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State of DevOps Reportから見る2021年の開発・運用における課題

State of DevOps Reportから見る2021年の開発・運用における課題

ITmedia Cloud Native Week 2021(https://enq.itmedia.co.jp/on24u/form/clna2111 )にてお話させていただきました State of DevOps Report 2021年版のエッセンスです。

レポートの日本語版はCircleCIから取得可能です。
https://www2.circleci.com/jp-puppet-2021-state-of-devops.html

Masahiko Funaki(舟木 将彦)

November 16, 2021
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Transcript

  1. 2 2014年以来、Puppet社で毎年まとめられて いる「DevOpsの現況に関するレポート」。 2014~17年のレポートをまとめ、 解説を加えたものが 『Lean と DevOps の科学』として ⽇本語に翻訳もされている。

    2020, 21年のレポートの⽇本語訳は CircleCIから公開されている (https://www2.circleci.com/jp-puppet-2021-state-of-devops.html )。 State of DevOps Report とは?
  2. 4 何を実現したいのか? DevOps で何を実現したいのか? • より幸せな労働環境 • より品質の⾼いソフトウェア • より迅速な納⼊

    DevOps の構成要素 • ⾃動化 • プログラム可能なインフラ(IaC) • よりアクセスしやすい プログラミング⾔語や API
  3. 5 何を実現したいのか? 何が増えたら∕減ったら嬉しい? • 年に数回のデプロイから、オンデ マンドでより安全かつ迅速に • より短い修復時間、著しく向上し た業務間の共同作業 DevOps

    の焦点 • 単なる⾃動化ではなく、 ⼈間同⼠の関係の改善 • DevOps=⾃動化ではないが、 ⾃動化+セルフサービス機能によ る他チームへの価値提供 (組織変⾰)→仕事の質の向上
  4. 7 ⾃社の DevOpsレベル DevOps の進化が進んだ組織は • 90%が反復作業のほとんどを ⾃動化済 • 97%が⾃動化により仕事の質が

    向上 チームアイデンティティが後押し • 各グループは少数メンバーで構成 • ⾃チームの(他チームに対する) 役割と責任を理解 • 隣接チームの役割と責任を理解 • プラットフォームチーム
  5. 8 ⾃社の DevOpsレベル 進化が進まない組織の落とし⽳は • 組織構造 • 組織⼒学 具体的には •

    リスクを避ける組織⽂化(21%) • 責任が不明確(20%) • 迅速なフロー最適化が優先事項 ではない(18%) • フィードバックループが不完全 (17%)
  6. 9 組織⽂化をどう変える 必要なチーム • DevOps チーム • バリューストリーム指向の アプリチーム •

    アプリの実現チーム • 複雑なサブシステムのチーム • プラットフォームチーム 必要なスキル • 共同作業 • ファシリテーション • サービス化
  7. 10 迷える中レベル層へ やってみて実感するブロッカー • 何に⾏き詰まっているのかが わからない • いくつかの反復作業は⾃動化 できている •

    チームのための最適化ができて いない →変化に対する組織の反対 フィードバックループが不⼗分 リスクを嫌う⽂化
  8. 11 迷える中レベル層へ 中の上になるためには チームの⾃律性を⾼め、 セルフサービス機能を可能に • CI/CDワークフロー(62%) • クラウドのインフラ(58%) •

    監視、アラート、可観測性(57%) • 開発環境(53%) • 社内インフラ(52%) →チーム間で複数のハンドオフを しなければ◦ ◦できない状況に しない