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両面どころかインフラもTSでできるよ ~ 全方位TypeScriptによるプロダクト開発 ~
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Tatasuro Hisamori
March 26, 2024
Programming
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両面どころかインフラもTSでできるよ ~ 全方位TypeScriptによるプロダクト開発 ~
Tatasuro Hisamori
March 26, 2024
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Transcript
両面どころかインフラもTSでできるよ ~ 全方位TypeScriptによるプロダクト開発 ~
全方位TypeScript?
「全方位TypeScript」とは? • フロントエンドだけでなくバックエンド、インフラも TypeScriptで統一して開発すること • 統一すると何がうれしいの? ◦ 型の共有 ◦ モノレポとの相性
◦ 開発者オンボーディングの速さ、etc… • 何より重要なこと ◦ 開発速度を高める ◦ 開発品質を高める ◦ → 顧客提供価値を高める
我々の開発者オンボーディング
ステップは3つ 1. GitHub OrgとPlanetScaleに招待 2. Codespaceを起動して立ち上げコマンド打つ 3. 開発開始! MacとかWindowsとかそういうのも気にしない。 ブラウザさえあれば開発に入れる。
※開発者体験的にはローカルのVSCode使うのがいい と思うけど
アプリケーション開発
フロントエンド開発 Vite + React + Ant Design を採用しています。 Viteはesbuildを用いた開発サーバでビルドが高速なので開発 者体験が良く、Pluginも充実してきているため採用
Reactはもう特に議論の必要はないレベルでフロントエンドの デファクトだと思います Ant DesignとChakraで議論になりましたが、B2Bの管理画面 向けとして使えるコンポーネントがChakraよりも多くあるため 採用
バックエンド開発 Hono + Prisma を主なコンポーネントとして採用 HonoはWAFとしてシンプルに振舞うため、乗るアプリのコン ポーネント設計と切り離すことができ、高速であるため採用 Prismaはprisma.schemaの定義ができていればTypeとテーブ
ル双方の定義が出来上がるなど、データベースを使った開 発の生産性を高めることができ、ORMとしても一定のシェア を持っていることから採用 アプリケーション構成としてはレイヤードアーキテクチャに 倣った構成で依存の方向をシンプルに
型などの共有 pnpm workspacesを利用 プロジェクトルートにpnpm-workspace.yamlを配置する とサブパッケージをimportできる 我々の場合は packages/* に api や
schema を配置 し、それぞれのアプリから呼べるような構成を採用
インフラもTSでIaCする
TSでIaCするためのPulumi Pulumiとは、IaCするためのOSSツールで、AWS, GCP, Azure問わずリソース作成・削除、デプロイ など管理を行うことができる。 TypeScript以外にもPython, Go, C#などでもIaCで きる。
おまけ:PlanetScaleの効用
PlanetScale? • ソースコード同様「ブランチ」という概念を データベースに持ち込んだサービス。 • VitessというMySQLをクラスタ化して運用す るためのミドルウェアインフラをクラウド サービスにしたもの。 • これを使うと、データベースも「プルリク」運
用できるようになる!
まとめ:なぜこうしているのか
なぜこうしているのか エンジニアリング組織論への招待に • 不確実性への向き合い • 役割を分けない • 経験を知識に変える • 価値の流れを最適化する
というような話がありますが、我々も不確実 なことをやっているので「高速に価値を届け られる開発体制」が必要だから
結論:全方位TypeScript開発の実践と効果 • フルスタックな開発 ◦ フロントエンド、バックエンド、インフラについて特に役割を設けていない→ 分業しない ◦ 得意なことが違う人同士でのコラボレーションもやりやすい •
IaC ◦ Pulumiを用いて、IaCもTSを用いてできるようにした結果、ちょっとしたメンテも開発者がやるように • モノレポ ◦ 1つのリポジトリを見ればすべてのアプリケーションが入っている状態 ◦ GitHub Codespace と相性良好で超高速オンボーディングが実現 • CI/CD ◦ GitHub Actionsでリリースパイプラインを整備しており、仕事の開始から 開発作業、リリースまでGitHub上だけで完結
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