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Oracle Cloud Infrastructure IaaS 新機能アップデート 2024...

Oracle Cloud Infrastructure IaaS 新機能アップデート 2024/9 - 2024/11

Oracle Cloud Infrastructure IaaS 新機能アップデート 2024/9 - 2024/11

Oracle Cloud Infrastructureの新機能の中から、主にIaaSに関する主要なアップデート情報を1機能1スライド程度でまとめてご紹介しています。
2024年9月~2024年11月の3ヶ月分の新機能について説明しています。
本資料の内容は作成時点での情報です。最新情報や詳細は必ずマニュアル等をご確認ください。

2024/12/11: 初版アップロード

oracle4engineer

December 10, 2024
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  1. Oracle Cloud Infrastructure 新機能アップデート 2024/9 ~ 2024/11 Oracle Cloud Infrastructure

    IaaS 新機能アップデート 2024/12/11 日本オラクル株式会社 OCIソリューション部
  2. 機能強化とバグ修正 機能強化 • 管理ステーションのミラー同期でプロファイルで使用されるソフトウェア・ソースが含まれるように • 管理ステーションの登録の際に、必要なベンダー・ソフトウェア・ソースが自動的にアタッチされるように • 管理ステーションの作業リクエストの数を削減 • Oracle

    Linux 8/9用のOracle Cloud Native Environment 1.9のソフトウェア・ソースが追加 • Kspliceの更新が失敗した際のエラー・メッセージが改善 • ポリシー変数が追加され、権限管理が改善 • アドバイザリおよび更新のコンソールの表示が改善 バグ修正 • 管理ステーションのプロキシおよびミラー・リスニング・ポートの更新に関する問題を修正 • 一部のパッケージ・リストからカスタム・ソフトウェア・ソースを作成できない問題を修正 • 作成失敗、更新中、作成中のソフトウェア・ソースをグループに追加できてしまう問題を修正 • 使用可能なパッケージのリストに重複するパッケージが表示される問題を修正 • Oracle Linux 7での機能拡張の更新をインストールする際の問題を修正 • スケジュールされたジョブの削除に関する問題を修正 [OS Management Hub] 管理ステーションの改善とソフトウェア・ソースの追加 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 3 2024/9/17 リリースノート:Management station improvements and new software sources https://docs.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/os-management-hub/release-2.1.htm • target.profile.compartment.id • target.softwareSource.compartment.id ルートコンパートメントのリソースを参照するための変数が追加(ドキュメント)
  3. 遂にAMDの最新シェイプがOCVSでも利用可能に。E4シェイプの代替シェイプとして活用を 第4世代EPYCプロセッサ (Genoa) を搭載したBM.Standard.E5シェイプがOCVSで利用可能になり、E4よりもさらに高 性能なVMware環境基盤を提供可能に • BM.Standard.E5は、E4と比較しパフォーマンスが最大2倍に向上した高性能シェイプ(OCI Blog) • AMD

    EPYC 9J14 × 2基 • DDR5規格かつメモリチャネル × 12 [OCVS] BM.Standard.E5シェイプがOCVSで利用可能に Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 4 2024/9/19 リリースノート: AMD E5 standard shape now available for OCI VMware Solution シェイプ名 OCPU数 メモリー (GB) ネットワーク帯域 (Gbps) BM.Standard.E5 192 2,304 100 × 1 BM.Standard.E4 128 2,048 50 × 2 • OCVSにおける仕様や注意点 • 使用可能なコア数:48, 96, 144, 192 • Standardシェイプクラスタの仕様に注意 • 最大32ホストのクラスタを構成可能 • 月次価格設定コミットメントと単一ホストコミットメントは非サポート • 2024/10/7現在、同一シェイプのクラスタへの追加のみサポート (右図, FAQ - サポートされるシェイプ・マトリックス)
  4. 「アラームの抑制」機能が、複数のアラームに同時に適用・削除できるように変更 モニタリングのコンソール画面「アラーム定義」メニューから、 抑制を適用/削除したいアラームにチェック、 「Actions」ボタンから「Add/Remove suppressions」を選択 <注意> • コンソールでのみ使用可能 • コンソールではアラーム抑制のタグ付けは使用不可、新しいアラーム

    抑制にタグ付けするには、SDK、CLIまたはAPIを使用 • 「Suppress per Dimension」*は、複数アラームに同時追加不可 *Suppress per Dimension:メトリック・ストリーム別のメッセージの分割 を 選択している場合のみ使用可能 [Monitoring] 複数のアラームを一度に抑制可能に Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 5 2024/9/20 リリースノート: [Monitoring] Suppress many alarms at once https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/releasenotes/monitoring/suppress-many.htm OCIドキュメント: [Monitoring] Suppressing Multiple Alarms https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/Content/Monitoring/Tasks/create-alarm-suppression-multiple.htm#top
  5. インテントベースのセキュリティを介して機密データを不正アクセスから保護する新サービス ネットワーク外部でセキュリティを管理することにより、セ キュリティとネットワークの両方を簡素化 • セキュリティ責任者が人間の言語でZPRポリシーを記 載 • 言語 : ZPL(Zero-trust

    Policy Language) • ZPRポリシーには、セキュリティ属性とアクセスルールが記 載される • 例 : in networks:Net 1 VCN allow apps:App-1 to connect to apps:DB-1 • OCIリソースにセキュリティ属性を付与 • 対象リソース(2024/10現在) • Compute / Database / NSG / VCN(in句内のみ) • 今後拡充予定 • ZPRがポリシーを解釈し、ネットワークレベルでセキュリ ティを強制 [Zero Trust Packet Routing] Zero Trust Packet Routingが使用可能に Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 6 2024/10/1
  6. コンピュート・インスタンスのサイジングやコストの最適化 • フレキシブル・シェイプでデスクトップ・プールのOCPU数とメモリ量を 柔軟にカスタマイズ可能に。柔軟なサイジングが可能。 • フレキシブル・シェイプの場合、バースト可能インスタンスによって CPU負荷のスパイクに対応することも可能。 • 注)DVHでは利用不可 [Secure

    Desktops] セキュア・デスクトップの新機能1 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 7 フレキシブル・シェイプおよびバースト可能インスタンスの対応 OCPU数とメモリサイズを個別に指定。 1 OCPU、1GB単位で増減可能。 プール内ではすべて同一設定 平常時はベースライン%のCPUを使用 し必要な際にはバースト。 (ただし、OCPU数 x ベースライン% が 1以上である必要がある。) • 使用していないデスクトップおよびスタンバイ・インスタンスを自動的 に休止することで、コスト削減が可能。 • デスクトップ上で何もアクションがない場合に、猶予期間を待ってから セッションを切断 • セッションの切断後、猶予期間を待ってからデスクトップを休止(=イン スタンスが停止) • 再度アクセスすると以前の実行状態で復元される。 • 注)デスクトップ・プールのスケジューリング機能とは併用不可 デスクトップの休止(Hibernation) 非アクティブ時の切断 (猶予時間5~1440分で指定) 切断後の停止 (猶予時間15~1440分で指定) 2024/10/9
  7. デスクトップ・アクセスのセキュリティ向上、ユーザビリティの向上 セキュア・デスクトップの新機能2 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 8

    • プライベート・エンドポイントを使用することで、VCNまたはオンプレミス・ ネットワークからOCI内のデスクトップにプライベート・ネットワークでアクセ スすることが可能 • プライベート・エンドポイントを配置するサブネットを指定。 • デスクトップ・プールごとにプライベート・アクセス・ネットワークのドメイン名が設 定される。 プライベート・デスクトップ・アクセス オンプレミス ネットワーク OCI セキュア・デスクトップ プライベート・エンドポイント VCN FastConnect VPN クライアント端末 • インストール済クライアントで複数モニターの使用をサポート • デスクトップをモニター間で移動したり拡張することが可能。 • 最大3つのモニターを使用可能 • サポートされる端末のOS:Microsoft Windows 10/11、Oracle Linux 7/8、MacOS マルチ・モニターのサポート 2024/10/9
  8. DNSは元々レスポンスの検証をしないため、キャッシュポイズニングな どの脅威があった。 DNSSEC (Domain Name System Security Extensions)は DNSレスポンスの •

    整合性(転送中にメッセージが変更されなかった) • 信頼性(データが予想されるソースから取得された) を検証し、DNSのセキュリティを向上させる機能 ※DNSSECはプライベート・ゾーンではサポートされていません [Networking] DNSSECがパブリックゾーンで使用可能に Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 9 2024/10/15 プライマリDNS DNS ORACLE DNS フルサービスリゾルバ (再帰DNS) クライアント (スタブリゾルバ) DNS www.example.com? 1.1.1.1 を応答 検証 関連ブログ:https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/oci- public-dns-support-dnssec
  9. 以下の場合での顧客管理キーの指定が可能になった • ボリューム/ボリューム・グループのクロス・リージョン・レプリケーションを有効にする • スケジュール済ボリューム・バックアップ/ボリューム・グループ・バックアップの自動クロス・リージョン・コピーを有効にする <リージョン間操作のための顧客管理暗号化キーの要件> • リージョン間操作の宛先リージョンに存在する暗号化キーのOCIDが必要 例)東京リージョンから大阪リージョンにレプリケーションしたい場合のOCIDの形式 •

    リージョン間操作に顧客管理の暗号化キーを指定しない場合、Oracle管理の暗号化がデフォルトで使用され、これ らの要件は適用されない [Block Volume] クロス・リージョン・ボリューム操作で顧客管理キーの指定をサポート ocid1.key.oc1.ap-osaka-1.<unique_ID> Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 10 2024/10/15 リリースノート: [Block Volume] Customer-managed keys for cross region volume operations https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/releasenotes/blockvolume/crossregion-vault-encryption-keys.htm OCIドキュメント: [Block Volume] Managing Vault Encryption Keys for Block Volume https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/Content/Block/Concepts/managingblockencryptionkeys.htm#managingblockencryptionkeys OCIドキュメント: [Block Volume] Requirements for Customer-Managed Encryption Keys for Cross-Region Operations https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en- us/iaas/Content/Block/Concepts/managingblockencryptionkeys.htm#blockvolumeencryption_crossregionkeys
  10. 変更されたブロックを direct APIs で追跡し、バックアップ間の差分データを直接識別可能に • 3rd partyのバックアップソリューションがOCIのブロックボリュームに対応する際などに特に有用 • direct APIs

    を使用すると、2 つのバックアップ間で変更されたブロックを識別し、差分データを直接取得できるため、2 つのバックアップ から2つのフルボリュームを復元して比較・処理する必要がなくなる <使用方法> 1. 最初と 2 番目のバックアップ OCID をソースとして指定し、変更されたブロックを含むボリュームを作成 2. iSCSI アタッチメントを使用し、ボリュームを Linux ベースのインスタンスに接続 * 準仮想化アタッチメント / Windows ベースのインスタンスへのアタッチメント は非対応 3. SCSI GET LBA STATUS コマンドで、接続されたボリュームをスキャンして変更されたブロックを検索して取得 4. ボリュームの処理が完了したら、ボリュームを削除 * ボリュームをインスタンスから切断してデタッチする必要あり * プロセスはバックアップから通常のリカバリ・ボリュームを作成する場合と同じだが、このリカバリ・ボリュームは 2 バックアップ間の差分のみを含む [Block Volume] Block Volume Direct API によるブロック変更の追跡が登場 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 11 2024/10/15 リリースノート: [Block Volume] Changed block tracking with Block Volume direct APIs https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/releasenotes/blockvolume/changed-block-tracking.htm OCIドキュメント: [Block Volume] Direct APIs for Changed Block Tracking Between Two Backups https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/Content/Block/Tasks/restoringdeltabetweenbackups.htm# Blog: Announcing OCI Block Volume Direct APIs for changed block tracking between backups https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/block-volume-direct-apis-changed-block-tracking
  11. 変更されたブロックを direct APIs で追跡し、バックアップ間の差分データを直接識別可能に <制限事項と考慮事項> * 一部のみ列挙、詳しくは下記リンクの「Limitations and Considerations」を参照 •

    ブロック・ボリューム/ブート・ボリュームのバックアップでサポート • ボリューム・グループ・バックアップの場合、個々のボリューム・バックアップの変更されたブロックを取得 • 復元されたボリュームは、通常のボリュームと同様の使用は不可 (通常使用不可とは:使用可能なファイル・システムが存在せず、ファイル・システムを作成してマウントすることもできない など) • スキャン長について • コスト:変更されたブロック取得のために作成されたボリュームは、バックアップ元のソースボリュームと同じサイズになり、それに応じた Oracle Cloud ストレージ料金で課金 ➢ 1 秒単位の粒度で計測・課金されるため、変更されたブロックの処理が完了後すぐに、リカバリ・ボリュームの削除を推奨 [Block Volume] Block Volume Direct API によるブロック変更の追跡が登場 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 12 2024/10/15 リリースノート: [Block Volume] Changed block tracking with Block Volume direct APIs https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/releasenotes/blockvolume/changed-block-tracking.htm OCIドキュメント: [Block Volume] Direct APIs for Changed Block Tracking Between Two Backups/Limitations and Considerations https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/Content/Block/Tasks/restoringdeltabetweenbackups.htm#limitations Blog: Announcing OCI Block Volume Direct APIs for changed block tracking between backups https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/block-volume-direct-apis-changed-block-tracking 推奨 最大 1 GB 相当の論理ブロック 1 GB 超過 非対応、出力は未定義 0 or 未指定 スキャン長がボリューム全体とみなされ、1 GB の制限が適用
  12. [Networking] FastConnectの冗長性の改善 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 13

    2024/10/22 FastConnectの冗長構成を簡単に構築、確認するために以下の2点が追加された 1. 一度にFastConnectを2つ作成できるようになった ※Layer3接続の場合、冗長構成になっている場合があることが表示されるように ※Layer2接続で異なるパートナーでの冗長構成とる場合は、OCI側の異なる デバイスに割り当てされるようにパートナーに伝える必要がある 2. 仮想回線の「冗長性レベル」と「IPv4,IPv6冗長性」の表示 ➢ 冗長レベル: • FastConnectロケーションレベルの冗長性 • デバイスレベルの冗長性 • 非冗長(単一のFastConnect) ➢ IPv4,IPv6冗長性: • 冗長構成かつBGP状態が稼働中の場合は 「構成の一致」と表示 • 非冗長もしくはBGP状態が停止の場合は 「SLAを満たしていません」と表示
  13. クラウド移行サービスを使ってAWS EC2の仮想マシンをOCIコンピュートのVMインスタンスに移行 • これまでVMware上の仮想マシン移行にのみ対応していたクラウド移行サービス(Oracle Cloud Migrations)で、 AWS EC2インスタンスをOCIのコンピュートVMインスタンスに移行することが可能になった。 • ソース環境がAWS

    EC2の場合は、エージェントレスの構成のためセットアップも容易。 • サポート対象:EC2 x86インスタンス(EBS backed)、 EBSボリューム • 詳細: https://docs.oracle.com/en-us/iaas/Content/cloud-migration/cloud-migration-requirements-specifications.htm • 移行プロセス 1. AWS上のリソースを検出。 2. 検出されたアセットはインベントリ内で管理。 3. 移行対象のアセットを登録。移行先のOCI構成を移行プランとして作成。 4. 手動もしくはスケジュール実行でレプリケーションを実行。 5. 移行プランに沿ったリソース・マネージャのスタックが生成され、スタックをデプロイすることでOCI上のインスタンスとして起動する。 [Oracle Cloud Migrations] AWS EC2からOCIコンピュートへの移行に対応 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 14 2024/10/22 検出 インベントリ アセットと計画 レプリケーション 移行 関連ブログ:https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/migrations-now-migrate-aws-ec2-vm-instances-oci
  14. ファイル・システム、マウント・ターゲットなどのファイル・ストレージ・リソースにロックをかけ、変更防止が可能に [File Storage] リソース・ロックの提供開始 Copyright © 2024, Oracle and/or its

    affiliates 15 2024/10/23 リリースノート: [File Storage] Resource locking for File Storage https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/releasenotes/filestorage/resource-locking.htms OCIドキュメント: [File Storage] Locking a File System https://docs.public.oneportal.content.oci.oraclecloud.com/en-us/iaas/Content/File/Tasks/lock-file-system.htm#top ファイル・ストレージ・リソースをロックすると、そのリソースの更新、移動および削除 を防止でき、リソースの改ざんに対する保護に役立つ <リソース・ロックのタイプ> • 削除ロック:リソースの削除を防止 • 完全ロック:リソースの更新、移動、削除を防止 <注意> • 一度に追加または削除できるロック・タイプは1つのみだが、両方のロックを リソースに適用可能 ➢ 例えば、最初は削除ロックを適用し、あとで完全ロックを適用する など • ロックを設定したユーザーはロック所有者 • ロック権限を持つ認可ユーザー、またはテナンシのグローバル管理権限を 持つユーザーには、テナンシ内のロックの作成および削除と、ロックの上書 きまたは削除が可能
  15. 管理ステーションの高可用性構成、ポリシー・アドバイザが新機能として登場 管理ステーションのHA構成が可能に オンプレミス、サードパーティ・クラウドでOS管理ハブを使用する際に、ミラー兼プ ロキシ・サーバーとして配置する管理ステーションを、冗長構成で作成できるよ うになりました。 ミラーされたリポジトリのデータを保持するストレージには共有ストレージを使用 することも可能です。 ポリシー・アドバイザが登場 OS管理ハブを使用するために必要なグループ、動的グループ、ポリシーを一括 作成するウィザードが利用可能になりました。

    その他の機能強化 • ソフトウェア・ソースにOracle Linux 8, 9のOracle Cloud Native Environment 2.0が追加 • パッケージ検索の検索結果の表示順を改善 バグ修正 • 管理ステーションのミラーされたソフトウェア・ソースのリストを検索する際の問題を修正 • カスタム・ソフトウェア・ソースでスナップショットを作成する際のperlのモジュール・ストリームの問題を修正 • プロファイル作成時に削除済みの管理ステーションを選択できてしまう問題を修正 [OS Management Hub] OS管理ハブの機能強化とバグ修正 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 16 2024/10/29 管理ステーションのHA構成 ( https://docs.oracle.com/ja-jp/iaas/osmh/doc/high-availability-station.htm ) リリースノート:Management station improvements and new software sources https://docs.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/os-management-hub/release-2.2.htm
  16. OCIコンソールやAPIも新クラウドサポートポータル「My Oracle Cloud Support」移行に対応 Oracle Cloudコンソールのサポート・センターが、新しく導入されたMy Oracle Cloud Supportと同じバックエンドを使用するように移行 された。また、CLI/SDK/APIも新しいMy

    Oracle Cloud Supportに対応。 • 既存のサポート・リクエストの移行 • 既存のSRは、「4-」からはじまる移行後のSR番号だけでなく「3-」から始まる旧SR番号も一覧表示される。 • CSIからユーザー・グループによる制御に移行 • 従来のCSIは「ユーザー・グループ」に移行された。既存のユーザーも移行された。 • テクニカル・サポート・リクエスト作成時には、関連付けるユーザー・グループを選択。 • サポート・リクエストを更新するには、ユーザー・アカウントに、サポート・リクエストに指定されたユーザー・グループ内の編集権限が 必要。 • 新規のOCIユーザーは、My Oracle Cloud SupportにCloudアカウントでログインするとそのテナンシのデフォルトのユーザー・グループ に追加され、そのユーザー・グループの権限に従ってSRの作成や閲覧が可能。 • OCIコンソールのサポート・センターからMy Oracle Cloud Supportに連携するには、ユーザーのプロファイルに適切な電子メールアド レスが登録されている必要がある。 [Support Management] My Oracle Cloud Supportへの移行 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 17 2024/11/11, 11/19 新しいMy Oracle Cloud Supportについてのご案内 • 新クラウドサポートポータル (My Oracle Cloud Support) のご案内(PDF) • Oracle Cloud Support ご利用ガイド 全般_2024年11月11日版 (PDF)
  17. OCIコンソールのサポート・センター内テクニカルSR画面 [Support Management] My Oracle Cloud Supportへの移行 Copyright © 2024,

    Oracle and/or its affiliates 18 4-から始まる移行後のSR番号 3-から始まる移行前の旧SR番号 (移行後に新規作成されたSRに は旧番号は存在しない) SR起票時にはユーザー・グループを選択 2024/11/11, 11/19
  18. 機能改善とバグ修正 機能改善 • 管理ステーションをOCIコンソールの管理ステーションの詳細ページから登録解除する機能が追加 • ジョブのログが改善され、カスタム・ソフトウェア・ソースがユーザーに分かりやすい表示名で表示されるように (インスタンスのOS側で認識するカスタム・ソフトウェア・ソースのリポジトリ名が、OS管理ハブでのカスタム・ソフトウェア・ ソースの表示名と一致するように改善) バグ修正 •

    カスタム・ソフトウェア・ソースでKspliceのユーザー空間のパッチを適用する際の問題を修正 • パッケージ検索で、パッケージが複数のベンダー・ソフトウェア・ソースに含まれる場合の検索結果の表示の問題を修正 • グループのパッケージをリスト表示する際の「Latest only(最新のバージョンのみ表示)」のフィルタ機能の問題を修正 • スケジュールされたジョブのタブに全てのジョブが表示されない問題を修正 [OS Management Hub] OS管理ハブのユーザビリティが向上 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 19 2024/11/26 リリースノート:Usability improvements for OS Management Hub https://docs.oracle.com/en-us/iaas/releasenotes/os-management-hub/release-2.3.htm
  19. OL6のExtended Supportが終了、OL7はExtended Supportに移行 • 2024年12月をもってOracle Linux 6のExtended Supportが終了します。 Sustaining Supportに移行するため、新規のOracle

    Linux 6のイメージはOCIで今後提供されません。 • 2025年1月よりOracle Linux 7はPremier SupportからExtended Supportに移行します。 [Compute] Oracle Linuxのサポート期限について Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 20 2024/11/26 Oracle Linuxのサポート状況 Lifetime Support Policy: Coverage for Oracle Open Source Software より リリースノート: Oracle Linux 6 Extended Support Ends December 2024 Oracle Linux 7 Moves to Extended Support January 2025
  20. 時間駆動のユースケースに対応可能に リソース・スケジューラは設定した時間にリソースを起動/停止するための無償サービスで、対象のリソースとしてFunctions がサポートされた。 [Resource Scheduler/Functions] リソース・スケジューラでFunctionsを利用可能に Copyright © 2024, Oracle

    and/or its affiliates 22 これにより、以下のようなユースケースに対応可能に • 定期的なAPIポーリング • 新しいデータを用いた機械学習モデルの定期的なト レーニング • 在庫再注文などの週次/月次の計算を必要とする 処理 • トレンドデータ分析 • 定期的なコンプライアンスチェックやセキュリティスキャ ン • データの自動バックアップやアーカイブ 関連ブログ:https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/oci-functions-scheduled
  21. ファイル・ストレージのレプリケーションでのRPOの改善 従来はファイル・ストレージの最小レプリケーション間隔は60分だったが、最小15分に短縮された。 これにより、DR構成でのRPOを短縮することが可能になった。 [File Storage] ファイル・システムの最小レプリケーション間隔の短縮 Copyright © 2024, Oracle

    and/or its affiliates 23 関連ブログ:Enhanced RPO with OCI File Storage https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/enhanced-rpo-with-oci-file-storage-service Tokyoリージョン ソース・ ファイル・システム Osakaリージョン レプリケーション スナップショット 復習:ファイル・システムのレプリケーションとは? • 指定した間隔でレプリケーション・スナップショットが取得され、 別リージョンのファイル・システムにレプリケートする。 • 初期同期完了以降は差分のみレプリケーションされる。 ターゲット・ ファイル・システム レプリケーション スナップショット レプリケーション
  22. 詳細は担当営業までお問い合わせください [Compute] GPU利用可能シェイプの拡充 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates

    24 GPU.4.8 ベアメタル NVIDIA 8 x A100 40 GB 320 GB GPU メモリ 27.2 TB 内蔵 NVMe 100 Gb/秒 フロントエンド・ ネットワーク 注文可能 注文可能 前世代の NVIDIA P100、V100 GPUも提供中 GPU.A10.1 GPU.A10.2 GPU.A10.4 VM, ベアメタル NVIDIA 1 x A10 24 GB 2 x A10 24 GB 4 x A10 24 GB GPU.GB200.4 NVL72 (18 ノード/ラック) ベアメタル NVIDIA 36 Grace CPUs 72 Blackwell GPUs 13.5 TB GPU メモリ 30.7 TB GPU+CPU メモリ 553 TB 内蔵 NVMe 7,200 Gb/sec フロントエンド・ ネットワーク GPU.B200.8 ベアメタル NVIDIA 8 x B200 192 GB 1.5 TB GPU メモリ 30.7 TB 内蔵 NVMe 400 Gb/sec フロントエンド・ ネットワーク GPU.H200.8 ベアメタル NVIDIA 8 x H200 141 GB 1.1 TB GPU メモリ 30.7 TB 内蔵 NVMe 200 Gb/sec フロントエンド・ ネットワーク GPU.H100.8 ベアメタル NVIDIA 8 x H100 80 GB 640 GB GPU メモリ 61.4 TB 内蔵 NVMe 100 Gb/秒 フロントエンド・ ネットワーク GPU.A100-v2.8 ベアメタル NVIDIA 8 x A100 80 GB 640 GB GPU メモリ 27.2 TB 内蔵 NVMe 100 Gb/秒 フロントエンド・ ネットワーク GPU.L40S.4 ベアメタル NVIDIA 4 x L40S 48 GB 192 GB GPU メモリ 7.7 TB 内蔵 NVMe 200 Gb/秒 フロントエンド・ ネットワーク GPU.A100.1 GPU.H100.1 VM NVIDIA 1 x A100 80 GB 1 x H100 80 GB 提供開始 リリース予定 大規模スケールアウト- AIモデルトレーニング、推論、ファインチューニングなど 中規模 小規模 オブジェクト・ストレージ または FSS FSS HPMT — マウントターゲットごとに20/40/80 Gb/秒 Managed Lustre—1TB容量あたり 8Gb/秒 提供中 リリース予定 ベアメタル AMD 8 x MI300X 192GB GPU.MI300X.8 1,536 GB GPU メモリ 30.7 TB 内蔵 NVMe 100 Gb/秒 フロントエンド・ ネットワーク 提供開始 OCI Superclusters 3,840 GPUs 32,768 GPUs 32,768 GPUs 16,384 GPUs 16,384 GPUs 65,536 GPUs 131,072 GPUs 100,000+ GPUs 800 Gb/秒 RDMA 1,600 Gb/秒 RDMA 1,600 Gb/秒 RDMA 3,200 Gb/秒 RDMA 3,200 Gb/秒 RDMA 3,200 Gb/秒 RDMA 3,200 Gb/秒 RDMA 28,800 Gb/秒 RDMA 提供中 提供中 提供中 提供中 注文可能 注文可能 提供開始 注文可能 関連ブログ:https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/ja-ga-compute-nvidia-l40s-gpu-ai-omniverse https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/ja-ann-ga-oci-compute-amd-mi300x-gpus https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/worlds-largest-ai-supercomputer-in-the-cloud https://blogs.oracle.com/cloud-infrastructure/post/now-ga-largest-ai-supercomputer-oci-nvidia-h200 提供開始 提供開始
  23. 詳細は CSS 営業までお問い合わせください サポート・センターに OCI 向け CSS サービス (Oracle Cloud

    Success Protection Service) の登録ボタンが表示される ようになった サービス内容 https://www.oracle.com/customer-success/run-and-operate/assurance-protection/ 詳細はオラクルの CSS 担当営業までお問い合わせください。 [OCI コンソール] OCI 向け CSS サービス登録 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates 25
  24. https://oracle-japan.github.io/ocidocs/ 各サービスや機能カットの資料などを掲載 OCI活用資料集:日本語技術資料 Copyright © 2024, Oracle and/or its affiliates

    26 最近アップデートされた資料 Oracle Cloud Migrations Service概要 October 29, 2024 ヘルスチェック & トラフィック管理 October 24, 2024 イベント・サービス概要 October 24, 2024 DNS 概要 October 24, 2024 OS管理ハブ概要 October 16, 2024 OCI セキュア・デスクトップ 概要 September 13, 2024 Oracle Cloud Infrastructure 技術概要 September 11, 2024 OCI Oracle Database Services新機能アップデート 2024/6 - 2024/8 September 11, 2024 Oracle Cloud Infrastructure IaaS 新機能アップデート 2024/6 - 2024/8 September 10, 2024
  25. https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/oci-information Oracle Cloud Infrastructure 主要情報一覧 Copyright © 2024, Oracle and/or

    its affiliates 27 1 2 Oracleアーキテクチャ・センター https://docs.oracle.com/ja/solutions/ クラウド環境の検討や実装に役立つように設計されたリファレンス・アーキテクチャとソリューショ ン・プレイブックのカタログを多数掲載。ダウンロード、カスタマイズ、およびデプロイできるコードま たはスクリプトも含む。解説ブログはこちら。 3 OCIサービスアップデート https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/category/o4e-oci-service- update 毎月公開するOCIのサービス・アップデート情報をスライドで分かり易く説明。各サービスの 詳細なアップデート情報は、各サービスのドキュメントや「OCI活用資料集」をご覧ください。 5 OCIお客様活用事例 https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/oci-customer-reference OCIを活用したお客様の事例のご紹介。データベースはもちろんのこと、アナリティックス、セ キュリティ、システム管理、コンテンツ管理、ブロックチェーン、チャットボットなど様々なサービスの お客様事例をご紹介します。 OCI活用資料集 https://oracle-japan.github.io/ocidocs/ OCIを使ってみたい! という方のための技術ドキュメント集。 OCIのサービス別技術資料をはじめ、 PPTスライドを中心とした公開ドキュメントや、セミナーで使用した資料をアップロードしています。 6 OCIセミナー情報 https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/post/oci-seminar 今後開催予定のウェビナー(含むハンズオントレーニング)についてご案内します。 ほぼ毎週+ハンズオンを様々なテーマで開催中! チュートリアル: OCI を使ってみよう https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/ OCIを使ってみよう! という人のためのチュートリアル集。各項ごとに画面ショットなどを交えなが らステップ・バイ・ステップで、OCIの機能についてひととおり学習することができます。 7 OCIドキュメント https://docs.cloud.oracle.com/ja-jp/iaas/Content/home.htm 各サービスの公式マニュアルです。 8 Oracle Code Night https://oracle-code-tokyo-dev.connpass.com/ オラクルのテクノロジーだけに限定しない、Developer(開発者)のDeveloper(開発 者)によるDeveloper(開発者)のための開発者向けコミュニティ Meetup セミナー。 ほぼ毎週 様々なテーマで開催中! 9 Oracle LiveLabs https://apexapps.oracle.com/pls/apex/dbpm/r/livelabs/home お客さまのクラウド環境ですぐに利用できる、ハンズオン・ワークショップを多数掲載。画面 キャプチャおよび実行コマンドを記載、実環境にて順を追って操作方法を学習することが可能 です。ブラウザの翻訳機能でご利用ください。 4 10 • OCIの主要技術情報一覧です。ご興味にあわせた情報を公開しております。 OCI:サービス別資料一覧 https://blogs.oracle.com/oracle4engineer/column_cloud_material OCIの個別サービス毎の、概要資料、技術資料、チュートリアルへのリンク一覧です。