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IoT時代のデザイン思考とフィジカルコンピューティング

 IoT時代のデザイン思考とフィジカルコンピューティング

How prototyping process in the Design Thinking can be done using littleBits and other (business model) prototyping tools. Presented at QCon Tokyo 2016.

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    rights reserved. 2 Public イノベーションの スイートスポット  人への共感から問題を 再定義  人への共感からアイデアを 検証  観察・アイデア創出時に 思考のパターンから抜け出す ための心構えとテクニックを 活用 feasibility (技術的な 実現性が あるか) viability (経済的合理性 はあるか) desirability (お客様に とって 役に立つか) 課題を発見・解決するため 対象に共感する力を活用 デザイン 思考とは コンコルド どこでも ドア
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    rights reserved. 3 Public 2003/2004 ハッソ・プラットナーが Design Thinking からインスピレー ションを得る • ハッソがスタンフォード大学 d.schoolの創設に投資する 2005 戦略におけるデザインサービス • ハッソがDesign Thinkerを採用、総 勢35 人に至る • SAP 戦略を知らせるために既存の Business Thinkingのやり方を新し くDesign Thinkingで補完する 2007 革新的な製品 • Design Thinkingを開発組織に導 入し、HANA などの革新的な製 品を生み出す 2012 ユーザーエクスペリエンスとDesign Thinking • サム・イェンがユーザーエクスペリエンス部隊 をリードすることを発表する 2012 Design Thinking with SAP • 問題解決とお客様との共同イノベーションの 手段として SAP からDesign Thinkingを提 供する • ミータ・パテルとミシェル・セリエをリーダーと して任命する 2013 拡張と進化 • 取締役会の決定として 担当業務やロールに関係 なく SAP 全体にDesign Thinkingを導入する わたくしたちとDesign Thinking - 取り組みの歴史
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    rights reserved. 4 Public 2003/2004 ハッソ・プラットナーが Design Thinking からインスピレー ションを得る 2005 戦略におけるデザインサービス 2007 革新的な製品 2012 ユーザーエクスペリエンスとDesign Thinking 2012 Design Thinking with SAP 2013 拡張と進化 Y2K BPR 標準化 標準化(時代に合わせた基盤) 業界内での レースで 如何に勝つか 新参者が 突然業界を 塗り替える レース 2000~ 05 ERP - S/4 HANA Cloud (HANA Cloud Platform) IoT/Physical Computing 顧客目線からの Innovation Design (デザイン思考) 差別化 (顧客提供 価値を デザイン) モノ(製品)の 独自性 コト(サービスや ビジネス)の独自性
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    rights reserved. 5 Public 5 これまでの「顧客目線での取り組み」と何が違うのか? みんなが食事前に手を洗うようになるには?
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    rights reserved. 6 Public 会議室を出て 現場での観察を実施 小さなサイクルでの繰り返し 「可能性を広げて、焦点を絞る」「観察から洞察へ」「手を動かして考える」「話すより見せる」 ユーザーによる アイデアの有用性評価 探索、そして 対象への共感 アイデアを創出し 意味のあるつながりに カタチにして検証してみる No アイデア出し大会, No Ideathon 評価対象はアイデア(Think)ではなく プロトタイピング(Do)
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    rights reserved. 7 Public 7 ワークショップの開催および成功に向けて ワークショップの開催および成功には、 4つのPに関して御社とSAPとの間で合意する必要があります。  Problem Statement: 解決しようとするテーマ  Process: 進め方(アジェンダ)  People: 参加者(チーム分け)  Place: 開催場所・日時・必要なツール
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    rights reserved. 8 Public 8 Problem Statement: 解決しようとするテーマ フォーカスポイントは? いつをターゲットに(目線の置き先) その問題のバリューチェーンに関わるステークホルダーは誰で(共感対象) そのステークホルダーはどうなっていたいのか?(共感ポイント) 受注 調達 製造 物流 販売 保守 サービス 認知 購入 使用 保守 再購入 (続く)
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    rights reserved. 9 Public Process: Design Thinkingセッションアジェンダ例 (AM) 時間 内容 担当者 09:30-09:55 Opening Message(御社) / Welcome Message(SAP) 御社/SAP 09:55-10:15 Design Thinking手法による参加者自己紹介 皆様 10:15-10:30 Design Thinking with SAP ご紹介 SAP 10:30-10:45 Look: ドイツ製造業を取り巻く環境とIndustrie 4.0 (導入例:テーマに合わせて置き換え) SAP 10:45-11:00 休憩 11:00-11:15 Look: 2025年の御社「ビジネス/サービス/製品」を 取り巻く環境 皆様 11:15-11:25 Ice Break 皆様 11:25-12:00 Look: ステークホルダー探索→ペルソナ構築(価値抽出) 皆様 12:00-13:00 昼食 皆様
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    rights reserved. 10 Public Process: Design Thinkingセッションアジェンダ例 (一日版:PM) 時間 内容 担当者 13:00-13:30 Ice Break: Experience Prototyping 皆様 13:30-13:50 Think: ステークホルダーの価値観を元に、 解決すべき問題を再定義(増えて/減って何を実現) 皆様 13:50-14:30 Think: バリューチェーン探索(ジャーニーマップ) 皆様 14:30-14:45 休憩 14:45-15:15 Think: ITで新たな価値をどう創出、実現するか (効率化に留まらない、目線を2025年にして) 皆様 15:15-15:30 休憩 15:30-16:15 Do: プロトタイピング: Experience評価のための 製品・サービスのLo-fiプロト作成 皆様 16:15-17:00 Do: プロトタイピング+ロードマッピング: コンコルドに 陥らないためのビジネスモデルプロト+今後のToDo 皆様 17:00-18:00 発表、および Wrap-Up 皆様
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    rights reserved. 11 Public People: チーム編成(貴社&SAP) 参加メンバーの多様性を確保することも、Design Thinkingワークショップの成功 要因のひとつです。 多様性: 男女、年齢、職制、文化、国籍、これまでの業務経験 1チームあたり、4,5人のメンバーで構成 全体ファシリテートをSAPが担当+各チームにSAPからサポートを配置 グループごとにペルソナを割り当て。当該シナリオに共感するために、 ペルソナと同じ経験・感覚を持つメンバーが最低1人は必要。 要するに、多様な調理器具を、グループ内で重複しないように! キャラが被ると (視点が重なると) 意見がぶつかる
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    rights reserved. 12 Public 12 Design Thinking流自己紹介 - Team Building 外側から見た私 黄色いPostItに自分の名前を文字で、 自分の担当業務を調理器具のイラストでかいてください。 ルール1 PostIt 上には太いペンで大きな文字をはっきりとかきましょう! 内側からみた私 赤いPostItに、 ・増えたら嬉しいもの(左半分) ・減ったら嬉しいもの(右半分) をイラストで描いてください。 ルール2 お金・時間・体重・脂肪は 除く! 黄色いPostIt 1枚・赤いPostIt 1枚・ペン(好きな色) 1本を 各自お取りください
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    rights reserved. 13 Public 13 自己紹介実施例
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    rights reserved. 14 Public 14 Place: 開催場所・日時・必要なツール 開催場所:弊社 or 御社 日時: 服装:ビジネスカジュアル等、自由な服装で結構です (通常のディスカッションの際と服装を切り替えることで、 視点も合わせて切り替えていきます) 持ち物:調査結果など参照したい資料があればお持ちください。 ワークショップに必要な筆記用具等は準備いたします。 注意:当日は休憩時間以外はPCやスマホ等を使った電話・メール等の 使用はご遠慮いただいております。積極的な参加が必要な ワークショップです。ご理解とご協力をお願いいたします。
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    rights reserved. 15 Public Look: 観察
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    rights reserved. 16 Public 白い服を着た人は何回ボールをパスするでしょう?
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    rights reserved. 17 Public 17 実際の開催シーン(Look) - ワークショップの進行例と想定される結果 コンテキストマップ: 自社を 取り巻く「顧客・競合・技術 トレンド・社会トレンド・業 界トレンド」洗い出し 問題の洗い出し(発散) 共感マップ: 言行(建前と本 音,行動)不一致な点から真の ニーズと根底問題を追及 ペルソナ: 問題発見+解決時 の感情移入対象となるペル ソナ(なぜそう考えるか)を定 義 課題の明確化(収束) How/Why, 同義語: なぜ(Why)や同義 語の問いかけにより、企業課題やゴール をペルソナ視点で捉えなおし 結果: ・顧客・ペルソナに関する理解の共有 ・「どうすれば◦◦できるか」課題定義 直面している問題に対す る問題点を指摘するので はなく、将来のある時点 の自社の状況と、想定す る顧客に関する共通認識 を持ち、共感を深めます
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    rights reserved. 18 Public Think: アイデア出し
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    rights reserved. 19 Public 19 実際の開催シーン(Think) - ワークショップの進行例と想定される結果 課題に対するアイデア(発散) 分析・統合(収束) アイデア出し: ペルソナの目線でインサイトを得てアイデア出し ・ペルソナの行動と心理を追体験してアイデア創出 ・ありえないアイデアから実現可能なアイデアへ落とし込み ・制約条件の追加から伸びしろのある代替案創出 等 分析: アイデアを分類したうえで、技術的/費用的/時間的 な実現可否や、会社の経営方針、市場へのメッセージへの 適合度を元に位置づけし、必要に応じて複数のアイデアを 統合、置き換え等を通じ、アイデアを抽出 結果: グループの共通認識をベースに絞り込んだ、 やる価値のあるいくつかの実行候補 短い時間内にテンポ良く 「書く→貼る→話す」を 繰り返すことで、完璧に なるまで考えを温めるの ではなく、アイデアの種 を参加者間で育てます
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    rights reserved. 20 デジタル化による新たな17のビジネス・トレンド 1/2 Digital Business Trend Card 1.One Size Fits One 「個別ニーズへの対応」 大量生産の既製品売りから、お客様個別の特別仕様の製品/サービスを提 供する 2.Instant Gratification 「即座に得られる満足感」 究極の利便性をいつでも、どこでも、簡単に利用できる。物とデジタル配信 を組み合わせ、self-manufacturing、ドローン活用、オンラインサービス提 案により、お客様の希望を満たす. 3.Tracking Behavior 「行動の追跡」 センサーやログから大量のデータを取得し、分析による洞察を得る。 4.Partnership Economy 「パートナーシップによる経済」 Hyper-connectivityは、個人/企業/行政をリアルタイムにつなぎ、独自の経 験や社会変革を行う。 5.Conscious Consumer 「意識の高い消費者」 消費者も企業も、倫理的で持続可能な環境に配慮するパートナーとの取引を望 んでいる。 6.Know Me and Respect Me 「自分の理解と尊重を求める消費者」 企業には包括的な理解を求め、信頼できる企業には個人情報を提供する。しか し、個人情報の安全性も同時に要求する。 7.Allways On 「いつでも使える」 即座にアクセスできるコミュニケーション手段を求められる 8.Peer-to-peer Purchasing 「P2P調達活動」 個人/企業は相互に直接取引できる環境を持つ。国境を越えて低コスト、ハイパ フォーマンスの調達を行う。 9.Display Everywhere 「どこにでも表示できる」 技術革新により、あらゆる表面がリアルタイムにパーソナライズされたコンテ ンツを表示するディスプレイになる。
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    rights reserved. 21 10.Everyone is a Manufacturer 「誰もが製造者」 3D Printingのような道具より、誰でも製造できるようになる。物の価値は製 造からデザインにシフトする 11.Shared Ownership 「所有権の共有(所有から共有へ)」 リソースの共有がより安全に効率的にできるようになり、新しい所有権のモ デルが生まれる。容易に個人所有物が共有できるようになる。 12.Amplifying Human Intelligence 「現状把握から予測分析へ」 データ分析が一般化し、データから将来を予測することができる。機械学習 により、将来を予見し意思決定する。 13.Agile Networked Organizations 「迅速なネットワーク側組織」 問題の複雑化により適応力の高い組織が必要。組織内外のコミュニケーショ ンを推進し、意思決定機能は最前線の現場に移る。 14.Trusted Sources 「信頼できるソース(情報、製造元)」 物や情報のソース(元)が実際に表示されているとおりなのかどうかを確認し たい。信頼をはかる情報も多様化しデジタル認証化が広まる。 15. Internal Is External Is Internal 「内部データと外部データのクロス活用」 内部事業の意思決定に外部データを活用し、これまで公表していないデータが 利用可能になる。 16.Augmented Reality 「AR(拡張現実)」 ユーザーは現実世界にいながらにして、仮想オブジェクトと対話することがで きる。ARにより仮想試着や医療、軍事等の様々な領域で直観的かつ魅力的な 体験を可能になる。 17.Machines Talking to Machines 「マシンとマシンの会話」 数十億のマシンがインターネットで接続され、情報交換が可能になる。人は単 純作業から解放され「自己判断できるマシン」が実現する デジタル化による新たな17のビジネス・トレンド 2/2 Digital Business Trend Card
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    rights reserved. 22 Public Do: カタチにして検証
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    rights reserved. 23 Public 23 実際の開催シーン(Do) - ワークショップの進行例と想定される結果 プロトタイピング (ユーザ指向検証) ロードマッピング (ビジネス化推進) プロトタイピング: アイデアをクイックに「見て・触れられ る」Lo-fiなプロトタイプにすることにより、 アイデア自体の良し悪しを評価するのでは なく、そのプロトタイプが変える業務プロ セスや顧客体験などを評価、検証、改善 結果: 定義した課題を解決するための アクションアイテム+スケジュール+課題 ロードマッピング: プロトタイプを実システム、実サービス、実 製品にするために必要なアクションアイテム を、「誰が/何を/いつ/どのように+なぜや る」に分解し、実現可能な形に落とし込み (不足しているリソース/技術/データや、市 場・技術等の面で確認すべき項目の洗い出し) ※必要に応じビジネスモデルキャンバス作成 ビジネス化において、 プロトタイプの中の変え るべき部分(完成度)と変 えてはならない部分(顧客 にとっての価値)がぶれな いようにします。
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    rights reserved. 24 Public littleBits
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    rights reserved. 25 Public littleBits ご紹介 – littleBitsとは?
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    rights reserved. 26 Public littleBits ご紹介 – littleBitsで回路を組むとは?
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    rights reserved. 27 Public littleBits ご紹介 – littleBitsでクラウドとつながるとは?
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    rights reserved. 28 Public プロトタイプがあるとゴリラが見つかる
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    rights reserved. 29 Public システムランドスケープ littleBits Cloud API Service SAP HANA Cloud Platform SAP HANA センサID, データ、認証 トークンを送信 JSON形式でデータをHCP上の サーブレットに送信、 サーブレットはHANAにデータ格納 特定の予測条件に 合致した場合は イベント送信 受け取ったイベントから 出力Bit経由で値を出力 データや分析結果 を販売、マネタイズ
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    rights reserved. 30 デジタル化による新たな6つのビジネス・モデル Digital Business Model Card 1.Outcome-based Business Model 「成果に基づくビジネス」 既存のビジネスから、新しい価値提案と収益モデルの確立を行う 2.Expand to New Industries 「新たな業種への事業拡大」 既存のビジネスから、新しい価値提案と収益モデルの確立を行う 3.Digital Channel &Business Platform 「ITビジネス基盤確立による新たな顧客接点の創造」 消費者と企業をつなげる大規模なコミュニティとの接点をつくることで、 既存のビジネスから、新しい価値提案と収益モデルの確立を行う 4.Compete As An Ecosystem 「エコシステムを構築して戦う」 自社既存ビジネスのコア資産と他社のコア資産の融合によるエコシステムの創造 5.Shared Economy 「資産の共有コミュニティによる新ビジネスモデル」 シェアリングエコノミーとは商品やサービスへのピアツーピア型のアクセス共有を意味 し、その活動はコミュニティベースのオンラインサービスによって調整される 6.Digitalization Of Products & Services 「商品とサービスのデジタル化」 「デジタル商品の DNA」を保管し、3Dプリンタのような高度なテクノロジーを活用し て、必要な時点で物理的な商品に変換し提供する
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    rights reserved. 31 Public 31 ビジネスモデルをプロトタイピング(Business Model Canvas)、 ロードマップ化 キーパートナー キ−リソース キー アクティビ ティ コスト構造 収益の流れ チャネル 顧客との関係 顧客セグメント 価値提案
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    rights reserved. 32 Public 32 アイデアを評価するのではなく、プロトタイプを評価することの効用 • 「自分」のアイデア感/思いが強い(これはすごい、イケてる、流行る…) • 自分のアイデアにはどうしても「愛」が生まれてしまい、 人のアイデア(子供)よりも自分のアイデアのほうが(不細工でも)可愛く見えて仕方がない。 • およそユニークだと思っているアイデアも往々にして他の人も考えついているケースが ほとんど全部。 ところが、プロトタイピングを経ることで • 「自分」の(頭の中の)思いつきから「みんな」で作り上げていく対象に • 見える・触れられるカタチにすることで、共同作業の対象となる(人の頭の中のアイデアは 実際のところ、よく見えないからこそ、アイデアの積み重ねは難しい) • 誰にでも考えつくようなことであっても、誰でもがカタチにまで落とし込んでいるとは 限らない。与える/得られる価値(体験)とビジネスモデルの双方をプロトすることが重要。
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    rights reserved. 33 Public 上手なのはどっち? A B
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    rights reserved. 34 Public 上手なのはどっち? A B 目の前の売上を 重視すると こちらだけを 褒めてしまう (再現不能な ラッキー由来でも) 失敗からスジの 良さを見出し、 褒めあえる 環境から イノベーションが 継続的に生まれる
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    rights reserved. 36 Public © 2016 SAP SE or an SAP affiliate company. All rights reserved. No part of this publication may be reproduced or transmitted in any form or for any purpose without the express permission of SAP SE or an SAP affiliate company. SAP and other SAP products and services mentioned herein as well as their respective logos are trademarks or registered trademarks of SAP SE (or an SAP affiliate company) in Germany and other countries. Please see http://global12.sap.com/corporate-en/legal/copyright/index.epx for additional trademark information and notices. Some software products marketed by SAP SE and its distributors contain proprietary software components of other software vendors. National product specifications may vary. These materials are provided by SAP SE or an SAP affiliate company for informational purposes only, without representation or warranty of any kind, and SAP SE or its affiliated companies shall not be liable for errors or omissions with respect to the materials. The only warranties for SAP SE or SAP affiliate company products and services are those that are set forth in the express warranty statements accompanying such products and services, if any. Nothing herein should be construed as constituting an additional warranty. In particular, SAP SE or its affiliated companies have no obligation to pursue any course of business outlined in this document or any related presentation, or to develop or release any functionality mentioned therein. This document, or any related presentation, and SAP SE’s or its affiliated companies’ strategy and possible future developments, products, and/or platform directions and functionality are all subject to change and may be changed by SAP SE or its affiliated companies at any time for any reason without notice. The information in this document is not a commitment, promise, or legal obligation to deliver any material, code, or functionality. All forward- looking statements are subject to various risks and uncertainties that could cause actual results to differ materially from expectations. Readers are cautioned not to place undue reliance on these forward-looking statements, which speak only as of their dates, and they should not be relied upon in making purchasing decisions.