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OpenClawで回す組織運営
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Kazuto Kusama
March 05, 2026
Technology
1.4k
3
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OpenClawで回す組織運営
とあるクローズドのOpenClaw勉強会で話した資料です
Kazuto Kusama
March 05, 2026
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Transcript
OpenClawで回す 組織運営
Kazuto Kusama @jacopen Product Evangelist @PagerDuty Japan Organizer @Platform Engineering
Meetup Founder @Cloud Native Innovators Association
いろんな組織を回しています • EMTEC (ITイベント特化の動画配信チーム) • クラウドネイティブ会議 (技術カンファレンス) • 自鯖缶 (技術カンファレンス)
これらすべてで、OpenClawを活用しています
先に結論 • 今後、新たに組織運営を始めるときはOpenClaw、ないしは それに準ずるAmbient Agentを入れておくと捗る • 常にAIがそこに居ることにより、新たな道がひらける
None
イベント運営はやることが多い • メンバー集め • スケジュール作成 • タスク管理 • SNS •
ブログ • スポンサー集め • スピーカー集め • 参加者集め • プロジェクト管理 • 定例ミーティング • メンバーへのタスクアサイン • 会場設計 • 催し物の企画 • 会場設計 • ノベルティ作成 • etc…
組織運営の悩み • 命令指示系統の構築 ◦ そこに報酬があるわけではないので、「命令」することができない。 基本「お願いベース」になってしまう • モチベーションの維持 • 抜け漏れの防止
• どうやっても働き蟻の法則が起きる ◦ めっちゃ活動する人:言えば動いてくれる人:動かない人 これが 2 : 6 : 2 の比率になる ◦ 動けない理由が、本業やプライベートの問題なのか、 単にやる気の問題なのか、ぱっと見は分からない • かなり地味なタスクが多い
そこにOpenClawを入れるとどうなるか
集客 集客状況の日次レポート 週次レポートと施策立案
SNS SNSの文面作成 SNSのスケジュール投稿
ブログ 文面レビュー ブログの文面作成
ただのチャットとは違う 文面作成とかレビューはChatGPTやClaudeでも出来るのでは? → 文面作るだけでなく、ブログの公開やSNSのセットまで自動でやれる → コピペしたりファイル渡したりみたいな作業も不要 Slackで人間同士で会話して、最後に「じゃあここまでの議論を元にブログ記事か いてくれる?」とCNKbotに言うだけで内容の執筆→ブログへのセット (承認さえ すればリリースされる) 状態までもっていける。
多くの実行委員がOpenClawに指示する形でタスクを進めている
与えている指示
全員に個別のメッセージを送る
返事がなければ数日後にフォローアップ
与えている指示
何でも無いときにも気遣ってくれるようになった
なぜ相手に応じた対応ができるのか SlackとNotionをきちんと設計した上で連携しているので、Slack上の発言と Notion上のタスク、作成したドキュメントなどから役割の推測とアクティビティ の把握ができている。USER.mdを活用して相手の状況を常に記録している USER.mdの様子
クラウドネイティブ会議におけるCNKbot • たくさんのメンバーが普段のタスクに活用している。 「AIを使うぞ」と意識しているのではなく、気軽にモノを頼める仲間のよう な接し方になっている ◦ ブログレビュー ◦ ブログ文面 ◦
SNS文面作成 ◦ SNS投稿予約 ◦ プロモーション施策立案 ◦ 集客状況チェック ◦ ウェブサイトの開発 ◦ リマインダー ◦ 期限切れタスク通知 ◦ inactiveなメンバーのケア
なぜ導入がうまくいったのか • 他の組織よりも、圧倒的に自動化する意識・文化が高かったから
一般的な組織 内 (運営メンバー) 外 (参加者、登壇 者、スポンサー) さまざまなツール、チャンネルを個別に管理
一般的な組織 内 (運営メンバー) 外 (参加者、登壇 者、スポンサー) ワークフローとコミュニケーションがバラけて いるので、OpenClawを入れても効果が限定的
クラウドネイティブ会議 (など、jacopenが運営する組織) Notionをドキュメントツールだけでなく、タスク管理や自動化のハブとして活用。 メンバーが日常的にツールを減らし、ワークフローをシンプルにする努力をずっと行っていた (メンバーから見えないところでは、たくさんのツールが連携している)
クラウドネイティブ会議 (など、jacopenが運営する組織) Notionをハブにする設計は変えず、OpenClawはSlackによるインターフェースとNotionへの I/Oを行う制御プレーンとして活用。多少ミスしても良い内向きコミュニケーションはSlack経 由でダイレクトに。 ミスをさせたくない外向きはNotion経由でHuman-in-the-loop
重要なこと • OpenClawだけで何とかするのではなく、組織全体の流れを考えた上で投入 するのが大事 • 従来のWorkflow Engineなどとの組み合わせが効く
上手くいく使い方 • みんなが居るDiscordにOpenClaw入れてみたけど 上手く機能しなかった、という声もよく聞く • OpenClawを使うことを主目的としても上手くいかない ◦ 人vsOpenClawの構造になるとダメ ◦ そもそもそういう用途に作られていない
• 何か主目的があって、そこに一緒に向かっていく使い方 なら効く ◦ Personal AssistantとしてのOpenClawの力が活きる 🦞 vs 🦞& 目的
セキュリティ • セキュリティはガバい。 ◦ どれだけ指示しようとも漏らすときは漏らす ◦ 悪意をもって仕掛ければ秒で漏らす • もともと複数人でつかう設計ではなかった •
現時点においては、性善説が成り立つ組織、 かつ扱う情報の機密レベルが低い場所でしか 活用してはいけない ◦ ボランティア活動であろうとも個人情報を扱う ことは多いので要注意 ◦ 個人情報が集まる場所はOpenClawから隔離す るなどの対策が必要
コスト • モデルの性能差がかなり出る ◦ 現段階ではOpus 4.6が快適。しかしコストがきつい ◦ 質とコスト両方鑑みて、ちょうど良い落とし所を見つける必要あり • ローカルLLMは使えなくもないけど・・・あまりお勧めはしない
◦ Qwen3.5レベルでギリ実用的かな?という感じ ◦ とはいえ半年から1年後くらいには実用レベルに達してそう • 返答の質としてはOpus4.6レベルがあればそれ以上は要らない気がする ◦ Sonnet 4.5でも悪くない ◦ 1年後にはOpus 4.6レベルが比較的安価なモデルとして提供されていそうなので、 そうなると運用コストがだいぶ変わってくる
結論 • 大前提:セキュリティの面を考えると、一般企業には入れてはいけない代物 • それでも、これを体験しておくことはAIの波に乗っていく上で重要 • 将来的に覇権を取るのはOpenClawでは無いかもしれない。 でも、こういう「AIが常にそこに居る感覚」を与えるものが、今後のスタン ダードになっていく •
ひとりで使うだけだと半分くらいしかメリットを享受できない。信頼できる 複数人で使うと、めちゃくちゃ化ける