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[Oracle TechNight#98] GoldenGate 26ai の実装に迫る② 〜...

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[Oracle TechNight#98] GoldenGate 26ai の実装に迫る② 〜 標準的な工程の解説と現場での実装例紹介

2026年3月26日に実施したOracle Database Technology Night #98 GoldenGate 26ai の実装に迫る② 〜 標準的な工程の解説と現場での実装例紹介で使用した資料です。

Oracle Database Technology Night#95 Oracle GoldenGate 26ai の実装に迫る1 の続編です。
https://speakerdeck.com/oracle4engineer/20251204-technight95-goldengate26ai_4dba

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March 27, 2026
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  1. Oracle Technology Night #98 GoldenGate 26ai の実装に迫る② 標準的な工程の解説と現場での実装例紹介 橋本 琢爾

    /宮本 拓弥 日本オラクル株式会社 クラウド事業統括 クラウド・エンジニアリングCOE統括 データベース・ソリューション部 繪鳩 眞輝 日本オラクル株式会社 コンサルティングサービス事業統括 テクノロジーコンサルティング事業本部 MAR 26, 2026
  2. Oracle Database Technology Night #95 – GoldenGate 26aiの実装に迫る① GoldenGate実装はDatabase技術者が8割?! 2

    Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/goldengate/doc/replicate-data-cloud-databases-same-region.html 2025/12 #95 2026/03 #98 26ai / Data Fabric / AI 2026 企画中 OCI GoldenGate マニュアルより
  3. Oracle Database Technology Night #95 – GoldenGate 26aiの実装に迫る① GoldenGate実装はDatabase技術者が8割?! 3

    Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 概要 • 共通事項 / レプリケーション概要 開始する前に • Source / Target DBの準備 と事前アセスメント タスク1:環境の設定 • 全体の構成とデプロイメントの準備など タスク2:統合Extractの作成 • 統合プロセスとは? またその実装について タスク3:Oracle Data Pump (ExpDP) データのエクスポート • 初期ロード(インスタンス化)について タスク4:Oracle Data Pump (ImpDP) データのインポート • 計画停止時間の極小化に関する情報 タスク5: 非統合Replicatの追加および実行 • Replicat の実装について タスク6: プロセスのモニターおよびメンテナンス • 監視および管理 準備 環境 実装 運用 概要 • レプリケーションの目的・ゴール明確化 • 制約・要件などの整理 • 作業内容と役割分担の合意と理解 Oracle - Oracle 常時レプリケーションを想定
  4. GoldenGate 26aiの実装に迫る①- 概要 レプリケーションの目的・ゴール明確化と制約・要件の整理 4 Copyright © 2026, Oracle and/or

    its affiliates 連携パターン Oracle から Oracle Non-Oracle (Oracle以外のRDBMSがある) RDBMS以外 (Big Data / Streaming など) 移行か常時連携か 常時連携 移行案件 変換の有無 表構成はそのまま 表構成が変わる 連携対象数 1:1 1:n や n:1 連携方向 単方向 双方向 CDR(競合) 競合なし 競合あり 常時連携時の要件は? DR (RPO,RTO) Zero Downtime メンテナンス対応 性能要件(許容できる連携ラグ) 他 Oracle Database と Oracle Database によるレプリケーション ※ CDR(競合)の補足 Active-Activeなので、 連携先が変更されるか否か
  5. Oracle Database Technology Night #95 – GoldenGate 26aiの実装に迫る② 6 Copyright

    © 2026, Oracle and/or its affiliates OCI GoldenGate GoldenGate Marketplace GoldenGate (on-premises) Solution Management GoldenGateデプロイメントの作成および管理 接続の作成と管理 Replicatの自動構成と依存性管理 Automated Platform Services Oracle Cloudの自動化 Automatic Scaling (up to 3x) OCIモニタリング/サービス・テレメトリ 測定および請求/秒 コントロール・プレーンおよびデータ・プレーンの完全なREST API 障害時リカバリ、バックアップおよびリストア アップグレードとパッチ適用 プライベート・エンドポイント、セキュアなVault、Wallet統合 Automated Infrastructure Management 仮想化とTerraformスタックの自動化 インストール/迅速なプロビジョニング サーバー、ストレージおよびオペレーティング・システムの管理 コア・ネットワーキング
  6. Oracle Database Technology Night #95 – GoldenGate 26aiの実装に迫る② オンプレミスのGoldenGate Service

    Manager 7 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Administration Service
  7. Oracle Database Technology Night #95 – GoldenGate 26aiの実装に迫る② OCI GoldenGate

    8 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Deployment Console (Administration Service)
  8. Oracle Database Technology Night #95 – GoldenGate 26aiの実装に迫る② OCI GoldenGate

    の実装工程 9 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 概要 • 共通事項 / レプリケーション概要 開始する前に • Source / Target DBの準備 と事前アセスメント タスク1:環境の設定 • 全体の構成とデプロイメントの準備など タスク2:統合Extractの作成 • 統合プロセスとは? またその実装について タスク3:Oracle Data Pump (ExpDP) データのエクスポート • 初期ロード(インスタンス化)について タスク4:Oracle Data Pump (ImpDP) データのインポート • 計画停止時間の極小化に関する情報 タスク5: 非統合Replicatの追加および実行 • Replicat の実装について タスク6: プロセスのモニターおよびメンテナンス • 監視および管理 準備 環境 実装 運用 概要 • レプリケーションの目的・ゴール明確化 • 制約・要件などの整理 • 作業内容と役割分担の合意と理解 Oracle - Oracle 常時レプリケーションを想定
  9. OCI GoldenGateによるBaseDBからADBへのデータ連携 OCIチュートリアルの手順 Base Database Service (19.29.0.0.0) OCI GoldenGate デプロイメント

    Autonomous AI Lakehouse (23.26.1.2.0) expdp impdp Data Pump ソース・データベース ターゲット・データベース Extract Replicat ① ② ③ ④ ④ ⑤ ⑥ ⑦ 手順の流れ ① ソース・データベースの設定 ② ターゲット・データベースの設定 ③ OCI GGデプロイメントの作成 ④ 接続の作成 ⑤ Extractの作成 ⑥ 初期データのロード ⑦ Replicatの作成 ⑧ データ連携の確認 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 12
  10. GoldenGate 26aiの実装に迫る① -タスク3/4 初期ロード(インスタンス化) • Oracle Database (Target) の準備 14

    Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 項目 手順 備考 ユーザおよび権限の付与 Target PDBにGG管理ユーザを作成し、OGG_APPLYロールの付与 23ai 以降 初期ロード(インスタンス化) Source から連携対象表のデータを Target へ移植する ExpDp & ImpDp / RMAN / 他 Source と Target で表名、列名だけでな く列の構成やデータ型に差異があってもレプ リケーションは可能 状況に応じて初期データロードを実施する 今回は「表構成はそのまま」なので、 Source DB の表をそのままTargetへ移 植する方法で進める
  11. GoldenGate 26aiの実装に迫る① -タスク3および4 初期ロード(インスタンス化) GoldenGateによるレプリケーションを開始する前に 表データを同期させる作業で、計画停止が無い場合は 同時に差分更新連携も考慮する必要がある • GoldenGateの初期ロード機能 •

    Direct Load (⇨ MAではサポートされない) • File to Replicat • Direct Bulk Load • File to Database Utility (※主に異機種DB間を想定) • 初期 Extract (Oracle のみで expdp/impdp との連携) • Oracle – Oracle の場合はDBの機能を利用 • expdp/impdp • TTS • Restore&Recovery • 他 (PDB Clone など) 15 1. 初期ロード前 2. 初期ロード後 3. GoldenGateによる同期 更新された データが対象 About Instantiating with Initial Load Extract (oracle.com) Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates
  12. GoldenGate 26aiの実装に迫る① -タスク3および4 初期ロード(インスタンス化) 計画停止を伴う初期データロード 計画停止または、静的なロードを実施する時間が無い場合 16 Copyright © 2026,

    Oracle and/or its affiliates 計画停止が可能で、停止時間内で初期デー タが全てレプリケーション先にロードできる場合 はシンプルな初期データロードを推奨する 現行システム 移行先の新システム レプリケーションの元 (データの断面) ①トランザクションを キャプチャ ②キャプチャされる更新前の データを初期ロード ③トランザクションを 適用 要件に依存するが、トラザクションをキャプチャしつつ、 前日のバックアップなどで移行先のDBを構成する その後、キャプチャした処理を適用し、レプリカを生成 する 現行システム 移行先の新システム Instantiation from an Oracle Source Database Document ID 1276058.1
  13. GoldenGate 26aiの実装に迫る① -タスク3および4 初期ロード(インスタンス化) Oracle GoldenGate Best Practices: Instantiation from

    an Oracle Source Database (Doc ID 1276058.1) • Oracle Data Pump Integration for Table Instantiation ⇨ Oracle GoldenGate (OGG) version 12.2 and above. SQL>select table_name, scn from dba_capture_prepared_tables where table_owner = 'SCOTT’; TABLE_NAME SCN ----------------------- ---------- BONUS 3917218 DEPT 3917220 EMP 3917223 SALGRADE 3917226 GALAXIES 3976630 17 ADD TRANDATA(※1) された表が SCN を保持する expdp/impdpでこの情報も Target に渡され Replicatの設定により、適切に適用がSkipされる (Targetで確認⇨DBA_APPLY_INSTANTIATED_OBJECTS) Source DBの伝播元オブジェクト(表)に ADD TRANDATA(※1) する サプリメンタル・ロギングに加え SCNの情報が保持される Data Pump による expdp/impdp で ターゲットDBへ 差分適用する Replicat のオプション設定(※2)で重複処理を回避する ※ 1 ADD SCHEMATRANDATA でも同様 ※2 DBOPTIONS ENABLE_INSTANTIATION_FILTERING Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates
  14. GoldenGate 26aiの実装に迫る① -タスク3および4 初期ロード(インスタンス化) – Instantiation ができない場合 expdpのFlashback_SCNオプション • Flashback

    Query により SCNレベルの一貫性のあるdmpを取得 • ソースDBのUndo表領域に影響 オンラインバックアップ/リストア/リカバリでクローンDBを作成し クローンDBから ExportすればソースDBへの直接的な負荷が回避可能 18 Capture Expdp + flashback_scn dmp Expdp Online backup Restore / recovery ①Capture開始 (SCN1111) Distribution Replicat ②dmp取得(SCN2222) ③Import ④Replicat起動 (SCN2222から適用) Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates
  15. Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates GoldenGate 26aiの実装に迫る① -タスク3および4

    初期ロード(インスタンス化) – Instantiation も flashback_scn もできない場合 exp/imp or expdp/impdpを使用 (flashback_scnなし) • ソース側でExport前にGoldenGateのキャプチャ開始 • Replicatで重複更新を無視しながら追い付き処理を行う(handlecollisionsパラメータ) 19 Extract(Capture) 開始 exp実行 imp実行 Replicatの 追い付き処理 データ 同期状態 ソースDB ターゲットDB 005 003 004 005 ① 適 用 ② 適 用 ③ 適 用 ソース側更新発生タイミング ターゲット側 適用タイミング ターゲット適用済みの更新 が発生する 002 003 004 005 ① 更 新 ② 更 新 ③ 更 新 006 007 008 ④ 更 新 ⑤ 更 新 ⑥ 更 新
  16. GoldenGate 26aiの実装に迫る① -タスク3および4 初期ロード(インスタンス化) 応用編 業務稼働中の初期ロードが必要 クローンDBを構築するリソースがない 検証の結果、Flashback_SCNで全テーブルをexportするundo負荷が許容できない 全てのテーブルに主キーが付いていない。主キーが無い表がオンライン テーブル毎に初期ロード方式を変えることが可能

    • 主キーがある表は通常の expdp と handlecollosionで初期ロード • 主キーがない表のみ expdp + flashback_scn オプションで初期ロード (参考)テーブル単位でSCN断面を指定する方法 - How to add new tables for OGG replication in the current running extract and replicat ? (DocID 1332674.1) - OGG How to Resync Tables / Schemas on Different SCN s in a Single Replicat (Doc ID 1339317.1) 20 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates
  17. GoldenGate 26aiの実装に迫る① -タスク3および4 [参考情報] 初期ロード(インスタンス化) • RMANを使用した初期データ・ロードの紹介 21 Copyright ©

    2026, Oracle and/or its affiliates https://blogs.oracle.com/dataintegration/post/goldengate-instantiation-methods SCN=1420004711 SCN=1420004711 START REPLICAT REPS, ATCSN1420004711 backup位置 restore位置
  18. GoldenGate 26aiの実装に迫る① -タスク3および4 [参考情報] 初期ロード(インスタンス化) • RMANによるBackup RMAN> backup database

    plus archivelog; backup database plus archivelog; backupを25-11-12で開始しています 現在のログがアーカイブされました。 リカバリ・カタログのかわりにターゲット・データベース制御ファイルを使用しています チャネル: ORA_DISK_1が割り当てられました チャネルORA_DISK_1: SID=1106 デバイス・タイプ=DISK チャネルORA_DISK_1: アーカイブ・ログ・バックアップ・セットを開始しています チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットにアーカイブ・ログを指定しています 入力アーカイブ・ログ・スレッド=1 順序=193 レコードID=167 スタンプ=1216393263 … (中略) ピース・ハンドル =/u01/app/oracle/fast_recovery_area/ORCL19C/backupset/2025_11_12/ o1_mf_annnn_TAG20251112T081815_nk7k1qst_.bkp タグ =TAG20251112T081815 コメント=NONE チャネルORA_DISK_1: バックアップ・セットが完了しました。経過時間: 00:00:01 backupを25-11-12で終了しました • SCNの確認 RMAN> restore database preview summary; restore database preview summary; restoreを25-11-12で開始しています チャネルORA_DISK_1の使用 … (中略) リカバリはSCN 22275869まで行われます メディア・リカバリ開始SCNは22275869です データファイルのあいまいさをなくすには、SCN 22275978を超えてリカバリを行う必要があります restoreを25-11-12で終了しました 22 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates
  19. GoldenGate 26aiの実装に迫る① -タスク3および4 [参考情報] 初期ロード(インスタンス化) • GoldenGate の機能を使用した初期データ・ロードの紹介 23 Copyright

    © 2026, Oracle and/or its affiliates https://docs.oracle.com/cd/G13662_01/coredoc/instantiate-add-initial-load-extract-using-admin-client.html#GUID-F2BAE063-FA92-4E97-A92F-B4172ED623BB OGG (https://oggdep.example.com:9100 OGGDEP as oggadmin) 15> ADD EXTRACT extinit SOURCEISTABLE 初期ロード CDC (更新差分連携) GUIによる作成の場合
  20. GoldenGate 26aiの実装に迫る① -タスク3および4 [参考情報] 初期ロード(インスタンス化) • GoldenGate の機能を使用した初期データ・ロードの留意点 ~ 弊社コンサルティングメンバーによる確認

    24 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates ※特定の検証環境のため参考情報です 対象 サイズ 備考 Extractの対象表サイズ 18GB程度 DBA_SEGMENTSよ 初期ロードExtractのTrailファイル 30GB程度 約1.67倍 (参考) ExpDP ダンプファイル 15GB程度 約1.67倍
  21. GoldenGate 23ai 導入Tips 25 Copyright © 2026, Oracle and/or its

    affiliates ご活用下さい! https://speakerdeck.com/oracle4engineer/oracle-goldengate-23ai-dao-ru-tips
  22. GoldenGate 26aiの実装に迫る② 後半に入るにあたり補足 同一リージョンのOCI GoldenGate (for Oracle) 異なるリージョン間や異なるテクノロジー連携 26 Copyright

    © 2026, Oracle and/or its affiliates GoldenGate 伝播 N/Wが介在したTrail Fileの送受信が不要 GoldenGate 伝播 GoldenGate OCI Streaming 分散パスの実装により、 様々なデータ・ソースと連携
  23. はじめに 前提 Oracle GoldenGate (以下、GoldenGate/GG)は様々なDBとデータ連携できますが、本書では特にことわりが無い場合 はOracle DB to Oracle DB

    の連携とします。 GoldenGate はClassic Architecture (CA) と Microservices Architecture (MA) がありますが、 特にことわりが無い場合は、MAとします。 28 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates
  24. Agenda 29 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 1

    2 3 4 5 トポロジとGoldenGate Distribution Service と その構成 実プロジェクトでの構成例 本日のまとめ Appendix
  25. Agenda 30 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 1

    1-1 1-2 2 3 4 5 トポロジとGoldenGate トポロジとは? GoldenGateのトポロジ Distribution Service と その構成 実プロジェクトでの構成例 本日のまとめ Appendix
  26. 1-1 トポロジとは? ネットワーク用語確認 「どのノードが、どの経路で、どの方向にデータを送るか」という接続形態(構成パターン) 31 Copyright © 2026, Oracle and/or

    its affiliates 拠点A 拠点B 例:1:1 構成(Point-to-Point) 拠点A 拠点B 拠点C 拠点D 例:1:1:N 構成(Cascade + Fan-out)
  27. 1-1 トポロジとは? GoldenGate レプリケーションとトポロジ 例えば、Cascade + Fan-outにGoldenGate の設計を載せると・・・(オフロード/中継など) 32 Copyright

    © 2026, Oracle and/or its affiliates 例)A → B はRedo ログ転送、 B はMining DB B → C、B → D はGoldenGate連携 拠点A 拠点B 拠点C 拠点D 例:Downstream Mining 構成 ※拠点AにGoldenGateを配置したくない場合にこのような構成を取ることがあります (拠点Aからオフロード)
  28. 1-2 GoldenGate のトポロジ レプリケーションの構成とDistribution Service GoldenGate はDB更新情報を抽出し、トレイル・ファイルとしてレプリケーション先に転送します。 CAにおいては配送は主にData Pump (送信側)

    + Collector (受信側)が担う構成が一般的です。 MAではトレイル配送をDistribution Service (送信側) + Receiver Service (受信側)が担います 33 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Distribution Service Receiver Service トレイル・ファイル MAにおけるトレイル・ファイル転送イメージ Extract Replicat Redo読込
  29. 1-2 GoldenGate のトポロジ 双方向のレプリケーション GoldenGate は設定次第で双方向にレプリケーションできます。 (前提) 1. 競合を発生させない設計 or

    解決ルール(Conflict Detection and Resolution : CDR)がある 2. 循環適用をさせない設計(Replicatは自分が適用したトランザクションにタグを付け、Extractはタグ付きを除外) 34 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Distribution Service Receiver Service トレイル・ファイル MAにおけるトレイル・ファイル転送イメージ Extract Replicat Distribution Service Receiver Service Extract Replicat
  30. 1-2 GoldenGate のトポロジ Conflict Detection and Resolution : CDR (1/2)

    CDRとは主に 双方向構成のように「複数拠点で更新が発生し得る」構成で、 同一データに対する競合を検知し、事前に定めたルールで解決(または隔離)するための考え方です。 位置づけとしては、“競合を起こさない設計”が第一で、CDRはその補完(例外処理)です。 以下設定例は26aiの場合です。他バージョンの場合はマニュアルを確認してください。 GoldenGate設定例①:双方向の前提(循環適用/ループ防止) Replicat パラメータ Extract パラメータ DBOPTIONS:https://docs.oracle.com/en/database/goldengate/core/26/reference/dboptions.html TRANLOGOPTIONS:https://docs.oracle.com/en/database/goldengate/core/26/reference/tranlogoptions.html 35 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates TRANLOGOPTIONS EXCLUDETAG 101 -- タグ付き更新を再抽出しない DBOPTIONS SETTAG 101 -- 適用トランザクションにタグ付け
  31. 1-2 GoldenGate のトポロジ Conflict Detection and Resolution : CDR (2/2)

    GoldenGate設定例②:Insert-Insert(重複キー)をREPERRORで処理 例:ターゲット側で ORA-00001(unique constraint) が出たら、後着INSERTを無視して継続(監査はDISCARDへ) Replicatパラメータ ※重複適用のうちどちらが正かはGGでは判断できないため、DISCARD件数の監視や他ルールによる運用が必要 REPERROR:https://docs.oracle.com/en/database/goldengate/core/26/reference/reperror.html GoldenGate設定例③:業務ルールで“マージ/アップサート”する 競合時に ストアドプロシージャでMERGE(Upsert) する。GoldenGate側は「競合を検知→業務ロジックに委譲」 Replicatパラメータ SQLEXEC:https://docs.oracle.com/en/database/goldengate/core/26/reference/sqlexec.html 36 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates REPERROR (ORA-00001, DISCARD) -- 例:重複INSERTは破棄 DISCARDFILE ./dirrpt/rep.dsc, APPEND, MEGABYTES 200 MAP src.T, TARGET tgt.T, SQLEXEC (SPNAME pkg_ogg.upsert_t, -- ターゲットDB上の呼び出すストアドプロシージャ名 ID upsert_t, -- このSQLEXEC定義の論理名 (ログや参照用の識別子、MAP内で複数回プロシージャを実行する時に使用) PARAMS p_id = id, p_val = val, p_ts = upd_ts -- 現在処理中のソース行の列値(id,val,upt_ts)を ); プロシージャ引数に割り当てて呼ぶ
  32. 1-2 GoldenGate のトポロジ GoldenGateの基本構成 GoldenGateの構成は、トポロジの観点では主に以下に分類できます。 複雑な構成も、これらの組み合わせとして整理できます。 37 Copyright © 2026,

    Oracle and/or its affiliates ①単方向 Monodirectional(1:1) ⑤双方向 Bidirectional(1:1) ③ファンアウト Fan-out(1:N) ④コンソリデーション Consolidation(N:1) ②カスケード Cascade(1:1:1)
  33. Agenda 38 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 1

    2 2-1 2-2 2-3 3 4 5 トポロジとGoldenGate Distribution Service と その構成 Microservices Architecture とデプロイメント Distribution Path の基本構成 GoldenGate のその他構成例 実プロジェクトでの構成例 本日のまとめ Appendix
  34. 2-1 Microservices Architecture とデプロイメント サービス / プロセス管理の流れ Microservices Architecture では、デプロイメントという単位で各サービスを管理します。

    実用上は1つのGG_HOMEに1つのデプロイメントを構成することが多いですが、 1つのGG_HOMEに複数のデプロイメントを構成することも可能です。 各サービスはRESTfulサービスであり、Web Console/Admin Clientは内部的にはREST APIを使用しています。 39 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Administration Service Extract Performance Metrics Service Replicat Distribution Service Receiver Service MA におけるデプロイメントのコンポーネント Web Console Admin Client REST API Service Manager GG_HOME = インストール単位 デプロイメント = 実行環境単位 操作 LC管理 LC管理 LC管理 ライフサイクル (LC)管理 操作 操作 構成・運用 管理 ※Admin Clientは Service Manager ま たはAdministration Servce に接続
  35. 2-1 Microservices Architecture とデプロイメント 「単方向のGoldenGateレプリケーション」とデプロイメントまで含めた実装検討 「単方向のレプリケーション」・・・その実装は? 40 Copyright © 2026,

    Oracle and/or its affiliates ②同一DB基盤内(同一CDB内のPDB間) ①分散配置(ソース→ターゲット) ③中央集約配置(GGサーバ/デプロイメント分離) GoldenGate デプロイメント 単方向でも、 • どこにGGデプロイメントを置くか (DB同居/別ホスト分離) • どの境界をまたぐか(拠点/ホスト/DB/PDB) で設計が分かれる トレイル・ファイル配送の経路設計 (Distribution Service の設計も変化) GoldenGate デプロイメント GoldenGate デプロイメント 拠点A 拠点B 拠点A 拠点B
  36. 2-1 Microservices Architecture とデプロイメント Distribution / Receiver Service とDistribution Path(分散パス)

    トレイル・ファイルの配送経路を構成するには、ソースDB側のDistribution Service で Distribution Path を構成し、ター ゲットDB側で Receiver Service を起動し、受信先として設定します。 41 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Distribution Service Receiver Service トレイル・ファイル Extract Replicat デプロイメントA デプロイメントB ※通常は送信側でDistribution Path を作成しますが、 Receiver Service から構成する ターゲット開始分散パスもあります 受信 送信 ローカル・トレイル リモート・トレイル Distribution Path Distribution Path(分散パス/配信パス)を構成
  37. 2-2 Distribution Path の基本構成 Distribution Path なし Distribution Path はデプロイメント間でトレイル・ファイルをネットワーク配送するための設定です。

    そのため、同一デプロイメント内、または同じトレイル・ファイルを参照できる環境においては、 Distribution Path の構成は不要です。 42 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates ①同一DB基盤内(同一CDB内のPDB間など) かつ同一デプロイメントで ローカル・トレイルを共有できる ②ハブ構成 GGサーバ集約配置(DB/OGG分離、 同一デプロイメントで完結) GoldenGate デプロイメント GoldenGate デプロイメント 主にデプロイメントを跨いでトレイル・ファイルを 渡す場合には、Distribution Path を使います ③共有ストレージにトレイル配置 ※共有ストレージ利用は性能/運用/サポート要件を事前 確認(推奨構成はDistribution/Receiverによる配送) 共有サーバ トレイル・ファイル 格納 参照
  38. 2-2 Distribution Path の基本構成 (1) 単方向(1:1) GoldenGate の構成で最もオーソドックスな構成です。 GoldenGate デプロイメントとDBサーバを分離する構成もあります。

    43 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Distribution Service Receiver Service トレイル・ファイル Extract Replicat GGデプロイメントA GGデプロイメントB 受信 送信 ローカル・トレイル リモート・トレイル
  39. 2-2 Distribution Path の基本構成 (1) 単方向(1:1)Downstream Mining DB によるオフロード ソースDBから直接Extractがトレイルを抽出するのに負荷などの懸念がある場合に選択される構成です。

    ソースDBのRedoログをRedo転送サービスでDownstream Mining DBに転送します。 Extract は Downstream Mining DB からトレイル・ファイルを抽出します。 44 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Distribution Service Receiver Service トレイル・ファイル Extract Replicat GGデプロイメントA GGデプロイメントB 受信 送信 ローカル・トレイル リモート・トレイル ソースDB Redoログ Data Guard の Redo 転送サービス TRANLOGOPTIONS INTEGRATEDPARAMS (downsream_real_time_mine Y | N) Y:リアルタイム・マイニング・モード N:アーカイブ・ログのみモード(デフォルト) 1つのダウンストリーム・マイニング・データベースにREDOを送信するソース・データベースが複数ある場合、それらのソースのうち1つのみがマイニング・データベースのス タンバイREDOログにREDOを送信できます。このソース・データベースからのREDOをマイニングするExtractプロセスはリアルタイム・モードで実行できます。他のソース・デー タベースはすべてアーカイブ・ログのみをダウンストリーム・マイニング・データベースに送信し、このデータを読み取るExtractはアーカイブ・ログのみモードで実行されるよ う構成される必要があります。(引用:Oracle GoldenGate Microservicesドキュメント 23ai) https://docs.oracle.com/cd/G13662_01/coredoc/extract-downstream-extract.html#GUID-86316B75-1754-40A7-972F-0F17D3071F4C Downstream Mining DB
  40. 2-2 Distribution Path の基本構成 (2) 単方向(1:1:1)Cascade 構成 3つ以上の GoldenGate デプロイメントを数珠つなぎ(多段中継、multi-hop)にします。

    中継のデプロイメントは特にDB適用はせず、受信したトレイル・ファイルを中継(再配送)します。 45 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Distribution Service Receiver Service Replicat GGデプロイメントB GGデプロイメントC リモート・トレイル Distribution Service Extract GGデプロイメントA ローカル・トレイル Receiver Service リモート・トレイル 主な用途としては、 • デプロイメントAからCに直接通信できない場合の対応(セキュリティ境界、DMZ、NWポリシー) • 「長距離の転送における途中の回線断」や「デプロイメントCでの障害後の再送処理」に備え、 デプロイメントBで受信トレイル・ファイルの永続化 • 運用分離(デプロイメントA側とC側で責任範囲の明確化)
  41. 2-2 Distribution Path の基本構成 (3) 単方向(1:N)Fan-out 構成 1つのデプロイメントから、複数のデプロイメントへトレイル・ファイルを配送します。 AのDistribution Serviceで宛先ごとにDistribution

    Pathを作成します。 46 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Distribution Service Receiver Service トレイル・ファイル Extract Replicat GGデプロイメントA GGデプロイメントB 受信 送信 ローカル・トレイル リモート・トレイル Receiver Service Replicat GGデプロイメントC 受信 リモート・トレイル 主な用途としては、同一ソースの変更を複数拠点へ配信し、 それぞれのDBで適用したい場合です。 Path 1 Path 2
  42. 2-2 Distribution Path の基本構成 (4) 単方向(N:1)Consolidation 構成 複数のデプロイメントから、1つのデプロイメントへトレイル・ファイルを配送します。 47 Copyright

    © 2026, Oracle and/or its affiliates トレイル・ファイル GGデプロイメントB 送信 GGデプロイメントC 受信 Path 1 Path 2 送信 Receiver Service rt from B Distribution Service Extract ローカル・トレイル Distribution Service Extract ローカル・トレイル GGデプロイメントA rt from C Replicat from B Replicat from C 主な用途としては、各ソースの変更を集約して適用し, 1つのDBで管理したい場合です(DWHなど)。 拠点ごとに異なるトレイル・ファイルが来るので、 トレイル・ファイル毎のREPLICATを構成します。 同一キーの挿入など競合が発生しないように対策します。 (例)キーをグローバルで一意にする リモート・トレイル Receiver Service は一つでも、送信元毎に 別リモート・トレイルとして受けます。
  43. 2-2 Distribution Path の基本構成 (5) 双方向(1:1) GoldenGate は設定次第で双方向にレプリケーションできます。 (前提) 1.

    競合を発生させない設計 or 解決ルール(Conflict Detection and Resolution : CDR)がある 2. 循環適用をさせない設計(Replicatは自分が適用したトランザクションにタグを付け、Extractはタグ付きを除外) 48 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Distribution Service Receiver Service トレイル・ファイル MAにおけるトレイル・ファイル転送イメージ Extract Replicat Distribution Service Receiver Service Extract Replicat 前章スライドの双方向と同内容です
  44. 2-3 GoldenGate のその他構成例 Hub & Spoke 構成 (2) Cascade 構成と

    (3) Fan-out 構成と (4) Consolidation 構成を組み合わせた構成です。 49 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates GGデプロイメントA Distribution Service Extract ローカル・トレイル GGデプロイメントB Distribution Service Extract ローカル・トレイル Distribution Service リモート・トレイル Replicat Receiver Service リモート・トレイル Receiver Service GGデプロイメントC GGデプロイメントD Replicat Receiver Service リモート・トレイル GGデプロイメントE OR Receiver Service Distribution Service Replicat Extract 拠点CのDBに適用し、DBで分析・加工などしてからレプリケーション したい場合、更新したDBからトレイル・ファイルを抽出します。 注)一つのデプロイメントにReciver / Distribution Serviceは各一つ リモート・トレイル ローカル・トレイル 拠点A 拠点B 拠点C 拠点D 拠点E 中継型 適用・ 再配信型
  45. 2-3 GoldenGate のその他構成例 Hub構成と単一障害点 この構成はHubにデータ・フローが集約されるため、Hubが単一障害点になり得ます。 ※前述のCascade構成やDistribution PathなしのHub構成も同様 OCI GoldenGate であれば、ピア・デプロイメントを構成しておき、障害時にはプライマリ・ピアから

    スタンバイ・ピアへスイッチオーバーする構成もできます。 ローカル・ピア:プライマリ・ピアと同じリージョンの異なるAD/FD(Availability Domain / Fault Domain) クロスリージョン・ピア:プライマリ・ピアと異なるリージョン オンプレミスの GoldenGate であれば、同一構成のデプロイメントをすぐに別サーバなどに展開できるようにしてお き、手動でフェイル・オーバーの準備をします。受信トレイル・ファイルの継続性についても検討が必要です。(共 有/レプリケーション/保管設計) 50 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Distribution Service リモート・トレイル Receiver Service GGデプロイメントC 拠点A 拠点B 拠点C 中継型 拠点D 拠点E
  46. 2-3 GoldenGate のその他構成例 Multi-Master 構成 (3) Fan-out 構成と (4) Consolidation

    構成 (5)双方向構成を組み合わせた構成です。 分散DBにおいて、複数拠点で同じマスターとなるように、 各拠点での更新情報をレプリケーション します。 各デプロイメントの基本コンポーネントは 同じになり、図のように受け取る トレイル・ファイル分だけReplicatも 準備するのは、Consolidation構成と同じです。 双方向構成と同様、同一キーの挿入・更新 について、設計で回避するかCDRを作成して 対策します。 51 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates GGデプロイメントA Distribution Service Extract ローカル・トレイル GGデプロイメントB 拠点A 拠点B Replicat from B Receiver Service リモート・トレイル 基本コンポーネントはAと同様 GGデプロイメントC 拠点C 基本コンポーネントはAと同様 Replicat from C
  47. 2-3 GoldenGate のその他構成例 Multi-Master 構成の注意点 注意点①:競合を前提に設計する 複数拠点で同一データ(同一キー)を更新すると、競合が発生し得ます。 基本は キー設計・データオーナーシップ分割で競合を回避し、必要に応じて CDR(競合解決ルール)を定義します。

    注意点②:循環適用(ループ)を防止する Replicatが適用した更新にタグを付け、抽出側で除外するなど、ループ防止の仕組みを組み込みます。 注意点③:運用(監視・復旧・再同期)をセットで設計する 遅延(Lag)やネットワーク断により、拠点間の差分が一時的に拡大します。 監視(Lag/エラー/滞留)と、障害復旧後の 再送・再同期(再初期化)手順を事前に準備します。 52 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates
  48. Agenda 53 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 1

    2 3 3-1 3-2 4 5 トポロジとGoldenGate Distribution Service と その構成 実プロジェクトでの構成例 OnP:19c MA → 23ai MA (DB移行12c → 19c)中央集約配置 OCI GG:23ai MA 本日のまとめ Appendix
  49. 3-1 実プロジェクトでの構成例 OnP:19c MA → 23ai MA (DB移行12c → 19c)中央集約配置

    DB 12c から 19c へのDB移行をしたケースです。 GG 23ai ではDB 12.1はサポート範囲外のため、GG 19c Extract でDB 12c のトレイル・ファイルを作成し、 GG 23ai Replicat でDB 19c に伝播しました。 ※異なるバージョン間の連携は、サポート対応マトリクスを確認してください。 (参考) GoldenGateの動作保証 https://www.oracle.com/jp/integration/goldengate/certifications/ トレイル・ファイルはデプロイメントを跨ぎますが、ソース側とターゲット側のGGデプロイメントが 同居しており、同一ホストで同一ファイルシステム上のトレイル・ファイルを共有できるため、 Distribution Service の構成は不要です。 54 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Extract Replicat DB 12c (12.1) GoldenGate デプロイメント 19c トレイル・ファイルは 同一FS上 DB 19c GoldenGate デプロイメント 23ai 抽出 適用 拠点A 拠点B 拠点C
  50. 3-1 実プロジェクトでの構成例 OnP:19c MA → 23ai MA (DB移行12c → 19c)中央集約配置

    この構成は同一サーバ上に2つのデプロイメントを構成しています。 Microservicesのコンポーネントの各サービスはポートが重複しないよう注意が必要です。 (Sevice Manager、Administration Service、Distribution Service、Receiver Service、Performance Metrics Service) ※Distribution Path を構成しない場合でも、 Distribution Service、Receiver Service自体は起動していますので、 ポートが重複しないよう設計します 55 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates Extract Replicat DB 12c (12.1) GoldenGate デプロイメント 19c トレイル・ファイルは 同一FS上 DB 19c GoldenGate デプロイメント 23ai 抽出 適用 GoldenGateサーバー ソースDB ターゲットDB 拠点A 拠点B 拠点C
  51. 3-2 実プロジェクトでの構成例 OCI GG:23ai MA MTA (Multi-Tenant Architecture)のソースDBで、複数のPDBに対してExtractを一つずつ構成します。 GoldenGateデプロイメントはソースDB側/ターゲットDB側それぞれに構成します。 単方向(1:1)の構成ですが、MTAでDBが論理的に分かれており、Extract/ReplicatもPDB毎に用意しています。

    56 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates GoldenGate デプロイメント Extract Extract GoldenGate デプロイメント Replicat Replicat Distribution Service Receiver Service ローカル・トレイルA ローカル・トレイルB リモート・トレイルA リモート・トレイルB PDB A PDB B PDB A PDB B CDBでは全PDBで一つのRedoログを持ってい ます。 そのため、一つのCDBに対して複数のExtract プロセスがある場合、その数に応じてRedo ログの読込が増加します。 ※CPU/IO負荷に注意 ※受信トレイルはPDB/送 信元ごとに分離 拠点A 拠点B Path for PDB A Path for PDB B
  52. 3-2 実プロジェクトでの構成例 OCI GG:23ai MA ※Downstream Mining 構成 前頁ではPDB毎にExtractを構成するとその数に応じてRedoログを読むためマイニング負荷が高くなっていました。 現行DBへの負荷増加を許容できないDBについては、Downstream

    Mining 構成としてオフロードしました。 57 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates GoldenGate デプロイメント GoldenGate デプロイメント Replicat Replicat Distribution Service Receiver Service リモート・トレイルA リモート・トレイルB PDB A PDB B ※受信トレイルはPDB/送 信元ごとに分離 Redoログ Redoログ転送を行う 必要に応じてスタンバイRedoログを構成し、 リアルタイム・モードでDownstream Extract プロセスを構成 スタンバイ Redoログ Mining DB ソース DB ターゲット DB 拠点A 拠点B 拠点C Extract for PDB A ローカル・トレイルA ローカル・トレイルB PDB A PDB B Extract for PDB B PDB別トレイル(A/B)ごとに Pathを分けて送信するため、受 信トレイルも分離 ソースCDB ターゲットCDB
  53. 3-2 実プロジェクトでの構成例 OCI GG:23ai MA MTA構成とrootレベルExtract rootレベルExtractについては注意が必要です。 GoldenGate 23ai 以降では、通常の構成ではPDB毎のExtractレベルのユーザのみの連携を推奨しています。

    Downstream Mining 構成においては、共通ユーザーを使用したrootレベルのExtractを使用します。 ※使用される時には最新版のマニュアルをご参照ください 引用:リリース・ノート(23.10) https://docs.oracle.com/cd/G13662_01/release-notes/new-features.html#GUID-D85D0190-05E6-47A3-9C1D-3645C2CBCBCB リリース23ai (23.9): 2025年9月 バグ38347906: Oracle - rootレベルExtractではなくPDBごとの取得用にExtractを作成することの推奨 ダウンストリーム・マイニング用にExtractを構成する場合を除き、共通ユーザーc##ggadminを使用してrootレベル・アクセスでExtractを設定することはお薦め しません。 この機能は、「リリース23ai: 2024年5月」で導入された機能よりも優先されます。 リリース23ai: 2024年5月 Oracle GoldenGate 23aiによるPDBごとのExtractレベルのユーザーのみとの連携 Oracle GoldenGate 23aiは、PDBごとのExtractのみを使用して取得します。共通ユーザー(c##ggadmin)を使用した、ルート・レベルのアクセスはできません。詳細 は、Oracle GoldenGate Microservicesドキュメントのマルチテナント・コンテナ・データベースの構成を参照してください 58 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates
  54. Agenda 59 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 1

    2 3 4 5 トポロジとGoldenGate Distribution Service と その構成 実プロジェクトでの構成例 本日のまとめ Appendix
  55. 4 本日のまとめ 1. トポロジとGoldenGate • 「どのノードが、どの経路で、どの方向にデータを送るか」という接続形態(構成パターン) GGにおいては、複雑な構成もいくつかの基本構成の組み合わせと言える • 単方向(1:1)構成、Cascade 構成、Fan-out

    構成、Consolidation 構成、双方向(1:1)構成 2. Distribution Service とその構成 • Distribution Path = デプロイメント間のトレイル配送定義 • GoldenGateにおける実装を踏まえた、基本構成と複雑な例(Hub & Spoke 構成、Multi-Master 構成)紹介 双方向構成:循環適用の防止、キーが重複しない設計が前提、CDRによる競合時ルール化で補完 Hub & Spoke 構成:Hubは単一障害点となるため、別途冗長化の検討が必要 Multi-Master 構成:連携先は複数だが、双方向構成と考え方は同様 3. 実プロジェクトでの構成例 • OnP:19c MA → 23ai MA (DB移行12c → 19c)中央集約配置 単方向(1:1)構成だが、GG 23ai は DB 12c をサポートしないため、 デプロイメントはGG 23ai/19c の2つ • OCI GG:23ai MA PDB毎にExtract / Replicat を構成する設計 ソースDBの負荷増の懸念がある場合は、Downstream Mining 構成で負荷をオフロード 60 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates
  56. Agenda 61 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates 1

    2 3 4 5 トポロジとGoldenGate Distribution Service と その構成 実プロジェクトでの構成例 本日のまとめ Appendix
  57. 5 Appendix 参考資料 • Oracle® GoldenGate Microservices Architectureドキュメント (23ai) https://docs.oracle.com/cd/G13662_01/coredoc/

    • Oracle® GoldenGate パラメータおよび機能リファレンス・ガイド 23ai https://docs.oracle.com/cd/G13662_01/reference/index.html#GUID-34A0589B-1450-4BC9-A573-683895AAA1EC • Oracle® GoldenGate コマンド・ライン・インタフェース・リファレンス 23ai https://docs.oracle.com/cd/G13662_01/gclir/index.html 62 Copyright © 2026, Oracle and/or its affiliates