iOS EDC 2013: D10

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2 日本オラクル株式会社 Fusion Middleware事業統括本部ビジネス推進本部製品戦略部マネジャー井上憲 Fusion Middleware事業統括本部ソリューション本部インテグレーションソリューション部プリンシパルセールスコンサルタント西川彰広エンタープライズ・モビリティ - 企業システムのモバイル対応 -

3 以下の事項は、弊社の一般的な製品の方向性に関する概要を説明するものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、いかなる契約にも組み込むことはできません。以下の事項は、マテリアルやコード、機能を提供することをコミットメント（確約）するものではないため、購買決定を行う際の判断材料になさらないで下さい。オラクル製品に関して記載されている機能の開発、リリースおよび時期については、弊社の裁量により決定されます。 OracleとJavaは、Oracle Corporation 及びその子会社、関連会社の米国及びその他の国における登録商標です。文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

4 Agenda  企業におけるモバイル活用の現状  Oracleのアプローチ  ケーススタディ・事例  ADF Mobile  まとめ

5 企業におけるモバイル活用の現状

6 Your own footer Your Logo 74%の企業が何らかの形でBYOD を認めている 2015年までにモバイルアプリケーション開発プロジェクトとPCプロジェクトの件数比は4:1に社内ネットワークにアクセスしているデバイスを「完全に認識」できているのは10%に満たない Source: Forbes: Mobile Business Statistics For 2012 Mobile Computing

7 企業内アプリケーション Fusion Middle ware モバイルデバイス従業員 3,000名 - 内1/3 がモバイル利用者 200を超すアプリケーションを順次公開システム統合  顧客価値向上のためにも、顧客の前でモバイルで操作させたい（情報操作のリアルタイム性）  開発フレームワークの利用により、モバイル固有のインターフェースを8週間で実装  API化したE-Business SuiteのインターフェースをSOAを介して利用することで、既存システムを利用した社内システム連携  Javaセキュリティを利用してiPad利用者からのアクセス管理とデータセキュリティを担保 Nothumbrian Water社社内承認システムのモバイル化ユーザー事例：

8 ③モバイルセキュリティの担保  アクセスセキュリティ  データセキュリティ  デバイス/アプリケーション管理 ①モバイル固有要件への対応  モバイルユーザインターフェースへの対応  マルチデバイス  オフライン利用 ON PREMISE パッケージカスタムアプリケーションクラウドマルチチャネルセキュリティ開発デプロイ連携/統合管理 ORACLE MOBILE PLATFORM ②既存システム機能の再利用  既存システムサービス化  プロトコル変換  セキュリティ連携 Oracle Mobile Platform 既存IT投資を最大限利用するためのミドルウェアプラットフォーム

9 Oracleのアプローチ ①モバイル固有要件への対応モバイル固有機能の簡単開発を実現する開発フレームワーク

10 課題：モバイル固有要件への対応にコストがかかる ①利用機能要件にあわせたユーザーインターフェース ②BYOD推進のためのマルチプラットフォーム対応 ③利用範囲拡大のためのオフラインでの利便性向上社内システム ①単純なブラウザアプリでは使いづらい ②iOS, Andoroid への個別対応 ③社内システムとの事後的な同期 ON PREMISE パッケージカスタムアプリケーションクラウド

11 モバイル Web アプリ (Safariでの見え方) Web アプリ  デバイスブラウザでオンラインアプリにアクセス  ローカルのストレージとデバイス機能へのアクセスはブラウザに依存  コードの再利用性は高い  マルチデバイスに展開可能ネイティブモバイルアプリ  デバイス上にアプリをインストールし、実行  特定のモバイルプラットフォームとフォームファクタに最適化  ローカルのストレージとデバイス機能(カメラ, GPS等)に直接アクセス  コードの再利用は難しい  スキルの再活用は難しいハイブリッドモバイルアプリ  デバイス上にアプリケーション・コンテナをインストールし、その上で実行  特定のモバイルプラットフォームとフォームファクタに最適化  ローカルのストレージとデバイス機能に直接アクセス  コード再利用と移植は容易ネイティブアプリ (iOS) 解決方針：既存資産の流用と低コストでの追加開発既存Web資産を利用しながら、モバイル固有要件を開発ツールで対応

12 Oracleのアプローチ ②既存システム機能の再利用サービス連携基盤による既存資産のサービス化

13 課題：既存アプリケーションのモバイル対応にコストがかかる ①既存機能のコンポーネント化 ②モバイルが利用するプロトコル対応 ③モバイルと社内システムとの情報可視化範囲の差分 ④社内データへの高速アクセス在庫チェック与信確認生産指図オーダー発注顧客参照 ON PREMISE パッケージカスタムアプリケーションクラウド ②JSON/REST, SOAP, JMS … ①開発者が利用しやすい形での機能提供 ③モバイル上では全ての顧客データを参照させたくない ④利用者/デバイス増加時の負荷を考慮したい

14 在庫チェック与信確認生産指図オーダーチェック顧客参照 Integration Infrastructure アプリサービス群サービス連携基盤 RESTful API/SOAP ON PREMISE パッケージカスタムアプリケーションクラウド解決方針：モバイルサービス連携プラットフォーム  標準技術ベースで、既存システムを統合・再利用 – SOAテクノロジの利用により、既存資産をサービス化 – ミドルウェア層でのデータスクリーニングによる転送負荷の削減 – ミドルウェア利用によるモバイル対応のための複数プロトコル変換 – セキュアなデータアクセスの実現エンタープライズおよびモバイルデバイス間でデータやサービスを統合

15 Oracleのアプローチ ③モバイルセキュリティの担保モバイル利用のライフサイクルを考慮した、包括的な情報保護

16 •デバイスセキュリティ - デバイス内のデータ保護 •デバイスのライフサイクル - ホワイトリスト/ブラックリスト /紛失デバイスの管理 •モバイル上のアプリケーション管理 •ネイティブモバイルアプリとモバイル Webの統合 •アクセス管理、認可、不正検知 •XSS, DoS 攻撃の回避 •アクセス管理、認可、不正検知 •iOS、Androidのサポート Device Security Access Security 課題: モバイルの利便性を高める認証・認可方式と社外利用されるというデバイス特性に対応できるか

17 インターネット悪意を持ったユーザ盗んだID・パスワード Web アプリ共通化文書管理システム経理サービス人事サービスメールサービスパートナー企業用ディレクトリ複数ID対応（仮想統合）社員ID用ディレクトリ SSO 認証連携 1 セキュリティ強化（なりすまし対策） 2 3 クラウドサービス Web ブラウザスマホマルチデバイス対応 4 利用者解決方針：モバイルアクセスセキュリティ利用者の利便性を向上し、不正アクセスから情報を守る

18 解決方針：モバイルデバイスセキュリティデバイスにダウンロードしたデータの保護、盗難・紛失対策 ADF Mobile  オフライン時に利用するデータベース(SQLite)には、データを暗号化して格納  SQLiteから直接データを取得してもデータは露見しない Oracle Adaptive Access Manager (OAAM) でステータス（紛失/ブロック済み）を設定 • 接続要求があると、Oracle API Gatewayで接続拒否 • SDKを組み込んだアプリケーションに対し、Wipe Outの指示を発行 WebCenter Contentなどのモバイルアプリケーション  認証がない限り利用できない  コンテンツは他のアプリケーションから取得不可盗難・紛失時のデバイスやアプリケーション、データの保護デバイスにダウンロードしたデータの保護

19 ケーススタディ・事例

20 参考顧客事例 B to C, B to E から B to B までモバイル利用の範囲は拡大コンシューマ向けでの利用従業員向けでの利用 B to Bでの利用 • 顧客へのセルフサービス提供による経験価値向上 • 社内業務の持ち出しによる業務プロセスのリードタイム削減 • 取引先の利便性向上による、競争優位の確立 iPhone向けの駐車場利用状況参照アプリケーション建築認可依頼のための顧客向けセルフサービスポータルストアマネジャー利用の店舗管理ツールの提供 EBS, Siebel など複数業務横断のモバイルアプリホテル事業者向けにモバイルホテル管理ソリューションを提供旅行業界のパートナー向けに旅客情報サービスを提供

21  年間11万件を超すオンライン認可承認処理  40を超す異なるプラットフォーム上のアプリケーションの利用  業務上のルール変更を業務ユーザに意識させないモバイルサービスの提供  SOAによるエンドポイントサービスの仮想化とADFの利用によるセルフサービスポータル構築ロサンゼルス市建築安全局モバイル認可処理依頼システムユーザー事例：

22 ロサンゼルス市建築安全局：モバイルアーキテクチャ Webインターフェースモバイルインターフェース ADF モバイルアプリケーション ADF Web アプリケーション GIS ポートレット ID 管理 Webサービス連携 ArcGIS ESRI Map サービス Microsoft Active Directory 料金サービス/ 政府機関サービスハードウェア Content Server Database Server コンテンツ管理ミドルウェアデータベースサーバー連携ミドルウェアコンテンツ管理地理情報/ データベース

23  開発: クロス・プラットフォームとマルチチャネル、マルチデバイスアプリ開発  統合: 社内とモバイルデバイス間でデータとサービスを統合  セキュア: 企業アプリとモバイルアプリのすべてのレイアで情報をセキュアにオンプレミスパッケージアプリケーションカスタムアプリケーションクラウドマルチチャネルネイティブ、WEB、ハイブリッドセキュア開発展開統合管理 ORACLE モバイルプラットフォーム Oracle モバイルプラットフォーム既存IT投資を最大限利用するための開発・実行環境の提供

24 ADF Mobile

25 Oracleのモバイル戦略  モバイル、デスクトップで共通に利用可能なプラットフォームを提供  これまでの開発スキル（Java、Webアプリケーション）やツールを活かし、モバイルアプリケーションの開発を実現  開発サイクル、コストの最小化  既存エンタープライズ・アプリケーションやデータをモバイルに展開  複数のチャネル、複数のプラットフォームをサポートモバイル開発をシンプルに ORACLE MOBILE APPS ORACLE APPLICATION DEVELOPMENT FRAMEWORK ISV / CUSTOM APPS

26 Oracle ADF Mobile  各プラットフォーム上で動作するアプリケーションコンテナ – ネイティブアプリケーションとしてインストール可能 – デバイス機能の利用が可能 – プッシュ通知のサポート  業務ロジックやデータモデルはJavaで記述  UIはHTML5、JavaScript、CSSベース  暗号化した上でデータをSQLiteに保存  OracleのID管理ソリューションとの連係マルチプラットフォーム対応のフレームワーク

27 Oracle ADF Mobile  宣言型・ビジュアル開発  Apple Xcode およびAndroid SDKとの統合  プラットフォームを抽象化、一貫したツール群で開発 – コンポーネントベースのUI開発 – タスクフロー – データコントロール – パッケージ – デプロイ、デバッグ… 統合開発環境（JDeveloper）

28 デバイス機能 Device Native Container アーキテクチャ Cordova Webビューサーバー HTML ADF Mobile AMX View Java VM 業務ロジック ADFモデルサーバーが生成するHTML モバイル SOAP & RESTサービスローカル HTML HTML5 & JavaScript Presentation 構成サーバー ADFコントローラ暗号化済み SQLite DB アプリの構成サーバー／クラウド JDBC プッシュ通信サービス Apple Push Notification Google Cloud Messaging Push Handler サーバー、クラウド資格証明の管理 SSO、アクセス管理・制御 Oracle ID管理ソリューション（Identity Manager, Identity and Access Manager) SQLite

29 User Interface  ローカルAMX (ADF Mobile XML) – JSFに類似 – 実行時にデバイス上でHTML/JavaScript を生成  リモートURL – 任意のサーバーサイドHTML（一般的な Webアプリケーションと同じ）  ローカルHTMLファイル – 任意のHTML5フレームワークで開発したもの 3種類の方式

30 User Interface データ可視化コンポーネントの例カルーセルテーママップリストビューグラフ地図基本コンポーネントフォームゲージ

31 User Interface  タスクフロー – バインドタスクフロー  ページフローを再利用可能  モジュラーアプリケーション – バインド無しタスクフロー  再利用できない  個々のページは共有利用可能  ViewControllerプロジェクト毎に 1個  プログラム的な制御も可能ナビゲーション（ページの遷移）

32  様々な機能でページフローを共有し、再利用可能  Managed Beansを特定のフローに制限  メンテナンス性向上のためにコードをモジュール化バインドタスクフロー User Interface ナビゲーション（ページの遷移）バインドタスクフローを呼び出すAMXページ（Return.xml）

33  幅を持たせ、引き出せるように設定  デフォルト設定（右側の図）でも、カスタム機能を使うことも可能（左側の図）  デフォルトのトグルボタンの表示・非表示を選択可能  カスタムブランディング、グローバル検索、グローバルコンテンツの配置など（オプション） Springboard User Interface ナビゲーション（画面操作）

34  各プラットフォームのネイティブUIを利用  当然ながら、“More”もある  インスタント・ワンクリックアクセスを提供  トグルボタン（iOS）やメニューアイテム（Android）を有効化して、ナビゲーションバーを表示・非表示 Navigation Bar User Interface ナビゲーション（画面操作）

35 データアクセスバックエンドシステムとの連係シナリオオンラインで Read/Write • 常時接続 • 同期不要キャッシュをRead オンラインでWrite • キャッシュから読み込み • 直接書き込み • 同期不要キャッシュをRead オフラインでWrite • キャッシュから読み込み • 書込みデータをトランザクションとしてローカルに保持 • サーバーにアップロード完全同期 • 全てのデータをデバイスに同期 • 書込みデータをトランザクションとしてローカルに保持 • サーバーにアップロード

36 データアクセス Bean DataControl Service Objectパターンサービスオブジェクト • CRUD操作のためのJavaクラス • データコントロールインターフェースでラップ • Getterでデータオブジェクトの配列を返す • Invokes SOAPもしくはRESTデータコントロールを呼び出し、サーバーからデータを取得する • UI上のバインディングにアクセスしないデータオブジェクト • オブジェクト属性を保持するための Javaクラス • コレクションの単一行 • 複雑なオブジェクト階層を形成する場合、他のデータオブジェクトのサブコレクションを含むことがある • UI上のバインディングにアクセスしない

37 暗号化済み SQLite DB ADFモデルサービスオブジェクト Data Bindings SOAP/REST-XML Webサービス Data Control JDBC AdfmfJavaUtilities invokeDataControlMethod RestServiceAdapter REST-JSON SOAP/REST-XML AMX UI Data Control データアクセス Bean DataControl Service Objectパターン

38 アクセスコントロールとセキュリティ  認証 – Oracle IDM製品との統合 – オフライン認証 – 機能間でのSingle Sign-on  アクセスコントロール – ロールベースのアクセス制御  暗号化 – 資格証明ストア – ローカルデータ – 通信チャネル

39 アクセスコントロールとセキュリティ  Oracle Access Management Mobile and SocialのAPIをサポート  モバイルアプリケーションのSingle Sign-on  デバイスの“Finger-printing”と登録  デバイス・ブラックリスト/ホワイトリストの識別  ソーシャルIDでのログイン  User Profile Servicesのためのディレクトリインターフェース（RESTベース）  SSO/SAML/トークンベースの認証より進んだセキュリティ機能

40 まとめ

41  開発: クロス・プラットフォームとマルチチャネル、マルチデバイスアプリ開発  統合: 社内とモバイルデバイス間でデータとサービスを統合  セキュア: 企業アプリとモバイルアプリのすべてのレイアで情報をセキュアにオンプレミスパッケージアプリケーションカスタムアプリケーションクラウドマルチチャネルネイティブ、WEB、ハイブリッドセキュア開発展開統合管理 ORACLE モバイルプラットフォーム再掲：Oracle モバイルプラットフォーム既存IT投資を最大限利用するための開発・実行環境の提供

42 参考資料

43 ADF Mobile – 日本語 http://www.oracle.com/technetwork/jp/developer-tools/adf/overview/adf- mobile-098852-ja.html – 英語 http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/adf/overview/adf- mobile-096323.html – サンプル http://www.oracle.com/technetwork/developer-tools/adf/adf-mobile- samples-1865088.html – ブログ（英語） http://blogs.oracle.com/mobile/ Oracle Technology Network

44 Oracle ADFコミュニティ http://oracle.com/ADF @jdeveloper /jdeveloper ADF Insider ADF Architecture JDeveloper

45 ご質問・ご相談等ございましたら、終了後もお受けしております 0120-155-096 （平日9:00-12:00 / 13:00-18:00） http://www.oracle.com/jp/direct/index.html 各種無償支援サービスもございます。 Oracle Direct 検索 Oracle Direct あなたにいちばん近いオラクル

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