2023年3月9日のNTT Com Open TechLunch #6 で発表した「業界最大級(たぶん)の検証設備の運営とエンジニア育成」の講演資料です。 講演詳細についてはこちらを御覧ください(https://nttcom.connpass.com/event/275660/)
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved.業界最大級(たぶん)の検証設備の運営とエンジニア育成NTTコミュニケーションズ株式会社ネットワークエンジニア木村 安宏
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© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 2話したいこと1.検証設備(Lab)の紹介■ プロダクトごとではなく共通の設備○ 共⽤設備を持つことでコストを抑え素早く開発が可能■ Labそのものが検証対象○ ユーザ(Labを使って検証や開発をする利⽤者)のトラフィックやデータも活⽤2.運営を通してのエンジニア育成の話■ どのように技術にチャレンジしているか■ 運営ではどのようなことを気をつけているか
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 3⾃⼰紹介経 歴興味のある分野好きな⾔葉2016年 開発エンジニアに転向、NFVやSD-WANが専⾨⼤規模ネットワークにおけるE2Eでのトラフィック制御有線/無線/衛星など回線種別が増加し、またMECやCloud Directなどトラフィックパターンも多様化している。ネットワークの複雑さが⾼まる中、ソフトウェアや新しいアーキテクチャを⽤いてE2Eでトラフィック制御し、繋ぐだけのネットワークでなく付加価値があるネットワークを開発したい。失敗なくして成功なし2018年 キャリアネットワークの開発の沼にハマり現在に⾄るおしごと• セグメントルーティングやホワイトボックス、ディスアグリゲーションなどをキーワードに次世代キャリアネットワークの開発• 新しい技術にチャレンジするLabの運営とエンジニア育成 NTT Com ネットワークエンジニア⽊村 安宏2008年 学術系ネットワークや研究機関を担当する構築エンジニア
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 4ネットワークキャリアのLabってどんなの?
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 5Labの⼀般的なイメージラックの中に機器が搭載されている環境
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 6ラックの中に機器が搭載されている環境AS(Autonomous System)を運⽤ネットワーク基盤やコンピュート基盤が存在基盤を運⽤するシステム/ツール全部含んだものが我々のLab
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 7Labの構成要素InternetAS38639AS37900[AS運⽤][OfficeLAN][拠点間NW][コンピュート][運⽤ツール][DC-NW]
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 8ちょっと詳しく
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 9様々なものが混在する環境で設計、構築A社製ルータB社製ルータβ版OS搭載ルータ 仮想ルータホワイトボックスルータディスアグリゲーションルータ内製開発ルータ●マルチベンダ環境でOSバージョンも異なるのが普通●異なるアーキテクチャの装置も混在●⾃分たちで開発したものも使⽤
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved.拠点数: 約30拠点ラック数: 400ラック以上ノード数(基幹部のみ): 1000+(ルータ、スイッチ、サーバ、無線AP、etc.)検証グループ : 約100グループアクティブユーザー: 約500/日ISP契約社数: 5会社IX契約数: 3会社サービスオーダー: 約100件/月社外Lab接続: 4社インターコネクト: 2エリア、3回線数字で表すと
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 11Labを使ってどんなことしているの?
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 12IPネットワークLabを使ってどんなことしているの?
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 13継続してキャリアネットワークを開発既存網2018年から運⽤中今後のメインバックボーン拠点拡⼤、既存網から移⾏商⽤サービスより先かげて新しい技術に取り組み成果を出したら次に技術に取組む有望な技術の選定開発&構築新環境へ移行運用
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 14過去の導⼊事例参考 SR-MPLSの導⼊事例と今後の展望について(MPLS JAPAN 2019)●当時(2018年)は導⼊実績が少なかったSR-MPLSを採⽤●シングルベンダ、シングルASでL2VPN、L3VPN環境を構築●SR-MPLSが商⽤サービスにも採⽤されており検証としての役割は終了
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 15現在のキャリアネットワーク開発の取組次は何をテーマに開発するか?●キャリアの動向■複数の網(AS間)を接続する需要が⾼まってきているが、技術が確⽴されていない●AS間接続の難しさ■プロトコルが異なる■機器ベンダーが異なる■AS内で運⽤が確⽴しておりAS間接続による影響を受けたくない●需要もあり技術的なチャレンジ要素も多く新たなテーマに良さそう
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 16●マルチAS、マルチベンダでのAS間接続モデルを開発しLabに導⼊参考 ASを越えたE2E TEを実現するMulti-AS SR アーキテクチャの提案と検証(JANOG50)現在のキャリアネットワーク開発の取組
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 17今後のキャリアネットワーク開発の展望■Labのバックボーンネットワークとして構築を拡⼤■トラフィックエンジニアリングを⽤いてAS間(拠点間)での経路制御■サービスファンクションチェイニングを⽤いて⾼付加価値なサービスの創出■異なる事業社間での相互接続検証参考 ASを越えたE2E TEを実現するMulti-AS SR アーキテクチャの提案と検証(JANOG50)
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 18伝送ネットワークLabを使ってどんなことしているの?
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 19オープン化された光伝送ネットワークの導⼊広帯域の需要、技術の変化に伴い光伝送分野にもチャレンジ●広帯域回線の需要■8K UHDTVの映像転送の実験■ストレージネットワーク●技術の変化■WhiteBox化や標準化による伝送システムのオープン化■回路の⼩型化・省電⼒化に伴いルータやスイッチに搭載できるコヒーレントトランシーバの出現ユーザのスイッチポンダ・マックスポンダを接続可能
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 20同⼀拠点内での導⼊マルチベンダで光伝送システムを構築●スイッチポンダ、レイヤ2スイッチ、Mux/Demux、アンプを別のベンダで構築●装置間は1対(2芯)のファイバー上に信号を多重して接続●樽に巻かれた光ファイバ(20km)を⽤いて装置間のリンクアップを確認(スイッチポンダ1〜スイッチポンダ2、L2SW1〜L2SW2)C社スイッチポンダ1J社L2SW1アンプ1Mux/Demux1C社スイッチポンダ2J社L2SW2Mux/Demux2アンプ2関東1を想定 関東2を想定20km(光ファイバ)+アッテネーター200GCFP2-ACO100G-ZR200GCFP2-ACO100G-ZR【同一拠点での検証】
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 21本番環境(拠点間)への導⼊マルチベンダで光伝送システムを構築●同⼀拠点内ではリンクアップしたのに本番環境ではリンクアップしないトランシーバあり■汎⽤SMFと分散シフトSMFの混在により減衰した?●ケーブル磨き、アンプ増幅量を調整、機器の再起動によりスイッチポンダ1〜スイッチポンダ2間のリンクがアップC社スイッチポンダ1J社L2SW1アンプ1Mux/Demux1C社スイッチポンダ2J社L2SW2Mux/Demux2アンプ2関東1 関東2約55kmの光ファイバ(汎用SMFと分散シフトSMF(DSF)の混合)200GCFP2-ACO100G-ZR200GCFP2-ACO100G-ZR【本番環境(拠点間)】
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 22今後の伝送ネットワーク開発の展望●Open Optical Line SytemやDisaggregated ROADMの導⼊による光伝送ネットワークの拡充■最新技術の検証と検証網のさらなる広帯域化●OpenZR+準拠の光トランシーバを⽤いたIPoverWDM環境の構築■構築、運⽤ノウハウの蓄積と新サービスの検討
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 23セキュリティLabを使ってどんなことしているの?
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 24ηΩϡϦςΟΦϖϨʔγϣϯڥ˔/%3ʹΑΔΞϥʔτݕग़˔*%4ʹΑΔѱੑ௨৴ಛఆ˔%/4ΫΤϦੳ˔ϑϧΩϟϓνϟੳࣗɺ֎ग़ઌᶄ&%3ʹΑΔΤϯυϙΠϯτޚݕূϢʔβηάϝϯτ;ݕূϢʔβηάϝϯτ$ݕূϢʔβηάϝϯτ"ݕূϢʔβηάϝϯτ#セキュリティ対策・・・%.;ڞ௨ػೳ܈%/4ɺ.BJMɺೝূϦϞʔτΞΫηεڥGateway Firewallでの防御ᶅτϥϑΟοΫ5"1ϙΠϯτݕূϢʔβηάϝϯτ:④外部からの定期的なScan①セグメント分割ηΩϡϦςΟ֬อͱ৽ͨͳରࡦٕज़ಋೖͷཱ྆
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 25擬似攻撃製品(BAS製品)を使ってのセキュリティ対策評価˔ηΩϡϦςΟରࡦػೳ͍ͯ͠Δͷ͔ɺ#SFBDIBOE"UUBDL4JNVMBUJPOʢ#"4ʣΛͬͯ߈ܸ͠ରࡦΛධՁ˔߈ܸγφϦΦ˙ຊΛλʔήοτͱ͍ͯ͠Δ5ISFBU"DUPSʹؔ࿈͢Δ߈ܸख๏Λ࠾༻˓߈ܸλʔήοτΛબఆ͢ΔͨΊͷεΩϟϯɺॳظΞΫηεΛ࠾༻˓Өڹͷߴ͍ϦεΫͱͳΓಘΔ$PNNBOE$POUSPMʢ$ʣɺ߈ܸऀͷਫฏల։ʢ-BUFSBM.PWFNFOUʣΛ࠾༻
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 26擬似攻撃製品(BAS製品)を使ってのセキュリティ対策評価˔෦ʹ৵ೖ͞Εͨ͜ͱΛఆͨ͠߈ܸΛ࣮ࢪ˙ʮ%.;͔Βͷ*OUFSOFU͚߈ܸʯ˙ʮϢʔβηάϝϯτ͔Β*OUFSOFU͓Αͼ%.;ͷ߈ܸʯ˔ *OUFSOFUʹ͚ͷٖࣅ߈ܸ͕ϒϩοΫ͞Εͨ˔ /%3Ͱ߈ܸݕग़͞Εͣɺϩάͱͯ͠ه˔ *%4Ͱ߈ܸͷݕɺݕͳͲࠓޙධՁ༧ఆ● '8Ͱͷ߈ܸΛϒϩοΫɺϩάอଘ● ϩάʹΒͳ͔ͬͨ߈ܸɺεΩϟϯܥͷΈͰ͋Γॳఆͱ߹க● ʹ&%3͕ಋೖ͞Ε͓ͯΓɺ߈ܸʹ͍ͭͯݕʲ%.;͔Βͷ*OUFSOFU͚߈ܸʳ ʲϢʔβηάϝϯτ͔Β*OUFSOFU͓Αͼ%.;ͷ߈ܸʳ
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 27擬似攻撃で得られた知⾒˔ηΩϡϦςΟઃܭࢥͱͷൺֱ˙͓͓Αͦظ௨Γͷ݁Ռ˙ಛʹϥςϥϧϜʔϒϝϯτతͳ߈ܸख๏ޚͰ͖͍ͯͨ˔ΦϖϨʔγϣϯ໘Ͱͷؾ͖˙*%4Ͱͷݕग़औΔ͖ΞΫγϣϯ͕໌֬˓߈ܸͷ༰ɺ௨৴ઌɺϑΝΠϧ໊ͳͲ͕໌֬ͰͲΜͳΞΫγϣϯΛ͢Ε͍͍͔໌֬˙/%3ͰऔΔ͖ΞΫγϣϯ͕ෆ໌֬˓సૹྔ͕ଟ͍ͳͲͷݕͰΞΫγϣϯʹىͮ͜͠Β͍
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 28今後のセキュリティ対策の展望˔ݕग़Ͱ͖ͳ͍߈ܸɺڴҖΛѲ͢Δٕज़ͷݕ౼˙ಠࣗͷѱੑఆใ *1 "4൪߸ͳͲͱͷ૬ؔੳʹΑΔѱੑఆ˙ΦϯϓϨͷ-BC͚ͩͰͳ͘ɺΫϥυɺ4BB4߈ܸݕग़ػೳΛ֦େ˔ηΩϡϦςΟݕɺରࡦͷࣗಈԽ˙߈ܸͷࠟΛτϦΨʔͱ͠ɺӨڹൣғඃٙՕॴͷಛఆɺӡ༻ऀͷใ௨ͷࣗಈԽΛਪਐ
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 29どうやってエンジニア育成してる?
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 30育成制度˔ʮखΛಈ͔͢͜ͱ͕ʹͭͳ͕Δʯͷߟ͑ͷͱࣾһ͕-BCΛӡ༻˔ҭʹର͢ΔχʔζͷมԽʹԠ͑ΔͨΊʹʹ੍มߋӡ༻ऀମ੍ҭελΠϧٛ➢ ٛͱͯ͠ࢀՃ➢ 3%෦ॺʹଐ͞ΕͨೖࣾҎͷएखࣾһر੍➢ رऀ͕ࢀՃ➢ 3%෦ॺҎ֎ͷࢀՃ0,ʙ ʙݻఆͷͭͷνʔϜ➢ ωοτϫʔΫνʔϜɺαʔόνʔϜɺΫϥυνʔϜྲྀಈੑͷ͋ΔνʔϜฤ➢ ςʔϚ͝ͱʹνʔϜΛ্ཱͪ͛➢ ׆ಈ͕ऴΘΕνʔϜղࢄجૅͱͳΔڞ௨తͳεΩϧऔಘ➢ جૅͱͳΔεΩϧΛशಘ͢ΔͨΊʹͭͷνʔϜΛΓา͘ڵຯ͕͋Δٕज़ʹνϟϨϯδ➢ Γ͍ͨ͜ͱʹखΛ্͍͛ͯ͘➢ ಘҙΛ৳͢ɺۤखΛࠀͷબࢀՃऀ
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 31育成制度ӡ༻ऀମ੍ҭελΠϧٛ➢ ٛͱͯ͠ࢀՃ➢ 3%෦ॺʹଐ͞ΕͨೖࣾҎͷएखࣾһر੍➢ رऀ͕ࢀՃ➢ 3%෦ॺҎ֎ͷࢀՃ0,ʙ ʙݻఆͷͭͷνʔϜ➢ ωοτϫʔΫνʔϜɺαʔόνʔϜɺΫϥυνʔϜྲྀಈੑͷ͋ΔνʔϜฤ➢ ςʔϚ͝ͱʹνʔϜΛ্ཱͪ͛➢ ׆ಈ͕ऴΘΕνʔϜղࢄجૅͱͳΔڞ௨తͳεΩϧऔಘ➢ جૅͱͳΔεΩϧΛशಘ͢ΔͨΊʹͭͷνʔϜΛΓา͘ڵຯ͕͋Δٕज़ʹνϟϨϯδ➢ Γ͍ͨ͜ͱʹखΛ্͍͛ͯ͘➢ ಘҙΛ৳͢ɺۤखΛࠀͷબࢀՃऀ現在は若⼿からベテランまで約40⼈が参加(20%稼働で活動)˔ʮखΛಈ͔͢͜ͱ͕ʹͭͳ͕Δʯͷߟ͑ͷͱࣾһ͕-BCΛӡ༻˔ҭʹର͢ΔχʔζͷมԽʹԠ͑ΔͨΊʹʹ੍มߋ
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 32育成⽅針⼩さなチームで企画、開発/構築、運⽤まで経験する●テーマごとにチームを作っており少⼈数のチームが多い●⼩さいからこそ全てのことを⾃分たちでやってみよう●やってみて駄⽬ならサイクルの途中で終わるのもOK企画開発/構築運用振り返り
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 33企画段階でメンバーがやること●チャレンジしたいテーマを選定●チームを⽴ち上げる●若⼿がチームリーダでもOK(1-2年⽬でもOK)●チームに参加してくれる仲間を探す●予算を取るためのビジネス的な出⼝を考える企画開発/構築運用振り返り
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 34企画段階でメンバーがやること●チャレンジしたいテーマを選定●チームを⽴ち上げる●若⼿がチームリーダでもOK(1-2年⽬でもOK)●チームに参加してくれる仲間を探す●予算を取るためのビジネス的な出⼝を考える企画開発/構築運用振り返り共有のLabが使えるので必要なものだけを追加で購⼊ほとんどの場合、チーム⽴ち上げ後、すぐに活動が可能
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 35チームの⽴ち上げ●テーマは⾃由●注⽬している技術●運⽤していてカイゼンしたいこと●未経験だからこそチャレンジしたいことSecurity Operationカイゼン NOCTransport BGP解析 NW VisualizationPrivate Cloud Hybrid Cloud Automation ToolsSegmentRouting SRE Secure & Flexible DNS現在、12のチームが活動
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 36企画段階でチーム運営で気をつけていること●完璧を求めない■ ⽬的とビジネス的な出⼝が⾒えればOK■まずはやってみるの精神企画開発/構築運用振り返り
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 37開発/構築段階でメンバーがやること●様々なものが混在する環境で設計、構築●関係各所と調整(論理/物理リソース)●機器の調達、価格交渉企画開発/構築運用振り返り
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 38開発/構築段階でチーム運営で気をつけていること●押さえるところと任せるところのバランス■ セキュリティはしっかり⾒る■ (⾃分のが良い設計できても)細かい部分に⼝を出しすぎない●過保護にならない程度にサポート■ 基本的にはSlackで聞けば誰かが教えてくれる■ 技術サポートだけでなく⼈の繋ぎも企画開発/構築運用振り返り
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 39運⽤段階でメンバーがやること●ユーザが存在する、トラフィックがある環境で運⽤●故障対応やバグ対応の実施●作業連絡や問い合わせ対応を⾃分たちで実施●運⽤経験、ユーザからの声をもとにシステムのカイゼン企画開発/構築運用振り返り
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 40ユーザが存在する、トラフィックがある環境で運⽤●ユーザがいるので"実際のデータ"を使って研究可能●トラフィックがあるので"商⽤模擬"の運⽤が可能●適度なプレッシャーがかかる環境■ 使えなければユーザから申告が来る■ 一方、使えなくても大事にはならない(総務省報告も不要)
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 41≈ç≈ç開発したものはドッグフーディング≈ç≈ç ≈ç≈ç≈ç≈ç≈çBAB.【Pola PCE】●フルスクラッチでネットワークコントローラを内製開発しOSSとして公開●検索「Pola PCE」●SR-MPLSとSRv6の両⽅に対応A.【Kamuee】●内製開発した⾼速ソフトウェアルータ●IAサーバで100Gbps以上のスループットを実現C.【Viking】●末端のスイッチのVLAN設定から拠点間に⾄るまでE2EでL2VPNの設定を⾃動化●開発当初はL2VPNの⾃動化機能だけだったが、現在はファイアウォールのフィルタ設定やリソースの可視化も実現C
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 42運⽤段階でチーム運営で気をつけていること●サービス品質を上げすぎない、スピード重視■ 失敗時の過度な振り返り(なぜなぜ分析 x5など)はしない■通信影響がある作業も平⽇昼間に実施企画開発/構築運用振り返り
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 43学んだことは発表しよう私達は学んだことを発表することを推奨しています媒体名 タイトル/概要電子情報通信学会 情報通信マネジメント研究会(ICM): 信学技報, vol. 122, no. 96, ICM2022-20,pp. 54-59, 2022年7月.機器設定ファイルからのトポロジモデル抽出による机上検査を含めたネットワーク設計支援システム / Support System of Designing and Verifying Network byAbstracting Topology Model from Configuration Filesビジネスコミュニケーション Vol.60, No. 1, Jan.2023ネットワークの相互運用に新たな価値を創造するMulti-AS Segment Routingアーキテクチャの提案NTT Com Engineers' blog[Multi-AS Segment Routing 検証連載 #0] Multi-AS Segment Routing で VPN を構築する記事を連載しますNTT Com Engineers' blog [Multi-AS Segment Routing 検証連載 #1] SR-MPLS L3VPN in Single-ASNTT Com Engineers' blog [Multi-AS Segment Routing 検証連載 #2] SR-MPLS L3VPN in Multi-ASNTT Com Engineers' blog[Multi-AS Segment Routing 検証連載 #3] SR-MPLS L2VPN (EVPN) in Single-/Multi-ASNTT Com Engineers' blog [Multi-AS Segment Routing 検証連載 #4] Color-Based Steering in Single-ASNTT Com Engineers' blog [Multi-AS Segment Routing 検証連載 #5] Traffic Engineering in Multi-ASNTT Com Engineers' blog [Multi-AS Segment Routing 検証連載 #6] IGP Flexible AlgorithmNTT Com Engineers' blog [Multi-AS Segment Routing 検証連載 #7] Delay-Based TENTT Com Engineers' blog [Multi-AS Segment Routing 検証連載 #8] SR Policy の適用方法と活用NTT Com Engineers' blog [Multi-AS Segment Routing 検証連載 #9] TI-LFA を用いた障害時の高速迂回NTT Com Engineers' blog [Multi-AS Segment Routing 検証連載 #10] PCE を用いた SR-TE の一元管理NTT Com Engineers' blog [Multi-AS Segment Routing 検証連載 #11] PCE 実装の検証NTT Com Engineers' blogネットワークをモデルとして抽象化しオペレーションを高度化するチャレンジ電子情報通信学会誌 別冊 特集 東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会のテクノロジーとイノベーション東京 2020 大会における Syslog の流量分析電子情報通信学会誌 別冊 特集 東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会のテクノロジーとイノベーションリモートアクセスの利用傾向と考察カンファレンス名 タイトル/概要MPLS JAPAN SR-MPLSの導入事例と今後の展望について / 社内網(Ocean)にSR-MPLSを入れた話ONIC 2019ユーザによるセルフマネージ可能なネットワーク サービス運用システムの事例 / Oceanで開発したセルフマネージシステムの紹介ONIC 2019Interop Tokyo 2019 ShowNetにおけるサービスチェイニング構築を通して見る、SRv6の実践的知見 / Shownetで構築したSRv6を用いたSFCの話npstudy #19 ラズパイでNWのE2Eテストを始めてみましたNTT Tech Conference #4 Cisco ルータのログを Stackdriver に送って可視化してみたNSO Developer Days 2020 Live together, NSO and manual operations in multi-vendor "grouwing brownfield"JANOG47 ネットワークの構成図を継続的にアップデートし続ける方法MPLS Japan 2021 マルチASかつマルチベンダにおけるSR-MPLS TEの実現NTT Tech Conference 2022 ネットワーク運用におけるモデル定義と Reconciliation Loop への挑戦NTT Tech Conference 2022 大規模網の運用・検証業務改善を実現するネットワークコントローラの開発NTT Tech Conference 2022 R&D プロジェクトでスクラムでのアジャイル開発を 1 年間やってみて良かった点と悪かった点ICETC 2021 Key Technologies and Activities toward Openness of Optical Transport System電子情報通信学会 ICM機器設定ファイルからのトポロジモデル抽出による机上検査を含めたネットワーク設計支援システム / Support System ofDesigning and Verifying Network by Abstracting Topology Model from Configuration FilesJANOG50ASを越えたE2E TEを実現するMulti-AS SR アーキテクチャの提案と検証 / Multi-AS Segment Routing for E2E TE through ASesOkinawa Open Days 2022 モデルを基に本番環境を再現して事前に検証可能にする運用サイクルENOG 74 Segment Routing 用 Stateful-PCE をフルスクラッチで開発した話VMware Explore 2022 US NTTcom Enabling AI Applications for Enterprises in the Cloud [CEIB2465US]JANOG51もし本番ネットワークをまるごと仮想環境に”コピー”できたらうれしいですか? / Let’s “COPY” production network topology ontovirtual environment外部発表事例 執筆・出版発表事例振り返り
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 44学んだことは発表しよう●社内外での発表、ブログ掲載、論⽂投稿■ 理解したつもりでも意外と理解していない、⾔語化しよう●FBを得よう(特に社外から)■ ⾃分/⾃社とは異なる観点でのFBはとても⼤事●仲間を増やそう■ ⼀緒に働きたいと思ってくれる仲間と出会える企画開発/構築運用振り返り
© NTT Communications Corporation All Rights Reserved. 45私達と⼀緒に働きませんか?[経験者採⽤]次世代キャリアネットワークサービスの開発エンジニアhttps://hrmos.co/pages/nttcom0033/jobs/1692786[新卒採⽤(ポスト確約型)]先端研究開発(ネットワーク・デバイス)SR(セグメントルーティング)を⽤いたキャリアネットワークの開発https://information.nttdocomo-fresh.jp/information/willpost.html[経験者採⽤]光伝送ネットワークインフラおよびサービス開発エンジニアhttps://hrmos.co/pages/nttcom0033/jobs/1774347904808521734IPネットワーク 伝送ネットワーク