Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
大規模Hive-Trino移行PJの事例紹介
Search
LINEヤフーTech (LY Corporation Tech)
PRO
July 16, 2024
Technology
8
1k
大規模Hive-Trino移行PJの事例紹介
「Trino Japan Community Meetup 2024」での発表資料です。
LINEヤフーTech (LY Corporation Tech)
PRO
July 16, 2024
Tweet
Share
More Decks by LINEヤフーTech (LY Corporation Tech)
See All by LINEヤフーTech (LY Corporation Tech)
日本語テキストと音楽の対照学習の技術とその応用
lycorptech_jp
PRO
1
380
Java Virtual Threads, Kotlin Coroutines, Go Goroutinesの比較
lycorptech_jp
PRO
1
90
マイクロサービスアーキテクチャのトレードオフとコンポーネント増加について〜Yahoo!ニュース〜
lycorptech_jp
PRO
0
32
AIプラットフォームにおけるMLflowの利用について
lycorptech_jp
PRO
2
260
MLflowダイエット大作戦
lycorptech_jp
PRO
1
220
4%ルールとN1思考──不確実性に対抗するディスカバリー検証
lycorptech_jp
PRO
1
180
初めてのOSS貢献の雑ガイド
lycorptech_jp
PRO
1
53
LINEスタンプ開発の日常
lycorptech_jp
PRO
1
700
LINEスタンプサーバーサイド
lycorptech_jp
PRO
0
700
Other Decks in Technology
See All in Technology
AI開発をスケールさせるデータ中心の仕組みづくり
kzykmyzw
0
190
SREのプラクティスを用いた3領域同時 マネジメントへの挑戦 〜SRE・情シス・セキュリティを統合した チーム運営術〜
coconala_engineer
1
220
今日から始めるAmazon Bedrock AgentCore
har1101
4
260
ドキュメントからはじめる未来のソフトウェア
pkshadeck
4
2.1k
サイボウズ 開発本部採用ピッチ / Cybozu Engineer Recruit
cybozuinsideout
PRO
10
73k
2026年はチャンキングを極める!
shibuiwilliam
8
1.7k
2人で作ったAIダッシュボードが、開発組織の次の一手を照らした話― Cursor × SpecKit × 可視化の実践 ― Qiita AI Summit
noalisaai
1
310
MySQLのJSON機能の活用術
ikomachi226
0
120
Oracle Cloud Infrastructure:2026年1月度サービス・アップデート
oracle4engineer
PRO
0
200
新規事業における「一部だけどコア」な AI精度改善の優先順位づけ
zerebom
0
440
Tebiki Engineering Team Deck
tebiki
0
23k
3分でわかる!新機能 AWS Transform custom
sato4mi
1
270
Featured
See All Featured
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
31
6.6k
Impact Scores and Hybrid Strategies: The future of link building
tamaranovitovic
0
190
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
307
120k
End of SEO as We Know It (SMX Advanced Version)
ipullrank
3
3.9k
Context Engineering - Making Every Token Count
addyosmani
9
640
Mind Mapping
helmedeiros
PRO
0
64
Getting science done with accelerated Python computing platforms
jacobtomlinson
1
110
Navigating the moral maze — ethical principles for Al-driven product design
skipperchong
2
240
ReactJS: Keep Simple. Everything can be a component!
pedronauck
666
130k
The Impact of AI in SEO - AI Overviews June 2024 Edition
aleyda
5
720
AI in Enterprises - Java and Open Source to the Rescue
ivargrimstad
0
1.1k
Agile Actions for Facilitating Distributed Teams - ADO2019
mkilby
0
110
Transcript
© LY Corporation ⼤規模Hive-Trino移⾏PJの 事例紹介 LINEヤフー株式会社 伊藤 祐貴 (Yuki Ito)
© LY Corporation 2 • ҏ౻ ༞و (Yuki ito) •
ܦྺ • ~2019: ౦ژۀେֶ म࢜ଔۀ • HPCΛઐ߈ • 2019: Ϡϑʔ (ݱLINEϠϑʔ)৽ଔೖࣾ • TrinoνʔϜʹॴଐ • 2023~: ࣾTrinoͷProduct Managerʹ • झຯ: 3DCG ⾃⼰紹介
© LY Corporation • 現在LINEヤフーではHive脱却を推進中 • Trino / Sparkへの移⾏することに •
その移⾏PJについて紹介します! • 移⾏のモチベーション • 各種課題 / 対応の紹介、など 3 本発表について (Ref: https://hive.apache.org/) (Ref: https://trino.io/ ) (Ref: https://spark.apache.org/)
© LY Corporation Agenda 01: Hive脱却の背景 Hive脱却のモチベーション / 課題感 02:
Hive-Trino移⾏の進め⽅ 移⾏の実績作り / 各課題への対応検討 / ユーザへのアプローチ 03: 終わりに 4
© LY Corporation 01: Hive脱却の背景 5
© LY Corporation • 社内だと⻑年Hive使う⽂化だった • が、時が経つにつれて課題が増えてきた… 6 背景 脆弱性
Communityの 衰退 より⾼性能な PFの登場 PF側だけでなく client側の脆弱性も 将来的な改善が⾒込めない Trinoの⽅が⾼速 => コスト削減に繋がる Hive脱却 + Trinoへの移⾏を決意!!!
© LY Corporation • 社内でHiveのワークロードは⼤量に存在 7 脱却に向けた課題 Þ 「どう進めていくか」から⼤きな課題に… •
そもそも技術的に移⾏ができるのか • PF側の準備何をすればいいのか • ユーザ側の移⾏コスト⼤きい、etc… ユーザ数 数千アカウントが利⽤ クエリ数 dailyで数⼗万クエリ リソース使⽤量 サーバ数千台分
© LY Corporation 02: Hive-Trino移⾏の進め⽅ 8
© LY Corporation 1. 移⾏の下地作り • 社内でのTrino実績作り • 運⽤体制の改善 2.
各課題の対策検討 • とにかく課題を洗い出し + 対策を進めた • (いくつか実際にあった課題紹介します) 3. ユーザへの各種アプローチ • 実際にユーザに動いてもらうのも⼤きな課題だった 9 全体としての流れ
© LY Corporation • ユーザーが安⼼して移⾏できるような実績作り: • ⼀部のユースケースに絞って移⾏ • まずはTrinoが得意なSELECT系クエリをターゲットに Þ
これによって社内でも少しずつ「Trino良さそう」って雰囲気を作れた • ユーザ増加への対策: • ユーザが増えると運⽤負担も増える • その前にTrino運⽤体制の改善は進めた • Trino on K8S化、など • (詳細は別途スターさんの発表参照) 10 1. 移⾏の下地作り kubernetes Trino クラスタA Trino クラスタB
© LY Corporation • 社内ユースケースや社外資料を調査し、課題を洗い出し / 対策検討した • 特に参考になった社外資料: •
Hive公式ドキュメント • Hive独⾃構⽂の洗い出しに • Meta社のHive脱却の紹介: • 4IBSFE'PVOEBUJPOT.PEFSOJ[JOH.FUB`T%BUB-BLFIPVTF • 社内だとユーザへのアンケートも実施して課題を洗い出した • 移⾏にあたっての懸念点をヒアリング • 実際に移⾏したユーザへ「苦労した点」のヒアリング 11 2.各課題への対策検討
© LY Corporation 12 課題対応の事例 (1/3) 課題 対策 SQLの書き換えコストが⼤きい ルールベースの簡単なSQL変換ツールを提供
• 100%は無理だけど少しでも楽できるように • ⾃動変換できないものは書き換えTipsでフォロー Trinoはfault tolerance⾯が弱い 重いETLジョブだと問題になる Þ Trinoだけで頑張らずにSparkも移⾏先として採⽤ ⼤量のUDF移⾏のための開発コスト 数⼗件のHive UDFがあった • 中には「開発者がもういないけど、使っている⼈はたくさんい る」ケースも… • 移⾏のためにはTrino版の開発が必要 Þ 基本的には「UDF使いたい⼈に作成してもらう」作戦に • 開発つらそうな場合はSparkへ誘導
© LY Corporation 13 課題対応の事例 (2/3) 課題 対策 ⼤量のCREATE TEMPORARY
TABLEの移⾏によるHMS負荷 1⽇数万件実⾏しているユーザいた • Trinoだとクエリ書き換え or 通常Table変更 • 通常Table頻繁に作られるとHMS負荷⾼い Þ がっつりワークロード⾒直し相談した • (いくつかの通常テーブルを毎⽇使い回してもらう形に) 1万カラムテーブルによる coordinator負荷 Trinoだとplanningだけでもcoordinatorへのメモリ負荷⾼い Þ Spark⾏ってもらった 参考: 下記のPRで負荷⾃体は緩和された • https://github.com/trinodb/trino/pull/15601 • https://github.com/trinodb/trino/pull/15721
© LY Corporation 14 課題対応の事例 (3/3) 課題 対策 ユーザ増加によるTrino負荷増⼤ Hive感覚でTrino利⽤するユーザが増えた
• 今までHiveだと無茶なクエリも動いていた (数TBのJOINなど) • そのままTrinoで実⾏しようとしてTrinoのcpuやメモリ、HDFS、 HMSなどに⾼負荷が発⽣ Þ 様々な負荷対策が必要に • クエリ単位のcputime / HDFS read量制限 • アカウント単位のcputime制限、など 制限⼊れた結果、効率の悪いクエリが減った Þ リソース使⽤量が削減 Þ サーバコスト削減にまで繋がった
© LY Corporation 1. 全部事前に対策するのは現実的でない... • 社内のワークロードが多すぎて、事前にPF側で全て対応するのは不可能 • その代わりサポート体制はしっかり整えていった •
問い合わせ⽤のslack部屋を⽤意 • 知⾒は常に社内ドキュメントへ反映 2. 基本的にはTrinoへ移⾏ + 困ったらSparkへ! • 特に問題起きやすかったのはETL系のワークロード • Trinoではメモリ負荷⾼い / fault torelance⾯で要件満たせない、など • ただ、多くのクエリはTrinoへ移⾏できている 15 課題対応してきた感想
© LY Corporation • Hive脱却についてユーザ視点だと... Þ いかにモチベーション持ってもらうかも⼤きな課題の⼀つだった 16 3.ユーザへの各種アプローチ (1/2)
今Hive安定しているのに なんで移⾏必要なの? ユーザAさん 他にもやらないと いけないことある… ユーザBさん
© LY Corporation • ユーザにも移⾏モチベーション持ってもらえるようにコミュニケーションを⼯夫 • ユーザへのメリット提⽰は⼤事 • 誰に /
どんなアプローチするべきかも考えた • 移⾏コストについてはサポート体制もセットでフォロー • 説明会も何度も実施 • 「⼀緒に頑張りましょう!」って雰囲気を重視 • 最終的には全社的なPJとして推進 • リスク (=脆弱性) 対応やコスト削減を⽬的として推進中 17 3.ユーザへの各種アプローチ (2/2) (現場の⼈向け) Trinoの⽅がxx倍も 速いです! (管理者向け) コストがxx億円 安くなります! Trinoチーム
© LY Corporation 03: 終わりに 18
© LY Corporation • まだ移⾏終わっていないので、この進め⽅が正解だったかはわからない… • 現在ラストスパート中、頑張ります!!! • 何かしら⼤規模な移⾏PJの参考になれば •
個⼈的にはこういう知⾒がどこかにあって欲しかった • (Hive-Trino移⾏に限らず?) 19 終わりに
© LY Corporation Q&A 20