Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
生成AIを利用するだけでなく、投資できる組織へ
Search
pospome
December 10, 2025
Programming
630
2
Share
Embed
Copy iframe code
Copy JS code
Copy link
Start on current slide
生成AIを利用するだけでなく、投資できる組織へ
"【Luup/NTTデータ/カミナシ/LINEヤフー】TECH PLAY 生成AI Conference" の登壇資料
https://techplay.jp/event/987968
pospome
December 10, 2025
More Decks by pospome
See All by pospome
スタートアップを支える技術戦略と組織づくり
pospome
8
21k
技術好きなエンジニアが "リーダーへの進化" によって得たものと失ったもの
pospome
5
1.7k
DMMプラットフォームにおけるTiDBの導入から運用まで
pospome
8
5.3k
DMMプラットフォームがTiDB Cloudを採用した背景
pospome
10
6.2k
DDDはなぜ難しいのか / 良いコードの定義と設計能力の壁
pospome
44
22k
マイクロサービス環境におけるDB戦略 in DMMプラットフォーム
pospome
12
5.3k
組織全体で開発生産性に取り組むために 専門チームを作った話
pospome
2
2.2k
DMMプラットフォームにおける GKE を利用した プラットフォームエンジニアリングへの 取り組み
pospome
1
970
DMMプラットフォームにおけるコード品質を改善する取り組みの理想と現実
pospome
3
3k
Other Decks in Programming
See All in Programming
メールのエイリアス機能を履き違えない
isshinfunada
0
150
生成AI導入の「期待外れ」を乗り越える ー 開発フロー改革が目指す、真の組織変革
starfish719
0
2.7k
Terraform標準の組織で AWS CDKをどう使うか
mu7889yoon
1
420
FDEが実現するAI駆動経営の現在地
gonta
2
240
【やさしく解説 設計編・中級 #1】一つの車に、運転手は一人 ~ある倉庫システムの事例から~
panda728
PRO
0
200
改善しないと、タスクが回らない。 “てんこ盛りポジション” を引き継いだ情シスの、入社3ヶ月の業務改善録
krm963
0
220
信頼性について考えてみる(SRE NEXT 2026 miniLT)
hayama17
0
230
自動化したのに回らないテスト運用の壁ーAI時代の品質責任と生産性
mfunaki
0
110
エンジニアにデザインハーネスを 〜デザインプロセスを規定するためのハーネス〜 / Design harness from an engineer's perspective
rkaga
2
1.8k
数百円から始めるRuby電子工作
tarosay
0
110
そこに3びきプロダクトがいるじゃろう——生成AI時代における“価値が届かない理由”の構造
kosuket
0
260
【やさしく解説 設計編 #0】DDDのコード、読めるのに分からない人へ
panda728
PRO
2
290
Featured
See All Featured
Design and Strategy: How to Deal with People Who Don’t "Get" Design
morganepeng
133
19k
Groundhog Day: Seeking Process in Gaming for Health
codingconduct
0
260
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
47
8.2k
The Hidden Cost of Media on the Web [PixelPalooza 2025]
tammyeverts
2
400
The innovator’s Mindset - Leading Through an Era of Exponential Change - McGill University 2025
jdejongh
PRO
1
230
Unlocking the hidden potential of vector embeddings in international SEO
frankvandijk
0
880
Heart Work Chapter 1 - Part 1
lfama
PRO
8
36k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
183
10k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
330
40k
Imperfection Machines: The Place of Print at Facebook
scottboms
270
14k
New Earth Scene 8
popppiees
3
2.4k
"I'm Feeling Lucky" - Building Great Search Experiences for Today's Users (#IAC19)
danielanewman
230
23k
Transcript
生成AIを利用するだけでなく、 投資できる組織へ @pospome
自己紹介 • 名前:pospome(ぽすぽめ) • 所属:株式会社カミナシ • 職種:VPoE • Xのアカウント:@pospome 2
社名だけでも 覚えて帰ってください 弊社CTO
今回のイベントテーマと概要 3
AIを導入/適用する領域 4 • AIを導入/適用する領域はいくつか存在する。 ◦ プロダクトにAIを導入する。 例:NotionのAI機能 ◦ 非エンジニアの社内業務にAIを導入する。 例:営業組織の業務効率化
◦ エンジニアの業務にAIを導入する。 例:AIエージェントによる業務支援(設計、開発、運用)
アジェンダ 5 1. pospomeは危機感を持っている 2. AI活用の課題 3. カミナシのエンジニアリング組織での取り組み
アジェンダ 6 1. pospomeは危機感を持っている 2. AI活用の課題 3. カミナシのエンジニアリング組織での取り組み
pospomeは危機感を持っている 7 • AIに対して “クラウドを超える驚き” が・・・。 ◦ クラウドも結構衝撃的だったけど・・・。
pospomeは危機感を持っている 8 • AIを活用できない組織は競合に勝てなくなる。 ◦ 今はいいかもしれないが、3年後には手遅れになりそう。 ◦ スタートアップ or メガベンチャーは関係ない。
• “AIを活用できる組織を作らなければいけない” という とても大きな危機感を持っている。 ◦ “AIに対する期待” というよりは “勝てなくなるかもしれない危機感”
アジェンダ 9 1. pospomeは危機感を持っている 2. AI活用の課題 3. カミナシのエンジニアリング組織での取り組み
AI活用の課題 10 • 多くの企業がエンジニアにAIツールを提供している。 ◦ これ自体はとても良いことだと思う。 まずはここから。 例:エンジニア全員がClaude Codeを使えるようにする
AI活用の課題 11 ツールを提供するだけで組織のAI活用って進むの? (´・ω・`)
AI活用の課題 12 • ツールを提供するだけでAI活用ってできるものなの? ◦ 上手く使える人/組織はいいけど、みんながそうではない。 ツールを提供するだけだと、会社全体で上手く使える状態にならない。 • 組織全体で上手くAI活用するのはどうすればいいか? ◦
組織として理想のAI活用を目指すために、 誰かがオーナーシップを持って、この課題に向き合わなければいけない。 ▪ “組織全体で上手く使われていること” を確認するところまで責任を持つ。
アジェンダ 13 1. pospomeは危機感を持っている 2. AI活用の課題 3. カミナシのエンジニアリング組織での取り組み
わくわくAI共有会の誕生 14 • この課題に取り組むために始めたのが “わくわくAI共有会(´・ω・`)” である。 ◦ 各チームのAI活用について共有・議論する会 ◦ 参加者はEM
& pospome ◦ 毎週30min pospomeさん ふざけてない? 大丈夫? 弊社CTO
わくわくAI共有会の誕生 15 • pospomeは知見共有の箱を作っただけ。 ◦ 各チームが何をするかは各チーム自身に考えてもらう。 EMにオーナーシップを持ってもらう。 ◦ 各チームが危機感を持ち、自立的に行動しなければ意味がない。 自分たちで考えるからこそ、AIリテラシーが育つはず。
わくわくAI共有会の誕生 16 • pospomeも参加することで各チームのAI活用を確認する。 ◦ 各チームに「やってね」と言うだけでは機能しない。 ◦ pospomeもオーナーシップを持つ。
わくわく会を実際にやってみて・・・ 17 • 各チームが色々考えて取り組んでくれた。 ◦ やり方は任せたが、 チームごとにAI活用の定例ミーティングを開催し、 そこで活用について議論するような形に落ち着いた。 ◦ 各チームの定例ミーティングで出た話を
“わくわくAI共有会” に持ち込む。
わくわく会を実際にやってみて・・・ 18 よかったね(´・ω・`)
わくわく会を実際にやってみて・・・ 19 しかし、ビミョーーーーーに pospomeが意図する取り組みになっていない部分があった (´;ω;`)ウゥゥ
わくわく会を実際にやってみて・・・ • しかし、pospomeが意図する取り組みの形になっていなかった・・・。 ◦ pospomeがイメージするAI活用のインプットが不足していた。 反省ポイントである。 ◦ ただ、ここに気づけたことはポジティブである。 ▪ 自身がオーナーシップを持って取り組んだ結果、
こういった “問題検知 & リカバリ” ができる。
pospomeが求めるAI活用への姿勢 21 • AI活用のファーストステップは “利用” ではなく “投資” であるべき。 ◦ AIでできることをAIにやらせても競合には勝てない。
みんなやっているので、そこで差はつかない。 • 不確実性が高くてもいいので、 一番レバレッジが効く領域を特定し、そこに対してAIを適用する。 ◦ 失敗しても良い。 そのプロセスが組織に知見をもたらし、AIリテラシーを育てるはず。 なんか真面目ですね 弊社CTO
pospomeが求めるAI活用への姿勢 22 • チームとして戦略を立てましょう。 ◦ 一番レバレッジが効く領域は? ◦ 次の定例までに何をやる? ◦ 成果は定量的に可視化できる?
▪ それとも定性的なものでもいい? ◦ チーム内で利用するAIエージェントは統一する?
pospomeが求めるAI活用への姿勢 23 • お手々で頑張ってプロンプトを工夫するのは限界なので、 ツールを上手く使いましょう。 例:Claud Codeのサブエージェント、OSSのツール群
今どーゆー状況なのか? 24 • わくわく会は60minに伸びた。 ◦ なんだかんだでディスカッションするトピックが多い。 それだけ共有すべき知見がある。 • 各チームが危機感を持って戦略的に取り組む姿勢を 見せてくれるようになった。
◦ 特にEMの人たちからそれを感じる。 • 成果がでているかというと・・・微妙・・・。 ◦ 生産性は上がっているが、体感で10~15%とかそのくらい。
まとめ:AIを上手く活用できる組織にするには? 25 • EM, 部長, VPoE, CTO というマネージメントレイヤが重要になる。 ◦ 組織のボトルネックを認識し、そこに対する打ち手を実行する。
マネージメントレイヤはこれを意識しなければいけない。 • 組織として理想のAI活用像を定義し、 オーナーシップを持って、それを実現する必要がある。 ◦ AI活用はエンジニア個々の努力だけ実現できるものではない。
おわり おわり 26