Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
フロントエンドのテストからアクセシビリティをしれっと広めていく
Search
Shota
August 22, 2024
Programming
3
720
フロントエンドのテストからアクセシビリティをしれっと広めていく
Shota
August 22, 2024
Tweet
Share
More Decks by Shota
See All by Shota
アクセシビリティを理解するとフロントエンドのテストが楽になる!
nano72mkn
1
3.6k
OpenAI APIを触ってみた
nano72mkn
0
1.2k
年末年始にFlutter入門
nano72mkn
0
200
Other Decks in Programming
See All in Programming
iOSの隠されたAPIを解明し、開発効率を向上させる方法/iOSDC24
noppefoxwolf
2
130
New Order in Cascade Sorting Order
mugi_uno
3
2.6k
Regular Expressions, REXML, Automata Learning
makenowjust
0
190
Using Livebook to build and deploy internal tools @ ElixirConf 2024
hugobarauna
0
240
長期運用プロダクトの開発速度を維持し続けるためのリファクタリング実践例
wataruss
8
2.6k
Boost Performance and Developer Productivity with Jakarta EE 11
ivargrimstad
0
110
Prompt Cachingは本当に効果的なのか検証してみた.pdf
ttnyt8701
0
520
GoのIteratorに詳しくなってしまう
inatonix
1
190
Architecture Decision Record (ADR)
nearme_tech
PRO
1
640
Desafios e Lições Aprendidas na Migração de Monólitos para Microsserviços em Java
jessilyneh
2
140
Rubyとクリエイティブコーディングの輪の広がり / The Growing Circle of Ruby and Creative Coding
chobishiba
1
240
Scala アプリケーションのビルドを改善してデプロイ時間を 1/4 にした話 | How I improved the build of my Scala application and reduced deployment time by 4x
nomadblacky
1
140
Featured
See All Featured
ピンチをチャンスに:未来をつくるプロダクトロードマップ #pmconf2020
aki_iinuma
103
48k
Bootstrapping a Software Product
garrettdimon
PRO
304
110k
From Idea to $5000 a Month in 5 Months
shpigford
379
46k
For a Future-Friendly Web
brad_frost
174
9.3k
Building a Modern Day E-commerce SEO Strategy
aleyda
35
6.8k
Rails Girls Zürich Keynote
gr2m
93
13k
[RailsConf 2023 Opening Keynote] The Magic of Rails
eileencodes
27
8.9k
A Tale of Four Properties
chriscoyier
155
22k
How to train your dragon (web standard)
notwaldorf
85
5.6k
The Psychology of Web Performance [Beyond Tellerrand 2023]
tammyeverts
36
1.9k
Web Components: a chance to create the future
zenorocha
308
41k
Building Your Own Lightsaber
phodgson
101
6k
Transcript
フロントエンドのテストから アクセシビリティを"しれっと"広めていく 各社の事例から学ぶウェブアクセシビリティ 〜フロントエンドの最前線〜 2024/08/23 @nano72mkn
自己紹介 スターフェスティバル株式会社 フロントエンドエンジニア ポメラニアンを撫でながら仕事をしています! ゲーム好きです Apex VALORANT しょうた 🍊なつみかん @nano72mkn
01 アクセシビリティを広めるの難しい問題
アクセシビリティの重要性を伝えるのは 比較的簡単!
実際の対応となると話は別 技術的な複雑さ、専門的な知識、リソースの制約 など 様々な障壁が立ちはだかる
結果として、 「大切なことは分かっているけれど、なかなか手をつけられない」 という状況に陥る
そこで "しれっと"アプローチできないか を考えました。
"しれっと"アプローチ三箇条 心理的ハードルを最低限に 1. 学習コストを最低限に 2. 気づいたら貢献出来ている 3.
フロントエンドのテスト ならいけそう感
02 フロントエンドのテスト と アクセシビリティ
なぜ フロントエンドのテスト なのか
フロントエンドのテストツールには getByRoleという関数が存在している
役割 意味 <button type=”button”>ボタン</button> role属性について role属性はタグに や を示す
役割 意味 <button type=”button”>ボタン</button> <button type=”button” role=”button”>ボタン</button> role属性について role属性はタグに や
を示す
他にもあるよ!暗黙的なrole <a href=”~~~”>リンク</a> <h1>タイトル</h1> <input type=”text” /> link heading textbox
role属性を持っているタグを セマンティック要素 と呼ぶ
role属性を使って要素を取得するのが getByRole
それで、アクセシビリティとの関係性は?
getByRole とアクセシビリティとの関係性 スクリーンリーダーなどの支援技術はrole属性から どんな要素なのかをアナウンスしてくれます。 <button id=”lensSearchButton” class=”lensSearchButton” title=”画像で検索”/>
まとめると
role属性が付与されていれば getByRoleで要素を取得できる
role属性が付与されていれば 支援技術で要素を認識できる アクセシブルなUI
getByRoleで取得できる = アクセシブルなUIである
03 getByRoleを使った "しれっと"した アクセシビリティ改善
getByRoleの使い方
マイページ
role属性 accessible name マイページ
簡単ですよね!
送信
送信 role属性 accessible name
送信
送信
送信
getByRoleを使うことで、 自然とアクセシビリティを考慮した セマンティックなHTMLを使用するようになる
04 まとめ
getByRoleを使えば“しれっと”アプローチができる 心理的ハードルを最低限に getByRoleを使うだけ 学習コストを最低限に getByRoleの使い方を覚える role属性は使うやつだけ覚える 気づいたら貢献出来ている セマンティックなHTMLを書くことが促されて自然とアクセシブ ルなUIになっていく
注意点! アクセシビリティに疎くても貢献できる入門レベル アクセシビリティの項目を網羅することはできません
getByRoleをきっかけに アクセシビリティを “しれっと”広めていきましょう!
Thank You!