Upgrade to Pro
— share decks privately, control downloads, hide ads and more …
Speaker Deck
Features
Speaker Deck
PRO
Sign in
Sign up for free
Search
Search
GitHub Projectsにおける チケットの ステータス更新自動化について
Search
NearMeの技術発表資料です
PRO
July 30, 2024
Programming
1
210
GitHub Projectsにおける チケットの ステータス更新自動化について
NearMeの技術発表資料です
PRO
July 30, 2024
Tweet
Share
More Decks by NearMeの技術発表資料です
See All by NearMeの技術発表資料です
Rust 並列強化学習
nearme_tech
PRO
0
18
並列で⽣成AIにコーディングをやらせる
nearme_tech
PRO
1
78
希望休勤務を考慮したシフト作成
nearme_tech
PRO
0
25
Hub Labeling による高速経路探索
nearme_tech
PRO
0
81
Build an AI agent with Mastra
nearme_tech
PRO
0
73
Rustで強化学習アルゴリズムを実装する vol3
nearme_tech
PRO
0
38
Webアプリケーションにおけるクラスの設計再入門
nearme_tech
PRO
1
91
AIエージェント for 予約フォーム
nearme_tech
PRO
2
160
ULID生成速度を40倍にしたった
nearme_tech
PRO
2
58
Other Decks in Programming
See All in Programming
顧客の画像データをテラバイト単位で配信する 画像サーバを WebP にした際に起こった課題と その対応策 ~継続的な取り組みを添えて~
takutakahashi
4
1.4k
副作用と戦う PHP リファクタリング ─ ドメインイベントでビジネスロジックを解きほぐす
kajitack
3
480
NEWT Backend Evolution
xpromx
1
160
テストから始めるAgentic Coding 〜Claude Codeと共に行うTDD〜 / Agentic Coding starts with testing
rkaga
17
6.2k
脱Riverpod?fqueryで考える、TanStack Queryライクなアーキテクチャの可能性
ostk0069
0
570
階層化自動テストで開発に機動力を
ickx
1
440
AIのメモリー
watany
11
1.1k
MCPを使ってイベントソーシングのAIコーディングを効率化する / Streamlining Event Sourcing AI Coding with MCP
tomohisa
0
190
ソフトウェア設計とAI技術の活用
masuda220
PRO
25
6.9k
Jakarta EE Meets AI
ivargrimstad
0
390
AI コーディングエージェントの時代へ:JetBrains が描く開発の未来
masaruhr
2
220
抽象化という思考のツール - 理解と活用 - / Abstraction-as-a-Tool-for-Thinking
shin1x1
1
860
Featured
See All Featured
Writing Fast Ruby
sferik
628
62k
Music & Morning Musume
bryan
46
6.7k
The World Runs on Bad Software
bkeepers
PRO
70
11k
Building Flexible Design Systems
yeseniaperezcruz
328
39k
Build The Right Thing And Hit Your Dates
maggiecrowley
37
2.8k
Exploring the Power of Turbo Streams & Action Cable | RailsConf2023
kevinliebholz
34
5.9k
StorybookのUI Testing Handbookを読んだ
zakiyama
30
5.9k
GraphQLの誤解/rethinking-graphql
sonatard
71
11k
Designing for humans not robots
tammielis
253
25k
Fashionably flexible responsive web design (full day workshop)
malarkey
407
66k
Helping Users Find Their Own Way: Creating Modern Search Experiences
danielanewman
29
2.8k
How GitHub (no longer) Works
holman
314
140k
Transcript
0 GitHub Projectsにおける チケットの ステータス更新⾃動化について 2024-07-26 第100回NearMe技術勉強会 YO
1 目次 • Projectsでのチケット管理 • Projectsの機能を使って行える自動化 • Actionsを使わないとできない自動化 • ワークフローを作ってみて
2 要約 • GitHub Projects (V2)で複数のRepositoryのチケットを管理する • チケットのステータス更新を自動化したい • ステータス更新自動化の際、UI上で完結するもの(Projectsの
workflow)と、ワークフローの設定を記述しないといけないもの (GitHub Actions)がある • Personal Access Tokenの設定方法については割愛する
3 Projectsでのチケット管理 理想の運用 • マネージャーから見てチケットのステータス、各人の業務量が分かる状態 • 開発者は事務的な作業を頑張らなくてもよい状態 自動化の背景 • 「どの人がどんなタスクを持っている」のか都度コミュニケーションが発生してしまう
• 開発者がチケットのステータス更新を忘れてしまうことで、マネージャーはリ アルタイムなチケットの進捗が分からない • (今後)チケット更新がリアルタイムで行われないと、チケットを消化するのに 要した実測値が正しくとれない
4 Projectsでのチケット管理 Projectとは? • UserまたはOrganizationに紐づく機能 • 複数のRepositoryのIssueを一覧化したりIssueをボードに並べることが できる(ソート、フィルター、グルーピング) なぜGitHub Projects?
• マネージャーは複数のリポジトリのチケットを一元的に管理したい • 開発者側の既存の運用をなるべく変えたくない(GitHubのIssueで開発 のチケットを管理、チケット管理のためにツールを増やしたくない)
5 Projectsの機能を使って行える自動化 今回の説明で使用するProject • スタータスは以下の5つ ◦ 📪とりあえず ◦ 📚着手前 ◦
⌨開発中 ◦ 👀レビュー中 ◦ ✅マージ済み
6 Projectsの機能を使って行える自動化 トリガー アクション Repositoryに新しいIssueが追加 Projectsに追加する Issueに紐づいたPull Requestが マージされた Issueのステータスを「✅マージ済
み」にする Issueのステータスが「✅マージ済 み」になった Issueをクローズする
7 Actionsを使わないとできない自動化 Actionsとは? • Repositoryに紐づく機能 • Repository内での操作を自動化できる
8 Actionsを使わないとできない自動化 トリガー アクション IssueにDraft PRが追加 Issueのステータスを「⌨開発中」にす る IssueにPRが追加 Issueのステータスを「👀レビュー中」
にする Issueに追加されたDraft PRがPRに変更 された 「⌨開発中」から「👀レビュー中」に移動 する Issueに追加されたPRがDraft PRに変更 された 「👀レビュー中」から「⌨開発中」に移動 する Issueにassigneeが追加 「📪とりあえず」から「📚着手前」に移動 する
9 Actionsを使わないとできない自動化 ①起案 ②棚卸 ③実装はされたが 承認はまだのもの ここの自動化 • 「実装が作られた」を感知 •
Project上でチケットを移動 ④承認
10 Actionsを使わないとできない自動化 1. 開発者がPull Requestを作成する(トリガー 1) 2. GitHub ActionsがPull Requestの説明を読んで、メンションさ
れたIssueに作成されたPull Requestの種類に応じたコメント を書きに行く(トリガー 2) 3. GitHub ActionsがIssueにコメントされたのを感知して、コメン ト内容に応じてProject上でIssueを移動 • Issueにコメントが記載 される • PR作成 • Draft PR作成 • Draft PR→PR • 閉じられてたPR再開 YO YO
11 Actionsを使わないとできない自動化 作成したワークフロー • キーワード ◦ Expressions : ${{ }}を使うことで環境変数などをワークフロー内に埋め込める
機能 ◦ Contexts : トリガーやジョブに関する情報にアクセスするための機能 ◦ GitHub CLI : GitHubを使用するためのコマンドラインツール • 以下のGistのコードで解説 https://gist.github.com/yutaokamoto/1bd9bffc70319fb09db256b7e193658c
12 ワークフローを作ってみて 苦労した点 • GitHub Actionsに慣れること ◦ Expressions ◦ Contexts
◦ GitHub CLI • GitHub Projects (Classic)だとコメントを記載するのが簡単にできるっぽ い • Issueに関するワークフローはメインのブランチにマージされないと実行 されない • Actionが書き込んだコメントに改行が入ってしまう
13 ワークフローを作ってみて 苦労した点 • GitHub上で自動化の実行を行ってみないと分からないことも多く、デ バッグがやりづらかった ◦ debug loggingというログを詳し目に出してくれる機能に途中で気づいた
14 Thank you