Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Sign up for free
Menu
Search
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Features
All features
Private URLs
Password Protection
Custom URLS
Scheduled publishing
Remove Branding
Restrict embedding
Deck Collections
Notes
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Explore
Featured decks
Featured speakers
Programming
Technology
Storyboards
Pricing
Search
Sign in
Sign up for free
OpenClawで回す組織運営
Search
Kazuto Kusama
March 05, 2026
Technology
1.4k
3
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
OpenClawで回す組織運営
とあるクローズドのOpenClaw勉強会で話した資料です
Kazuto Kusama
March 05, 2026
More Decks by Kazuto Kusama
See All by Kazuto Kusama
AIで開発は速くなったのに、なぜ現場は楽にならないのか 〜あなたの組織のボトルネックを突き止めるワークショップ〜
jacopen
1
410
趣味でイベント配信をやっている者だ
jacopen
1
62
自宅LLMの話
jacopen
2
1.3k
プラットフォームエンジニアリングはAI時代の開発者をどう救うのか
jacopen
9
6.1k
SREの仕事を自動化する際にやっておきたい5つのポイント
jacopen
6
1.7k
AI時代のインシデント対応 〜時代を切り抜ける、組織アーキテクチャ〜
jacopen
4
520
AI時代の開発とPlatform Engineeringについて考える
jacopen
0
340
AI によってシステム障害が増える!? ~AI エージェント時代だからこそ必要な、インシデントとの向き合い方~
jacopen
4
470
インシデント対応に必要となるAIの利用パターンとPagerDutyの関係
jacopen
0
520
Other Decks in Technology
See All in Technology
12 個 Tool と、 4,096 Token
hlum
0
130
しろおびから始める!ログ活用の第一歩
shumei_ito
0
890
生成AIを使って「人が」考える技術 ― AI時代の人機共想と実践ノウハウ|UNITT AC2026
ishiirikie
0
580
実践!Cloud Run ハンズオン!! / Cloud Run handson
y0hgi
0
200
継続的なAIコスト最適化
bgpat
1
280
実体験から学ぶ分析エージェントの開発と運⽤
recruitengineers
PRO
8
2.1k
SREでアラート疲れを 解決しよう!
kairim0
1
220
オンラインゲームのシステム全体像 - コロプラ 2026年度 新卒研修
colopl
0
1.1k
ビジネスを止めない技術的負債の返済のための戦略とその手法 - 技術的負債と向き合う / Complexity and Simplicity
soudai
PRO
3
690
USB PDを使ってスマホを労わりたい
raspython3
0
160
宣言型部分更新は何を解決しどこへ向かうのか
shuta13
0
310
組み立てて楽しむ AWS Blocks 入門
kmiya84377
0
230
Featured
See All Featured
Game over? The fight for quality and originality in the time of robots
wayneb77
1
300
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
31
3.4k
Side Projects
sachag
456
43k
How to Grow Your eCommerce with AI & Automation
katarinadahlin
PRO
2
320
SEO for Brand Visibility & Recognition
aleyda
0
4.8k
Evolving SEO for Evolving Search Engines
ryanjones
0
320
Leading Effective Engineering Teams in the AI Era
addyosmani
9
2.7k
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
16
2.2k
Lightning talk: Run Django tests with GitHub Actions
sabderemane
0
300
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
50
10k
Large-scale JavaScript Application Architecture
addyosmani
516
110k
From π to Pie charts
rasagy
1
400
Transcript
OpenClawで回す 組織運営
Kazuto Kusama @jacopen Product Evangelist @PagerDuty Japan Organizer @Platform Engineering
Meetup Founder @Cloud Native Innovators Association
いろんな組織を回しています • EMTEC (ITイベント特化の動画配信チーム) • クラウドネイティブ会議 (技術カンファレンス) • 自鯖缶 (技術カンファレンス)
これらすべてで、OpenClawを活用しています
先に結論 • 今後、新たに組織運営を始めるときはOpenClaw、ないしは それに準ずるAmbient Agentを入れておくと捗る • 常にAIがそこに居ることにより、新たな道がひらける
None
イベント運営はやることが多い • メンバー集め • スケジュール作成 • タスク管理 • SNS •
ブログ • スポンサー集め • スピーカー集め • 参加者集め • プロジェクト管理 • 定例ミーティング • メンバーへのタスクアサイン • 会場設計 • 催し物の企画 • 会場設計 • ノベルティ作成 • etc…
組織運営の悩み • 命令指示系統の構築 ◦ そこに報酬があるわけではないので、「命令」することができない。 基本「お願いベース」になってしまう • モチベーションの維持 • 抜け漏れの防止
• どうやっても働き蟻の法則が起きる ◦ めっちゃ活動する人:言えば動いてくれる人:動かない人 これが 2 : 6 : 2 の比率になる ◦ 動けない理由が、本業やプライベートの問題なのか、 単にやる気の問題なのか、ぱっと見は分からない • かなり地味なタスクが多い
そこにOpenClawを入れるとどうなるか
集客 集客状況の日次レポート 週次レポートと施策立案
SNS SNSの文面作成 SNSのスケジュール投稿
ブログ 文面レビュー ブログの文面作成
ただのチャットとは違う 文面作成とかレビューはChatGPTやClaudeでも出来るのでは? → 文面作るだけでなく、ブログの公開やSNSのセットまで自動でやれる → コピペしたりファイル渡したりみたいな作業も不要 Slackで人間同士で会話して、最後に「じゃあここまでの議論を元にブログ記事か いてくれる?」とCNKbotに言うだけで内容の執筆→ブログへのセット (承認さえ すればリリースされる) 状態までもっていける。
多くの実行委員がOpenClawに指示する形でタスクを進めている
与えている指示
全員に個別のメッセージを送る
返事がなければ数日後にフォローアップ
与えている指示
何でも無いときにも気遣ってくれるようになった
なぜ相手に応じた対応ができるのか SlackとNotionをきちんと設計した上で連携しているので、Slack上の発言と Notion上のタスク、作成したドキュメントなどから役割の推測とアクティビティ の把握ができている。USER.mdを活用して相手の状況を常に記録している USER.mdの様子
クラウドネイティブ会議におけるCNKbot • たくさんのメンバーが普段のタスクに活用している。 「AIを使うぞ」と意識しているのではなく、気軽にモノを頼める仲間のよう な接し方になっている ◦ ブログレビュー ◦ ブログ文面 ◦
SNS文面作成 ◦ SNS投稿予約 ◦ プロモーション施策立案 ◦ 集客状況チェック ◦ ウェブサイトの開発 ◦ リマインダー ◦ 期限切れタスク通知 ◦ inactiveなメンバーのケア
なぜ導入がうまくいったのか • 他の組織よりも、圧倒的に自動化する意識・文化が高かったから
一般的な組織 内 (運営メンバー) 外 (参加者、登壇 者、スポンサー) さまざまなツール、チャンネルを個別に管理
一般的な組織 内 (運営メンバー) 外 (参加者、登壇 者、スポンサー) ワークフローとコミュニケーションがバラけて いるので、OpenClawを入れても効果が限定的
クラウドネイティブ会議 (など、jacopenが運営する組織) Notionをドキュメントツールだけでなく、タスク管理や自動化のハブとして活用。 メンバーが日常的にツールを減らし、ワークフローをシンプルにする努力をずっと行っていた (メンバーから見えないところでは、たくさんのツールが連携している)
クラウドネイティブ会議 (など、jacopenが運営する組織) Notionをハブにする設計は変えず、OpenClawはSlackによるインターフェースとNotionへの I/Oを行う制御プレーンとして活用。多少ミスしても良い内向きコミュニケーションはSlack経 由でダイレクトに。 ミスをさせたくない外向きはNotion経由でHuman-in-the-loop
重要なこと • OpenClawだけで何とかするのではなく、組織全体の流れを考えた上で投入 するのが大事 • 従来のWorkflow Engineなどとの組み合わせが効く
上手くいく使い方 • みんなが居るDiscordにOpenClaw入れてみたけど 上手く機能しなかった、という声もよく聞く • OpenClawを使うことを主目的としても上手くいかない ◦ 人vsOpenClawの構造になるとダメ ◦ そもそもそういう用途に作られていない
• 何か主目的があって、そこに一緒に向かっていく使い方 なら効く ◦ Personal AssistantとしてのOpenClawの力が活きる 🦞 vs 🦞& 目的
セキュリティ • セキュリティはガバい。 ◦ どれだけ指示しようとも漏らすときは漏らす ◦ 悪意をもって仕掛ければ秒で漏らす • もともと複数人でつかう設計ではなかった •
現時点においては、性善説が成り立つ組織、 かつ扱う情報の機密レベルが低い場所でしか 活用してはいけない ◦ ボランティア活動であろうとも個人情報を扱う ことは多いので要注意 ◦ 個人情報が集まる場所はOpenClawから隔離す るなどの対策が必要
コスト • モデルの性能差がかなり出る ◦ 現段階ではOpus 4.6が快適。しかしコストがきつい ◦ 質とコスト両方鑑みて、ちょうど良い落とし所を見つける必要あり • ローカルLLMは使えなくもないけど・・・あまりお勧めはしない
◦ Qwen3.5レベルでギリ実用的かな?という感じ ◦ とはいえ半年から1年後くらいには実用レベルに達してそう • 返答の質としてはOpus4.6レベルがあればそれ以上は要らない気がする ◦ Sonnet 4.5でも悪くない ◦ 1年後にはOpus 4.6レベルが比較的安価なモデルとして提供されていそうなので、 そうなると運用コストがだいぶ変わってくる
結論 • 大前提:セキュリティの面を考えると、一般企業には入れてはいけない代物 • それでも、これを体験しておくことはAIの波に乗っていく上で重要 • 将来的に覇権を取るのはOpenClawでは無いかもしれない。 でも、こういう「AIが常にそこに居る感覚」を与えるものが、今後のスタン ダードになっていく •
ひとりで使うだけだと半分くらいしかメリットを享受できない。信頼できる 複数人で使うと、めちゃくちゃ化ける