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気がついたら子供が社会人になって 自分と同じモバイルアプリエンジニアになった件 / Paren...
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Koichiro Oishi
March 08, 2025
Programming
0
37
気がついたら子供が社会人になって 自分と同じモバイルアプリエンジニアになった件 / Parent-Child Engineers
エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス2025
2025/03/09 11:30〜 Track B 通常セッション(20分)
Koichiro Oishi
March 08, 2025
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Transcript
2025/3/9 エンジニアがこの先生きのこるためのカンファレンス2025 Track B 11:30~ koishi (Koichiro Oishi) 気がついたら子供が社会人になって 自分と同じモバイルアプリエンジニアになった件
1. 自己紹介(経歴・子供について)編 2. 子供がエンジニアになるまで編 3. 子供がエンジニアになってから編 4. 裏テーマ編 👉エンジニア=モバイルアプリエンジニア, ソフトウェアエンジニアを指します
今日話すこと
1. 自己紹介(経歴・子供について)編
• 大石 弘一郎 • 1976年生まれ → 今年49歳 • 家族 :
妻 + 子供 2人(男x2) • 出身 : 新潟, 東京在住 • 所属 : スタディプラス株式会社 ◦ 2019年にモバイルアプリエンジニアとして入社 ◦ 現在はVPoEとして開発組織マネジメントやエンジニア採用を担当 • 使用キーボード : HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列 • X : @mego_ 👉アイコンはピョコタン画 私の自己紹介
• 小学生時代にMSXを買ってもらうところから全てが始まる ◦ 雑誌に掲載されているプログラムを打ち込んで遊ぶ ◦ リアルファミコン世代でもあるので家庭用ゲーム機でもしっかり遊ぶ • その後は国産パソコン PC-9801, FM-TOWNSで青春を謳歌する
◦ ゲームで遊ぶ • Windows 95搭載のDOS/Vマシンを手にいれる ◦ インターネットやオンラインゲームにどハマりする(とても楽しい時代) • プログラミング好きだし、コンピューターに関わる仕事が良さそう ◦ 👉地元のSI企業に就職 私はなぜITの道へ?(コンピュータとの出会い)
私の経歴 • 1998~2000年 新潟のSI企業でプログラマーとして就職 💻 ◦ 2000年退職後に 東京へ行く 🗼🚄🚶 •
2000~2003年 ゲーム制作会社でAD→ディレクター 🎮 • 2003~2017年 SES企業でSE 💻 ◦ 2015年 モバイルアプリエンジニア 📱にジョブチェンジ • 2017~2019年 教育系スタートアップでモバイルアプリエンジニア 📱 • 2019年~ 現職 スタディプラスでモバイルアプリエンジニア, VPoE 📱 ※ゲーム制作会社以降の話はきりみんちゃんの人生fm#15でがっつり話していますので気 になった方は「人生fm」で検索🔍
• 確実なのはモバイルアプリエンジニアになったこと • 2010年にiPhone 4を購入、自分でもモバイルアプリ作れるのでは?と思う ◦ そしてMacBook Proを購入、個人開発したアプリをリリース • その後、大手情報サービス会社のモバイルチームに常駐して2年半ほど経験
したこと • ↑がその後のキャリアに繋がった • 気がついたらそれから15年くらい前の話でびびる 今のエンジニアとしてのターニングポイントは?
• 子供は男x2 • 今日話すのは長男の話 ◦ 長男は専門学校2年通って就職 ◦ ちなみに次男は4月から大学3年(就職が心配すぎる) • 私49歳、長男24歳
本題の子供について
私が25歳のころに子供が誕生 主観だが今から思えばまあまあ早い気はする
2. 子供がエンジニアになるまで編
• ゲームしたり塾へ行ったり、習い事(サッカー・柔道)したり普通 • 小さい頃はプログラミングとの縁はほぼない ◦ 夏休みの自由研究のネタに困った時にプログラミンという当時あった サービスを題材にしたくらい • 中学生のころはインターネットに繋がらないパソコンで遊んでいた •
スマホを持ったのは高校生になってから • MacBook Proは高校卒業ころに 子供、どう育った? 提供 文部科学省
• 大学受験でなんやかんやあり、IT系の専門学校に入学 • 専門学校でHTML, CSS, JavaScript, Python, Java, PHPなどを学ぶ ◦
基本情報技術者試験の勉強もしていた(在学中に合格) • 個人開発でiOSアプリの開発を始める • 親としてサポートしたこと ◦ iOSアプリの開発を一から教える ◦ Git, GitHubの使い方をレクチャーする ◦ アプリ開発やGitの入門書、リーダブルコードなどの技術書を良いタイミ ングで与える 👉 とても重要 子供、専門学校に入学する
• プログラミングやアプリ開発の学習方法を相談できたところ。 ◦ 特に「これは実際の業務でもよく使う?」や「これは今学ぶべき?」な どアプリ開発の入門書に書かれていた内容の重要度を質問できたため、 より効率的に学習できたと感じる。 • エンジニアを目指したのはスマホアプリを作るのが楽しかったから (子供視点) 親がエンジニアで良かったこと
楽しいと思えることは大事ですね
子供、就活する • 就活する企業探して応募 ◦ 子供自身がリサーチした企業 + 私から情報提供 • 親としてサポートしたこと ◦
カンファレンスのパンフレットを提供 ▪ スポンサーとして協賛している企業をターゲットに就活を勧めた ◦ 新卒採用している会社で働いている知人にヒアリング ▪ 必要に応じてカジュアル面談の調整してもらったりした ◦ エントリーシートやポートフォリオの書き振りやアピールのアドバイス
• 企業の選び方のポイントや、履歴書やESの書き方を細かく教えてもらえた点 • エージェントや採用媒体のみに頼らず、Webサイトへ直接応募する利点や、 技術イベントに協賛している企業を狙うとよいというアドバイス ◦ 就活サイトや専門学校の先生からでは得られなかった情報だと思った • 面接でエンジニアを目指した理由を聞かれたとき、「親がエンジニアで、そ こから興味を持ちました」的なことを言うとウケる
◦ 明確で説得力のある志望動機を言いやすくて助かった (子供視点) 親がエンジニアで良かったこと
そんなこんなで就職先が決まり エンジニアになることができました
3. 子供がエンジニアになってから編
子供、働き始める • 無事、都内の受託開発の企業に就職 • 入社して最初の数ヶ月は出社して研修 • 研修終了後、リモートで働き始める • 親からの視点 ◦
長年出社が身について最近になってリモートで働き始めた自分として は、研修後にほぼフルリモートで働くのは大丈夫なのか不安 • 親としてサポートしたこと ◦ HHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列(無刻印)を提供する
子供がちゃんと仕事できているのか気になりすぎる
• 朝ちゃんと起きて仕事できているか心配 ◦ 仕事をしているのかわかる • 部屋からミーティングしている声がたまに聞こえる ◦ ちゃんと仕事をしていることが確認できる • 一緒に昼ごはんに行ったり、買いに行くこともある
◦ 仕事どう?、あれどうなった?など先輩・後輩的な会話が発生 ◦ そういう時に技術的な課題などのアドバイスをすることもある • 晩御飯をほぼ一緒に食べるのでそこでも色々会話できる (親視点) 子供、働き始めてどう?
• お互いに共感できる仕事の会話ができて楽しい • 業務中の行動面での相談をすることで「ほかの上司にも意見を聞いてみた ら?」「こんな提案をしたら?」などのアドバイスを得られるのが大きい • 飲み会で、父と年齢が近い上司に父がエンジニアであると話すとウケる (子供視点) 親がエンジニアで良かったこと
• 常に危機感を与えられる点 ◦ 父から「新卒で入った子が優秀で...」的な話を聞くと、自分も勉強しな きゃなーと思う (子供視点) 親がエンジニアで嫌だと思ったことはある?
• 無刻印のHHKBを使いこなしている。会社で同期にも布教していた。 • 働き始めてからも個人開発を続けている ◦ iOSでリリースしていたアプリをFlutterでリプレイス ▪ iOSとAndroidでストアにリリース ◦ 朝まで個人開発していることがある(最近はモンハンをやっている)
• 応用情報を3ヶ月勉強して普通に合格している ◦ 数年前まで学生だったので勉強は得意らしい • 興味のある技術系カンファレンスにしっかり参加している (親視点) 子供、結構すごいと思ったところ
それなりにやっている気はする
ついでに仮説 親から与えられる最初のキーボードが 子供にキーボードの好みに影響を及ぼす可能性あり
• 親がエンジニアであるメリット(だと思った点) ◦ いつでも親がベテランの先輩みたいな立ち位置で今までの経験を元にし たアドバイスをすることができる ▪ 生成AIが発達したら技術面のアドバイスは少なくなるかもしれない が、経験面からのアドバイスは参考になることが多いはず ◦ キャリアに関しても具体的なアドバイスができること
• 親として注意している点 ◦ 会社の若手にも言えることだが、必要以上にああだこうだ言わず、本人 の意志を尊重すること まとめ
4. 裏テーマ 私がこの先生き残るには?編
子供が大きくなって日常はどう変わった? • 子供が大人(20歳)になって良かったこと ◦ 一緒にお酒が飲める🍺💥🍺 ◦ 居酒屋行こうぜ、お酒買いに行こうぜ などが可能 ▪ ※なお、強要はしていない
• 子供に時間が取られなくなったので自由な時間が増える ◦ 1日中、読書・ゲーム・昼寝することも可能
• 親としての役割はやり終えた? ◦ これから何のために働く?いつまで働けば?など漠然とした疑問 • じわじわ認識し始める老い… ◦ 老眼などの体の衰えを感じるようになってきた👀 ◦ なんかだるい気がする
◦ いつまで健康に仕事を続けられるか不安になってくる ▪ 積読、Steamの積みゲー、その他を消化しきれる気がしない ◦ いつごろから終活を意識すれば良い? 子供が大きくなって心理面はどう変わった?
ある程度子供が大きくなったら 自分はいつ死んでも大丈夫では? という心理も生まれる
じゃあこれから何のために働く?
• 自分は何のために働くのか?どこへ行くのか? • エンジニアとして働き続けるモチベーションは何? ◦ 自分の技術を高める ◦ 何か野望を成し遂げたい、後世に何かを残したい ◦ 自分の技術が必要とされる環境で役に立ちたい
◦ 何か社会や人のためになることをしたい ▪ 何か未来にとってプラスになったらいいな ▪ みたいなところが原動力かも この先(どう)生きのこるのか?
• エンジニアとしてあり続けるために学び続けるしかない ◦ 「達人プログラマー」に書かれているポートフォリオの充実 ▪ 毎年少なくとも言語を1つ学習する ▪ 月に1ペースで技術書を読む など ◦
新しい分野へのチャレンジ(セキュリティ関連など) • 個人開発でゲームを作ってみたい • 死ぬ時に自分の人生なんだったんだろう?とならないようにある程度の何か をやり切った感がほしい気がする この先(どう)生きのこるのか?
最近生まれてきた願望 その1 孫の顔を早くみたい気持ちがわかる 早くおじいちゃんになって自慢したい(誰に?)
最近生まれてきた願望 その2 なお、犬を飼いたいという気持ちもある🐕 (YouTubeで動画を観まくっている)
まとめ
• 今後、子供がエンジニアになるというケースは増えてくるかもしれない ◦ 親がエンジニアであるメリットはかなりあるはず! • でも、この先エンジニアという職業がどうなるかわからなすぎる… ◦ AIの進化が早すぎて自分も取り残されたらまずい雰囲気が漂っている • とはいえ、子供の人生なので子供のやりたいことを見つけてもらうことが大
事であり、必要な時に親がアドバイスできれば良いと思う まとめ
• 振り返ると子供が成長して大きくなるのはとても早かった… ◦ 子育ては大変だしとても長いが、振り返るとあっという間 • 小さい頃もかわいいが、大きくなって1人の人間になっていくのが面白い! • お子さんがいる方は動画や写真をたくさん撮って残しましょう ◦ 私の場合、デジカメしかない時代だったので、あるにはあるが、めちゃ
くちゃ沢山あるというわけではない • 小さい子供を連れている家族を見ていると自分の子供が小さかった時のこと を思い出す🥺 最後に
今日話をしたのは私の人生の物語の一部です。 それぞれの人生を思う存分楽しんでいきましょう。