Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
Information Schemaから自動生成する型付きORM spannent
Search
Khmer495
June 02, 2023
Programming
0
530
Information Schemaから自動生成する型付きORM spannent
https://gocon.jp/2023/sessions/LT4/
Khmer495
June 02, 2023
Tweet
Share
More Decks by Khmer495
See All by Khmer495
Google Cloud Spannerにおけるページネーションとインデックスの考え方
khmer495
0
4.5k
Other Decks in Programming
See All in Programming
2025.01.17_Sansan × DMM.swift
riofujimon
2
370
Fibonacci Function Gallery - Part 2
philipschwarz
PRO
0
210
GitHub CopilotでTypeScriptの コード生成するワザップ
starfish719
26
5.9k
Amazon Nova Reelの可能性
hideg
0
150
命名をリントする
chiroruxx
1
620
htmxって知っていますか?次世代のHTML
hiro_ghap1
0
410
非ブラウザランタイムとWeb標準 / Non-Browser Runtimes and Web Standards
petamoriken
0
420
Findy Team+ Awardを受賞したかった!ベストプラクティス応募内容をふりかえり、開発生産性向上もふりかえる / Findy Team Plus Award BestPractice and DPE Retrospective 2024
honyanya
0
140
.NETでOBS Studio操作してみたけど…… / Operating OBS Studio by .NET
skasweb
0
110
責務を分離するための例外設計 - PHPカンファレンス 2024
kajitack
9
2.3k
DevFest - Serverless 101 with Google Cloud Functions
tunmise
0
140
情報漏洩させないための設計
kubotak
5
1.3k
Featured
See All Featured
Building a Scalable Design System with Sketch
lauravandoore
460
33k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
Facilitating Awesome Meetings
lara
50
6.2k
GitHub's CSS Performance
jonrohan
1030
460k
Why You Should Never Use an ORM
jnunemaker
PRO
54
9.1k
Making the Leap to Tech Lead
cromwellryan
133
9k
Stop Working from a Prison Cell
hatefulcrawdad
267
20k
Site-Speed That Sticks
csswizardry
2
240
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
328
21k
CSS Pre-Processors: Stylus, Less & Sass
bermonpainter
356
29k
Unsuck your backbone
ammeep
669
57k
Code Reviewing Like a Champion
maltzj
521
39k
Transcript
Information Schemaから 自動生成する型付きORM spannent 久米 祐貴 / くめーる Twitter:@kume_ru Github:@Khmer495
自己紹介 久米 祐貴(くめ ゆうき) / くめーる 株式会社サイバーエージェント 2021年度 新卒入社
AI事業本部 小売DX領域 ~2022/4 広告配信基盤の運用保守 2022/5~ 小売企業のアプリの開発・運用保守 Goの経験:3年(実務は1年) @Khmer495 @kume_ru
早速作ったものの紹介 自動生成したSpannerの ORMの使い方
Insert • Userテーブルに対するInsert用の メソッドを生成 • メソッドチェーンで記述可 • 型付き(DBとGoの型を対応) DB Go
STRING, NOT NULL string INT64, NULLABLE *int64
Update • Userテーブルに対するUpdate用の メソッドを生成 ◦ 引数にPrimary Key • メソッドチェーンで記述可 •
型付き(DBとGoの型を対応) DB Go STRING, NOT NULL string INT64, NULLABLE *int64
Select • Userテーブルに対するSelect用の メソッドを生成 ◦ 引数にPrimary Key • 可変長引数でカラムを指定 •
テーブル単位のstruct DB Go STRING, NOT NULL string INT64, NULLABLE spanner.NullInt64
作った背景 • DBにGoogle Cloud Spannerを使用 ◦ interfaceはGoogle 標準 SQL ▪
なお2022/06にPostgreSQLも対応している • 開発当時(2022/05)GoドライバはGAしていない ◦ 2022/09にGA • 対応するORMも少ない ◦ メルカリ社製のyo(https://github.com/cloudspannerecosystem/yo) ◦ ORMではないが公式のSDK • 求めているORMはなかった
作った背景 • DBにGoogle Cloud Spannerを使用 ◦ interfaceはGoogle 標準 SQL ▪
なお2022/06にPostgreSQLも対応している • 開発当時(2022/05)GoドライバはGAしていない ◦ 2022/09にGA • 対応するORMも少ない ◦ メルカリ社製のyo(https://github.com/cloudspannerecosystem/yo) ◦ ORMではないが公式のSDK • 求めているORMはなかった なければ作る
実現したいこと • CRUDのCUDに関してGoで完結すること ◦ 完結する= ▪ DBの定義を見なくても良い=テーブル、カラム、 nullable、型などがGoで分かる ▪ SQLを書かなくて良い
◦ 完結しないのであれば公式の SDKで良い ◦ Rは複雑になりがちでクエリビルダを自作するのは大変、生の SQLを書くことが多い ▪ 最終的にはテーブル単位の( Joinなしの)Rのみ作った • 上記を実現するためにスキーマ駆動であること ◦ スキーマ駆動=DBのスキーマからGoのコードを生成、またはその逆と ◦ 一番理想に近いORMがent(https://entgo.io/) ▪ ただしentはSpannerに未対応
実装方針 • 基本方針はentを参考にした • ただしentはGoでスキーマを定義しDBにマイグレーションをかける ◦ Go => DB
◦ マイグレーション自作はあまりやりたくない • よってInformation SchemaからGoのコードを生成する ◦ DB => Go ◦ yoがそのパターンなので参考にした
Information Schemaとは データベースメタデータが載っているテーブル群 • テーブルの ◦ 名前 ◦ カラム一覧 •
カラムの ◦ 名前 ◦ 型 ◦ インデックス ◦ nullable 等 RDBだけでなくデータウェアハウス (BigQueryやSnowflakeなど)にも 存在することがある Information Schemaがなくても相当する メタデータは基本的に取得できるはずなので 応用可能
テンプレを作る 1. 生成物を手で書いてみる 2. 変数にしたい場所を明確にし、テンプレートにする 3. 変数をInformation Schemaから取得するコードを書く
必要があれば加工する 自動生成したコードの使い方 自動生成したコード テンプレ
テンプレを作る 1. 生成物を手で書いてみる 2. 変数にしたい場所を明確にし、テンプレートにする 3. 変数をInformation Schemaから取得するコードを書く
必要があれば加工する 自動生成したコード テンプレ
テンプレを作る 1. 生成物を手で書いてみる 2. 変数にしたい場所を明確にし、テンプレートにする 3. 変数をInformation Schemaから取得するコードを書く
必要があれば加工する テンプレに必要なデータの型 Information Schemaから作った値
応用例 • Information SchemaからSnowflakeのテーブル定義書を作成 > データベースのテーブル定義の仕様書を自動生成しよう https://developers.cyberagent.co.jp/blog/archives/35959/
ありがとうございました