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PHP5.3からPHP7.0へバージョンアップの裏側

Z.O.E.
February 21, 2018

 PHP5.3からPHP7.0へバージョンアップの裏側

PHPのバージョンアップをサービスの開発と並行して進めるためにどうやったかという話

Z.O.E.

February 21, 2018
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Transcript

  1. 池添 誠 / Ikezoe Makoto • 2015年、ウィルゲートに新卒入社(3年目) • 開発グループ プロダクトユニット所属

    • サグーワークスの開発からインフラまで担当 2 自己紹介 イメージキャラクター 「さぐる」
  2. 表の話 • バージョンアップした話 – Cake 1.3 → Cake 3.2 –

    PHP 5.3 → PHP 7.0 – ブログ記事 • http://tech.willgate.co.jp/entry/3582/
  3. どのように進めていったか 調査期間 自主利用 チーム 事業部 PHP 7.0へ • 書き換え箇所の調査 –

    破壊的変更の箇所 – 書き換えのコストがどれくらいあるか • 一括変換できるもの、できないものの洗い出し • 新機能の勉強
  4. どのように進めていったか 調査期間 自主利用 チーム 事業部 PHP 7.0へ • まず説得、一緒に闘う仲間を増やす –

    戦闘員を増やす • 一人で進めるのは大変!バージョンアップは骨が折れる仕事 • チーム全体で合意が取れてる状態にする – チームで円滑に進めるため • リニューアルに合わせてあげたいとリーダーに相談
  5. どのように進めていったか 調査期間 自主利用 チーム 事業部 PHP 7.0へ • 説得材料 –

    利便性(新しい技術) • Ex) isset 書かなくていい(`??` null合体演算子めっちゃ楽) – 技術的成長 • 最新バージョンに追従してる、イケてるエンジニア • バージョンアップの経験を得られる
  6. どのように進めていったか 調査期間 自主利用 チーム 事業部 PHP 7.0へ • 工数の確保 –

    安全にバージョンアップするために必要 – 受けた要望の開発は止めないように工夫して進めた – 日頃の関係性も大事
  7. どのように進めていったか 調査期間 自主利用 チーム 事業部 PHP 7.0へ • 説得材料 –

    事業部(サービス)に対するメリットを知ってもらう • 処理速度の向上、品質の担保(テストコードの導入) • ライブラリ導入の簡易化(composer 非対応だった)=開発速度の向上 – より良い開発環境 • サービスのブランディングにもつながる
  8. どのように進めていったか 調査期間 自主利用 チーム 事業部 PHP 7.0へ • バージョンアップ用環境と人員の確保 •

    Docker を用いて並行開発できるようにした • ブランチの管理 – master ブランチから派生したバージョンアップ用の new-master – master から new-master に定期マージして新機能の漏れを防止 • リリース直前の新機能開発は PHP 7.0 で開発
  9. バージョンアップして得られたこと • サービスの成長につながった – 開発速度UP – 新しい技術・知識の獲得 – ライブラリなどの対応状況 •

    達成感 – チームメンバー全員で協力してできた → 信頼関係 • 勉強会、LTなどのチャンス – 社外などでも登壇するチャンスの一つになった