2 はじめに ü 個⼈利⽤の範囲を超えて、本資料の複製、転載、転⽤、引⽤等の⼆次利⽤は禁⽌させていただきます。 ü 本資料は講師が慎重に著述・編集しています。ただし、本資料の記述内容に関わる構築・運⽤結果にま つわるあらゆる損害・障害につきましては、責任を負いませんのであらかじめご了承ください。 ü 本資料における全ての掲載内容は、あくまで私⾃⾝の⾒解であり、必ずしも私の所属団体・企業における ⽴場、戦略、意⾒を代表するものではありません。
6 ミドルウエア 物理/仮想環境 OS アプリケーション サーバ環境 ミドルウエア コンテナ コンテナ基盤 コンテナ環境 アプリチーム インフラチーム アプリケーション 物理/仮想環境 OS OSモジュール ü ベースイメージの⽤意は︖ ü コンテナのビルドは︖ ü CI/CDパイプラインは︖ ü CI/CDの設定やビルド・テストスクリプトを作成するのは誰︖ ü アプリ⽤のマニフェストファイル作成は誰がどうやって︖ ü コンテナ基盤の権限を管理は︖ ü 外部とのネットワーク接続管理は︖ ü コンテナ基盤の可⽤性の管理は︖ ü コンテナ基盤とコンテナのログはどうやって︖既存環境との連携は︖ ü コンテナ基盤のセキュリティ設定は︖ ・ ・ ・ ディストリビューション製品でも 考えないといけないことはそれなりにある
14 インターネット 例)OCP上で設定する例 OCP route https://aaa.com Public router pod Web Application pod route https://pbbb.priv.com Container Management pod route https://paaa.priv.com Private router pod RouteあるいはProject単位で、 どのRouterを利⽤するか制御できる エンドユーザ 開発者・管理者 他拠点 専⽤線 https://aaa.com https://paaa.priv.com
16 Zone B Worker Node Zone A 例)マルチゾーン構成でのPod配置 Worker Node Zone C Worker Node OCP Deployment(replicas=3) アプリ Pod アプリ Pod アプリ Pod ゾーン障害でサービス停⽌になりかねない。 マルチゾーンのメリットを活かしきれていない。
17 Zone B Worker Node Worker Node Topology Zone C Worker Node Worker Node Topology Zone A 例)マルチゾーン構成でのPod配置︓topologySpreadConstraints Worker Node Worker Node Topology zone: a zone: a zone: b zone: b zone: c zone: c OCP Deployment (replicas=3, topologyKey=“zone”, maxskew=1) アプリ Pod アプリ Pod アプリ Pod ノードに指定したラベルの値で Topologyを作成 skewとは、トポロジー間におけるPod数の差分。 他のゾーンにデプロイされると、 Skewの値が2-0=2となってしまうため、 必ずZone Cにデプロイされる
25 コンテナデプロイまでの責任分界点について アプリチーム インフラ担当者 新チーム 責任分界点を明確にする ü これまでの体制を踏襲しやすい ü 両者間でコミュニケーションを密にしなければならない 責任分界点を取り除く ü ⾃律的に開発・デプロイができる ü 責任範囲が従来よりも⼤きくなりがち Dockerfile OS ミドルウェア アプリ マニフェスト ファイル Dockerfile OS ミドルウェア アプリ マニフェスト ファイル
35 ミドルウエア コンテナ コンテナ基盤 コンテナ環境 アプリケーション 物理/仮想環境 OS OSモジュール ü 物理構成を意識したクラスタ設定で、より信頼性の⾼いコンテナ環境を実現 ü ある程度統制しつつ、ある程度⾃由に利⽤できるマルチテナントでコンテナの スピードを活かす ü S2IやCI/CDツールを活⽤し、ガバナンスの効いた迅速なデプロイを実現 今⽇の内容 ※ 上記以外にも考えることはたくさんありますが、今⽇の話が皆様のヒントになったのなら幸いです。