Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
メルペイのエンジニアリング組織の変化と目指すチーム像
Search
Naoki ISHIKAWA
October 31, 2019
Technology
5
5.9k
メルペイのエンジニアリング組織の変化と目指すチーム像
Naoki ISHIKAWA
October 31, 2019
Tweet
Share
More Decks by Naoki ISHIKAWA
See All by Naoki ISHIKAWA
パラレルの通話を支える iOS アプリ上での技術
jarinosuke
0
2.1k
RIBs
jarinosuke
2
1.6k
US 版 Mercari をまるごと1から作り直した話
jarinosuke
2
4.2k
メルカリiOSアプリ開発の現状とこれから / Mercari Day 2017
jarinosuke
3
6.6k
Drink Meetup with Mercari #36
jarinosuke
0
1.1k
Switching Icon.png depending on each environment
jarinosuke
2
11k
Other Decks in Technology
See All in Technology
10分で学ぶKubernetesコンテナセキュリティ/10min-k8s-container-sec
mochizuki875
1
110
re:Inventで発表された Bedrockの新機能を色々使って、マルチRAGエージェントにクラウド選定させてみた件
minorun365
PRO
4
270
密着! Bedrockerがre:Invent 2024で過ごした5日間を紹介
minorun365
PRO
3
350
PostgreSQL Conference Japan 2024 A4 Comparison of column-oriented access methods
nori_shinoda
0
160
宇宙最速のランチRecap LT会(AWS re:Invent 2024)
watany
1
410
職能を超えたモブプログラミングが品質に与えた良い影響
tonionagauzzi
2
310
Reliability Engineering at Studist
katsuhisa91
PRO
0
130
開志専門職大学特別講義 2024 オープニング
1ftseabass
PRO
0
230
Oracle Base Database Service:サービス概要のご紹介
oracle4engineer
PRO
0
15k
How is Cilium Tested?
yutarohayakawa
5
310
開発者向けツールを魔改造してセキュリティ診断ツールを作っている話 - 第1回 セキュリティ若手の会 LT
pizzacat83
0
410
サーバレスアプリ開発者向けアップデートをキャッチアップしてきた #AWSreInvent #regrowth_fuk
drumnistnakano
0
140
Featured
See All Featured
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
266
13k
Rebuilding a faster, lazier Slack
samanthasiow
79
8.7k
The Cost Of JavaScript in 2023
addyosmani
45
6.9k
The Web Performance Landscape in 2024 [PerfNow 2024]
tammyeverts
2
260
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
405
65k
Practical Orchestrator
shlominoach
186
10k
Intergalactic Javascript Robots from Outer Space
tanoku
270
27k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
410
22k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
1
160
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
305
110k
Optimizing for Happiness
mojombo
376
70k
We Have a Design System, Now What?
morganepeng
51
7.3k
Transcript
#eof2019 1 メルペイのエンジニアリング組織の変化 と目指すチーム像 メルペイ 石川 直樹 Engineering Manager (iOS)
#eof2019 2 Agenda 1 自己紹介 2 メルペイ EM 業務内容と権限・責任 3
実際の変化と1年の振り返り 4 目指すチーム像
#eof2019 3 Agenda 1 自己紹介 2 メルペイ EM 業務内容と権限・責任 3
実際の変化と1年の振り返り 4 目指すチーム像
#eof2019 4 @jarinosuke Merpay, Inc. └ Engineering Manager(iOS) 石川 直樹
#eof2019 5 入社後の経歴 2016/05 入社 メルカリ を担当 2017/7 メルカリ を担当
2018/02 メルペイへ異動、 開発に着手 2019/02 メルペイをリリース
#eof2019 6 Agenda 1 自己紹介 2 メルペイ EM 業務内容と権限・責任 3
実際の変化と1年の振り返り 4 目指すチーム像
#eof2019 7 メルペイ EM 業務内容と権限・責任 02
#eof2019 8 PM-TL-EM 体制イメージ Project 1 Project 2 Project 3
プロダクト軸 Backend 1 Backend 2 iOS Android 職能軸 PM PM PM TL TL EM EM EM EM TL
#eof2019 9 Engineering Manager (EM) • 主な役割 ◦ 強いエンジニアチームを作り育てる ◦
イノベーションを起こすための環境構築や、 クリエイティブな発想を生む文化醸成 ◦ メンバーのモチベーションマネジメント、キャリア構築支援 ◦ 全社目線で複数のプロジェクトを俯瞰的に見ながらのアサイン ◦ 実装技術の選定、技術ディレクション ◦ 人事考課、チームビルディング、部門間調整、進捗管理など • 思考軸 ◦ Who (だれが働くのか) ◦ Where (Who がどのチームに所属するのか) ◦ How (Who を Where で、どのやってパフォームさせるか)
#eof2019 10 EM のタスク
#eof2019 11 Agenda 1 自己紹介 2 メルペイ EM 業務内容と権限・責任 3
実際の変化と1年の振り返り 4 目指すチーム像
#eof2019 12 実際の変化と1年の振り返り 03
#eof2019 13 1年の実際の変化と振り返り ヒト 事業 自身の役割
#eof2019 14 • 変化 ◦ メンバー人数 ▪ 3 => 12
( +11 -2 ) ◦ 第一言語割合 ▪ : 100% => : 60% : 20% : 10% : 10% • 振り返り ◦ HRチーム協力のもと、海外エンジニアの採用比率 ↗ ◦ Team MTG の speaking language を / で週毎に切替 ◦ GitHub/Slack/Wiki などの writing language は基本的に 1年の実際の変化と振り返り - ヒト
#eof2019 15 • 変化 ◦ 初期リリース前 ▪ 初期リリースだけでなく後続リリースの並行開発 ◦ 初期リリース数カ月後
▪ 技術負債・組織負債の返済の優先度↗ • 振り返り ◦ 巨大なリリース に関して Mobile EM も PjM に積極的に関与 ◦ 組織状態の可視化とモニタリングの重要性を再認識 ▪ eNPS の計測とシューティング 1年の実際の変化と振り返り - 事業
#eof2019 16 • 変化 ◦ SWE => EM gradually ▪
初期リリースまでは結構コードも書いていた ◦ 自分がいるせいでチームがスケールしない問題 ▪ ドメイン知識の固定化 ▪ コミュニケーションの窓口 • 振り返り ◦ iOS チームのスループットを最大化することが第一 ▪ そのためのボトルネックを見つけることに専念できるように • 積極的に PJ 毎に iOS Tech Lead アサイン ▪ The Engineer/Manager’s Pendulum 日本語訳 ◦ 育休(2.5ヶ月)取ったがチームは順調にワークした 1年の実際の変化と振り返り - 自身の役割
#eof2019 17 Agenda 1 自己紹介 2 メルペイ EM 業務内容と権限・責任 3
実際の変化と1年の振り返り 4 目指すチーム像
#eof2019 18 目指すチーム像 04
#eof2019 19 自律して行動でき、 スケール可能なチーム Autonomous and scalable self-driven team
#eof2019 20 自律して行動でき、スケール可能なチーム 1 All for One (ONE TEAM )
2 HRT (Humility(謙虚),Respect(尊敬),Trust(信頼)) 3 MO(Margin(余白,余裕),Opportunity(機会))
#eof2019 21 • 前提 ◦ 日々予期せぬ問題や環境の変化が起こるカオスな状況 • EM がすること・できること ◦
環境づくり ▪ チームとして行動 • チームとして重要視するバリューや意思決定材料は繰り返し伝え る • 責任のオーバーラップや役割の違いは気にしない ▪ 個々のマネジメント • 入社時やQ毎の目標設定・評価での期待値マネジメント All for One(ONE TEAM )
#eof2019 22 • 前提 ◦ これが無いと他項が達成できず、チームが崩壊する。一番大事 • EM がすること・できること ◦
採用でのフィルタリング ▪ false-positive を最小化する • No brilliant jerks ◦ 日々の行動を自ら実践・フィードバック ( peer bonus, Team MTG, 1-1 ) HRT (Humility(謙虚),Respect(尊敬),Trust(信頼))
#eof2019 23 • 前提 ◦ ヒトの成長・創造性にはこれらが必要(だと思ってる) • EM がすること・できること ◦
貢献できそうな余白のある技術スタック・コードベース (Margin) ▪ アーキテクチャを複雑化させすぎない ▪ PJアサインの流動化 ◦ 自ら行動しようと思える余裕 (Margin) ▪ 事業的・時間的余裕 ▪ 緊急度低・重要度高を優先的に扱えるような仕組み作り ◦ 様々なキャリアチャンス(PM/TL/EM) (Opportunity) ▪ 継続的な will のヒアリングとそれに応じたアサイン MO(Margin(余白,余裕),Opportunity(機会))
#eof2019 24 自律して行動でき、スケール可能なチーム 1 All for One (ONE TEAM )
2 HRT (Humility(謙虚),Respect(尊敬),Trust(信頼)) 3 MO(Margin(余白,余裕),Opportunity(機会))
#eof2019 25 おわりに 皆さんの目指しているチーム像 教えて下さい!
26 メルカリ connpass グループページ お知らせ 見出し みなさんへオススメイベント EOF 2019
登壇情報 時間 17:00~ 場所 ホール 業界別マイクロサービスアーキ テクチャいろいろ 登壇者 (パネル) - freee 横路さん - アカツキ 田中さん - メルペイ 木村 11/19「EM Talk #1 〜エン ジニア採用〜」 登壇予定 - DMM CTO 松本さん - GREE CTO 藤本さん - SmartNews 天野さん - メルペイ TBD 詳細はconnpassページへ イベント情報発信場所
27 ご清聴ありがとうございました