Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
GitHub Projectsにおける チケットの ステータス更新自動化について
Search
NearMeの技術発表資料です
PRO
July 30, 2024
Programming
1
120
GitHub Projectsにおける チケットの ステータス更新自動化について
NearMeの技術発表資料です
PRO
July 30, 2024
Tweet
Share
More Decks by NearMeの技術発表資料です
See All by NearMeの技術発表資料です
Rustで作る強化学習エージェント
nearme_tech
PRO
0
17
ビームサーチ
nearme_tech
PRO
0
25
WASM入門
nearme_tech
PRO
0
29
ESLintをもっと有効活用しよう
nearme_tech
PRO
0
19
リファクタリングのための第一歩
nearme_tech
PRO
0
61
ガウス過程回帰とベイズ最適化
nearme_tech
PRO
1
170
確率的プログラミング入門
nearme_tech
PRO
2
110
Observability and OpenTelemetry
nearme_tech
PRO
2
42
観察研究における因果推論
nearme_tech
PRO
1
150
Other Decks in Programming
See All in Programming
自分ひとりから始められる生産性向上の取り組み #でぃーぷらすオオサカ
irof
8
2.6k
[Fin-JAWS 第38回 ~re:Invent 2024 金融re:Cap~]FaultInjectionServiceアップデート@pre:Invent2024
shintaro_fukatsu
0
400
Honoをフロントエンドで使う 3つのやり方
yusukebe
4
2.1k
Linux && Docker 研修/Linux && Docker training
forrep
23
4.5k
Honoとフロントエンドの 型安全性について
yodaka
4
250
Lottieアニメーションをカスタマイズしてみた
tahia910
0
120
Djangoアプリケーション 運用のリアル 〜問題発生から可視化、最適化への道〜 #pyconshizu
kashewnuts
1
230
XStateを用いた堅牢なReact Components設計~複雑なClient Stateをシンプルに~ @React Tokyo ミートアップ #2
kfurusho
1
770
Honoのおもしろいミドルウェアをみてみよう
yusukebe
1
200
時計仕掛けのCompose
mkeeda
1
280
パスキーのすべて ── 導入・UX設計・実装の紹介 / 20250213 パスキー開発者の集い
kuralab
3
670
JavaScriptツール群「UnJS」を5分で一気に駆け巡る!
k1tikurisu
10
1.8k
Featured
See All Featured
Bash Introduction
62gerente
610
210k
GraphQLとの向き合い方2022年版
quramy
44
13k
Visualization
eitanlees
146
15k
Why Our Code Smells
bkeepers
PRO
335
57k
Keith and Marios Guide to Fast Websites
keithpitt
411
22k
Writing Fast Ruby
sferik
628
61k
Refactoring Trust on Your Teams (GOTO; Chicago 2020)
rmw
33
2.8k
RailsConf 2023
tenderlove
29
1k
Producing Creativity
orderedlist
PRO
343
39k
Building Applications with DynamoDB
mza
93
6.2k
XXLCSS - How to scale CSS and keep your sanity
sugarenia
248
1.3M
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
28
5.5k
Transcript
0 GitHub Projectsにおける チケットの ステータス更新⾃動化について 2024-07-26 第100回NearMe技術勉強会 YO
1 目次 • Projectsでのチケット管理 • Projectsの機能を使って行える自動化 • Actionsを使わないとできない自動化 • ワークフローを作ってみて
2 要約 • GitHub Projects (V2)で複数のRepositoryのチケットを管理する • チケットのステータス更新を自動化したい • ステータス更新自動化の際、UI上で完結するもの(Projectsの
workflow)と、ワークフローの設定を記述しないといけないもの (GitHub Actions)がある • Personal Access Tokenの設定方法については割愛する
3 Projectsでのチケット管理 理想の運用 • マネージャーから見てチケットのステータス、各人の業務量が分かる状態 • 開発者は事務的な作業を頑張らなくてもよい状態 自動化の背景 • 「どの人がどんなタスクを持っている」のか都度コミュニケーションが発生してしまう
• 開発者がチケットのステータス更新を忘れてしまうことで、マネージャーはリ アルタイムなチケットの進捗が分からない • (今後)チケット更新がリアルタイムで行われないと、チケットを消化するのに 要した実測値が正しくとれない
4 Projectsでのチケット管理 Projectとは? • UserまたはOrganizationに紐づく機能 • 複数のRepositoryのIssueを一覧化したりIssueをボードに並べることが できる(ソート、フィルター、グルーピング) なぜGitHub Projects?
• マネージャーは複数のリポジトリのチケットを一元的に管理したい • 開発者側の既存の運用をなるべく変えたくない(GitHubのIssueで開発 のチケットを管理、チケット管理のためにツールを増やしたくない)
5 Projectsの機能を使って行える自動化 今回の説明で使用するProject • スタータスは以下の5つ ◦ 📪とりあえず ◦ 📚着手前 ◦
⌨開発中 ◦ 👀レビュー中 ◦ ✅マージ済み
6 Projectsの機能を使って行える自動化 トリガー アクション Repositoryに新しいIssueが追加 Projectsに追加する Issueに紐づいたPull Requestが マージされた Issueのステータスを「✅マージ済
み」にする Issueのステータスが「✅マージ済 み」になった Issueをクローズする
7 Actionsを使わないとできない自動化 Actionsとは? • Repositoryに紐づく機能 • Repository内での操作を自動化できる
8 Actionsを使わないとできない自動化 トリガー アクション IssueにDraft PRが追加 Issueのステータスを「⌨開発中」にす る IssueにPRが追加 Issueのステータスを「👀レビュー中」
にする Issueに追加されたDraft PRがPRに変更 された 「⌨開発中」から「👀レビュー中」に移動 する Issueに追加されたPRがDraft PRに変更 された 「👀レビュー中」から「⌨開発中」に移動 する Issueにassigneeが追加 「📪とりあえず」から「📚着手前」に移動 する
9 Actionsを使わないとできない自動化 ①起案 ②棚卸 ③実装はされたが 承認はまだのもの ここの自動化 • 「実装が作られた」を感知 •
Project上でチケットを移動 ④承認
10 Actionsを使わないとできない自動化 1. 開発者がPull Requestを作成する(トリガー 1) 2. GitHub ActionsがPull Requestの説明を読んで、メンションさ
れたIssueに作成されたPull Requestの種類に応じたコメント を書きに行く(トリガー 2) 3. GitHub ActionsがIssueにコメントされたのを感知して、コメン ト内容に応じてProject上でIssueを移動 • Issueにコメントが記載 される • PR作成 • Draft PR作成 • Draft PR→PR • 閉じられてたPR再開 YO YO
11 Actionsを使わないとできない自動化 作成したワークフロー • キーワード ◦ Expressions : ${{ }}を使うことで環境変数などをワークフロー内に埋め込める
機能 ◦ Contexts : トリガーやジョブに関する情報にアクセスするための機能 ◦ GitHub CLI : GitHubを使用するためのコマンドラインツール • 以下のGistのコードで解説 https://gist.github.com/yutaokamoto/1bd9bffc70319fb09db256b7e193658c
12 ワークフローを作ってみて 苦労した点 • GitHub Actionsに慣れること ◦ Expressions ◦ Contexts
◦ GitHub CLI • GitHub Projects (Classic)だとコメントを記載するのが簡単にできるっぽ い • Issueに関するワークフローはメインのブランチにマージされないと実行 されない • Actionが書き込んだコメントに改行が入ってしまう
13 ワークフローを作ってみて 苦労した点 • GitHub上で自動化の実行を行ってみないと分からないことも多く、デ バッグがやりづらかった ◦ debug loggingというログを詳し目に出してくれる機能に途中で気づいた
14 Thank you