Ignite 2023で限定公開プレビューとして発表されたApp Service Multi-plan subnet joinを試してみた

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1. Ignite 2023で限定公開プレビューとして発表された App Service Multi-plan subnet joinを試してみた 皆川 直人
2. アジェンダ • 自己紹介 • Azure App Serviceとは • Multi-plan subnet joinを試してみた • 終わりに
3. 1.自己紹介 • 某SIerに新卒入社。半導体検査装置を制御するためのアプリケーショ ン開発に従事。 • クラウド技術に触れてみたいという気持ちで2020年4月に現職へ中途 入社。 • 中途入社後1年目はAWS、2年目からはAzureでインフラ構築を担当。 • 趣味は月1フットサル。最近は競馬に興味を持ちつつある。
4. 2.Azure App Serviceとは App-Service-Plans App-Services. • App Service App Serviceは以下をホストするHTTPベースのサービスです。 • Webアプリケーション • REST API • モバイルバックエンド 開発言語には以下を利用が可能。 • .NET、.NET Core、Java、Node.js、PHP、Python アプリケーションの実行とスケーリングは、Windows ベースの環境と Linux ベースの環境 フルマネージドPaaSサービスなので、運用で必要なパッチ適用やOSと言 語フレームワークの管理などプラットフォームに関する問題はAzure側で 管理してくれます。 スケールアップやスケールアウトも手動/自動の両方で実行可能です。 AWSでいうと、「Amazon Elastic Beanstalk」 GCPだと、「App Engine」
5. 2.Azure App Serviceとは App Service Planについて App Serviceを利用しWebアプリを作る際には必ず、App Service Planを作成する必要があります。 （ App Service Plan でApp Service が実行されます） App Service Planはコンピューティングリソースを定義するもので、以下を定義します。 • オペレーティング システム (Windows、Linux) • リージョン (米国西部、米国東部など) • VM インスタンスの数 • VM インスタンスのサイズ (小、中、大) • 価格レベル (Free、Shared、Basic、Standard、Premium、PremiumV2、PremiumV3、Isolated、IsolatedV2) App Service Plan内で複数のApp Service（Webアプリ）を作成できる しかし、App Service Planで定義した価格プラン、スペックが適用されるため、異なる価格プランやスペックのApp Service（Webアプリ）を作成したい場合はApp Service Planを分けるしかない
6. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Virtual-Networks PrivateEndpoints Vnet統合 Subnet Subnet App Service DB インターネット • App ServiceのVnet統合はApp Service Planごとに １つのサブネットが必要 →App Service Planが複数存在するとApp Service Planの数だけサブネットも用意しなければいけない
7. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Virtual-Networks Vnet統合 Subnet App Service App-Service-Plans App Service App-Service-Plans Vnet統合 Subnet Virtual-Networks Vnet統合 Subnet App Service App-Service-Plans App Service App-Service-Plans ・Multi-plan subnet joinの対応が無かった時 ・Multi-plan subnet joinの対応後
8. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた リソースグループの作成
9. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた App Service プランの作成 point • リージョン：France Central • 価格プラン：Premium v3 限定公開プレビューのため2023/12/20時点では、「West Central US」と「France Central」のみ機能公開。 また、App ServiceのVnet統合機能はPremium v2/v3プラン以上 をサポートとしている。
10. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた App Service プランの作成
11. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた App Service プランの作成
12. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた App Service プランの作成
13. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Webアプリの作成
14. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Webアプリの作成
15. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Webアプリの作成
16. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた 仮想ネットワークの作成 • App Service Plan用のVirtual Networkを作成します。
17. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた 仮想ネットワークの作成 • App Service をVnet統合するための subnetを作成します。
18. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた 仮想ネットワークの作成 • App Service用のsubnetが出来ていることを確認します。 • 今回はこちらのsubnetに２つのApp ServiceをVnet統合 で紐づけます。
19. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Vnet統合の設定 「未構成」となっているのでここから設定する
20. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Vnet統合の設定 サブネットを指定することでポータルからVnet統合の設定が可能
21. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Vnet統合の設定 「未構成」から先ほど設定したサブネット名になっていることが確認できる
22. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Vnet統合の設定 「統合に使用不可」と表示され、ポータルからは設定ができない
23. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Vnet統合の設定
24. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Vnet統合の設定 az resource update --name <webAppsName> --resource-type "Microsoft.Web/sites" --resource-group <resource-group- name> --set properties.virtualNetworkSubnetId="/subscriptions/ <subscriptionsID> /resourceGroups/ <resource-group- name> /providers/Microsoft.Network/virtualNetworks/ <virtualNetwork-name> /subnets/ <subnet-name> " 最初のApp Service PlanはポータルからVnet統合の設定が可能ですが、それ以降の App Service Planから アプリを接続するには、現在 CLI または ARM を使用する必要があります。 また、ポータルからの設定ではデフォルトでアプリケーションのアウトバウンド・インターネット・トラ フィックの仮想ネットワーク・ルーティングが有効になるが、CLIから設定する場合には有効とならない ためポータルから設定するかCLIで追加での設定が必要となります。
25. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Vnet統合の設定
26. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Vnet統合の設定 「未構成」から先ほど設定したサブネット名になっていることが確認できる
27. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた Virtual-Networks Vnet統合 Subnet App Service App-Service-Plans App Service App-Service-Plans Vnet統合 Subnet Virtual-Networks Vnet統合 Subnet App Service App-Service-Plans App Service App-Service-Plans ・Multi-plan subnet joinの対応が無かった時 ・Multi-plan subnet joinの対応後
28. 3.Multi-plan subnet joinを試してみた 注意点： • GAでは、サブネットサイズの最小要件は/26となる。これは現在強制されて いない。 • Vnet統合機能を利用するためにApp Service PlanのPremium v2/v3プラン以 上が必要となる • 2023/12/20時点では、「West Central US」と「France Central」のプレ ビュー公開
29. 4.終わりに • Multi-plan subnet joinの機能により同一サブネットに複数のApp service planの統合が可能に！ • 複数アプリの管理の際にサブネットの乱立を減少し、ネットワークセキュリ ティグループやルートテーブルなどのネットワーク制御の管理を簡素化
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