Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
スクラムを成功へ導くマインド
Search
Naoya
April 18, 2024
Programming
1
63
スクラムを成功へ導くマインド
Naoya
April 18, 2024
Tweet
Share
More Decks by Naoya
See All by Naoya
やさしいチームトポロジー
nakir323
25
5.5k
マスタリング Credit Card
nakir323
0
120
WebAssembly Hands-on! ~ powered by Dev Containers ~
nakir323
0
49
正しいスクラムを正しく行う
nakir323
0
170
Other Decks in Programming
See All in Programming
これだけは知っておきたいクラス設計の基礎知識 version 2
masuda220
PRO
24
6.6k
ComposeでのPicture in Picture
takathemax
0
120
SwiftUI API Design Lessons
niw
1
300
新しいPHP拡張モジュールインストール方法「PHP Installer for Extensions (PIE)」を使ってみよう!
cocoeyes02
0
420
Java 24まとめ / Java 24 summary
kishida
3
500
Youtube Lofier - Chrome拡張開発
ninikoko
0
2.5k
大LLM時代にこの先生きのこるには-ITエンジニア編
fumiyakume
7
3.1k
Dissecting and Reconstructing Ruby Syntactic Structures
ydah
2
1.1k
七輪ライブラリー: Claude AI で作る Next.js アプリ
suneo3476
1
120
Chrome Extension Techniques from Hell
moznion
1
160
スモールスタートで始めるためのLambda×モノリス(Lambdalith)
akihisaikeda
2
300
エンジニア向けCursor勉強会 @ SmartHR
yukisnow1823
0
1.2k
Featured
See All Featured
Navigating Team Friction
lara
184
15k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
67
11k
The Success of Rails: Ensuring Growth for the Next 100 Years
eileencodes
45
7.2k
[Rails World 2023 - Day 1 Closing Keynote] - The Magic of Rails
eileencodes
34
2.2k
Evolution of real-time – Irina Nazarova, EuRuKo, 2024
irinanazarova
8
670
Reflections from 52 weeks, 52 projects
jeffersonlam
349
20k
Raft: Consensus for Rubyists
vanstee
137
6.9k
Easily Structure & Communicate Ideas using Wireframe
afnizarnur
194
16k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
47
2.7k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
29
9.4k
The MySQL Ecosystem @ GitHub 2015
samlambert
251
12k
Code Review Best Practice
trishagee
67
18k
Transcript
スクラムを成功へ 導くマインド 社内勉強会
自己紹介 @nakir323 マネージャー Naoya Kimura 担々麺、麻婆豆腐、つけ麺、回鍋肉、 青椒肉絲、カルボナーラ、味噌ラーメン。
スクラム公式ガイド: ゲームのルール 2020年11月 スクラムガイド https://scrumguides.org/docs/scrumguide/v2020 /2020-Scrum-Guide-Japanese.pdf
スクラムの価値基準を理解せよ。 さらば道は開かれん... スクラムを成功させる マインドを手に入れる 本日の目的
序章 スクラムの価値基準を知る 価値基準を実践している人の様子を見てみよう ア ジ ェ ン ダ まとめ
序章 Chapter1
スクラムチームはある。 イベントもやってる。 →スクラムは成功する?
否
価値基準を実践して いなければ成功しない!
良くないパターン (極端な例)
スプリントを終えて スプリントゴールは 未達成となりました...
そもそも無理だったよ。 俺はハナから無理だと 思ってたけどなぁ〜
振り返りをしよう! KPTを書いてくれ!
色々あるけど この胸に留めておくわ...
フレームワークを使っても 価値基準を実践できないと スクラムは成功しない!
None
ス ク ラ ム の 価値基準を知る Chapter2
確約 1 集中 2 公開 3 尊敬 4 勇気 5
確約 スクラムチームは、ゴールを達成し、お互いにサポートすることを確約する。 1 3つのゴールを達成することを確約する ゴール:プロダクトゴール/スプリントゴール/完成の定義 完成の定義に基づき忠実に実装することを確約する ❌:スプリントゴールを達成できなくても良いと思っている ❌:タスク内容が不明瞭なときに、完成の定義を明らかにせず進める
集中 スクラムチームは、ゴールに向けて可能な限り進捗できるように、スプリントの作業に集中する。 2 ムダを省き、可能な限り進捗するよう集中する スクラムマスターはスクラムチームの集中を支援する 開発者はデイリースクラムで作業計画・やり方を選択できる。これに よって集中を生み出し、自己管理を促進する。 3つのゴールを確約することで、集中が高まる ❌:ムダに思える作業の見直しをしていない ❌:ゴールに関係ない作業をしており、集中できていない
公開 スクラムチームとステークホルダーは、作業や課題を公開する。 3 開発者やプロダクトオーナーは作業内容を公開する ステークホルダーも作業を公開する ❌:開発タスクの進捗状況が大雑把にしか公開されない ❌:仕様決定までに行われた議論がどこからも見えない
尊敬 スクラムチームのメンバーは、お互いに能⼒のある独⽴した個⼈として尊敬し、尊敬される。 4 開発者、プロダクトオーナー、スクラムマスターはそれぞれお互いを 能力のある独立した個人として尊敬し、尊敬される ❌:相手を能力の無い人だと決めつけ、コミュニケーションする ❌:尊厳を傷つけるような言葉遣いをする
勇気 スクラムチームのメンバーは、正しいことをする勇気や困難な問題に取り組む勇気を持つ。 5 正しいことが何なのか常に考え、それを実践する 難しい問題に直面しても、チームメンバーと協力し達成に向かう ❌:正しいと思ったことを、遠慮や萎縮をして言わない 正しいことを伝えるとき、もちろん尊厳を傷つけるのはダメ ❌:難しそうな問題に直面したとき、それを投げ出し人任せにする
Chapter3 価値基準を実践している 人の様子を見てみよう
とある日のスプリント プランニングにて...
さて、プランニングは以上か な。スプリントバックログやス プリントゴールはこれで 良いかい?
問題ないぜ!! 絶対にゴールを達成してやる! 自分たちで設定したゴールだ、 必ずやりきってやるぜぇ!!! [確約]
とある日の作業中...
今のサブタスクの切り方だと 進捗が見えないし、もし他の メンバーからのサポートを受 けたいとなったときもやりづ らいな。よーし...
サブタスクきちんと細分化 するぜぇ!! これで進捗や作業内容が みんなから分かって エビバディハッピー!! [公開]
とある日のSlackでの やりとり
None
アジェンダや、アイデアを選ぶ 軸を考えておかないと効率が 悪くなるかもしれないわ。 これらを先に考えておくのは どうかしら? [集中,尊敬,勇気]
とある日の レトロスペクティブ
残念ながら スプリントゴールが 未達成となってしまった
くそぉぉぉ〜〜〜! 絶対やるって決めたのに、 達成できなかった!! スプリント開始時にはできると 判断したのに!約束を守れない 大人になりたくないよぉぉ [確約]
まとめ Chapter4
・確約/集中/公開/尊敬/勇気!! (KSKSY/クスクスィ/カスカスワイ) ・スクラム成功の鍵は 価値基準の実践が握っている! ・自分/周りは実践できているか? 意識的に実践していこう!
Fin
質問?