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これは分散KVS? NoSQL? NewSQL? 謎の HarperDBにせまる

jyoshise
December 13, 2022

これは分散KVS? NoSQL? NewSQL? 謎の HarperDBにせまる

Cloud Native Database Meetup #5 のLT資料です。

jyoshise

December 13, 2022
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Transcript

  1. 3

  2. 4 • LMDB (Lightning Memory-Mapped Database) とは: • もともとはOpenLDAPプロジェクトのために作られたOSS •

    CloudflareがDNS用のデータストアとして使っていたりとか • Memory-mapped fileを使用 • 軽量 • 高速 • ACID準拠 • 読み出しと書き込みに高度に最適化された追記型B+tree構造 • トランザクションをサポート • 書き込みロック処理→デッドロックは発生しない • Full MVCC→ReaderとWriterは競合しない • Dup-sorted keys UNDERLYING STORAGE MECHANISM OF HARPERDB: LMDB
  3. 6

  4. 8 • コア数 • インストールされたインスタンスで利用可能なコア数に合わせてスケール可能 –Raspberry Pi から大規模ベアメタルサーバーまで –大規模環境ではHarperDBを並列プロセスで実行 •

    プロセス数=利用可能なコアの数 • ディスク • ストレージは無制限→テーブルはインスタンスのストレージの利用可能な容量まで成長 SCALING WITH HARDWARE
  5. 9 • Read/Write Optimized • 1ノードあたり毎秒20Kの書き込みが可能 • 読み込みと書き込みが独立したノンブロッキングのグローバルレプリケーション(MVCC)を110msで実行できる • High

    Throughput • HarperDB 1ノードで120Kリクエスト/秒の処理能力 • Storage Engine • ACID準拠 • Attributesはuniversally indexed by default →効率的な格納と検索が可能 PERFORMANCE & BENCHMARKS
  6. 10

  7. 11

  8. 12

  9. 13 • 各ノードはトランザクションとストレージをACIDに他のノードから独立して処理 • 各ノードは、他のノードに接続し、任意のテーブルに対してトランザクションを送受信で きる • スキーマメタデータとトランザクションを、定義されたトポロジーに基づき決定論的にリ アルタイムで送信 •

    すべてのノードがネットワークやサーバーの停止からキャッチアップでき、”dead on the floor”トランザクションは発生しない • 一貫性を保つためにタイムスタンプを利用→更新のシナリオでは最新のトランザクション を優先(古い更新があった場合、それは破棄される) • 再接続シナリオでは、HarperDBノードは自動的にオフラインだった時間分のキャッチアッ プペイロードを要求し、送信 HARPERDB: DISTRIBUTED COMPUTE & STORAGE
  10. 14

  11. 15 HarperDBは • むちゃくちゃ速い(らしい) • DB設計をほとんど考えなくてよいので楽 • CSVなりJSONなりでデータをぶっこめばインデックスしてくれて、あとはSQLで 読み書きできる •

    Geo distributionはConsistencyの点でまだ開発途上のようだが、読み書き性能を優先す る用途には使えそう • クラウドのDBaaSもあるのでとっつきやすい • https://harperdb.io/ • 小さいインスタンスなら無料でお試しできます • オンプレにデプロイしてクラウドで管理もできる まとめ