Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
デザインリサーチチームが成果を出すためにやったこと(UT編)
Search
Rikiya Ihara / magi
May 14, 2020
0
37
デザインリサーチチームが成果を出すためにやったこと(UT編)
Rikiya Ihara / magi
May 14, 2020
Tweet
Share
More Decks by Rikiya Ihara / magi
See All by Rikiya Ihara / magi
最速[要出典]アクセシビリティチェック
magi1125
2
52
デザインプリンシプルのつくりかた(freee技術の日)
magi1125
7
4.8k
Webアプリケーションアクセシビリティ解説ウェビナー「8章 アクセシブルなUI設計の原理を導く」
magi1125
1
310
ゼロから学ぶWebアクセシビリティ~導入編~
magi1125
5
2.3k
アクセシビリティに関わる職種とは?〜freee編〜
magi1125
0
19k
アクセシビリティの効果測定
magi1125
1
7.6k
電子決済等代行事業者協会 アクセシビリティ勉強会「Webアクセシビリティの概要」
magi1125
0
14k
noteアクセシビリティ勉強会 〜画像編〜
magi1125
0
6.4k
自社サービスのアクセシビリティ向上、良いパターンとアンチパターン
magi1125
0
6.5k
Featured
See All Featured
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
33
2.4k
Done Done
chrislema
181
16k
Build your cross-platform service in a week with App Engine
jlugia
229
18k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
136
6.6k
How to Ace a Technical Interview
jacobian
276
23k
5 minutes of I Can Smell Your CMS
philhawksworth
202
19k
Faster Mobile Websites
deanohume
305
30k
What's new in Ruby 2.0
geeforr
343
31k
Designing for humans not robots
tammielis
250
25k
Navigating Team Friction
lara
183
14k
実際に使うSQLの書き方 徹底解説 / pgcon21j-tutorial
soudai
169
50k
Bash Introduction
62gerente
608
210k
Transcript
freee 株式会社 デザインリサーチチームが 成果を出すためにやったこと(UT編) 2020.05.14
デザイン会社ビジネス・アーキテクツで13年勤務したのち、 2017年10月にfreeeに参加。 現在はデザインリサーチチームのマネジャーとして活動。 HCD-Net 評議委員、および認定人間中心設計専門家。 著書に『デザイニングWebアクセシビリティ』、 監訳書に『コーディングWebアクセシビリティ』、 『インクルーシブHTML +
CSS & JavaScript』がある。 ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)WG1委員。 Rikiya Ihara @magi1125 伊原 力也 デザインリサーチチームマネジャー UXデザイナー
3 freeeはスモールビジネスのバックオフィスの 業務効率化を支援
4 工数入力を簡単に プロジェクトの収支を素早く正確に見える化
freee 株式会社
6 「社内文化・システム化」
7 ブログ記事はこちら
8
9 Before → After • 2018年1月時点:UT実施なし • 2020年4月時点:ほぼ必須で実施 ※UT=ユーザビリティテスト
10
11 1. 関心醸成期
12
13
14
15 やったこと • Bizと協働での顧客マッチングサービス • 社内でのリサーチ講習会/ワークショップ • 社外から講師を呼び講習会/ワークショップ
16 Bizと協働での顧客マッチングサービス
17 社内でのリサーチ講習会/ワークショップ
18 社外から講師を呼び講習会/ワークショップ
19 わかったこと • すでに調査する前提のプロジェクトが円滑に進んだ • 勉強会はリサーチの重要性を理解してくれるきっかけになった • リサーチの実施数自体はまだ増えていない ◦ とっつきやすそうなUTに絞ってアプローチ
2. 個別案件期 20
21
22 やったこと • リサーチャーがUTを実施、様子を社内SNSで配信 • やりかた共有doc「UTkit」の取りまとめ • 計画への織り込み依頼 → 伴走スタイルへ
23 リサーチャーがUTを実施、様子を社内SNSで配信
24 頂いた反応 PMのCさん EngのOさん UXのHさん UTで問題点が見つかった。 UTなしではリリース できない身体 になりつつある 考えるより、UTしたほうが
早く強く問題に気づく。 ユーザーに聞いてみることの 偉大さを実感 UTしないとわからないこと がたくさんある あそこでユーザーが躓くのは 想像していなかった
25 やりかた共有doc「UTkit」の取りまとめ
26 計画への織り込み依頼 → 伴走スタイルへ PM UX UX (リサーチャー) 調査・分析 要求・要件定義
設計 評価
27 わかったこと • リサーチャーがUTの様子をみせることで効果を感じ、 次回UT実施を試みる人が増加。ただしシンドい • ドキュメントがあることでブリーフィングが円滑に • 計画時点でのアプローチにより、リソース問題に活路あり
3. 拡大期 28
29
30 やったこと • デザイナーがUTを実施する体制に移行 ◦ プロジェクトごとのUT実施状況をリスト化(※デザイナーが実施) ◦ UTのやりかたをOJT+各所フォロー • リサーチスキルが高いメンバーは調査にフォーカスすることに
31 プロジェクトごとのUT実施状況をリスト化
32 UTのやりかたをOJT+各所フォロー
33 わかったこと • 「デザイン品質の担保としてのUT」という文脈は納得感ある • UTは成果物の評価なので具体性が高く、身に着けやすい • UIを作るデザイナーがUTを実施するとカバー範囲は最大になる
34
4. 仕組み期 35
36
37 ユーザーエクスペリエンスの測定
38 次にやること:UXの測定 1. 製品やモジュールごとのユーザーストーリーの定義 2. ユーザーの行動を定量化するKPIの定義 3. 測定方法の定義とトライ 4. 継続的な測定の実施と改善
39
スモールビジネスを、 世界の主役に。 40
freee 株式会社 デザインリサーチチームが 成果を出すためにやったこと(全部入り) 2020.06.09
42 6月9日(火) 18時〜:全部入り版をお話しします • リサーチチームが出現するに至った流れ • チーム内で試したリサーチ手法あれこれ • リクルーティングや場所や運用の改善について •
Design Research kit 整備やリサーチ相談会の開催 • 意外と重要な「デスクリサーチ」 • そもそも「リサーチの成果」とは?どう測るのか?