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2021.02.13 オレのスマートシティ
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持論サロン
February 13, 2021
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2021.02.13 オレのスマートシティ
2021年2月13日に開催しました「オレのスマートシティ」で、スピーカーのさちこさんが発表してくださった時のスライド(一部編集版)です。
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February 13, 2021
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Transcript
オレのスマートシティ! 2021 さちこ 1
オレの目次! ◼注意事項 ◼自己紹介 ◼生い立ち~スマートシティに手を染めるまで ◼そもそもスマートシティってなんなの?(持論) 2
注意事項 本日の話題は ほとんどが 「俺」の部分です スマートシティの技術的な部分は一切語りません 3
自己紹介 ◼生い立ち~スマートシティに手を染めるまで 4 割愛
そもそもスマートシティってなんなの? 5
そもそもスマートシティとはなんなのか 一昔前のベンダーさんがよく言うてたやつ(ざっくりいうと) 『新たな社会課題にデータを使って効率的効果的に地域を回し、新たな価値創出』=EBPMな都市経営 人口減少 人材不足 財源不足 新しいプレイヤの 参画促進 効率的・持続可能な 都市経営へ
ライフスタイル 価値観の多様化 データ活用によるEBPM 6
◼全体最適のためには いろんなデータを集め、分野横断的に活用(技術的な話) ◼そのために多様な主体の連携が必要(体制的な話) 会議体により横断的に議論 いわゆるこういうやつ データプラットフォーム 市民中心 温度 センサ カメラ
照度 センサ とか 防災 観光 防災 × 観光 交通 デジタルなシステムづくり アナログなプロセスづくり 国 自治体 地元 事業者 プラット フォーマ サービス 提供者 新しい サービス サービス PF IoT 7
◼総論的に必要なのはわかる さらにはアーキテクチャーや!データモデルや! 市民中心 8 スーパーシティの構成 スマートシティリファレンスアーキテクチャ 引用元:内閣府
ちょっと待て 市民どこ行った? 市民中心 これが私が前職で スマートシティで ぎもんだったこと 9
日本のスマートシティにおける考え方がちょっとズレてた 「データ活用」に注目しすぎて、市民の「なりたい町」の議論が置き去りだった感。 技術志向 産業主導 市民中心 自動運転、データ活用 等技術導入的な議論が 中心 「市民目線で考えよう!」 (実際に市民の参画は低い)
市民が議論に積極的に参加する 感じではない 研究 機関 行政 企業 10
日本のスマートシティにおける考え方がちょっとズレてた 「データ活用」に注目しすぎて、市民の「なりたい町」の議論が置き去りだった感。 漸く去年くらいから「市民参画」について着目されてきた(わたしの主観) 技術志向 産業主導 市民中心 市民参画 自動運転、データ活用 等技術導入的な議論が 中心
「市民目線で考えよう!」 (実際に市民の参画は低い) 市民が議論に積極的に参加する 感じではない 市民も議論、検討の場に入る 4者は対等 研究 機関 行政 企業 研究 機関 行政 企業 11 市民 市民
スマートシティでそれぞれのプレイヤの役割(わたしの解釈) 12 市民参画の主体は、地域の人、自治体が主体にならないとできない 国 大手企業 自治体A 住民 ルール化 実現に向けた 戦略化
支社支店 地域に合う形で インフラインストール ベンチャー企業 協創 地元企業 ありたい町・課題 サービス・SL 自治体B 住民 実現に向けた 戦略化 支社支店 地域に合う形 で展開 ベンチャー企業 協創 地元企業 ありたい町・課題 サービス・SL 先進自治体は 大手も直接入り込む 大規模システム化 (相互運用性等) ル ー ル ・ 技 術 ビ ジ ョ ン ・ 課 題 フィードバック
見直されるスマートシティの市民参画の形 ◼一つの例としての日本版Decidim 引用:加古川市ホームページ <採用を明言> ・加古川 ・横浜市 ・渋谷 ・スマートシティ ガイドライン 13
Decidimにおけるむずかしさ ◼市民参画 ◼デジタルに関心が薄い、町に興味がない層は、アプリやサイトにそもそも アクセスしないかも ◼新たな層の取り込みには成功しているのかもしれないが。 ◼コスト ◼現状取り組んでいるのは中核都市以上 ◼10万人都市単独で導入するのは負担がかなり大きい 【市民参画】広い層の市民に使ってもらう工夫が必要 【コスト】
10万人規模での運営・維持 14
渋谷の「生活者ドリブン・スマートシティ」の発想 Shibuya good passはカテゴリが豊富 モビリティ、エネルギー、教育、etc. 博報堂やら三井物産や らが仕掛けてる さすが渋谷! 15 引用:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000371.000008062.html
Shibuya good チョメチョメ 16
カテゴリの一つ「shibuya good opinion」にDecidimを組み込んでいる みんなに使ってもらえるものに「議論の場」を設ける 17
地域でのスマートシティの議論 18 技術の話 重点シフト ありたい町の姿 まちでやりたいこと
結局、スマートシティってなんなのか? ◼どんな町にしたいのか?どんな体験をしたいのか?を 行政が決めるのではなく、住んでる人が決めていく →市民が議論したり意思表明する手段をデジタルでも可能にする ◼なりたい町の実現に向けて →足りない手段、パーツ、等をデジタルツールで埋め、 つなげていく (我思う)今まで誰かに一任していたことを、デジタルな手段も使うことに よって自分たちで考え、自分たちで実現していく 野望に満ちた
町にしたいぜ 19
例えば、自動運転はスマートシティなのか? 極論、運転手が人から機械になっただけ ・出かけたい場所 ・会いたい人 ・車に降りてからの道のり ・密回避 ・買ったものを運ぶ手間 ・帰りに車呼ぶまでの時間 ・自動運転車が来る道までの移動 ・近所の段差、坂道
大きな移動の自動運転は 大きい会社がやってくれる(はず) 結局ここがネックで出かけない人が多いのでは? ラストワンマイルやトータルの体験UXは、 地域特性を踏まえて 地域が主体的に考えないと解決できない なりたい町を描いて初めて 滑らかな連携を可能にするデジタルの出番 20
スマートシティは単純な技術の話ではない ◼デジタルによって地域の自助、共助を高める仕組み 21 何をするか? どうやって 実現するか? 個人の意思表示が 容易にできる 共感した人たちが 連携しやすくなった
(産官学民) きっとこれからはみんなが使う=ビジネスになる部分はできる限り民間が担い(自助・共助)、 行政は「誰一人取り残さない」部分にシフト(公助) 行政だけで考えたら 絶対ワクワクするもの なんてならんのですよ だれが デジタルによって 多様な手段が可能に
「スマートシティ」でしっくりきた説明 ◼住民が求めるライフスタイルを実現するためのプロセス、 そのために必要な仕組みを整備すること ◼住民が求めるライフスタイルの実現に向けて絶えず課題解決を 続ける活動の仕組み 引用:スマートシティモデルで拓く未来社会 22
オレはどうしますか 23
◼某大学院 ◼謎のギニュー特戦隊(仮) ◼地元企業 ◼市民 地元の民で 産官学民の骨格が作れそう! 逆に草の根で始められるチャンス! オレの町の最大のアセットは人材! 研究 機関
行政 企業 地元の人中心で スマートな町を 目指したい! 24
オレの目指す町の姿 25 野望に満ちたスーパーベッドタウン まちのためじゃなくて おもしろいことがしたい!
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