Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
MCPに潜むセキュリティリスクを考えてみる
Search
Milix-M
July 23, 2025
Technology
1.8k
2
Share
MCPに潜むセキュリティリスクを考えてみる
製造業でも生成AI活用したい!名古屋LLM MeetUp#7
https://kinto-technologies.connpass.com/event/354960/
登壇資料
Milix-M
July 23, 2025
Other Decks in Technology
See All in Technology
Standards et agents IA : un tour d’horizon de MCP, A2A, ADK et plus encore
glaforge
0
190
Revisiting [CLS] and Patch Token Interaction in Vision Transformers
yu4u
0
390
ハーネスエンジニアリングの概要と設計思想
sergicalsix
9
5.3k
AI バイブコーティングでキーボード不要?!
samakada
0
600
Hacobu Tech Deck
hacobu
PRO
0
120
エージェントスキルを作って自分のインプットに役立てよう
tsubakimoto_s
0
440
Arcana: Production-Ready RAG in Elixir @ ElixirConf EU 2026
georgeguimaraes
0
110
AIでAIをテストする - 音声AIエージェントの品質保証戦略
morix1500
1
140
AI와 협업하는 조직으로의 여정
arawn
0
510
AI時代のガードレールとしてのAPIガバナンス
nagix
0
300
[最強DB講義]推薦システム | 評価編
recsyslab
PRO
0
100
扱える不確実性を増やしていく - スタートアップEMが考える「任せ方」
kadoppe
0
320
Featured
See All Featured
Everyday Curiosity
cassininazir
0
200
How to Ace a Technical Interview
jacobian
281
24k
Bridging the Design Gap: How Collaborative Modelling removes blockers to flow between stakeholders and teams @FastFlow conf
baasie
0
520
技術選定の審美眼(2025年版) / Understanding the Spiral of Technologies 2025 edition
twada
PRO
118
110k
End of SEO as We Know It (SMX Advanced Version)
ipullrank
3
4.1k
Templates, Plugins, & Blocks: Oh My! Creating the theme that thinks of everything
marktimemedia
31
2.8k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
37
6.4k
Responsive Adventures: Dirty Tricks From The Dark Corners of Front-End
smashingmag
254
22k
Digital Ethics as a Driver of Design Innovation
axbom
PRO
1
270
Game over? The fight for quality and originality in the time of robots
wayneb77
1
160
Music & Morning Musume
bryan
47
7.2k
世界の人気アプリ100個を分析して見えたペイウォール設計の心得
akihiro_kokubo
PRO
69
39k
Transcript
MCP に潜むセキュリティリスクを考えてみる Milix-M 2025/07/23
目次 自己紹介 MCP(Model Context Protocol)とは MCPの何がすごい? MCPサーバを使う上でのセキュリティリスク 実際の事例 攻撃手順(例) イメージ
この攻撃の何が怖い? まとめ 2
自己紹介 Milix-M (みりっくす) X: @_milix_m Zenn: @milix_m 年齢: 19歳(今年で20歳) 社会人2年目
出身地: 岐阜県岐阜市 鵜飼や岐阜城が有名です 誕生日: 12月25日 趣味: 車・VR VRは総プレイ時間10000h↑ LT 初めてです。頑張ります 3
皆さんMCP 使ってますか? GitHub, Playwright, Notion, FileSystem... 4
MCP (Model Context Protocol )とは AIと外部ツールを連携させるためのオープンな標準規格 MCPを通じて何らかのツールを提供するサーバの事をMCP Server と呼ぶ Local
MCP Server Remote MCP Server Gemini CLI, Claude CodeといったAIエージェントツールが使われる ようになり、 MCPサーバも色々な用途で様々な人に使われるようになっている 5
MCP の何がすごい? AIを通じて外部ツールを操作しやすくなる 今までバラバラだった「呼び出し方」や「使い方」が共通化され る AIに情報を渡したり... AIがサービスを操作したり... MCP開発のSDKを使用することで比較的容易にAIと外部ツールを繋 げられ、(外部サービス提供者から見て)AIエージェント利用者に サービスを触ってもらえる
6
突然ですが... MCP を使う中で セキュリティ 意識したことありますか? 7
MCP サーバーを使う上でのセキュリティリスク AIに外部サービスを繋げるという仕組み上、 セキュリティリスクもある コマンド/プロンプト インジェクション ツール汚染攻撃 MCPサーバが提供するツールの説明文に悪意のあるコードを 埋め込む攻撃 ラグプル攻撃
ツールが使用されるようになった後説明文を変更し攻撃 etc... 8
実際の事例 GitHub公式のMCPサーバが利用された 攻撃者が悪意のあるGitHub Issueを介してユーザーのAIエージェ ントを乗っ取り、プライベートリポジトリからデータを漏洩させ られる脆弱性 参考: https://invariantlabs.ai/blog/mcp-github-vulnerability 9
攻撃手順( 例) 1. 悪意のあるIssueの作成 攻撃者がパブリックリポジトリに、プロンプトインジェクション を起こさせる内容を含むIssueを作成 2. ユーザー・エージェント操作 ユーザー操作により、エージェントが悪意のあるIssueを読み取 ってしまいプロンプトインジェクションが実行される
3. プライベート情報の漏洩 エージェントが攻撃者の指示に従い、プライベートリポジトリか ら情報を取得し、パブリックリポジトリにプルクリエストとして 機密情報を公開 10
イメージ 11
この攻撃の何が怖い? GitHub MCPサーバーコード自体の欠陥ではない AIエージェントレベルで対処する必要があるアーキテクチャ上の 問題 MCPプロトコル自体はセキュリティ対策が組み込まれていな い サーバー側のパッチを通じてこの脆弱性を解決することはできな い 同様な攻撃が他のMCPサーバーでも起こり得る
12
対策・まとめ MCPを通じてAIエージェントが外部ツールを操作するため、 その部分のセキュリティリスクを意識することも重要 現状としては人間の確認が一番の対策になる 個人はもちろん、業務などで利用する場合は信頼できる公式の MCPサーバを使用する、 (可能なら)ざっとコードを確認してみるなどの対策が必要 それこそ, そのコードをAIに読ませるのでも良い 13
セキュリティも意識して MCP を使って楽しいAI ライフを!! 14
ご清聴ありがとうございました! 15