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さわって動かす人工知能

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June 06, 2026
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 さわって動かす人工知能

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小島瑞貴

June 06, 2026

Transcript

  1. 3 導入 普段、AIは使いますか? アンケート: あなたの理解度を教えてください ❶ 普段、ChatGPTなどを使用している ❷ AIの特性をなんとなく知っている(例: ハルシーション、破滅的忘却など)

    ❸ 自分でAIを学習させられる (Pytorch, Tensorflowなどは使用可) ❹ フルスクラッチでAIを構築できる ❺ AIに関する新しい理論を作れる
  2. 4 導入 普段、AIは使いますか? アンケート: あなたの理解度を教えてください ❶ 普段、ChatGPTなどを使用している ❷ AIの特性をなんとなく知っている(例: ハルシーション、破滅的忘却など)

    ❸ 自分でAIを学習させられる (Pytorch, Tensorflowなどは使用可) ❹ フルスクラッチでAIを構築できる ❺ AIに関する新しい理論を作れる 本イベントはこの層が対象
  3. 6 目次 ・高校数学の復習(第一部: 19:00~20:00) ・AIとは何か?(第二部: 20:00~21:00 ) ・関数 ・微分 ・AIは関数で、微分で学習する

    ・AIの評価基準 (損失関数) ・AIの学習方法 (微分による勾配降下法) ・ニューラルネットワークとは何か?(第三部:21:00~22:00) ・ニューラルネットワークは特別な関数 ・ニューラルネットと勾配降下法 種々のデモを用意してます 動かしながらAIと繋がりましょう
  4. 8 目次 ・高校数学の復習 ・AIとは何か? ・関数 ・微分 ・AIは関数で、微分で学習する ・AIの評価基準 (損失関数) ・AIの学習方法

    (微分による勾配降下法) ・ニューラルネットワークとは何か? ・ニューラルネットワークは特別な関数 ・ニューラルネットワークを実際に学習させよう! ・AIづくり体験 関数 高校数学を復習しましょう いたるところに伏線があります
  5. 10 関数: 高校数学の復習 関数には「複数個入力」ができます 関数 数 数 たとえば、車の時速も入れられるようにして 関数 2時間

    80km 関数が受け取る数に応じて~変数関数と呼びます(もっと多いと多変数関数) 数 時速40km 入力はxとy、 出力をz, 関数をfとして と書きます。
  6. 16 微分: 高校数学の復習 復習: 微分値は「すごく近い2点を結ぶグラフの傾き」です ☛ 2変数関数にも拡張します ポイント: 1つの変数以外すべて固定すると、1変数関数 例えば

    … xを固定 固定 動かす xは決まっていて、yを教えればzが決まるので1変数関数 関数 固定 動かす ☛ x,y固定しそれぞれ微分値が出る ☛ 偏微分値と呼びます
  7. 20 目次 ・高校数学の復習 ・AIとは何か? ・関数 ・微分 ・AIは関数で、微分で学習する ・AIの評価基準 (損失関数) ・AIの学習方法

    (微分による勾配降下法) ・ニューラルネットワークとは何か? ・ニューラルネットワークは特別な関数 ・ニューラルネットワークを実際に学習させよう! ・AIづくり体験 高校数学から AI理論に拡張します
  8. 23 AIの評価基準 (損失関数) : AIとは何か? 損失関数とは「予測の悪さ」を決める指標です 例: 損失関数の値が0なら良い予測、100なら悪い予測です まずは、データセットと予測関数について… データセット:

    機械学習では、入力から出力を予測します。入出力の正解ペアのことです。 たとえば、不動産の価格(出力)を、築年数と広さ(入力)から予測するとします。 種々の物件の、築年数と広さ(入力)と価格(出力)のペアです。 予測関数: 入力からの出力の予測です。AIは予測関数を学習します。入力→出力を返します。 損失関数: 予測と正解出力のずれです。データセットと予測関数で決まります。
  9. 24 デモ4: データセットと予測関数と損失関数 AIの評価基準 (損失関数) : AIとは何か? 入力: 築年数(x)・広さ(y) /

    出力: 価格(z) データセット: 予測関数: a×(築年数) + b×(広さ) + c ※パラメータを変更し、良い予測関数を作ってみてください。価格シミュレーションもできます 損失関数: {(予測値)-(正解値)}**2 ※予測値と正解値のずれ
  10. 25 AIの学習方法 (微分による勾配降下法) : AIとは何か? 損失関数とは「予測関数の悪さ」を決める指標です 例: 損失関数の値が0なら良い予測関数、100なら悪い予測関数です ☛ 良い予測関数を作り、損失関数の値が小さくなるのを確認できましたか…?

    前のデモは、実は、「3変数関数」でした ( 入力は2つ(広さ・築年数)なので注意です ) 関数 損失関数値(数字) ※a, b, cを調節したら値が返ってきましたよね! a, b, cを(頑張って?)変更して、損失関数値を下げたのではないですか?? それの自動化こそがAIの学習で、実現方法が偏微分なのです!!
  11. 27 デモ5:勾配をちょっと観察してみましょう AIの学習方法 (微分による勾配降下法) : AIとは何か? ☛ 勾配は、矢印で書いてみることにします 例: (3.0,

    1.0) 3.0 1.0 ☛ 2変数関数は、等高線で書いてみます ※観察: 勾配(赤矢印)は 値が大きくなる方向を向いていませんか?
  12. 28 AIの学習方法 (微分による勾配降下法) : AIとは何か? ❶ 損失関数: 予測の悪さの評価。下げたい↓ すこしまとめ… ❷

    勾配: 関数値が大きくなる方向 超大事 : 勾配の逆向きは、関数値を下げる方向!!! 勾配降下法: 勾配の逆向きに進んで、損失関数値を落とす方法 ☛ 勾配は入力(例: a, b, c)に対し、損失関数値を下げる信号を教える ※a, b, c をそれぞれ固定した偏微分値のペア
  13. 32 まとめ(第2部): AIとは何か? AIは関数で、微分で学習する 「関数」とは、損失関数 (多変数関数) 「微分」とは、偏微分をまとめた勾配 損失関数 データセットは、入力と出力の複数ペア (例:

    築年数、広さ、価格) 予測関数は、入力からの予測 (例: (価格)=a(築年数)+b(広さ)+c) 損失関数は、データセットへの、予測関数の悪さ (例: 0なら最高) 勾配降下法 勾配は、偏微分値をまとめたもの(例:ペア)で、関数値を大きくする方向 勾配降下法は、勾配の逆方向に進み、損失関数値を下げる
  14. 34 目次 ・高校数学の復習 ・AIとは何か? ・関数 ・微分 ・AIは関数で、微分で学習する ・AIの評価基準 (損失関数) ・AIの学習方法

    (微分による勾配降下法) ・ニューラルネットワークとは何か? ・ニューラルネットワークは特別な関数 ・ニューラルネットワークと勾配降下法 ・AIづくり体験 いよいよ、大詰め ニューラルネットの登場です
  15. 35 復習: AIの学習方法 (微分による勾配降下法) : AIとは何か? ❶ 損失関数: 予測の悪さの評価。下げたい。 すこしまとめ…

    ❷ 勾配: 関数値が大きくなる方向 超大事 : 勾配の逆向きは、関数値を下げる方向!!! 勾配降下法: 勾配の逆向きに進んで、損失関数値を落とす方法 ☛ 入力(例: a, b, c)に対し、勾配の逆は損失関数値を下げる信号を教える ※a, b, c をそれぞれ固定した偏微分値のペア
  16. 37 では、不動産の価格予測を振り返ってみましょう… 予測関数 が 平面以外 になった方いますか?? ※赤い平面のこと 予測関数を自分で作る…? 無理! これは、改善すべき

    予測関数: a×(築年数) + b×(広さ) + c 振り返り: 理論的に、平面以外なれないんです では、ニューラルネットとは…?? 導入:ニューラルネットワークとは何か?
  17. 41 ❶アフィン変換は「入力に係数を掛けて足す」 ニューラルネットワークは特別な関数:ニューラルネットワークとは何か? 実は… もう登場しています… 予測関数: a×(築年数) + b×(広さ) +

    c ~不動産価格予測再訪(また)~ 入力(例: 築年数、広さ)に係数(例:a, b, c)を掛けて 数(例: c)を足すのを、アフィン変換といいます 例: ax+by+c(入力x,y), ax+by+cz+d(入力x,y,z) ※これが予測関数だと、係数a,b,cを勾配降下法で調整します 図で などと書きます
  18. 42 ❶アフィン変換は「入力に係数を掛けて足す」 ニューラルネットワークは特別な関数:ニューラルネットワークとは何か? 実は… もう登場しています… 予測関数: a×(築年数) + b×(広さ) +

    c ~不動産価格予測再訪(また)~ 入力(例: 築年数、広さ)に係数(例:a, b)を掛けて 数(例: c)を足すのを、アフィン変換といいます 例: ax+by+c(入力x,y), ax+by+cz+d(入力x,y,z) ※これが予測関数だと、係数a,b,cを勾配降下法で調整します 図で などと書きます 築年数 広さ 価格 ※a×(築年数)+b×(広さ)+c=(価格)
  19. 60 復習: AIの学習方法 (微分による勾配降下法) : AIとは何か? ❶ 損失関数: 予測の悪さの評価。下げたい。 すこしまとめ…

    ❷ 勾配: 関数値が大きくなる方向 超大事 : 勾配の逆向きは、関数値を下げる方向!!! 勾配降下法: 勾配の逆向きに進んで、損失関数値を落とす方法 ☛ 勾配は入力(例: a, b, c)に対し、損失関数値を下げる信号を教える ※a, b, c をそれぞれ固定した偏微分値のペア
  20. 62 二ューラルネットワークと勾配降下法:ニューラルネットワークとは何か? ❷ 勾配: 関数値が大きくなる方向 ☛ 勾配は入力(例: a_1, …, a_n)に対し、損失関数値を下げる信号を教える

    ☛ a_1,…,a_nを一つ一つ固定→偏微分(傾き)を計算→ペアにして勾配に ☛ 勾配降下法でa_1, …, a_nを更新し,損失関数値を下げる(予測を高める)