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検索技術知識0のエンジニアが広告検索システムを内製化して運用するまで

 検索技術知識0のエンジニアが広告検索システムを内製化して運用するまで

2026/04/28 開催「Search Engineering Tech Talk 2026 Summer」での発表資料です。
https://search-tech.connpass.com/event/396099/

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Transcript

  1. ⾃⼰紹介 名前: 林 颯之介 所属: メディア・検索ドメイン 業務歴: ・2023年4月:新卒入社 ・〜2024年6月:Yahoo!検索のフロントエンド開発 ・2024年7月〜:広告検索システム内製化プロジェクトに参加

    検索技術との関わり : ・検索エンジンの内部知識はほぼ 0の状態からスタート ・Solr を使った広告検索基盤の開発・運用に関わる
  2. 検索連動型ショッピング広告とは 検索クエリに連動して、検索結果上に商品広告を表⽰する仕組み 3. 商品広告枠 1. 検索クエリ 「冷蔵庫」 2. 検索結果ページ (通常枠)

    商品A 商品B 商品C ¥89,800 ¥74,500 ¥120,000 広告 広告 広告 この配信基盤を内製化するプロジェクトに参加することになりました
  3. 内製化初期〜中期②:完全に理解した気になった 苦労話 • 広告配信のドメイン知識と検索技術を同時に学ぶ必要があった • ⼿探り状態でスキーマを設計していた • Solr の設定が検索結果にどう影響するのか、実感を持つまで時間がかかった 学び

    • DBと検索エンジンはデータの持ち⽅‧探し⽅が違う • 形態素解析されたフィールドが検索品質に影響する ➡ Solr の基本的な使い⽅は理解でき、「完全に理解した」気になっていた
  4. 内製化後期①:性能の壁にぶつかる 課題 • 実装や結合試験が完了し、性能試験フェーズへ • 想定していたレイテンシーが出ず、p99 が安定しない • リリース期⽇は決まっていたが、間に合わない可能性があった やったこと

    • クエリや設定を⾒直しながら地道にチューニング • 他チームにも協⼒してもらいながら原因を調査 • 必要に応じてリソース増強も実施 ➡ 最終的に⽬標レイテンシー内に収めた
  5. 内製化後期②:チューニングで学んだこと 苦労話 • Solr のプラットフォームを利⽤していたため、内部構造の理解が浅かった • キャッシュやウォームアップの知識がなく、改善案を出せなかった • 検索エンジンの運⽤知識不⾜を痛感した 学び‧成⻑

    • シャーディングやレプリケーションの構成 • キャッシュ戦略やウォームアップによる性能への影響 • Solr を使っていても、Solr の内部を知らなくてよいわけではなかった
  6. まとめ • 最初は、Solr にデータを⼊れれば検索できると思っていた • リリース前に、性能‧データ量‧運⽤の壁にぶつかった • リリース後に、検索品質とレイテンシーのトレードオフを学んだ • 今後は、Solr

    / Lucene の内部構造にも興味を広げ、検索技術をより深く理解 していきたい ➡ 検索エンジンは、作って終わりではなく、運⽤しながら育てていくシステム