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現場で生きる!ネットワークエンジニアの基本コマンド入門

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 現場で生きる!ネットワークエンジニアの基本コマンド入門

「ping通らない…でもどこが悪いの?」
そんなときに役立つ“現場で生きる”ネットワークコマンド入門。
叩くだけじゃ終わらない。理解が深まる。
エンジニアなら絶対知っておきたい基本を詰め込みました。

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miyatam3551

October 30, 2025

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Transcript

  1. ネットワークの基礎知識 通信の役割分担(TCP/IP 4階層モデル) 層 たとえると 主な役割 具体例 アプリケーション層 ⼿紙の内容を書く⼈ 何を伝えたいかを決める

    HTTP, DNS, SSH, SMTP トランスポート層 郵便屋さん ⼿紙を確実に届ける (順番‧抜け漏れなし) TCP, UDP ネットワーク層 配達ルートを決める⼈ どの道を通って 相⼿に届けるか決める IP, ICMP 物理層 (ネットワークIF層) 道そのもの 実際に電気信号‧無線で 送る Ethernet, Wi-Fi, 光ケーブル 3
  2. ネットワークの基礎知識 通信の役割分担(TCP/IP 4階層モデル) 層 たとえると 主な役割 具体例 アプリケーション層 ⼿紙の内容を書く⼈ 何を伝えたいかを決める

    HTTP, DNS, SSH, SMTP トランスポート層 郵便屋さん ⼿紙を確実に届ける (順番‧抜け漏れなし) TCP, UDP ネットワーク層 配達ルートを決める⼈ どの道を通って 相⼿に届けるか決める IP, ICMP 物理層 (ネットワークIF層) 道そのもの 実際に電気信号‧無線で 送る Ethernet, Wi-Fi, 光ケーブル 3
  3. ネットワークコマンド - 物理/リンク層 まずは「⾃分」のネットワーク設定を確認する コマンド 主な⽤途 補⾜ 事例 (Ubuntu) ip

    addr ( ifconfig ) NICのIP‧MAC確認 ※Network Interface Card ※Media Access Control ip addr が主流。 ifconfig は古い。 (要 net-tools) ip addr ping 127.0.0.1 NICドライバ確認 ⾃分⾃⾝に通るか確認。 NICが正常か判断。 ping 127.0.0.1 6
  4. ネットワークの基礎知識 通信の役割分担(TCP/IP 4階層モデル) 層 たとえると 主な役割 具体例 アプリケーション層 ⼿紙の内容を書く⼈ 何を伝えたいかを決める

    HTTP, DNS, SSH, SMTP トランスポート層 郵便屋さん ⼿紙を確実に届ける (順番‧抜け漏れなし) TCP, UDP ネットワーク層 配達ルートを決める⼈ どの道を通って 相⼿に届けるか決める IP, ICMP 物理層 (ネットワークIF層) 道そのもの 実際に電気信号‧無線で 送る Ethernet, Wi-Fi, 光ケーブル 3
  5. ネットワークコマンド - ネットワーク層 相⼿に「届くか」「どの道を通るか」を確認する (だが、コマンドが通らないからネットワークが繋がらないかというと、そうでもない。) コマンド 主な⽤途 補⾜ 事例 (Ubuntu)

    ping <IP> 到達確認 ICMPパケットを送り、 相⼿が応答するか確認 ping -c 3 8.8.8.8 traceroute <host> 経路追跡 ⽬的地までに経由する ルーターを⼀覧表⽰。 どこで⽌まるか特定 traceroute 8.8.8.8 mtr <host> 経路品質のリアルタイム 監視 Pingと経路追跡を 同時に実⾏。 遅延‧ロス率を可視化 sudo mtr google.com 7
  6. ICMP(Internet Control Message Protocol) が遮断される理由 7 1 セキュリティ上の理由 2 トラフィック軽減

    3 仮想環境での実装コストを減らすための仕様 「そのホストが⽣きているか」を外部から分からないようにしたい。 • ⼤量に⾶び交うと無駄なトラフィックになるので。 • DoS攻撃に悪⽤されるのを防ぐ。 ◦ Ping flood ◦ Smurf攻撃(ICMPブロードキャスト増幅) Multipass や Docker, VirtualBox などのNAT環境では、 NAT変換の対象はTCP/UDP が中⼼。 ICMPは実装が難しいため、NAT変換対象から外している
  7. (ご参考) ICMPのNAT実装がなぜ難しいのか 7 仮に2つのVMが同時に ping 8.8.8.8 を送ったとする。 VM 送信元IP NAT変換後の送信

    元IP ICMP識別⼦ 戻りパケットを 誰に返す? vm01 192.168.66.5 203.0.113.10 0x101 ? vm02 192.168.66.6 203.0.113.10 0x101 ? 両方とも識別子 0x101 を使っていたら、 戻ってきた ICMP Reply (203.0.113.10宛) をどっちに返すか NAT側は判断できない!! (TCPならポート番号で区別できる。)
  8. ネットワークコマンド - ネットワーク層 「経路設定」と「近所」を確認する コマンド 主な⽤途 補⾜ 事例 (Ubuntu) ip

    route (netstat -rn) ルーティングテーブル 確認 通信がどの出⼝(GW) に向かうかの設定を確認 ip route arp -a 直近通信先のMAC確認 IPアドレスと MACアドレスの対応表 (ARPテーブル)を表⽰。 同⼀LAN内の切り分け arp -a 8
  9. (ご参考) ip route / arp -a 8 • default :

    すべての宛先(0.0.0.0/0) は NIC(enp0s1)経由で 192.168.66.1 (ゲートウェイ) へ送られます • 192.168.66.0/24 : ⾃分の属するネットワークへは NIC(enp0s1)経由で 直接接続されます • ゲートウェイ(192.168.66.1) への通信も NIC(enp0s1) を使います • 直近通信した機器のMACアドレスがテーブルにキャッシュされる • 「このIPアドレスって誰?MAC教えて!(ブロードキャスト)」「それ私です。MACはxxxxです。」
  10. ネットワークの基礎知識 通信の役割分担(TCP/IP 4階層モデル) 層 たとえると 主な役割 具体例 アプリケーション層 ⼿紙の内容を書く⼈ 何を伝えたいかを決める

    HTTP, DNS, SSH, SMTP トランスポート層 郵便屋さん ⼿紙を確実に届ける (順番‧抜け漏れなし) TCP, UDP ネットワーク層 配達ルートを決める⼈ どの道を通って 相⼿に届けるか決める IP, ICMP 物理層 (ネットワークIF層) 道そのもの 実際に電気信号‧無線で 送る Ethernet, Wi-Fi, 光ケーブル 3
  11. ネットワークコマンド - トランスポート層 「ポート」が開いているか確認する コマンド 主な⽤途 補⾜ 事例 (Ubuntu) nc

    -z <host> <port> TCP/UDPポート 疎通確認 Netcatコマンド。 -z: データ通信なし nc -z 8.8.8.8 53 ss -tuln ローカルで開いている (待ち受けている) ポート確認 -t : TCP -u : UDP -l : listening -n : numeric (ssh なら 22で表⽰) ss -tuln 9
  12. (参考)ネットワークコマンド -トランスポート層 「ポート」をスキャンする(※他人のサーバや不特定多数の IPを無断で高速にスキャンするのはやめること ) コマンド 主な⽤途 補⾜ 事例 (Ubuntu)

    nmap <host> ⾼機能ポートスキャン (調査官) ポートの開閉だけでな く、OSやサービスの バージョンも推定可能 nmap -Pn -sV 192.168.1.1 masscan <host> 超⾼速ポートスキャン (スキャナ) 広範囲IPアドレスに対し 超⾼速スキャン。 ネットワークに⾼負荷 sudo masscan 10.0.0.0/8 -p80 10
  13. ネットワークの基礎知識 通信の役割分担(TCP/IP 4階層モデル) 層 たとえると 主な役割 具体例 アプリケーション層 ⼿紙の内容を書く⼈ 何を伝えたいかを決める

    HTTP, DNS, SSH, SMTP トランスポート層 郵便屋さん ⼿紙を確実に届ける (順番‧抜け漏れなし) TCP, UDP ネットワーク層 配達ルートを決める⼈ どの道を通って 相⼿に届けるか決める IP, ICMP 物理層 (ネットワークIF層) 道そのもの 実際に電気信号‧無線で 送る Ethernet, Wi-Fi, 光ケーブル 3
  14. ネットワークコマンド - アプリケーション層 「名前解決」と「登録情報」を確認する (DNS) コマンド 主な⽤途 補⾜ 事例 (Ubuntu)

    dig <host> DNS名前解決 (キャッシュや権威鯖) nslookup より詳細な情 報が得られ、スクリプト でも使いやすい dig google.com +short nslookup <host> DNS名前解決 対話モードで様々なレ コードを引ける。 Windowsでも標準搭載 nslookup google.com whois <domain> ドメインやIPの 登録情報照会 (レジストリに照会) ドメインの所有者情報や IPアドレスの管理組織を 調べる whois google.com 11
  15. ネットワークコマンド - アプリケーション層 「Web」や「証明書」を確認する (HTTP/TLS) コマンド 主な⽤途 補⾜ 事例 (Ubuntu)

    curl <URL> HTTPヘッダやTLS確認 -I(⼤⽂字i): ヘッダのみ表⽰ -s: silent(エラーも消える) -S: エラー表⽰ -L: リダイレクトを追う -v: 詳細表⽰ curl -IssL https://google.com openssl s_client TLS通信‧証明書確認 HTTPS通信の暗号化や サーバー証明書の詳細 (有効期限など)を確認 openssl s_client -connect google.com:443 12