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AIプロダクト開発におけるClaudeCode活用ガイド

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September 15, 2026
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 AIプロダクト開発におけるClaudeCode活用ガイド

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September 15, 2026

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  1. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド このセッションの狙い(アジェンダ) 1. 共通の土台 — Claude がルールに従う仕組み(FE/BE

    共通) 2. FE の実践 — クリーンアーキ × Riverpod のスキル/フック 3. BE の実践 — モジュラーモノリスのガードレールと依頼のコツ 4. 資産戦略 — ルール・スキル・フックを「育てる」考え方 nishika inc. 3
  2. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド 前提となる2つのプロジェクト SecureMemo — 当社が開発する日本語音声の文字起こしプロダクト。FE / BE

    の2リポジトリで構 成。 SecureMemo-fe SecureMemo-be 種別 Flutter デスクトップアプリ 日本語文字起こしサービス基盤 スタック Dart / Riverpod 3 / Freezed / drift FastAPI / TaskIQ / PostgreSQL / RabbitMQ 設計 クリーンアーキテクチャ bounded context のモジュラーモノリス 設計の正本 .claude/rules/* docs/ (01–09) スタックは違うが、Claude を「設計に従う実装者」として運用する構造は共通。 nishika inc. 4
  3. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド 共通の土台 ① Claude が読むルールの階層 Claude Code

    はセッション開始時に設定を自動ロードする。 ファイル 役割 CLAUDE.md プロジェクト全体の指針・コマンド・構造・禁止事項 .claude/rules/*.md レイヤー/contextごとの詳細規約・レビュー観点 CLAUDE.local.md 個人ローカル設定(日本語返信・計画保存先など) これらは「お願い」ではなく OVERRIDE 指示。 デフォルト挙動より優先される。規約を変えたいときはまずここを直す。 nishika inc. 5
  4. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド 共通の土台 ② 開発フロー 1. 依頼を出す ↓

    Claude が rules を読み、設計に沿って計画(Plan Mode) 2. 実装(Edit / Write) ↓ ← 編集ごとに hook が自動実行(format / lint / 行数) ↓ ※ hook = Claude の編集のたびに自動実行されるチェック処理 3. 品質ゲートを Claude 自身が回す(lint / 型 / テスト) ↓ 4. レビュー(スキルで観点を網羅) ↓ 指摘を修正 5. 人が commit / push を判断 ←─ pre-commit が最後の砦 人は「設計判断」と「レビュー」に集中、機械的検証は委譲する。 nishika inc. 6
  5. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド 共通の土台 ③ 自動ガードレール Claude が逸脱しても自動で止まる三段の仕組み。 FE

    BE 編集ごと (hook) dart format + トークン検査 + 永続化ガード ruff format/check + 400行ゲート commit前 変更 .dart に dart analyze + トークンSSoT差分 + ライ センス ruff/ty/行数/import境界/proto差分/ライセ ンス テスト全件 CI(Merge Queue)で flutter test pre-push で pytest 置き場所は違う(FE=CI / BE=ローカル)が、どちらもテスト全件を通らないと先へ進めない。 「通ったはず」ではなく、ゲートの出力が客観的証拠。完了報告はテスト実行出力とともに行うの が規約。 nishika inc. 7
  6. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド FE の実践 ① ルールをパスに紐づける 規約は1枚の巨大ファイルにせず、レイヤー・関心事ごとに16ファイルへ分割。全部は読ませない。 #

    .claude/rules/data-database-migration.md の先頭 paths: - "lib/data/services/database/**/*.dart" # ← このパスを編集するときだけ - "drift_schemas/**" # このルールが自動ロードされる 編集するファイル 自動で効くルール lib/domain/models/** ドメインモデル(不変クラス・API モデル分離) lib/ui/**/view_models/** 状態管理の責務分離(Controller / State / Helper) lib/data/services/database/** DB マイグレーション手順のチェックリスト 設計のレイヤー構造 = ルールの分割単位。触る場所が、守るべき規約を決める。 漏らすと過去バージョンのユーザーの DB が壊れる領域ほど、厚いルールをその場所限定で。 nishika inc. 8
  7. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド FE の実践 ② スキルでレビューを畳む スキル =

    繰り返す作業手順を /コマンド 一発で呼び出せる形にパッケージ化したもの。 PR番号を渡せば GitHub PR を、省略すればローカル変更をレビュー。 スキル 内容 /rv-full 5観点(Lint+ルール+Perf+Sec+UI)並列。 --quick で軽量 /rv-rules ( -x3 ) アーキ/Riverpod/UIルール準拠(×3で見落とし防止) /rv-perf /rv-security /rv-ui 性能・秘匿/通信・デザイン平仄を個別に /format-and-lint /pr-description 整形・解析/PR説明欄の自動生成 いずれも明示実行のみ起動( disable-model-invocation )。 コミット前は /rv-full --quick 、PR前は /rv-full が目安。 nishika inc. 9
  8. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド BE の実践 ① 配置とマイグレーションは規約に委譲 配置を任せる —

    architecture.md の配置決定フローに従わせる 「リアルタイム availability にフィルタ条件を追加して」 → context 判定・置き場所決定・ public.py 再エクスポートまで自動 context 境界は「お願い」ではなく契約 uv run --no-sync lint-imports # 依存マトリクス通りかを検証(pre-commit でも実行) DB マイグレーション — migrations/versions/ は手書き禁止 Claude にやらせるのは infra/entities.py のエンティティ定義まで 生成は alembic revision --autogenerate -m "..." (改変禁止) nishika inc. 10
  9. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド BE の実践 ② 人が握る安全装置 危険な編集は hook

    が機械的に拒否(PreToolUse) マイグレーションの手書き・行数猶予リストへの追記・API ベースラインの直接編集 拒否理由が Claude に返り、Claude 自身が正しい手順に切り替える hook はリポジトリにコミット — 全員・毎回、同じように効く 破壊禁止の不変条件(外部仕様) HTTP API のパス/形状・DBスキーマ・配布物の名前/引数・設定JSON API回帰は openapi_baseline.json 差分で検知 破壊的・外部公開・不可逆な操作は Claude に握らせない。 これらに触れる変更は、まず設計の是非を人が判断してから。 nishika inc. 11
  10. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド ここまでのまとめ — 役割分担 機械に委ねる(hook / pre-commit

    / linter) 整形・静的解析・行数・import境界・テスト実行 → 主観の入らない品質は人が見ない 規約に委ねる(ルール / スキル) 配置・レビュー観点・マイグレーション手順は明文化して従わせる → 「毎回説明する」を「一度書く」に変える 人が担う 設計判断とレビュー / 外部仕様の不変条件 / commit・push の判断 人に残るのは「判断」だけ。ここからが本題 —— その判断を毎回払うか、資産に積むか。 nishika inc. 12
  11. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド 資産戦略 ① なぜ「育てる資産」なのか AI への指示には2種類ある。 使い捨ての指示

    — その場のチャットで完結(履歴に消える) 資産化された指示 — .claude/ に書かれ、全員・毎回効く 同じ指摘を毎回チャットで言うのは、毎回コストを払うこと。 一度ルール化すれば、以後ゼロコストで全員に強制される。 Claude への指示は「複利で効く資産」になり得る。 資産に積むか、毎回支払うか —— それが分かれ道。 nishika inc. 13
  12. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド 資産戦略 ② 3レイヤーと「暗黙知の昇格」 資産 蓄えるもの 効く相手

    ルール ( rules/ ) 設計判断・規約・禁止事項 実装方針・レビュー観点 スキル 繰り返す作業手順 作業の再現性・属人化解消 フック 客観的に測れる品質ゲート 逸脱の機械的検知 チャット指摘 ──(2回繰り返したら)──▶ rules/ に明文化 ──(客観判定できるなら)──▶ hook / pre-commit で強制 目安は 「繰り返す指摘はルール、繰り返す手順はスキル、繰り返す確認はフック」。 nishika inc. 14
  13. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド 資産戦略 ③ 資産は「回る」— 人が抜けても止まらない 資産化の見返りは「次から人が言わずに済む」だけではない。 人の代わりに

    Claude 自身が直すループが立ち上がる。 <人が入れるスイッチ — 一度だけ> その指摘を、規約とフックにする <以後は毎回・秒単位、人は関与しない> Claude が編集 → hook が拒否 → 拒否理由がそのまま返る → Claude が手順を直す → 通るまで繰り返す 実例 — 行数:「長すぎる」を一度だけ規約「400行以内」+フックにした → 以後は Claude が自分で分割する。いま、行数を見ている人間は一人もいない。 移せるのは中身ではなくやり方。「編集のたびに検査する」体制を BE から FE へ広げた。 nishika inc. 15
  14. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド 資産戦略 ④ アンチパターン(腐る兆候) 更新されないルール → 実態と乖離し、Claude

    が誤誘導される 強すぎる制限 → 正当な作業まで止まり、回避が常態化 スキル乱立 → どれを使うか分からない チャットで毎回同じ指摘 → 資産化のサインを見逃している ルールは書くだけでなく、消す・直すまで含めて運用する。 「使われていない/守られていない」資産は負債になる。 効果の指標は「人が同じ説明を繰り返していないか」。 nishika inc. 16
  15. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド 明日からの実践チェックリスト 個人 [ ] チャットで同じ指摘を2回したら →

    ルール化を検討 [ ] 決まった手順を3回やったら → スキル化を検討 [ ] 「機械で測れるのに人が見ている」ものを探す → hook 候補 チーム [ ] レビューで出た恒久ルールを PR 内で .claude/ に還元 [ ] FE / BE で効いた運用を相互に移植 [ ] 月次などで古いルール・未使用スキルを棚卸し nishika inc. 17
  16. AIプロダクト開発における Claude Code 活用ガイド まとめ Claude は「設計に従う実装者」、人は「設計判断とレビュー」 ルールは明文化 + 機械強制(hook

    / pre-commit / linter) 規約化できる判断は委譲し、壊せないものは人が守る 気づきはその場で .claude/ に還元し、資産として育てる 使うほど強くなる仕組みを、チーム全員で積み上げる。 nishika inc. 18