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ClaudeCodeの公式Memory Architecture

ClaudeCodeの公式Memory Architecture

Claude Codeが推奨する公式記憶(メモリー)システムについて、4つの階層(CLAUDE.md、Auto Memory、Auto Dream、KAIROS)と、その設計基準・制約、そしてシステムの限界についてのスライドです。

CLAUDE.md(指示・ルール層):開発者が手動で記述する静的なルール設定ファイルです。
組織レベル(Managed policy)、ユーザーレベル(~/.claude/CLAUDE.md)、プロジェクトレベル(./CLAUDE.md)、ローカルレベル(./CLAUDE.local.md)、ディレクトリレベル(.claude/rules/)の5つのスコープに対応しています。Claudeの指示遵守率を維持するため、各ファイルは「200行(約25KB)以下」に抑えるのが推奨設計基準です。

Auto Memory(自律ノート層):会話から自律的に学んだ内容を、user(好みの設定)、feedback(修正事項)、project(決定事項)、reference(主要ファイルの場所)の4つのカテゴリのMarkdownファイルに書き戻します。インデックスとなるMEMORY.mdには200行(25KB)の厳格な上限があり、これを超えると**「サイレント切り捨て(Silent Truncation)」**が発生し古い記憶が警告なしに消去されます。なお、システムプロンプトの指示により記憶は「非権威的なヒント」として処理され、行動前に必ず物理コードベースで直接検証される安全設計になっています。

Auto Dream(バックグラウンド整理層):前回の実行から24時間以上経過し、かつ5セッション以上が蓄積されたアイドル時に、バックグラウンドのサブエージェントとして実行されるオフラインの記憶整理プロセスです。相対表現の絶対日付化(例:「昨日のエラー」→「2026-03-28エラー」など、ISO日付形式に標準化)、衝突する古い記憶と新しい事実の矛盾解消
、削除されたファイルの古いメモの破棄
、インデックス(MEMORY.md)の200行未満への圧縮を自動で行います。

KAIROS(常時起動デーモン層):流出したソースコード(v2.1.88)内で発見された、非公式・コンパイルフラグ裏に隠された常時オンのバックグラウンドデーモン(「好機」を意味するギリシャ語)です。システム変更やGitHub PRをバックグラウンドで監視する機能が設計されています。開発者の作業を妨げないよう、15秒以上かかるタスクは遅延させる「15秒ルール」が適用されます。

公式メモリシステムの限界と課題:セマンティック(意味)検索ではなくキーワード一致(Grepスタイル)による検索のため表現のズレによる検索漏れが起きること、200行制限による古い決定のサイレント喪失、そしてデータがローカルにロックされ、Cursorや他の開発エージェントツールと共有や移行ができない課題を整理しています。

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長津孝輔

June 26, 2026

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