほとんどないと説明しました。 サポート ライフサイクルの短縮について不満を言う人もいるかもしれませんが、実際には、 古いカーネルに対する修正を 常にバックポートすることがメンテナーの負担 となっています。 Linux カーネル開発者で Linux Weekly News の編集長である Jonathan Corbet 氏によると、Linux カーネルは、将来の開発と採用を 形作る大きな変更を経ています。Open Source Summit Europe 2023 で講演した Corbet は、最新の Linux カーネル開発に関する最 新情報と、今後の展望を垣間 見せました。
  3. Linux Kernel LTS 期間短縮 Open Source Summit Japan 2023 “Challenges

    Around Long-Term Kernel Maintenance - Sasha Levin, Google” より意訳 • https://ossjapan2023.sched.com/event/1Tyom/challenges-around-long-term-kernel-maintenance-sasha-levin-google • https://www.youtube.com/watch?v=m3Wiujcxc4k アップストリームから乖離すればするほど、安定したカーネル・ツリーに抱え込む技術的負債が増える。これは短期間であれば持続可能で すが、維持しようとしているカーネルが古くなればなるほど指数関数的に難しくなります。 この講演では、安定したカーネルを維持することの難しさの要因のいくつかを取り上げ、安定したカーネルが古くなるにつれて、それらの要 因がどのように難しさと複雑さを増すかを説明します。また、長期的な負担を軽減するための提案や、長期的なカーネルにおけるパッチの バックポートや技術的負債の削減に関するベストプラクティスについても説明します。 アップストリームは何千もの修正を取り込んでリリースされる。そこから週に1,2回LTSがリリースされる。〜〜 アップストリームにはFolioといったメモリページ機能が取り込まれている。古いLTSには存在しない。コードベースの差異がバックポートを難 しくする。古いLTSになればなるほど専門性が求められ難しくなる。テストでは、KernelCIといった良い取り組みがあるものの、製品環境での 結果フィードバックはありません。人々がどういった用途で使用しているかわからないし、返事がないのでどうすることもできません。〜〜  RCでのテストでは誰かがやってくれるだろうと傍観していませんか。望まない不具合が追加されてしまいます。10年間何もしなくて突然好転 することはありません。多くのユーザがいるアップストリームを作ることを望んで活動しています。アップデートを検討してほしい。メインスト リームを離れてパッチをバックポートするのは困難だし、テストするのも難しくなるし、そのカーネルからアップデートすることも難しくなりま す。〜〜 あなたがすべきことと言えば、まずテストです。LTSやRCのカーネルでテストしてみてほしい。次に、システム全体テストの結果をフィードバッ クしてほしい。私の環境で試してみたが上手く動作しなかった。これだけでも素晴らしいフィードバックです。問題なく動作しています。それは それで貴重です。〜〜
  4. Linux Kernel LTS 勉強会 はじめます • Linux Kernel LTSに対する課題を議論してカーネルコミュニティと共 有したい

    ◦ バージョンアップのとき、どうしてる/どうする? ◦ テストで見つけた不具合、どうしてる/どうする? ◦ Kernel関連活動、なにしてる/なにができる? • mini Jamboree (co-located) で開催してはどうか? ◦ メーリングリストつくる? ◦ Google Group?