Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
AI時代の理解アプローチ
Search
issei1213
September 11, 2026
0
0
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
AI時代の理解アプローチ
issei1213
September 11, 2026
More Decks by issei1213
See All by issei1213
Compound Pattern紹介
issei_miura
0
1
SolidでLeacTion!をリプレイスしてみた!
issei_miura
0
1
コンポーネントテストの戦略について
issei_miura
0
0
Featured
See All Featured
Mozcon NYC 2025: Stop Losing SEO Traffic
samtorres
1
580
Introduction to Domain-Driven Design and Collaborative software design
baasie
1
1k
Ecommerce SEO: The Keys for Success Now & Beyond - #SERPConf2024
aleyda
1
2.2k
The untapped power of vector embeddings
frankvandijk
2
1.9k
Gemini Prompt Engineering: Practical Techniques for Tangible AI Outcomes
mfonobong
2
590
Leadership Guide Workshop - DevTernity 2021
reverentgeek
1
400
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
38
3.1k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
35
2.9k
The B2B funnel & how to create a winning content strategy
katarinadahlin
PRO
1
570
Let's Do A Bunch of Simple Stuff to Make Websites Faster
chriscoyier
508
140k
Max Prin - Stacking Signals: How International SEO Comes Together (And Falls Apart)
techseoconnect
PRO
0
490
Self-Hosted WebAssembly Runtime for Runtime-Neutral Checkpoint/Restore in Edge–Cloud Continuum
chikuwait
0
890
Transcript
AI時代の 理解アプローチ 自分なりの理解を置き去りにしない、タスク分割と自己レビュー ひなたいLT会#2「AIなんでも持ち寄り会」 2026年9月11日 三浦 壱生
自己紹介 三浦 壱生 KDDIアジャイル開発センター / ソフトウェアエンジニア X: @abIOELEsEfu6Os0 住んでいる場所 宮崎県
延岡市 最近読んだ本 エンジニアリング組織論への招待
アジェンダ 1 理解を落としたときの失敗談 2 主張 3 やり方 4 それでも理解に時間を使う理由 何が起きたか
/ なぜ起きたか 理解が追いつく大きさに分割し、自己レビューを2段にする 仕様 / 分割 / 実行 / PR自己レビュー / レビュー依頼 の5ステップ やってみた実感とまとめ
いま自分が出しているPR、 全部説明できますか。 私は答えられなかった
何が起きたか 仕様駆動開発で進めていた。計画書と仕様ドキュメントが増え、生成されたコードも大量になった。 理解できないままタスクを進めた 出てきたコードを読み切らずに、次のタスクへ進んでいた 把握していない箇所に、コメントが返ってくる 自分が書かせたコードなのに、指摘に答えられない 理解できていない感じが、気持ち悪かった
なぜ起きたか 1 2 分割の単位を AI の生成能力に合わせていた。自分の理解速度 が、分割の条件に入っていなかった。 分からないまま次のタスクに進んでいた。見逃していた側だっ た。 分割の単位を間違えていた
理解できていない状態を放置していた
見逃していた側だった 自分が理解できてない状態を絶対に 見逃さず、会議でも打ち合わせでも 時間をかけて「理解できていない」 点を解決する 牛尾剛『部下としてのAI 世界一流エンジニアの進化術』P34 私は分からないまま次のタスクに進んでいた。見逃していた側 だった。
主張 PBIを、理解が追いつく大きさのサブタスクに 分割する 自己レビューは2段。 サブタスク単位は小さく繰り返し、PR提出単位に 時間をかける
やり方 1 仕様を詰めきる 2 自己レビューできる粒度でサブタスクに分割する 3 サブタスクを実行し、自己レビューを繰り返す 4 PR提出単位で自己レビュー 5
レビュー依頼 詰めきるまでコードを書かせない 分割案はAI、採否は自分 小さく、短く回す ここに時間を使う どこを指摘されても答えられる状態で出す
やり方の流れ 1 仕様を詰めきる 2 サブタスクに 分割する 完了条件が曖昧なら 1 に戻る(仕様の問題)/言えない なら分割し直す(粒度の問題)
3 4 サブタスク単位は小さ く、短く繰り返す 時間を使うのはここ。どこを指摘されても答えられる状 態で出す 実行し、 自己レビュー PR提出単位で 自己レビュー 5 レビュー依頼
1 仕様を詰めきる 1 いまここ 仕様を詰めきる 2 サブタスクに 分割する 3 実行し、
自己レビュー 詰めきるまでコードを書かせない grilling スキルで、AI に質問攻めにさせる 仕様の穴を先に潰すと、後段の分割と完了条件がぶれない ここで手を抜くと、完了条件が曖昧になる 分割も自己レビューも成り立たない 4 PR提出単位で 自己レビュー 5 レビュー依頼
2 自己レビューできる粒度に分割する 1 仕様を詰めきる 2 いまここ サブタスクに 分割する 3 実行し、
自己レビュー 分割案を出すのはAI、採否とやり直しは自分 サブタスクと完了条件をまとめて出させる サブタスクは、完了条件を自分の言葉で確認できるか 「満たされたことをどう確認するか」を自分で言えるかどうかで判断する 確認方法を言えるなら、そのまま通す 粒度は理解に追いついている。そのまま実行に移る 4 PR提出単位で 自己レビュー 5 レビュー依頼
3 実行し、自己レビューを繰り返す 1 仕様を詰めきる 2 サブタスクに 分割する 3 いまここ 実行し、
自己レビュー 見るのは、完了条件を満たしたかだけ 1サブタスクずつ実行し、終わったらその場で自己レビュー 小さく、短くループする タスクごとにセッションをクリアにする 前の文脈が残ると、AI が違う挙動をすることがある 1サブタスク=1セッションで区切る 4 PR提出単位で 自己レビュー 5 レビュー依頼
4 PR提出単位で自己レビュー 1 仕様を詰めきる 2 サブタスクに 分割する 3 実行し、 自己レビュー
4 いまここ PR提出単位で 自己レビュー 5 レビュー依頼 レビューを依頼する前に、PR全体を自分で通して読む 時間はここに使う 合格条件は「なぜこうした?」に説明できること 最低ライン : スクラムマスターやPOに説明できる 目指すライン : エンジニアに説明できる 説明できるを基準にする理由 : 「学ぶために教えること」— 教えようとすると、分かっていないところが自分に見える(『シンプリシテ ィ』P47) 説明できないら、徹底的に理解に努める AIに説明をして合っているかを確認する 図やフロー中心で説明する自作スキルで、解説HTMLに書き起こして理解を促進する
5 レビュー依頼 1 仕様を詰めきる 2 サブタスクに 分割する 3 実行し、 自己レビュー
どこを指摘されても答えられる状態で出す 冒頭の問いに、いまは答えられる 失敗していたときとの違い 分割の基準 : AI の生成能力 から 自分の理解速度 へ 自己レビュー : やっていない から サブタスク単位+PR単位の2段 へ 4 PR提出単位で 自己レビュー 5 いまここ レビュー依頼
それでも理解に時間を使う理由 地味だし時間はかかる。そのかわり腹落ちした感覚になり、どんな質問が来ても答えられる状態になる。 1 2 3 理解に時間を使うことで、その後の仕事の加 速度と応用範囲が高まる。 一番理解できている内容は、説明のたびに調 べ直さずに済む。結果として時間を効率よく 使えた。
実装方針が変わったとき、後続のサブタスク を捨てられる。先にまとめて作り込んでいた ら捨てられない。 後の仕事が速くなる 『部下としてのAI』P87 説明責任を果たせる 捨てられるようになる
職場にも別の対策をしている人がいる 仮説と答えの差分を測る AI に投げる前に、自分の実装方針を先に書き出す 出てきた答えとのズレが、そのまま理解が足りない箇所になる CLAUDE.md で学習モードと実装モードを切り替える 学習モード : 答えを出させず、問いと解説で伴走させる
実装モード : 手を動かさせる。切り替えを明示的に宣言する ドメインを深めるための勉強会 チームで業務ドメインを読み合わせる場を作る 結局、ドメイン理解はコミュニケーションでしか解決できないという結論になった
まとめ 今回のやり方がベストだとは思っていない。理解の落としど ころは人それぞれ 理解について、一度立ち止まって考えてほしい 理解と学習に対する自分なりの最適解を見つける そこへ近づくやり方を探し続ける
参照リソース 1 部下としてのAI 世界一流エンジニアの進化術 2 シンプリシティ 牛尾剛 / 文藝春秋, 2026-06-11
— 引用: P34, P87 Dave Thomas / オライリー・ジャパン, 2026-06-02 — 引用: P47