rights reserved. IoT課題あるある 既存の機器からどうやってデータを取るか? l 電⾞の⾞両、建設機器など10年以上使われる機器は多く、 古い機種は通信の仕組みを持っていない (⼯場はFAが進んでおりデータ取れるケース多い) • 且つ、古い機器は今後時間とともに⼊れ替わっていくため 機器⾃体に新たに通信の仕組みを追加するための投資は⾏いたくない l 機器は他社からのリースだったり、協⼒会社の持ち込みの 場合もあるため、予め協⼒の体制を依頼します 12
rights reserved. AIって何?いま⼿に⼊るAI。 l AI(⼈⼯知能)=「⼈間のように考えるコンピューター」 はまだ実現されていない • AIはマーケティング的な表現 l 今AIと⼀般的に呼ばれているものは 機械学習(Machine Learning) l 機械学習とはコンピューター(プログラム)⾃⾝が 学習する仕組み 20
rights reserved. 機械学習でできることは「分類」と「数値」の予測 l 機械学習でできることは、単純化するとたった2つ l データを「分類」する、「数値」を予測することです l 分類の例 • ⾳声データや⼿書き⽂字を、どの⽂字の種別かに分類する • 写真から「猫」を検出する(猫、椅⼦、⼈などの分類のタグが定義され ている) • 販売履歴から顧客をクラスタ分けする l 数値予測の例 • 気象データから販売量を予測する • 中古⾞販売で⾞両情報から推奨販売価格を出す 21
rights reserved. 以前からある機械学習 l あるアルゴリズムによって、データを分類する • アルゴリズムは⼈間が考える • 特徴量の設計は⼈間の仕事 どういう画像だったら「5」なのか、「猫」なのかを⼈が定義する l 例えば⼿書き⽂字の⽂字認識であれば、 ⼈が各数字の特徴を定義し、 それによってコンピューターに判定させる l 特徴の定義の仕⽅や、分類のアルゴリズムを変えることで 認識精度を上げることができるが、 複雑なケースでは⼈が定義仕切れない、という限界に達する 24
rights reserved. 強化学習 l ⼈間が正解を与えるのではなく、報酬(と罰則)を与える ことにより、報酬が最⼤になるようにコンピューターに試 ⾏錯誤させ、学習させる⼿法 l AlphaGoは強化学習 • どの⼿が良い、悪いを⼈間が正解を教えるのではなく、 勝ったら報酬(ポイントを与える)、負けたら罰則(ポイントを減ら す)を⾏うことで、どのような⼿が良いかコンピューター⾃⾝が学ぶ l 試⾏錯誤できる(沢⼭失敗できる)ようなものである必要 がある 26
rights reserved. あるものを使うか、⾃分で学習させるか l ⾳声・テキスト変換、画像から⼀般的なものの検出など、 汎⽤的なものは既存のサービスを使うのが安価 • Google Cloud Speech API • Google Cloud Vision API • Microsoft Computer Vision API • Microsoft Face API • Microsoft Bing Speech API l これらのサービスを組み合わせることで、解決できることも多い l ⾃社独⾃の識別が必要なとき、⾃社でデータを集めて学習させる 必要があります • EX)部品が錆びていないか判定する⇨錆びている写真と錆びていない写真 を⼤量に集める 30
rights reserved. IoT、AIともプロトタイプを作成することを推奨 l 早く・安くやって、賢く失敗して、フィードバックを得る のがお勧め プロトタイプを開発する際の注意点 l 何を評価するのか? (技術的な実現性/ビジネスの可能性/運⽤が回るのか) l それは今評価する必要があるものか? l ⼿をかけずにやる • ⼿に⼊りやすいものでやる • 既にあるものを使う • 本番に向けては後で置き換えれば良い 33