Regional Scrum Gathering Tokyoは15年間継続運営され、毎年18秒で完売し、ボランティアスタッフは5年以上定着し、Scrum Festとして全国に広がりました。
この講演では、一つのカンファレンスの内側で何が起きているか(エンジン)と、それをどう広げてきたか(スケーリング)の二部構成で、15年間の実践を振り返ります。
■ エンジン ― 一つのカンファレンスの内側
野中郁次郎先生の知的コンバット、カーネマンの認知的不協和とSystem 2、エドモンドソンの心理的安全性、スクラムの経験主義とカイゼン。「認知的不協和が生じた時にSystem 2が起動される。その刺激が自分の認識をアップデートする。検査と適応はそこで起こる」——この構造を、カンファレンスの設計にどう埋め込んでいるかを語ります。
■ スケーリング ― どう広げるか
アセモグルの包摂的制度と収奪的制度、狭い回廊、赤の女王効果。Bob Suttonのスケーリングの7原則、30%ルール、カルチャーバブル。マクロの制度論とミクロのカンファレンス運営が同じ原理で動いていることに光を当てます。
■ キーワード
System 1・System 2 / 知的コンバット / 心理的安全性 / 経験主義とカイゼン / 正統的周辺参加 / 包摂的制度 vs 収奪的制度 / 狭い回廊 / 赤の女王効果 / カルチャーバブル / 30%ルール / 着眼大局、着手小局
■ 登場する人と理論
野中郁次郎 / ダニエル・カーネマン / ダロン・アセモグル / Amy Edmondson / Bob Sutton / Dave Snowden / Jim Coplien / Bjarte Bogsnes / Carol Dweck / 関将俊
■ メッセージ
メンバー一人ひとりのトライと失敗が、世界の全体像を徐々にアップデートしていく。その美しい連環のイメージの中に、私たちのギャザリング、私たちのフェスがある。
「やってみたくなる」知的刺激って、最高の栄養素だと思うんです。
敵なんていないんです。