弊社マスコットのマザーゆっくりと、チャットボットのこれから

「オープンソースカンファレンス2016 Hokkaido」スポンサーセッション

インターネットさえ繋がればどこにいても仕事が出来る時代。
業務に関するコミュニケーションは電話からメール、そして現在はオンラインチャットが主流になっているのではないでしょうか。
弊社もチャットベースの業務を行っていますが、そこで活躍しているのが「ボット」です。
様々な業務の手助けから、チャット上のムードメーカーに至るまで仕事をこなすボットについて、弊社で動くものも含め紹介します。

Transcript

1. 弊社マスコットのマザーゆっくりと、 チャットボットのこれから OSC Hokkaido 2016 InfininteLoop - Masaru Yamagishi
2. 自己紹介 名前 : 山岸 大(マサル) 年齢 : 0x19 趣味 : 言語 : 所属 : 2
3. https://www.infiniteloop.co.jp/blog/2016/04/laravel-5-1- lts-feature/ https://www.infiniteloop.co.jp/blog/2016/04/php7-0-all-rfc/ 3
5. 所在地 : サッポロファクトリー１条館３階 設立 : 2007年6月(満9歳) 人員 : 140名前後(絶賛募集中!) 業務 : ソーシャルゲーム開発, Webアプリケーション開発 5
6. 祝・仙台支社開設！ https://www.infiniteloop.co.jp/blog/2016/05/sendai-office/ 6
8. 仕事中の細かい連絡、 どうしてますか？ 8
9. 予定変更します 確認のお願い 雑談 日報 技術相談 リンク共有 レビューよろしく 帰りたい 議事録書いた 昼何食べる？ アンケートお願い 会議の時間です 外出します 今日の予定は? デプロイします 9
10. めんどい 10
11. めんどい 11
12. 見ない 12
13. チャット 13
14. これだ Thanks to . 14
15. チャットのいい所 1. 発言履歴 -> 後から見返せる 2. 場所を選ばない -> リモートワーク, 支社間交流, 外出時交流 3. 非同期 -> 都合の良い時に返信 4. 当人以外にも共有 -> 「秘密の仕様」が生まれない 15
16. チャットのいい所 1. 発言履歴 -> 後から見返せる 2. 場所を選ばない -> リモートワーク, 支社間交流, 外出時交流 3. 非同期 -> 都合の良い時に返信 4. 当人以外にも共有 -> 「秘密の仕様」が生まれない 16
17. 逆に 17
18. チャットの苦手な所 1. 情報量が少ない -> 誤解が生まれる 2. 相手の心の内が読めない -> 誤解が生まれる 3. 時間を吸収される -> チャットは悪魔 18
19. チャットの苦手な所 1. 情報量が少ない -> 絵文字や画像を使って表現を増やそう 2. 相手の心の内が読めない -> 気にしない 3. 時間を吸収される -> 気をつける 19
20. チャットの長短を 理解すべし 20
22. × 22
24. - 報告・連絡・相談 - 雑談 - 技術共有 24
25. × 25
26. ？ 26
27. × 27 http://www.jp.playstation.com/software/title/pljm80054.html
28. 「マザーゆっくり支配計画」 「マザーゆっくり支配計画」 28
29. 「マザーゆっくり支配計画」 今はまだチャットボット...。 × 29
32. ※1 : https://github.com/fujimoto/php-skype ※2 : https://github.com/gree/php-dbus PHPマザーゆっくり構成図 32
33. PHPマザーゆっくり構成図 ※1 : https://github.com/fujimoto/php-skype ※2 : https://github.com/gree/php-dbus 33
34. ▶ hubot 34
35. hubotマザーゆっくり構成図 35
36. マザーゆっくり機能 36
37. マザーゆっくりの使われ方 基本的に全社共通で利用する機能を搭載 = プロジェクト単位の機能は別のBOTを併用 37
38. Webスクレイピング 38
39. Webスクレイピング Webページに見に行くのめんどい ↓ チャットは常に画面に出てるからそこに出ればいい ↓ BOT機能化 39
40. :tenki 40
41. :jr 41
42. :eiga 42
43. 発声 43
44. ゆっくりはしゃべる 44
45. ゆっくりはしゃべる AquesTalk を利用して発声 - アラートの通知 - 予定の通知 - 朝の一言 - その他なんでもチャットを介して 45
46. https://www.infiniteloop.co.jp/blog/2013/02/yukkuritalk/ 46
47. ゆっくりがしゃべるまで 47
48. Google Apps 連携 48
49. Google Apps 連携 Google Apps 使ってる ↓ APIもあるし連携出来るだろう ↓ BOT機能化 49
50. :schedule その日一日の Google Calendar 内の予定を通知 朝9:30に社内連絡用の部屋に発言される 50
51. :lunch 51
52. :lunch 52
53. リマインダー 定時に発言して欲しい ↓ Google Spreadsheet に書いたら自動でゆっくりが発言してくれる機能をGASで 53
54. API化 54
55. チームBOT作るの面倒 チーム用の発言BOT作りたいけど、アカウントの用意とか面倒 ↓ マザーゆっくりが発言を代替してくれればいい ↓ 特定のHTTPエンドポイントにPOSTすると、それに合わせた窓・内容を発言してくれる 55
56. ゆっくりのAPI化 56
58. チームBOT 58
59. ChatOps (バズワード) 59
60. ChatOps? 開発・運用における共有されるべき操作(マージ・ビルド・デプロイ・通知・etc) をチャット上で完結させられるように、 BOTやインテグレーションを実装する開発・運用手法の１つ 60
61. ChatOpsの利点 - 操作のログが残る - 関係者全員に共有される - 共通インターフェースで操作出来る - 連携効果が生まれる 61
62. チームで使う外部サービス - バージョン管理(github, gitlab, subversion, …) - 資料作成(Google Spreadsheet, …) - 継続的インテグレーション(Jenkins, TravisCI, …) - デプロイ(Ansible, Docker, …) - アラート通知(Munin, NewRelic, …) 62
63. にBOTを 63
64. Integrate!! 64
65. 連携効果 65
66. 連携効果 - チーム共通インターフェース - 属人性の排除 => 全員見れて、全員操作出来る - 統一されたインターフェース - 一箇所での入力 => 全ての外部サービス - 全ての外部サービスの出力 => 一箇所のチャット 66
67. 実例 67
69. BOTのつくりかた 69
70. 1 2 3 70
71. hubot 71
72. https://github.com/github/hubot/ 72
73. hubotの構造 73
75. yo hubot 75
76. bin/hubot --adapter shell scripts/example.coffee を試しに利用する 76
77. アダプタの設定 hubotを利用したいチャットサービスのアダプタを探す(大体ある) - hubot-slack - hubot-chatwork - hubot-gitter2 - skype(後述) - ... 77
78. hubot-slack 78
79. SlackにBOTを登録 79
80. SlackにBOTを登録 80
81. SlackにBOTを登録 81
82. SlackにBOTを登録 82
83. Slack BOTを起動 83
84. @mybot ship it 84
85. スクリプトの追加 `scripts/example.coffee` を参考にやりたいことを scripts に追加していくだけ - HTTPサーバ化 - cron定期実行 - アダプタ以外のAPIを叩く - Webスクレイピング - etc node.jsで出来ることは何でも出来る 85
86. 公式スクリプト 公式のスクリプトが100以上 https://github.com/hubot-scripts - trello - redif - auth - youtube - google-translate - github-repo-event-notifier - hearthstone - ... 86
87. 非公式スクリプト 87
88. forever - hubot はフロントエンドプロセスで動く - デーモン化が必要 - `npm install --global forever` - `forever start bin/hubot --adapter shell` - バックエンドで動く・プロセス死亡時自動リスタート 88
89. heroku Platform as a Service(PaaS) である heroku にデプロイでも楽 89
91. チャット周辺環境の 変化 91
92. チャットサービス 高機能化 92
96. チャットサービス API 96
97. あれ... 97
98. API…? 98
101. ビジネス向けBOT 101
102. LINE BOT https://business.line.me/ja/products/4/introduction 102
103. Messenger platform https://developers.facebook.com/docs/messenger-platform 103
104. Microsoft Bot Framework https://dev.botframework.com/ 104
105. BOT for business 自然言語処理・機械学習との連携が注目されている - 会話感覚で注文出来るようになる - 個人に最適化したサジェスト 105
106. BOTのこれから 106
107. SNS BOT 107
108. SNS BOT - Twitter - Facebook - LINE - Instagram - … どこにでもBOTがいて、人間のアカウントと変わらずタイムラインに人格を持って住む 108
109. Business BOT 109
110. Business BOT - ChatOps - 業務効率化用自動作業 BOT - チャットルームの雰囲気作り - 一人の人間のように振る舞う - 通販購入のサポート - 「こういうのが欲しい」と BOTに言うと、サジェストしてくれる - リアルタイムサポートデスク - 質問を認識し答えてくれる 110
111. Personal BOT 111
112. Personal BOT 自分の端末に、自分の行動をサポートしてくれるヘルパーAI もういる(Siri, Cortana, OK Google) 他にIoS連携してみたり 112
114. まとめ - InfiniteLoop にはマザーゆっくりBOTがいて色々してくれる - BOT 利用シーンが急増している - LINE, Microsoft, Facebook も始めた - BOT は生活必需品 - 個人でも会社でも - 一人の「人間」のように振る舞う - 愛着が湧いてくる - 利用する人間によって特徴も変わっていく？ - 元々「ROBOT」なので、ROBOTと共に進歩していく 114
115. 社員募集中 現在インフィニットループでは、エンジニアを募集しています
116. 社員募集中 現在インフィニットループでは、エンジニアを募集しています - PHPを用いたWebアプリケーション開発 - iPhone, Androidアプリケーション開発 - JavaScriptを用いたアプリケーション開発 - Linuxサーバ構築、保守 - ゲーム企画
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