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フィードバックで育てるAI開発

 フィードバックで育てるAI開発

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Kota Minato

June 25, 2026

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Transcript

  1. © 2026 Wantedly, Inc. 名前:湊 航太 / Kota Minato 入社:2025年2月

    ポジション:iOSエンジニア 性格診断:ハーモナイザー MBTI:ISFP(冒険家) 自己紹介
  2. © 2026 Wantedly, Inc. ⼈間に作業を依頼するとき Why / What の共有 「これお願い!」と依頼するより、背景や⽬的を共有することで、より期待に近い成果物が得られる。

    実装スコープを明確にする たとえば、「⚫⚫⚫の画⾯実装しといて」と依頼する場⾯をイメージしてください。 表⽰成功時の⾒た⽬だけを実装 する Aさん ローディング画⾯や通信失敗時 まで実装する Bさん テストコードやログ計測まで実 装する Cさん AIへの依頼は人間への依頼と似ている 何をしてほしいのか明確にしないと成果物がバラバラになるため、具体的に伝える必要がある。
  3. © 2026 Wantedly, Inc. AIへの依頼は人間への依頼と似ている ⼈間とAIの違いは何か ⼈間もAIも同じこと 背景‧⽬的を共有すると成果物の質が上がる スコープを明確にしないと期待とズレる コンテキストが多いほど、相⼿は動きやすい

    決定的に違う点 ⼈間は依頼を重ねるうちに、⾔わなくても分かるようになっていきます。 「あの⼈はこういうときこう動く」「チームではこれは暗黙のルールだ」という蓄積が⾃然に起きる。 フィードバックと経験を通じて、暗黙知が相⼿の中に育っていくが、AIはこれが起きず、毎回ゼロから始まる。 ⼈間は慣れるほど「省略」できる。AIは何度使っても「省略」できない。
  4. © 2026 Wantedly, Inc. 💡 AI活⽤では開発組織の「暗黙知」を「形式知」として還元する仕組みが必要 AIはドメイン知識を知らない 人間 ⽇常的な学習 ⽇々のコミュニケーションやレビューを通じて、

    チームの暗黙知を⾃律的に学習できる ドメイン知識 フィードバックや経験の蓄積により、プロダクト の歴史的背景や設計思想を理解することができる AI ⽇常的な学習 指摘を繰り返しても、知識として明⽰化しない限 り学習はしない (その場限り) ドメイン知識 組織固有のルールや過去の失敗事例といった組織 のドメイン知識は理解していない 暗黙知は毎回コンテキストとして 明⽰的に渡す必要がある 振り返りや会話を重ねるうちに ⾃然とコンテキストを内⾯化する
  5. © 2026 Wantedly, Inc. 暗黙知を形式知化する仕組みを作る 暗黙知のコンテキスト化 CHECK ACTION DO 改善

    確認 実⾏ 毎度同じ指摘を繰り返さない 最初から⾼い成果物を出⼒可能に 新規参画者の早期戦⼒化 フィードバックを行う 「なぜ」をフィードバックする 良し悪しの基準を共有する 暗黙知を⾔語化する 💡 AI活⽤において重要なのはフィードバックループ回すこと
  6. © 2026 Wantedly, Inc. 暗黙知を形式知化する仕組みを作る PRの収集 レビュー指摘抽出 レビュー指摘抽出 AGENT.md 更新

    AGENTS.md 週次ガードレール⾃動改善 DevinAutomation で⾃動実⾏ 直近1週間のマージ済 み PR を対象 ⼈間レビュアーのコメ ントを抽出 ⼈間だけが気がつける 暗黙ルールを拾う 繰り返し指摘されてい る暗黙知を採⽤ ⼀般常識や CI 検知で きるものは不採⽤ 更新 PR を⾃動作成し ⼈間がレビューを⾏う 適切な AGENT.md に⾃ 動で振り分けて PR 作成 💡AIを活用して暗黙知のコンテキスト化を仕組み化する
  7. © 2026 Wantedly, Inc. まとめ AI への依頼は⼈への依頼と似ており、背景⽬的を共有することで 成果物の質が向上する。⼈は経験から暗黙知を学ぶ⼀⽅、AIは学習し ないため、知識を明⽰的にコンテキストとして与える必要がある。 01

    AIは暗黙知を知らない プロンプトは個⼈のスキルだが、コンテキストは組織の資産になる。 暗黙知を蓄積することで AI 活⽤は個⼈最適から組織最適へ変わる。 02 フィードバックの資産化 AI 活⽤とは組織の知識を蓄積し続けることである。 知識循環が回るほど、AI と組織の双⽅が成⻑していく。 03 AI活⽤の鍵は知識循環