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GitHub Projectsにおける チケットの ステータス更新自動化について
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NearMeの技術発表資料です
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July 30, 2024
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GitHub Projectsにおける チケットの ステータス更新自動化について
NearMeの技術発表資料です
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July 30, 2024
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Transcript
0 GitHub Projectsにおける チケットの ステータス更新⾃動化について 2024-07-26 第100回NearMe技術勉強会 YO
1 目次 • Projectsでのチケット管理 • Projectsの機能を使って行える自動化 • Actionsを使わないとできない自動化 • ワークフローを作ってみて
2 要約 • GitHub Projects (V2)で複数のRepositoryのチケットを管理する • チケットのステータス更新を自動化したい • ステータス更新自動化の際、UI上で完結するもの(Projectsの
workflow)と、ワークフローの設定を記述しないといけないもの (GitHub Actions)がある • Personal Access Tokenの設定方法については割愛する
3 Projectsでのチケット管理 理想の運用 • マネージャーから見てチケットのステータス、各人の業務量が分かる状態 • 開発者は事務的な作業を頑張らなくてもよい状態 自動化の背景 • 「どの人がどんなタスクを持っている」のか都度コミュニケーションが発生してしまう
• 開発者がチケットのステータス更新を忘れてしまうことで、マネージャーはリ アルタイムなチケットの進捗が分からない • (今後)チケット更新がリアルタイムで行われないと、チケットを消化するのに 要した実測値が正しくとれない
4 Projectsでのチケット管理 Projectとは? • UserまたはOrganizationに紐づく機能 • 複数のRepositoryのIssueを一覧化したりIssueをボードに並べることが できる(ソート、フィルター、グルーピング) なぜGitHub Projects?
• マネージャーは複数のリポジトリのチケットを一元的に管理したい • 開発者側の既存の運用をなるべく変えたくない(GitHubのIssueで開発 のチケットを管理、チケット管理のためにツールを増やしたくない)
5 Projectsの機能を使って行える自動化 今回の説明で使用するProject • スタータスは以下の5つ ◦ 📪とりあえず ◦ 📚着手前 ◦
⌨開発中 ◦ 👀レビュー中 ◦ ✅マージ済み
6 Projectsの機能を使って行える自動化 トリガー アクション Repositoryに新しいIssueが追加 Projectsに追加する Issueに紐づいたPull Requestが マージされた Issueのステータスを「✅マージ済
み」にする Issueのステータスが「✅マージ済 み」になった Issueをクローズする
7 Actionsを使わないとできない自動化 Actionsとは? • Repositoryに紐づく機能 • Repository内での操作を自動化できる
8 Actionsを使わないとできない自動化 トリガー アクション IssueにDraft PRが追加 Issueのステータスを「⌨開発中」にす る IssueにPRが追加 Issueのステータスを「👀レビュー中」
にする Issueに追加されたDraft PRがPRに変更 された 「⌨開発中」から「👀レビュー中」に移動 する Issueに追加されたPRがDraft PRに変更 された 「👀レビュー中」から「⌨開発中」に移動 する Issueにassigneeが追加 「📪とりあえず」から「📚着手前」に移動 する
9 Actionsを使わないとできない自動化 ①起案 ②棚卸 ③実装はされたが 承認はまだのもの ここの自動化 • 「実装が作られた」を感知 •
Project上でチケットを移動 ④承認
10 Actionsを使わないとできない自動化 1. 開発者がPull Requestを作成する(トリガー 1) 2. GitHub ActionsがPull Requestの説明を読んで、メンションさ
れたIssueに作成されたPull Requestの種類に応じたコメント を書きに行く(トリガー 2) 3. GitHub ActionsがIssueにコメントされたのを感知して、コメン ト内容に応じてProject上でIssueを移動 • Issueにコメントが記載 される • PR作成 • Draft PR作成 • Draft PR→PR • 閉じられてたPR再開 YO YO
11 Actionsを使わないとできない自動化 作成したワークフロー • キーワード ◦ Expressions : ${{ }}を使うことで環境変数などをワークフロー内に埋め込める
機能 ◦ Contexts : トリガーやジョブに関する情報にアクセスするための機能 ◦ GitHub CLI : GitHubを使用するためのコマンドラインツール • 以下のGistのコードで解説 https://gist.github.com/yutaokamoto/1bd9bffc70319fb09db256b7e193658c
12 ワークフローを作ってみて 苦労した点 • GitHub Actionsに慣れること ◦ Expressions ◦ Contexts
◦ GitHub CLI • GitHub Projects (Classic)だとコメントを記載するのが簡単にできるっぽ い • Issueに関するワークフローはメインのブランチにマージされないと実行 されない • Actionが書き込んだコメントに改行が入ってしまう
13 ワークフローを作ってみて 苦労した点 • GitHub上で自動化の実行を行ってみないと分からないことも多く、デ バッグがやりづらかった ◦ debug loggingというログを詳し目に出してくれる機能に途中で気づいた
14 Thank you