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Flutterとの1年
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najeira
September 02, 2018
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najeira
September 02, 2018
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Transcript
Flutter との1 年 GDG DevFest 2018 Tokyo @najeira
Flutter との1 年 Flutter をアプリ開発(プロダクション)に 使い始めてから1 年と少し経った 開発にまつわる四方山話
Agenda どういうアプリを作ったか? なぜFlutter を選んだか? 使ってみての感想 OSS としてのFlutter
作ったアプリ CARTUNE (車のコミュニティ)
なぜFlutter を選んだか? 高い開発効率 すばやく試行錯誤(リリース)したい 少人数での開発 Android/iOS の両方でリリースしたい → クロスプラットフォームSDK を使いたい
検証 Flutter を利用して開発できるか事前に検証 1 画面を試しに実装 ネイティブとの連携
写真グリッドを試しに実装 ※スクリーンショットは最新のもので、検証版とは多少異なります
写真グリッドを試しに実装 重要な機能となる1 画面を選んで実装してみた Flutter 初心者でも1 日で実装できた さわってみて パフォーマンスには問題なかった
ネイティブとの連携 Flutter ⇔ ネイティブ
ネイティブとの連携 ネイティブ(Activity/ViewController )の 画面へ遷移することができるか確認した これができれば、Flutter で実装できなくても いざとなったらネイティブ実装でなんとかなる
CARTUNE でのネイティブ画面 WebView お知らせ、ヘルプ 写真Picker Android / iOS のプラットフォーム固有の 機能(API)
を使うため 写真編集 OpenCV を使っているため Flutter で実装できない画面は少なかった
写真Picker Android は Intent でギャラリー系アプリを起動 iOS は Photos フレームワーク
写真編集 OpenCV を使ってナンバー検出して隠す Android JNI を経由するためネイティブ側で実装 ※おそらくFlutter でも画面は実装できる
ネイティブとの連携 分かりやすく分けると UI に関するものは Flutter でできる そうでないものはネイティブ側で作る
使ってみての感想
よかったこと
コードの共有 画面数で数えると: 95% コード(Dart) でみると: 70% ※写真編集で使っているOpenCV 関連コードが多くDart が70% にとどまる
開発効率 ホットリロードがとても便利
困ったこと
機能的な課題 不十分な箇所があった(改善してきている) [Fixed] 動画再生がない [Fixed] 一部のマイナー文字で落ちる [Fixed] 複数行テキスト入力がない フォント選択が日本語にならないことがある IME
や入力欄の挙動がネイティブと違う 広告SDK との連携がいまいち テキストまわりが多い
テキストまわり CARTUNE ではテキスト入力欄はネイティブ側で実装 Flutter 側の画面で 投稿・入力ボタンを押すと ネイティブの Activity / ViewController
が起動 テキスト入力して OK すると Flutter に入力した文章が渡される あとはそれを使って処理を実行
その他バグとの遭遇 Issue 報告 Pull Request Flutter(Dart 部分) のバグは 回避して UI
を作れば OK だいたいワークアラウンドがある C++ で書かれたエンジン部分のバグは 直すしかないことが多い →CARTUNE ではパッチをあてて使っている
OSS としてのFlutter
OSS としてのFlutter GitHub: utter/ utter Stars: 35,963 Commits: 11,701 Contributors:
238 今月だけでも: 272 commits, 47,173 additions, 14,296 deletions, 691 closed issues ※2018/08/27 時点
Contribution CONTRIBUTING . md があるので読む コードを変更する (必要に応じて)テストを追加する テストを実行する あとは GitHub
のプルリクエスト
Contribution utter/engine 側は準備が必要 C++ で書かれているのでビルドツールを準備 あとは utter/ utter と同じ ※こちらもCONTRIBUTING
. md があるので読めばOK
まとめ CARTUNE というアプリをFlutter で作り、継続してア ップデートできている 開発効率が高いのがよい バグなどはあるが、改善されていっている 開発は活発、OSS なので自分でなおせる