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Pythonで始める負荷試験
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Yusuke Nishio
August 28, 2020
Programming
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Pythonで始める負荷試験
PyCon JP 2020 Online
2020年8月28日(火)
https://pycon.jp/2020/
Yusuke Nishio
August 28, 2020
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Transcript
西尾 友佑(@nissy0409240) 2020年8月28日 PyCon2020 Pythonで始める負荷試験
© BrainPad Inc. 2 • 名前: 西尾 友佑(Yusuke Nishio) ◦
Twitter: @nissy0409240 • 所属: ブレインパッドプロダクトビジネス本部 • 登壇歴: PyCon JP 2018登壇 ◦ Python研修の作り方-Teaching Is Learning- • 2020年の主な活動 ◦ リスティング広告関連ツール開発 ◦ BrainPadスポンサーブースの中の人 ◦ PB本部Twitter(@BrainPadProduct)の中の人 ▪ ただいま裏実況中です! 自己紹介
© BrainPad Inc. 3 • 資料公開あり ◦ Speaker Deckにて公開しています •
実況中継大歓迎です ◦ #pyconjp ◦ #pyconjp_4 よろしくお願いします
© BrainPad Inc. 4 • Python製ツールLocustの紹介 • Locustを用いて負荷試験を行う方法 • 負荷試験手法ならびに結果を属人化させない方法
話すこと
© BrainPad Inc. 5 • きっかけ • Locustとは • 負荷試験の実施
• デモ アジェンダ
きっかけ
© BrainPad Inc. 7 • 担当プロダクトでとある機能を実装した • 使われ方によっては最大数万件の更新処理が 発生することが可能性があった •
現状でどれだけ捌けるのかリリース前に 負荷試験を行うことになった ◦ どれくらいのリクエストなら耐えれるかを 調べるだけのシンプルなテスト要件 • 初めての負荷試験でしたので ツールの使い方から調べるレベルでした 背景
© BrainPad Inc. 8 システム構成
© BrainPad Inc. 9 • プロダクトのAPI部分でPythonが使われている ◦ 運用時に使うスクリプトもPythonが使われている ◦ チーム全員書けるので導入コストが低く済む
• Pythonで書けないかと考えた ◦ “python 負荷試験”で検索 ◦ Locustの存在を知る ◦ 使ってみようと考えた • プログラミング言語の中でPythonが 一番手に馴染んでた ◦ シナリオ書く時間短縮に繋がる 考えたこと
Locustとは
© BrainPad Inc. 11 • GUIのインターフェースもついている Python製の負荷試験ツール • 公式サイト ◦
https://locust.io/ • ドキュメント ◦ https://docs.locust.io/en/stable/ • ソースコード ◦ https://github.com/locustio/locust • “Locust”とは日本語でバッタや イナゴのことを意味する Locustとは
© BrainPad Inc. 12 • Pythonで実行可能な処理ならなんでも出来る ◦ エンドポイントをリクエスト毎に変更可能 ◦ リクエスト時のボディを変更可能
◦ DBとの接続も可能 • 制約があっても対応可能 ◦ セッション保持可能 ◦ タスクの実行順制御 ◦ タスク実行割合制御 前提
© BrainPad Inc. 13 • JMeter ◦ 豊富なレポートや複雑なシナリオを 書くことが可能 ◦
古くからあるため情報は沢山ある ◦ メモリ管理が面倒(たまに落ちる) • Gatling ◦ 豊富なレポートや複雑なシナリオを 書くことが可能 ◦ Scalaでシナリオを書ける 他のツールとの比較
© BrainPad Inc. 14 • 下記コマンドを実行(Mac環境) $ pip3 install locust
• 実行後に下記コマンドを実行する $ locust --help ◦ ヘルプが表示されることを確認 • サポートされているPythonのバージョン ◦ 3.6 ◦ 3.7 ◦ 3.8 インストール方法
© BrainPad Inc. 15 • Pythonスクリプトで記述します • ファイル名はなんでもOK ◦ デフォルトではlocustfile.pyに
記載された内容が実行されます シナリオを作成
© BrainPad Inc. 16 シナリオ例
© BrainPad Inc. 17 APIサーバー例
© BrainPad Inc. 18 • 下記コマンドを実行 $ locust -H http://localhost:8080
-f locustfile.py ◦ -fオプションで実行したいシナリオが書かれたファイルを 指定可能 ◦ -Hオプションでリクエスト先エンドポイントを指定可能 ◦ -Pオプションで起動時のポートを指定可能 (デフォルトでは8089ポート) 起動方法
© BrainPad Inc. 19 起動時の画面
負荷試験の実施
© BrainPad Inc. 21 テスト条件の変え方 作成されるクライアント数の最大値 (ユーザー数の最大値と同義) クライアントの作成スピード (毎秒ごと)
© BrainPad Inc. 22 テスト開始 Start swarmingボタンを押すとリクエスト実行 が開始される
© BrainPad Inc. 23 テスト実行中
© BrainPad Inc. 24 テスト実行中
© BrainPad Inc. 25 テスト実行中
© BrainPad Inc. 26 テスト実行中
© BrainPad Inc. 27 テスト実行終了
© BrainPad Inc. 28 テスト結果の共有
© BrainPad Inc. 29 テスト結果の共有
© BrainPad Inc. 30 • Pythonで書かれたソースコードなのでGit管理が可能 ◦ どのような意図でどう実装したかが残る ◦ 実行したシナリオもそのまま共有される
◦ 自分の手元から試すことも可能 シナリオの更新・共有
© BrainPad Inc. 31 • Locustからいくつかのシナリオを実行 どこまで耐えられるのかを計測 現場での様子
© BrainPad Inc. 32 • 検証環境で何回か試しスペックを見積もる • 環境の見直しを行いリリース • リリース後も問題なく稼働
現場での様子
デモ
© BrainPad Inc. 34 • 実行したコード • https://github.com/nissy0409240/locust_demo • 起動方法はREADME.mdをご確認下さい
デモ
© BrainPad Inc. 35 • Locustを用いた負荷試験方法についてお話させて頂きました • 負荷試験という一見コーディングとは関係ない作業も Pythonを用いたツールを用いれば コーディングとして行える
• Pythonに寄せることでツールの使い方ではなく Pythonでどのように記述するかに変わる • コードとして残ることは再現性のある ドキュメントとも言えるのではないか まとめ
© BrainPad Inc. 36 • ブレインパッドではPythonエンジニアを積極採用中です ◦ アプリケーションエンジニア ◦ 機械学習エンジニア
◦ データサイエンティスト • ご応募お待ちしています! ◦ https://www.brainpad.co.jp/recruit/ • 詳しい話はスポンサーブースで! おやくそく
© BrainPad Inc. 37 ご静聴ありがとうございました
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