Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
モブプロって??
Search
Katsuya
November 07, 2022
Programming
1
120
モブプロって??
Katsuya
November 07, 2022
Tweet
Share
More Decks by Katsuya
See All by Katsuya
カンファレンスでリフレッシュ!無理なく楽しむカンファレンス参加術 / How to enjoy conferences without stress
kattsuuya
1
7.5k
会社の先輩とアプリ開発始めてみた!『Fearless Change』のパターンで振り返るサブプロジェクトの始め方 / How to start a subproject
kattsuuya
0
350
enPiT修了生の日常の仮説検証 / "Hypothesis Verification in Daily Life by an enPiT Graduate"
kattsuuya
0
330
Other Decks in Programming
See All in Programming
プログラミング言語学習のススメ / why-do-i-learn-programming-language
yashi8484
0
130
時計仕掛けのCompose
mkeeda
1
300
『品質』という言葉が嫌いな理由
korimu
0
160
dbt Pythonモデルで実現するSnowflake活用術
trsnium
0
170
さいきょうのレイヤードアーキテクチャについて考えてみた
yahiru
3
750
2024年のkintone API振り返りと2025年 / kintone API look back in 2024
tasshi
0
220
AIの力でお手軽Chrome拡張機能作り
taiseiue
0
170
Djangoアプリケーション 運用のリアル 〜問題発生から可視化、最適化への道〜 #pyconshizu
kashewnuts
1
250
ARA Ansible for the teams
kksat
0
150
Ruby on cygwin 2025-02
fd0
0
150
WebDriver BiDiとは何なのか
yotahada3
1
140
Spring gRPC について / About Spring gRPC
mackey0225
0
220
Featured
See All Featured
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
666
120k
Typedesign – Prime Four
hannesfritz
40
2.5k
Unsuck your backbone
ammeep
669
57k
Speed Design
sergeychernyshev
27
790
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
248
1.3M
Designing for Performance
lara
604
68k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
50
11k
Become a Pro
speakerdeck
PRO
26
5.1k
The Pragmatic Product Professional
lauravandoore
32
6.4k
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
461
33k
A Philosophy of Restraint
colly
203
16k
Transcript
モブプロの ここがすごい!! 2022.02.15
• モブプロとは • モブプロの効果 • どんなときにモブプロで作業するか おしながき
モブプロを理解し 開発手法の選択肢の1つに入れる 本日のゴール
モブプロとは
モブプロ ◦ 同じことを ◦ 同じ時間に ◦ 同じ場所で ◦ 同じPCで 全員で
行うこと
None
役割 ドライバ 1人 • ナビゲータの指示通りにコードを書く • 指示されていないことはやらない ナビゲータ
n人 (n ≧ 1) • ドライバに具体的な記述内容を伝える • モブ(全員)で相談して解決策を見出す
それぞれの役割で意識すること ドライバ • 書いている・書こうとしていることを口に出す • わからないことは質問する • 理解してないけど言われたとおりに書くは✕ • 自分1人で黙々ゴリゴリ実装しない
ナビゲータ • 構造化した指示を出す ◦ 「hogeをする関数を実装したいので、 まずfunction hogeと書いて、、、」 • ドライバの理解度がどの程度か意識する •
(特に熟練者じゃない人は)わからないこと があったらその場で言う それぞれの役割で意識すること
モブプロのイメージ 作業してる様子を全員で見る 全員で考えたことをドライバが書く
モブプロの効果
• 進捗や情報の共有のための時間的コストが下がる ◦ 後で共有すると同期に時間がかかる • 考え方、プログラミングテクニックなど ◦ まず先に手書きのメモでイメージをまとめるのか ◦ この場合の変数名は、、、
◦ そんな書き方あったんだ! ◦ こういうショートカットキーがあってね、、、 その場でのナレッジ共有
• 複数人の目で見れる ◦ バグに気づきやすくなる ◦ 他のモジュールの設計思想を持ち寄れる • その場で良い設計・記述について議論 ◦ 可読性
◦ 適度に関数やコンポーネントに切り出しているか ◦ 良い命名か 即座にコードレビュー
• 認知的徒弟制 ◦ 1. 熟練者がまずやってみせる ◦ 2. 熟練者が学習者に課題を与え、ヒントやアドバイスを与えながら解か せる ◦
3. 2. と同様の形式で大きい課題を与える ◦ 4. 学習者が一人で取り組む • 段階的な新人教育 ◦ 認知的徒弟制と似たような手順で • モジュール理解の初速を上げる ◦ 1からコードリーディングさせるよりも遥かに速い 新人教育などに有効
• 1人に責任がのしかかることがない ◦ 解決方法がうまく浮かばないときとか ◦ うまく行かないときの罪悪感 ◦ みんなで問題を倒す意識 • トラックナンバーを上げる(属人化を防ぐ)
◦ 大学が忙しかったり急な予定が入っても対応できる組織に 心理的安全性の確保
• モブプロをやったことがある人の感想 ◦ 普段他の人が開発時に考えている事がわかって良い! ◦ チーム内の技術力の差が埋まって良かった ◦ 何より楽しい! ◦ 作業効率が落ちるなぁ
• ネット上の実践記事より ◦ 意思決定のスピード感、ハマる時間が減るのが良い ◦ 初心者が置いていかれない モブプロ実践者の声
いつモブプロで作業するの?
モブで作業するタスク・そうでないタスク 種類 特徴 例 モブ向き • 不確実性が高い • フロー効率を上げたい •
属人化を防ぎたい • 解決方法が不明瞭で 探り探り実装するIssue • マニュアルの英語化作業 • モジュール引き継ぎや 新人教育 分担作業向き • やることが決まっている • リソース効率を上げたい • 動画データの整理分類 • 目的の決まっている 文献調査 • 熟知している人による バグ修正など
• モブプロとは ◦ 1人のドライバ+複数人のナビゲータでプログラムを書く • モブプロの効果 ◦ 即時的なナレッジ共有 ◦ 認知的徒弟制
◦ 心理的安全性の確保 • どんなときにモブプロで作業するか ◦ 不確実性が高い、属人化を防ぎたいタスク まとめ
モブプロを理解し 開発手法の選択肢の1つに入れる 本日のゴール(再掲)