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Db2 SaaS(Db2 on Cloud Gen3)を見てみよう/20250306-Db2SaaS-dojo

2025/03/06(木)オンライン開催
Db2 SaaS(Db2 on Cloud Gen3)を見てみよう
https://ibm-developer.connpass.com/event/346621/
の資料です。

【内容】Db2 SaaS(Db2 on Cloud Gen3)を見てみよう

Db2 12.1(ソフトウェア版)のリリースに続き、Db2 SaaS(旧名称:Db2 on Cloud) の最新バージョンがIBM Cloud 東京リージョンでリリースされました!

IBM Cloudの最新インフラストラクチャー上に構築されており、お客様のワークロードをクラウドへ簡単に移行し、稼働し続けることを可能にします。

・エンジンがDb2 12.1にアップデート
・2ノードHAによるコストセービング、HA構成とシングル構成間の簡単な移動
・ IBM Cloudのインスタンス・タイプが選べるようになりました

Db2 SaaSの新しいパフォーマンス・プラン(Gen 3)を見てみましょう。

Mayumi Hirano

March 06, 2025
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Transcript

  1. IBM Database Dojo 2025 Db2 SaaS(Db2 on Cloud Gen3) を見てみよう

    平野 真弓 Mayumi Hirano 日本アイ・ビー・エム株式会社 テクノロジー事業本部 西戸 京子 Kyoko Nishito
  2. 今回のDb2 SaaS (Db2 on Cloud) Deploy Db2 anywhere your apps

    and dashboards run Self-managed 
software Cloud-managed
 IaaS Cloud-managed
 container PaaS Fully-managed 
SaaS Db2 (主にはOLTP) Db2 Warehouse (主には情報系) Db2 pureScale IBM Cloud AWS Azure IBM Cloud AWS Azure IBM Cloud AWS Azure IBM Cloud AWS Azure IBM Cloud AWS GCP GCP AWS IBM Cloud AWS Azure Db2 を利用できる場所と方法を継続的に拡大しています 次回のAmazon RDS for Db2 2
  3. IBM Db2 on Cloudは IBM Db2 as a Service (IBM

    Db2 SaaS)に名称が変わりました Db2 12.1(ソフトウェア版)のリリースに続き、Db2 SaaS(旧名称:Db2 on Cloud) の最新バージョンがIBM Cloud 東京リージョンでリ リースされました。 IBM Cloudの最新インフラストラクチャー上に構築されており、お客様のワークロードをクラウドへ簡単に移行し、稼働し続けることを可能に します。 • エンジンがDb2 12.1に、インフラは VPC Gen2(IBM Cloud virtual servers for VPC)へアップグレード、 IOPSベースのストレージ指定 • 2ノードHAによるコストセービング、HA構成とシングル構成間の簡単な移動 • Snapshotベースのバックアップ、既存バックアップ・イメージから移行可能 • 他多くの新機能 「Introducing the third generation of IBM Db2 as a Service: Revolutionizing cloud database management with VPC Gen 2 support (IBM Db2 as a Service の第 3 世代のご紹介: VPC Gen 2 のサポートによりクラウド データベース管理に革命をもたらします)」 https://www.ibm.com/new/announcements/introducing-the-third-generation-of-ibm-db2-as-a-service-revolutionizing-cloud-database-management-with-vpc-gen-2-support0 • 現在以下のリージョンで新プラン「Performance Plan」を提供 • us-south • us-east • au-syd • jp-tok • What‘s New in IBM Db2 on Cloud:https://www.ibm.com/support/pages/whats-new-ibm-db2-cloud • IBM Db2 as a Service のドキュメント:https://cloud.ibm.com/docs/Db2onCloud?topic=Db2onCloud-about&locale=en 3
  4. STANDARD ENTERPRISE プラン Standard Single Node Standard HA Enterprise Single

    Node Enterprise HA リソース 共有(マルチテナント) 専用 高可用性 No マルチゾーンリージョン内 の3つのゾーンにわたる 3ノードHA構成 No マルチゾーンリージョン内 の3つのゾーンにわたる 3ノードHA構成 最大接続数 500 無制限 Storage for data Up to 4TB Up to 24TB Compute range Up to 16vCPU Up to 56vCPU (virtual or bare metal) ほぼダウンタイムなし での保守 No YES No YES Db2エンジンのバージョ ン Db2 11.5 4 参考・復習 (Gen2:第2世代)Db2 on Cloudのプラン
  5. 最大 2 つの DR- リードレプ リカノード(予定) • Db2 V12.1 単一プラ

    ン (パフォーマン ス) およびカスタ マイズ可能なオプ ション • カスタマイズ可能な Db、DBM、およびプ ロファイルのレジスト リ変数により、柔軟 性が向上 • 移行を容易にするた めに、顧客提供の バックアップを復元 する機能 • ストレージを最大40 TiB まで拡張し、ス トレージ サイズに 関係なくストレージ パフォーマンスを最 大 196K IOPS まで拡 張 • リージョン間で最大 2 つの HA ノードと 2 つ の DR- リードレプリカ ノードによる高可用性 • 最大 128 vCPU, 1 TB のメモリ、 25 Gbps のネット ワーク速度まで拡 張可能 • PITR リカバリを使用 したスナップショット ベースのバックアッ プにより、バック アップの影響を軽減 • Terraform、VPE、顧 客指定のメンテナン スウィンドウサポー トなどの統合の改善 IBM Db2 SaaS (IBM Cloud) Major Update (2024/12/13) Latest Cloud Infrastructure Ease of migration Simplified Performance Plan 現在us-south, us-east, au-syd, jp-tokで提供 最大 2 つの HA ノード Terraform、VPE 顧客指定のメンテナンス ウィンドウ(予定) 5
  6. Db2 12.1 では、新しい AI オプティマイザ、Db2 pureScale の大幅な機能強化、Namespaceの分離、生成 AI を活用したインサイトをはじめとした200個以上の機能強化を実現しました。 ネームスペース(名前空

    間)関連のアップデート 1 つ以上のデータベース・ スキーマ間に論理的な分離 を作成し、異なるテーブ ル・セットを相互に簡単に 分離します AIを活用した クエリオプティマイザー お客様のクエリから継続的 に学習し、以前のバージョ ンと比較して最大 3 倍の パフォーマンス向上を達成 できます 生成AIを組み込んだDb2 DB Assistantなど、 2025年にはさらに多くの 機能を追加する予定です Db2 pureScale やHAなど 高可用性機能 の改善 Linuxでのクラスター管理の TSAをPacemakerテクノロ ジーに完全に置き換え、障 害復旧時間を大幅に短縮 し、ユーザーエクスペリエ ンスを向上させます – テーブルスペース内並列処理による バックアップ・パフォーマンスの向上 – Mac M1/M2/M3 ドライバーのサポー ト – HADR アップグレードでは RoS を活用 して可用性を向上 – Db2 pureScale HADR によるエンド ツーエンド SSL 暗号化のサポート – Online Index Reorg for Db2 pureScale (Db2 12.1.1より) – ADMIN_MOVE_TABLEの機能強化 – AUDIT 例外、トラステッド・コンテキ スト、データ・マスキングによるセ キュリティーの強化 – クラウド・オブジェクト・スト レージ・パフォーマンスへの継続 的な投資 – 列指向テーブルへのオンラインス キーマ更新のための DROP およ び RENAME サポートによるス キーマの進化 – 列指向テーブルの UPDATE と JOIN のパフォーマンスの強化 – 論理バックアップ/復元エクスペ リエンスの改善 – フェデレーションの機能強化 Db2 12.1(ソフトウェアとしての新機能) 6
  7. Namespace Separation (Tenant) とは – 複数の「テナント」をサポートする単一の物理データベース – すべてのテナントが同じインフラストラクチャとリソースを共有する – 各テナントには、独自のオブジェクトに対するプライベートで分離されて

    います Tenant化によってどのような問題が解決できるのか? ✓Netezza/PostgreSQL の互換性 ✓統合によるコスト削減 ✓個々のデータベースに関連する固定オーバーヘッド・コストの削減 ✓データベース運用の一元化/簡素化 ✓ユニークな環境の共有 ✓多くの小規模な開発システムを持つお客様の大幅なコスト削減 Db2 Namespaceの分離 (1|2) 7
  8. デフォルトの SYSTEM テナント – データベース作成時に確立されるカタログの初期セット – これは SYSTEM テナントと呼ばれます –

    共有リソースと Db2 定義オブジェクトのカタログ情報が含 まれます ユーザー定義のテナント – DBADM は、CREATE TENANT ステートメントを使用して、 Db2 データベース内に独立したカタログ名前空間を設定す るためのテナントを作成できます データベースに対して行われるすべての接続は、最初 は SYSTEM テナントに関連付けられます – SET TENANT ステートメントは、接続をユーザー定義のテ ナントに関連付けるために発行する必要があります Db2 Namespaceの分離 (2|2) Db2 database Schema Schema Schema SYSTEM Schema Schema Schema Tenant 1 Schema Schema Schema Tenant 2 8
  9. 高可用性と DR の機能強化 • HA は異なるアベイラリビティ・ ゾーンの 2 つのノードをサポート するようになりました。

    • HA 構成とシングル構成の間を簡単 に移動できるようになりました • リードレプリカとして機能できる 異なるリージョンの 1 つ (将来的に は 2つ)の追加の DR ノードのサ ポート予定 9
  10. パフォーマンスプランのコンピューティングサポートの変更 VCPU メモリ (GB) ネットワーク (Gbps) BX2.4×16 4 16 8

    MX2.4x32 4 32 8 BX2.8×32 8 32 16 BX2.16×64 16 64 24 MX2.16x128 16 128 24 BX2.32×128 32 128 25 BX2.48×192 48 192 25 MX2.128×1024 128 1024 25 • IBM Cloud の VPC Gen 2 アーキテクチャーで実行 (クラシックから変更) • より優れた計算能力 - 同様のプロファイルで約20%の改善 • 大規模な仮想サーバー – 最大 128 個の vCPU と 1 TB のメモリ • 最大25Gbpsのネットワーク・キャパシティの向上 • プロファイルベースのスケーリングがより柔軟になり、将来のプロファイルを簡単に追加できるようになりま す • インスタンスタイプに基づく料金 10 参考)IBM Cloud 仮想プライベート・クラウド(VPC) x86-64 インスタンス・プロファイル https://cloud.ibm.com/docs/vpc?topic=vpc-profiles&interface=ui
  11. ストレージの機能強化 • ストレージは IBM Block Storage for VPC を活 用

    • 4 volumes(1 volumeから変更) • IOPSのスケールアップおよびスケールダウン および 独立したストレージサイズのスケーリン グ • スナップショットベースのバックアップにより、 バックアップがワークロードに与える影響を軽 減 • DR目的でのフルオンラインバックアップは 1週間に1回のみ • Storage Autoscaling のサポート 11
  12. お客様提供のバックアップのサポートによる移行 の容易化 • ワークロードのクラウドへのシンプルな移行が可能 • オンラインおよびオフラインのLinux x86バックアップのサポート • バックアップとロールフォワーディングのログの復元で迅速な切り替えが 可能

    • バックアップに関するいくつかの制限 - 非 Fenced 外部ルーチンはサポートされていません - C/C++ 外部ルーチンはサポートされていません - Extenderは復元できません (例: Db2 Spatial Extender, Text Search) - DB2 ネイティブ暗号化はサポートされていません - ソース データベースには、既定の自動ストレージ グループが必要です 12
  13. その他の主な改善点と情報 • VPEのサポートにより、オンプレミスおよびIBM Cloudネットワークへのネットワーク統合が簡素 化されます • Go, Node, Java, PythonのSDKによりTerraformが利用可能

    • https://registry.terraform.io/providers/IBM-Cloud/ibm/latest/docs/resources/db2_instance • 2025 1H(予定)に Enterprise プランと Standard プランからの移行をサポート • 11.5.9 から 12.1 Db2 へのアップグレードが実行されます • セルフアップグレード機能ができる予定 • Enterprise Application Service for Java (EAS4J)およびMQとの共同提供により、アプリケーショ ンのモダナイザーションツールのサポートを提供し、Db2を含むアプリケーションをクラウドに移 行する作業を軽減します。 • 詳細については後日発表 14
  14. Demo 2. v12.1なら新機能 テナント機能を見てみよう Db2 SaaS database: BLUDB Schema Schema

    Schema SYSTEM Schema: test table: tb1 Tenant: t2 Schema: test table: tb1 Tenant: t1 user1 (t1のtenantadm) user2 (t2のtenantadm) 18