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オブザーバビリティ勉強会で模擬障害対応をやってみた

 オブザーバビリティ勉強会で模擬障害対応をやってみた

# ゆるSRE勉強会 #6
20:35-20:40 『オブザーバビリティ勉強会で模擬障害対応をやってみた』
蒲生廣人さん X(旧Twitter): @gamonges_eng

Tech Leverages

June 06, 2024
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Transcript

  1. | © Leverages inc. 2 • 所属 ◦ レバテック開発部DevOps推進グループSREチーム • サービス

    ◦ レバテック ▪ エンジニアの転職支援、新卒支援 ▪ フリーランスエンジニアの案件支援 • 趣味 ◦ フットサル、ずっと真夜中でいいのに • 好きな言葉 ◦ 「推測するな、計測せよ」 ◦ 「一行のログの先には、一人のユーザーがいる」 自己紹介 Introduction
  2. | © Leverages inc. 5 ※ツールの選定や導入決定に至るまでの経緯は端折ります🙏 • オブザーバビリティの解像度 ◦ モニタリングとどう違うの ◦

    それまでのモニタリング体制文化からの変容 ▪ インフラのメトリクス、ログ中心の監視設定からユーザー体験重視のプラクティスへ • ツール移行 ◦ 監視設定などの移行コスト ◦ 運用自体の移行コスト 導入当初のハードル オブザーバビリティ導入までのハードル
  3. | © Leverages inc. 6 • オブザーバビリティ勉強会 ◦ オブザーバビリティの考えや概念について学んでもらう • ツールハンズオン

    ◦ 導入したオブザーバビリティツール(NewRelic)の操作を一通り行うことで、ツールを開発チー ムで触れるようにする • アラート勉強会 ◦ ユーザー視点でのアラートをどう設定していくのか ◦ NewRelicのアラート設定ハンズオン • NewRelicアラートのTerraformライブラリ作成 • NewRelic合宿 ◦ GWの中日にあった平日3日間で、出勤している開発部メンバーでアラートの移行作業を行う ◦ その間SREチームががっつりサポート ハードルを超えるための取り組み オブザーバビリティ導入までのハードル
  4. | © Leverages inc. 7 • 具体的な普段の運用方法の解像度が上がりきらない ◦ APMなど新しい機能をどう運用にのせていくか • いざ障害が発生した際に使いこなせるかわからない

    ◦ ツールを使ったトラブルシューティング経験がないので、インシデント時の対応に不安が残る 解決しきれない課題 オブザーバビリティ導入までのハードル
  5. | © Leverages inc. 9 • 具体的な普段の運用方法の解像度が上がりきらない ◦ 実際に運用しているサービスのテレメトリをツールで見れる状態にして 開発者が分析できる状態を作る •

    いざ障害が発生した際に使いこなせるかわからない ◦ 実際に障害を起こしてみて、導入したツールを使って何ができるか、トラブルシューティングをど うやっていくのか、を体験させてみる どうしてやるの 模擬障害対応やってみよう
  6. | © Leverages inc. 10 • 対象 ◦ NewRelicのライセンスを配った社員約30名ほど • シナリオ選び

    ◦ 実際に過去に起きたインシデントの中から、売上損失につながりやすいインシデントシナリオを3 つ用意 • 環境 ◦ 関係するサービスのSTG環境 ▪ 開発者以外の社内の人が使っているケースがあるので事前に告知 ▪ ゴミデータができるなど不可逆性の高いものは、模擬障害対応用のデータベースを作って そちらで実施 どうやったの 模擬障害対応やってみよう
  7. | © Leverages inc. 14 • 具体的な普段の運用方法の解像度が上がりきらない ◦ APMなど新しい機能をどう運用にのせていくか 運用のイメージの解像度UP 模擬障害対応の効果

    • 新しく使う機能でダッシュボードやアラートを作成し、それらを使って調査をしても らった ◦ これの一個前の勉強会で、ダッシュボードとアラートの作成ハンズオンをやって いるので概念は分かってる ◦ 自システムの設定例を見てもらうことで、自分たちで設定する時の参考にして もらった
  8. | © Leverages inc. 17 • 障害対応をカジュアルな気持ちで体験できる ◦ ISUCONに近いゲーム感覚があった • 解決すべき問題に対して、ツールを駆使する体験ができる

    ◦ ハンズオンだけだと具体的にツールを役立たせる、みたいなところまではできないけど 障害を解決するっていう問題に対して取り組ませるのは、また違う頭の使い方をするところがいい • 出題者側はシステムの仕組みを理解するいい機会になる ◦ 「こここうなってたのね!」とか「こうするとここが壊れるのね!」っていうアハ体験は楽しかった ◦ でも準備は大変 模擬障害対応はいいぞ(準備は大変だけど) まとめ
  9. | © Leverages inc. 18 • Xアカウント:@gamonges_eng • レバテック技術広報アカウント:@levtech_dev • レバテック技術ブログ:Zenn

    NewRelicに移行した経緯が書いてあるADRをチームメンバーが公開してくれました!!🎉🎉🎉 蛇足