Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
正しいスクラムを正しく行う
Search
Naoya
November 01, 2019
Technology
0
160
正しいスクラムを正しく行う
スクラムマスター研修に行った報告と、それを受けて現行スクラムチームをちょっと改善しはじめたよ、という話です。
Naoya
November 01, 2019
Tweet
Share
More Decks by Naoya
See All by Naoya
スクラムを成功へ導くマインド
nakir323
1
47
やさしいチームトポロジー
nakir323
24
5.2k
マスタリング Credit Card
nakir323
0
110
WebAssembly Hands-on! ~ powered by Dev Containers ~
nakir323
0
40
Other Decks in Technology
See All in Technology
Larkご案内資料
customercloud
PRO
0
650
偶然 × 行動で人生の可能性を広げよう / Serendipity × Action: Discover Your Possibilities
ar_tama
1
1.1k
次世代KYC活動報告 / 20250219-BizDay17-KYC-nextgen
oidfj
0
260
OpenID BizDay#17 KYC WG活動報告(法人) / 20250219-BizDay17-KYC-legalidentity
oidfj
0
250
『衛星データ利用の方々にとって近いようで触れる機会のなさそうな小話 ~ 衛星搭載ソフトウェアと衛星運用ソフトウェア (実物) を動かしながらわいわいする編 ~』 @日本衛星データコミニティ勉強会
meltingrabbit
0
150
抽象化をするということ - 具体と抽象の往復を身につける / Abstraction and concretization
soudai
16
7k
プロセス改善による品質向上事例
tomasagi
2
2.6k
トラシューアニマルになろう ~開発者だからこそできる、安定したサービス作りの秘訣~
jacopen
2
2k
目の前の仕事と向き合うことで成長できる - 仕事とスキルを広げる / Every little bit counts
soudai
24
7.2k
全文検索+セマンティックランカー+LLMの自然文検索サ−ビスで得られた知見
segavvy
2
110
バックエンドエンジニアのためのフロントエンド入門 #devsumiC
panda_program
18
7.5k
スタートアップ1人目QAエンジニアが QAチームを立ち上げ、“個”からチーム、 そして“組織”に成長するまで / How to set up QA team at reiwatravel
mii3king
2
1.5k
Featured
See All Featured
The Art of Delivering Value - GDevCon NA Keynote
reverentgeek
10
1.3k
CoffeeScript is Beautiful & I Never Want to Write Plain JavaScript Again
sstephenson
160
15k
Save Time (by Creating Custom Rails Generators)
garrettdimon
PRO
29
1k
Understanding Cognitive Biases in Performance Measurement
bluesmoon
27
1.6k
Cheating the UX When There Is Nothing More to Optimize - PixelPioneers
stephaniewalter
280
13k
I Don’t Have Time: Getting Over the Fear to Launch Your Podcast
jcasabona
32
2.1k
Agile that works and the tools we love
rasmusluckow
328
21k
Visualizing Your Data: Incorporating Mongo into Loggly Infrastructure
mongodb
45
9.4k
How STYLIGHT went responsive
nonsquared
98
5.4k
How GitHub (no longer) Works
holman
314
140k
Product Roadmaps are Hard
iamctodd
PRO
50
11k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
94
13k
Transcript
正しいスクラムを 正しく行う 現行のスクラムを改善した話
Naoya Kimura エンジニア / SM - Webエンジニア - 認定スクラムマスター -
現在のプロジェクトでエンジニア兼 スクラムマスターとして働いていま す 2
1. スクラムマスター研修に 行ってきました 研修内容や当日の雰囲気など
LSMTの概要 • Licensed Scrum Master Training • Scrum Inc. @虎ノ門
• 10/15-16の2日間 9:30~18:00 • 参加者は45名程度 • Scrum未経験者から5年以上経験 した強者まで 4
5人1グループ 1テーブルに5人座ってグ ループを作り、そのグ ループで2日間の研修を受 ける。 自分のテーブルはアジャ イル導入コンサル会社の 強者がいてラッキーだっ た。 研修もスクラム
2日間(午前/午後)の研修を 全部で4つのSprintとして 扱い、それぞれで行いた い講義をバックログアイ テムとして研修の進捗を 管理していた。 5 当日の雰囲気
6 内容 スクラムの起源、スクラ ムの要素の解説、SMとし てのケーススタディー、 スクラムを体感するため のワーク等。ディスカッ ションやワークは合計し たら15回くらいあったか も。
軽食&食事あり 水・コーヒー・お菓子が 支給され、いつでも飲食 OK。 ランチには駒春のお弁当 とペットボトルのお茶が もらえました。 とてもおいしかった! 当日の雰囲気
お弁当おいしかった 7
豊富な具体例 知識や理論を定着させやすい 参加型で楽しめる ワークが多く、楽しめるから吸収しやすい 質問し放題 休み時間とランチタイムを活かそう 8
2. 現プロジェクトで スクラム始めました 基本を忠実、丁寧に実践する
PO不在 POっぽい人はいるけど、 きちんとスクラムをやろ うという合意を取れてい ない。 POがスクラムを理解して 前向きに取り組もうとい う雰囲気ではない。 専任SM不在 リードエンジニアがSMを
兼ねており、空き時間で 適宜改善しよう、という 状況。 実際は開発が忙しいため そちらに工数割きがち。 10 根本的な問題
11 POと明確に合意 現POっぽい人と明確にPO をお願いする場を設け た。 スクラムの目的や意味を 伝え、スクラムを導入す ることに合意し、POの役 割をお願いした。 SM専任の日を作る
自分が新たにSMとなり、 週2日はSMの仕事のみす ることとした。 また、障害リストを作成 することで、SMとしての 仕事を明確/透明化した。 施策
障害リストの例 • 現在のツールではストーリーのサブ タスクを管理しづらい • 非効率的なMTGがある • 一部ステークホルダーの役割が不明 • チームメンバーの席が遠い
• スプリントのタイムボックスが守ら れていない 12
スクラム意識の向上 スクラムで開発効率を上げようという共通認識が醸成された 個からチームへ チームの成果を最大化しようという意識が芽生えた 開発効率UP 無駄な作業とコンテキストスイッチを減らした 13
“個人ではなくチームで開 発に取り組むようになっ た。オーナーもスクラム や開発を理解しようとし てくれていて、楽しい! (開発チーム Kさん) 14
“ペアプロを実施するよう になり、リードエンジニ アの開発手法をその場で 吸収でき、とても勉強に なる! (開発チーム Tさん) 15
ベロシティ 4倍へ 地道に努力し、パフォーマンス4倍を 目指したい。 16
Thanks! 17