Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
GCPで行動ログ基盤 を開発している話
Search
kaito2
September 30, 2019
Technology
9
7.9k
GCPで行動ログ基盤 を開発している話
kaito2
September 30, 2019
Tweet
Share
More Decks by kaito2
See All by kaito2
lily58がいいぞっていう話
kaito2
2
1k
Other Decks in Technology
See All in Technology
本当に使える?AutoUpgrade の新機能を実践検証してみた
oracle4engineer
PRO
1
120
ObsidianをMCP連携させてみる
ttnyt8701
2
140
BrainPadプログラミングコンテスト記念LT会2025_社内イベント&問題解説
brainpadpr
0
150
AIにどこまで任せる?実務で使える(かもしれない)AIエージェント設計の考え方
har1101
3
1.2k
Snowflake Summit 2025 データエンジニアリング関連新機能紹介 / Snowflake Summit 2025 What's New about Data Engineering
tiltmax3
0
210
IAMのマニアックな話 2025を執筆して、 見えてきたAWSアカウント管理の現在
nrinetcom
PRO
4
640
Claude Code Actionを使ったコード品質改善の取り組み
potix2
PRO
2
960
登壇ネタの見つけ方 / How to find talk topics
pinkumohikan
1
120
Абьюзим random_bytes(). Фёдор Кулаков, разработчик Lamoda Tech
lamodatech
0
260
実践! AIエージェント導入記
1mono2prod
0
130
Microsoft Build 2025 技術/製品動向 for Microsoft Startup Tech Community
torumakabe
1
200
Workflows から Agents へ ~ 生成 AI アプリの成長過程とアプローチ~
belongadmin
3
170
Featured
See All Featured
Building Adaptive Systems
keathley
43
2.6k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
28
5.4k
Fireside Chat
paigeccino
37
3.5k
Git: the NoSQL Database
bkeepers
PRO
430
65k
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
351
20k
Chrome DevTools: State of the Union 2024 - Debugging React & Beyond
addyosmani
7
700
4 Signs Your Business is Dying
shpigford
184
22k
Code Review Best Practice
trishagee
68
18k
Fight the Zombie Pattern Library - RWD Summit 2016
marcelosomers
233
17k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Docker and Python
trallard
44
3.4k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
32
2.3k
Transcript
GCPで行動ログ基盤 を開発している話 エムスリー株式会社 岩月 海人
自己紹介
自己紹介 - 岩月海人 (@kaito_two) - エムスリー株式会社 - AI・機械学習チーム - どちらかというとデータエンジニア
- 2019年 4月16日 新卒(?)入社 - 主にGCP関連の基盤を担当
話すこと
話すこと • m3.com とは? • 行動ログ基盤 ◦ 背景 ◦ 概要
◦ 構成 ◦ 設計・移行で苦しんだトコロ • まとめ
m3.com とは?
m3.com とは? 医師限定会員サイト 医師向けYahooのようなイメージ(多分一つ前でもはなしてある) サイト内に複数サービス(現在20以上)への導線が存在する。
行動ログ基盤 (移行中)
行動ログ基盤 目的 m3.com のサービス横断の広告表出システムをリニューアルする 概要 • 対応サービスのコンテンツの中からユーザーに対しておすすめを表示(パーソナラ イズ) • ユーザーの行動ログからCVをリアルタイムに補足
行動ログ基盤(現状の課題) なぜつくっているか? (既存システムの課題) 1. 各システムとの結合が強い ◦ 表示可能なコンテンツを各サービスに問い合わせている (後述) 2. 他のシステムに相乗りする形で実装されている
◦ 当時の開発スピードが優先されていた 3. 細かいパーソナライズができていない ◦ 現状 「Aさんはニュースサービスが好き」 ◦ やりたい 「AさんはXXXに関するニュースが好き」
各システムとの結合が強い 既存の広告システム 表示可能コンテンツ の問い合わせ 表示可能なコンテンツを 各サービスに問い合わせ ?? ?? ??
(その他にもいくつか内部の事情があり) データパイプライン作ろう
行動ログ基盤 | 構成
行動ログ基盤 | 構成 ユーザーに表示したいコンテンツを登録
行動ログ基盤 | 構成 パーソナライズされた 表示するコンテンツを提供
行動ログ基盤 | 構成 各サービスの行動ログを送信
行動ログ基盤 | 構成 Pub/Sub をサブスクリプションし、 行動ログからCVを判定
行動ログ基盤 | 構成 Pub/Sub をサブスクリプションし、 行動ログからCVを判定 状態を取得・更新
行動ログ基盤 | 構成
行動ログ基盤 | 構成 ココ
API 構成 表示可能なコンテンツを取得 m3の各サービス
API 構成 取得した情報をもとに最適化 (ロジックをPlugableにする)
設計・移行で悩んだトコロ
Pub/Sub のトピックを分割するか 現在は中央のトピックを立てている 関係ない Message でも呼び出される
Pub/Sub のトピックを分割するか Dataflow で分ける方法もあるが現状はしてない マシンリソースと Pub/Subのトラフィックがかかる
Cloud Datastore の制約 • 一度に500エンティティまでしか書き込めない ◦ コンテンツなどをBulkで追加するのが厳しい • Kindごとの削除のコストが高い ◦
Dataflowのジョブを起動する必要がある。 ▪ https://cloud.google.com/datastore/docs/bulk-delete • 基盤システムなので従量課金が厳しい(当たり前) BigTable を採用している
まとめ • m3.com について • m3.com 上のアドの仕組みをリニューアルしている ◦ 様々な課題が ▪
システムの密結合 ▪ パーソナライズに改善の余地 ◦ 行動ログ基盤をつくりリアルタイムなデータの活用を進める • 構築上の悩み ◦ Pub/Sub のトピック構成 ◦ DBの選定(Datastoreが厳しそう)
ありがとうございました