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【Oracle Cloud ウェビナー】コンテナ/Kubernetesを活用したい方向け|エン...

【Oracle Cloud ウェビナー】コンテナ/Kubernetesを活用したい方向け|エンタープライズ企業における活用事例とその現実解

Oracle Cloud ウェビナーシリーズ情報: https://oracle.com/goto/ocws-jp
セッション動画: https://go.oracle.com/ocws-jp-ondemand
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July 24, 2023
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  1. 2 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates アジェンダ 1.

    コンテナ/Kubernetesの広がり ~ 調査報告から 2. Oracleのコンテナ/Kubernetesサービス 3. OKE (Container Engine) 事例の解説 4. OracleのCloud Native /開発系ソリューションの特徴 5. 段階的な取り組みとOracleソリューションの利点 6. ご活用いただけるリソース/オファリング 7. まとめ
  2. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 3 田中 隆三郎

    (@rewtheblow ) 日本オラクル株式会社 事業戦略統括 事業開発本部 Business Development 担当ディレクター 同社日本でソーシャルでの顔の見える情報発信パーソン Twitterでは、ほぼ毎日OCI関連の情報を発信しているので ぜひフォローを • AWS 認定 Solutions Architect – Associate • Google Cloud Certified – Associate Cloud Engineer • 情報システム学修士(専門職)
  3. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 5 「Container」 「Kubernetes」

    「マーケット」 Google 検索結果で見る右肩上がりグラフの調査報告グラフ https://www.google.com/search?q=container+kubernetes+%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88&tbm=isch&ved=2ahUKEwiUqo33_fv_AhUgs1YBHQdZBLYQ2- cCegQIABAA&oq=container+kubernetes+%E3%83%9E%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88&gs_lcp=CgNpbWcQAzoECCMQJzoHCAAQExCABDoGCAAQHhATOggIABAFEB4QEzoICAAQCBAeEBNQrQZY8jVguDdoB3AAeACAAcE BiAHeC5IBAzcuNpgBAKABAaoBC2d3cy13aXotaW1nwAEB&sclient=img&ei=ubKnZNTpL6Dm2roPh7KRsAs&bih=649&biw=1183&rlz=1C1YTUH_jaJP1062JP1062
  4. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 6 Cloud Native

    Platformsに関する数字 2025年までに 95% 以上へと上昇
  5. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 7 Cloud Native

    Platformsの広がり Gartner®による今後数年の予測 “2025年までに、クラウド・ネイティブ・プラットフォームが 新規デジタル・イニシアティブの基盤となる割合は、 2021年の40%以下から95%以上へと上昇” (引用) Gartner プレスリリース 「Gartner、2022年の戦略的テクノロジのトップ・トレンドを発表」 2021年11月17日 https://www.gartner.co.jp/ja/newsroom/press-releases/pr-20211117 GARTNERは、Gartner Inc.または関連会社の米国およびその他の国における登録商標およびサービス マークであり、同社の許可に基づいて使用しています。All rights reserved.
  6. OCIで選択可能な幅広いアプリケーションインフラストラクチャ Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 9 Container

    Instances DIY K8s/Docker on VM or BM OKE with Customer- managed Nodes Serverless OKE (Virtual Nodes) OCI Functions MORE AGILITY Virtual Machine Bare Metal Managed Kubernetes(OKE) Compute Containers Functions MORE CONTROL
  7. インフラ管理不要(サーバレス)のコンテナ実行環境 10 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates OCI

    Container Instances ▪ ユースケース コンテナオーケストレーション(Kubernetes)を必要としないコ ンテナアプリケーションのデプロイ 例)API、Web アプリ、継続的インテグレーション・デリバリー (CI/CD)の ジョブ、開発・テスト環境など ▪ 特徴 • セキュアに分離、最適化されたコンテナ実行環境 • ユーザによる仮想マシンの管理、パッチ適用、トラブル シューティングが不要 • コンテナを即座に実行可能 ▪ 価格 通常のComputeと同様(OCPU/メモリ課金) ※ Container Instancesに対する課金はなし Container Instances Container Container Container Webアプリ Web API CI/CD ビルドジョブ 物理マシン 仮想マシン コンテナランタイム コンテナアプリケーション Oracle Managed OCIR dockerhub pull pull pull Other Container Registries OCI Container Service OCI Container Service OCI Container Service OCI Container Service
  8. Oracle Container Engine for Kubernetes (OKE) ▪ ユースケース 迅速なコンテナプリケーションのデプロイと可用性の高い Kubernetesプラットフォームの実現、コンテナアプリケーション運用

    管理の省力化 ▪ 特徴 • Oracle Databaseなど他のOCI周辺サービスとの親和性による 効率的なコンテナアプリケーション環境構築の実現 • OCI Service Operator for Kubernetesを利用した周辺サー ビスの効率的な運用管理 • 仮想サーバ(VM)だけではなく、ベアメタルサーバ、GPUやHPC などを利用し、多彩なワークロードを実現 ▪ 価格 Basic Cluster: 無料(※) Enhanced Cluster(1Clusterあたり): ¥14/hour(※) (※別途Compute/Block Volume/Network/Load BalancerなどのIaaSサービス)利 用分を課金) 11 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 高可用性と開発生産性を両立するKubernetesプラットフォーム Service Operator Autonomous Database Object Storage Container Engine For Kubernetes Container Engine For Kubernetes Virtual Machine Container Registry Functions MySQL Database Service OCI-DevOps Streaming Load Balancer ワークロード 運用監視 Logging Monitoring Application Performance Monitoring Notifications
  9. エンタープライズ品質と開発生産性を両立するKubernetesプラットフォーム Oracle Container Engine for Kubernetes (OKE) Copyright © 2023,

    Oracle and/or its affiliates 12 エンタープライズ品質の性能と可用性 • 高性能インフラストラクチャによる分散アプリケーション環境 • 冗長化構成を自動で構成し、高可用性を実現 マネージド環境と費用対効果 • 複雑なKubernetesの構築不要で、開発を即座に開始 • 追加費用不要でコア機能を提供するマネージドKubernetes環境 • インフラ管理不要なVirtual Nodesオプションも提供 Cloud Native JavaソリューションやOracle Databaseとの親和性 • Oracleのマイクロサービス対応ソリューションと共に活用可能 • 既存資産・スキルを活用した、Cloud Nativeアプローチによる開発
  10. コンテナ化の BEFORE/AFTER におけるユースケース4種類 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates

    14 活用シーンによる分類 コンテナ BEFORE AFTER 既存システム 開発環境をコンテナ化 開発環境 VM VM ➕ コンテナ BEFORE AFTER 既存システム 既存アプリをコンテナ化して移行 移行 VM コンテナ BEFORE AFTER 既存システム アプリの再設計や 他マネージドサービスの活用 再構築 VM コンテナ BEFORE AFTER 新規アプリをコンテナで稼働 新規開発 ※ 既存 システム なし [本番] [開発] ※既存のアプリが稼働 ※再設計したアプリが稼働 ➕ マネージド サービス ※本番・開発環境 ともVMで稼働
  11. 既存システムの再構築や新規開発、および開発環境などのシーンでの適用 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 15 OCIにおけるKubernetes

    (OKE) の国内事例 No. ユーザー名 ※敬称略 活用シーン 主な利用・効果 主な活用サービス 1 NTTドコモ 開発環境 300名の開発環境の効率化、コスト最適化 OKE/DBCS(BaseDB) 2 野村総合研究所 再構築 THE STARのクラウド移行/コンテナ化 OKE/Virtual Nodes 3 RKKCS 再構築 総合行政システムのガバクラ移行 OKE/DevOps/APIGW 4 トヨタマップマスター 再構築 統合型DBによる様々なデータ型利用 OKE/DBCS(BaseDB) 5 エスペラントシステム 新規開発 可用性、スケーラビリティ、開発効率化 OKE/MDS 6 再構築 人事・会計・総務パッケージのコンテナ化 OKE/ATP 7 Hexabase 移行 Enterprise BaaSの他クラウド環境からの移行 OKE 8 TIS北海道 再構築 複数ユーザーへの提供アプリのマルチテナント化 OKE/DBCS(BaseDB) 9 東日本放送 移行 高可用性、運用負荷の低減 OKE ※既存 コンテナ環境 ※実質 新規開発 ソリューション・アンド・ テクノロジー
  12. 顧客情報管理システムの開発環境での活用 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 16 https://japan.zdnet.com/article/35185893/

    ZDNet Japanの記事 プレスリリース発表 https://www.oracle.com/jp/news/announcement/docomo-selects-oci-for-development-2022-04-04/ 顧客事例:NTTドコモ様
  13. リテール証券会社向けバックオフィス・システム「THE STAR」をOracle Cloud Infrastructure で稼働 Copyright © 2023, Oracle and/or

    its affiliates 17 https://www.oracle.com/jp/news/announ cement/nri-selects-oci-dedicated-region- to-support-hundreds-of-millions-of- financial-trades-a-day-2023-04-14/ 顧客事例:株式会社野村総合研究所
  14. 地図制作業務におけるデジタル変革推進を支える基盤をOracle Cloud Infrastructure(OCI)で刷新 企業・システム概要 • 全国の道路、建築物や施設、地形の変化を詳細に調査し、 その変化を随時データベースに反映し、高鮮度・高精度な 地図制作を行う • オンプレミスで利用してきた既存システムでは、業務毎に追

    加された数百のツールやデータベースにより生じる地図編集 者の業務のサイロ化、ITの運用管理の負荷やデータの増加 に伴うデータベースの追加に係るコストが課題に 採用ポイント • オープンソース・ベースの機能専用型クラウド・データベースを 複数連携させた構成など複数のパブリック・クラウドを比較し OCIを採用 • 地図制作に必要な空間データおよびグラフ・データベースな どのあらゆるデータ・モデルやデータ・ワークロードに対応する、 Oracle Database Cloud Serviceのコンバージド・データ ベース・エンジン • オラクルのコンサルティング部門の高い技術や知見 顧客事例:トヨタマップマスター様 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 19 システム構成イメージ 利用サービス・製品 • Database Cloud Service (DBCS) • Container Engine for Kubernetes • Oracle Consulting Service
  15. 電子書籍サービス「読書館」のサービス基盤に Oracle Container Engine for Kubernetes (OKE) を採用 株式会社エスペラントシステム •

    システムの設計・開発・運用を手掛け、2008年から電子書籍事業を開始し、電 子書籍ストアとして「ConTenDo コンテン堂」を提供。 • コロナ禍の臨時休校時に、電子図書コンテンツ約500冊を無料解放した実績を踏 まえ、子供たちに書に親しむ環境を届けることを理念とした、小・中学生向けの読書 支援サービス「読書館」を発表。 従来の課題 • 読書館のサービスを開発するにあたり、ユーザーのアクセス数などの状況に合わせた 伸縮自在なインフラ基盤が必要だった。 • システムを実現するための機能を備え、かつコストパフォーマンスの良いクラウド基盤 が必要だった。 採用ポイントと導入効果 • 対競合クラウドサービスのコストの点でおよそ10~30%程度、Oracle Cloudの優位 性が見られた。また、Always Freeの恒久的な無料枠が利用できるのも、コスト面 で有利。 • マネージドのKubernetesサービスを利用することで、開発の効率化、可用性、ス ケーラビリティのメリットを享受し、迅速に環境構築や検証などを行う事ができた。 • Kubernetesの運用コストを抑えることが可能で、かつ一定のポータビリティがあるとこ ろにも魅力を感じ、将来を見据えたときに柔軟なプラットフォームとして選定。 システム構成イメージ 利用サービス • Oracle Container Engine for Kubernetes (OKE), MySQL Database Service, Compute, Block Storage, Load Balancer 等 顧客事例:エスペラントシステム様 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 20 https://dokusyocan.jp/
  16. トータルフロントソリューション「WiMS/SaaS」シリーズをOCIへ移行し、コストの最適化と負荷ピーク時処理をスケーラブルに実現 株式会社 ソリューション・アンド・テクノロジー • 業務分析からグローバルな経営戦略のタイムリーな実現、システムの設計・構築・ 運用まで、効果的な支援を提供。また、内部統制や労働基準法など、コンプライ アンスに対応したソリューションを提案 • 人事・会計・総務業務を中心としたトータルフロントソリューション「WiMS」シリーズ を提供し、エンタープライズでのデジタル化戦略を実現

    従来の課題 • アプリ/DBサーバについて、予め需要を見込んでサーバ資源やライセンスを先行で 購入して準備する必要があり、コストがかさんでいた • 常時、システム負荷のピーク時を考慮した構成を取る必要があった 採用ポイントと導入効果 • アプリをContainer Engine for Kubernetes (OKE) によってコンテナ化し、また DB運用をAutonomous Transaction Processing (ATP) にて自動化し、全体 的に約50%ものコスト削減を実現 • 毎朝9時前の勤怠処理の高負荷時のみ、DBを自動でスケールさせ、コストを抑 えつつ、負荷のピーク時の処理を実現 • データがデフォルトで暗号化され、バックアップは大阪リージョンへリプリケーション保存 され、運用負荷なくデータ保護要件を実現 • アプリのマイクロサービス化を見据え、取り組みの基盤となるマネージド Kubernetes のサービスを採用 システム構成イメージ 利用サービス • Oracle Container Engine for Kubernetes (OKE) • Autonomous Transaction Processing (ATP) など 顧客事例:ソリューション・アンド・テクノロジー様 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 21
  17. エンタープライズ Backend as a Service の 「Hexabase」 にOracle Container Engine

    for Kubernetes (OKE) を採用 株式会社 Hexabase • 優れたクラウドテクノロジーが世界を変えている一方で、法人システムが圧倒的に 遅れているギャップを解消するために、2016年創業。 • Hexabaseは、変化への対応を余儀なくされているシステム開発企業様へ手段 と力を与え、DX実行者であるエンドユーザー企業様へ強力なシステム化手段を 提供します。 従来の課題 • 増え続けるクラウドインフラのコストは、常に課題となっていた。 • BaaSサービスだが、個社の管理者が自由に環境に入って管理ができるプライ ベートクラウド環境の提供を実現したかった。既存クラウドでは個社側アカウント での設定が必要など、煩雑で実現不可だった。 • コスト管理に関して、個社の環境/プライベートクラウド環境/共通基盤環境と いった、異なる環境を配賦管理したかった。 採用ポイントと導入効果 • 既存クラウドインフラの1/3以下の約30%のコストとなった。 • OCIのコンパートメント機能により、個社側を煩わすことなく権限を移譲し、プライ ベートクラウド環境の提供を実現できた。コスト管理もコンパートメントごとに明 確になり、より正確な配賦管理を実現した。 • Oracle Container Engine for Kubernetes (OKE)上に既存のコンテナアプリ を容易に移行し、わずか1~2週間で移行ができた。 システム構成イメージ 利用サービス Oracle Container Engine for Kubernetes (OKE)、Load balancer、 Compute、etc. 顧客事例:株式会社 Hexabase 様 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 22
  18. 借入金管理システム「かりた君」を移行/コンテナ化し、リソース活用の効率化を実現 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 23 ◼

    『かりた君』は、サービス開始以来20年、PCスタンドアローンパッケージで提供しており、 アップグレード 作業のため北海道から対応者を派遣し時間がかかっていたが、クラウド化によりそのスピードアップを実 現(2~3日 → 30分程度) ◼ 複数のユーザーに提供するという観点で、リソース活用の効率的やセキュリティの確保も必須 Oracle Cloudを選んだ理由 ◼ 対AWSのコストの点で30%程度、 Oracle Cloudの優位性が見られた ◼ リソース活用をより効率化できるコ ンテナを、OKEを利用することで実現 ◼ Oracle Databaseにてデータ・セ キュリティを確保し、Pluggable Database機能(PDB)と組み合 わせ、更なるリソース活用の効率化 顧客事例:TIS北海道様
  19. Web/メールサーバをコンテナ化・クラウド移行し、低コストで高可用性と運用負荷低減を実現 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 24 ◼

    『新社屋への移転が 2021年10月に決まっていて、情報システム部門としても、今後のビジネススピードに 合わせて行くために、運用を効率化する構想の実現化に取り組んでいる ◼ テレビ局の使命である「大災害時にも放送をとめない」、災害に強いシステム環境が求められていた Oracle Cloud Infrastructure を選んだ理由 ◼ 高可用性の確保:複数のデータセンター (Availability Domain) をまたいだ高可用性構 成のKubernetesのコンテナ・マネージド・サービス が利用可能 ◼ 低コストでの実現: Oracle Cloud Infrastructureは、国内外のクラウドサービスと比 較し、もっとも安価だった。また、コンテナのマネージ ド・サービスが提供されているのが選定のポイント ◼ 運用負荷低減のためのコンテナ化:限られた人 員での自社運用の負荷削減のため、改修やパッチ 適用時に発生した問題の範囲を特定しやすいコン テナを採用 顧客事例:KHB 東日本放送様
  20. 開発・運用の全領域をカバー / 既存オンプレミスユーザーと新規クラウドユーザーをサポート / 開発者向けDBソリューション 26 Copyright © 2023, Oracle

    and/or its affiliates OracleのCloud Native /開発系ソリューションの特徴 アプリケーション 実行基盤 CI/CD / インフラ 運用自動化 コンテナ / サーバーレス / API管理 データ 管理 Observability & Messaging OCI DevOps OCI Resource Manager Ansible サポート Container Instances Container Engine (OKE) WebLogic Server for OKE Oracle Functions API Gateway Monitoring Notifications Events Logging Streaming Queue 統合型 DB (Converged DB) MicroTx 既存 オンプレミス ユーザー 新規 クラウド ユーザー Enterprise コンテナ・プラットフォーム マルチ Kubernetes クラスタ管理 開発・運用の 全領域をカバー Lift & Shift / モダナイズ アプローチ Cloud Native 開発 アプローチ 統合型DB + トランザクショ ン・マネージャ
  21. 27 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 開発・運用の全領域をカバー 1.アプリケーション

    実行基盤 2. CI/CD / インフラ 運用自動化 3. コンテナ / サーバーレス / API管理 4. データ 管理 5. Observability & Messaging 開発・運用の 全領域をカバー 1. Javaのアプリケーション実行環境を中心に、OCI上でも サービスを展開 2. 開発者のCI/CD、運用者のインフラ運用自動化 (IaC) といった、昨今の自動化を実現するサービス群 3. Cloud Native分野の中心、コンテナ/サーバーレス/ API管理のサービスを、開発の中核として利用可能 4. 伝統的に強みがあるデータ管理では、Cloud Native 時代のマイクロサービス・アーキテクチャに追従 5. システムの監視にとどまらず、DevOpsを推進する可観 測性分野や、それを支えるメッセージング分野も強化
  22. 28 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates Oracle Cloud

    が提供するアプリケーション開発・実行基盤ソリューション コンテナ・プラットフォーム上で 「Move & Modernize」と「Cloud Native」を両立 既存オンプレミスユーザーと新規クラウドユーザーの双方の開発ニーズに対応 積極的な開発投資、ソリューションをオープンソースとして公開 → 開発コミュニティへの貢献 各種Managed Serviceと組み合わせた統合ソリューションを実現 • Database Services ・・・ Autonomous, Exadata, MySQL, NoSQL • Cloud Native Service ・・・ Container Engine (OKE), Container Registry (OCIR), Functions, Streaming, API GW, etc. • Autonomous • ExaCS • MySQL • NoSQL Database Services Cloud Native Services OKE / OCIR / Service Mesh Oracle Cloud Infrastructure • Functions • Streaming • API Gateway • Events • etc. 既存 On Premise ユーザー 新規 Cloud ユーザー Move & Modernize Cloud Native • WebLogic on Kubernetes • WebLogic Deploy Tooling • Coherence Community Edition • Coherence Operator コンテナ化&運用支援ツール群 • Helidon: マイクロサービスFW • Fn: サーバーレスFW • Verrazzano: マルチK8sクラスタ管理 • GraalVM: 次世代JVM DevOps支援ツール群 Reliable Agile オープンソースにも 積極投資 Transaction Manager for Microservices WLS for OKE
  23. 29 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates オープン標準/クラウド・オンプレミスの両環境を同一のテクノロジーでカバー オンプレミス

    クラウド Oracle Linux Oracle Cloud Infrastructure OS: Oracle Cloud Native Environment (OCNE) OCI Cloud Native サービス 群 … CNCFにて推進する OSS 群 H/W : Oracle Private Cloud Appliance マルチKubernetesクラスタ管理
  24. アプリケーションの開発・運用を支援するマネージド・サービス 30 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates OCI

    Cloud Native サービス Networking OCI Core Infrastructure Compute Storage OCI Cloud Native Landscape 開発・運用管理ツール アプリケーション実行基盤 API 管理 Container Instances API Gateway サービス間連携 オブザーバビリティ OCI DevOps OCI Registry Resource Manager OCI Service Mesh OCI Workflow* Container Engine for Kubernetes (Managed/Virtual Nodes) メッセージング Queue Streaming Service Connector Hub Notifications Application Performance Monitoring Logging Monitoring Events Database WebLogic Server for OCI/OKE MicroTx (Free版) 開発フレームワーク Helidon MP/SE Micronaut *: Coming Soon! Oracle Functions
  25. Cloud Native指向の開発への段階的な取り組み Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 32

    活用できるOracleのソリューション ステップ→ ①コンテナの活用 → 高い可搬性、各環境での再現性 ↑ 取り組みの範囲と 得られるメリット ③マイクロサービス設計 → 高頻度アップデート、Dxの実現 ② CI/CDツール導入/DevOpsへの取り組み → リリースサイクルの自動化、品質向上 OCI DevOps Container Engine for Kubernetes (Managed/Virtual Nodes) MicroTx (Free版) Helidon MP/SE Micronaut WebLogic Server for OKE Container Instances ※ CNCFコンソーシアムで 定義するtrail mapの 最初の3ステップ
  26. ソースコード、ソフトウェアビルド、アーティファクト、リリースを一括管理 33 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates OCI

    DevOps ▪ ユースケース 継続的インテグレーション/継続的デリバリー(CI/CD) の実現、アプリケーション開発のライフサイクルを想定した システム開発および運用環境の整備 ▪ 特徴 • コード管理、ビルド・パイプライン、 アーティファクト管理、 デプロイメント・パイプラインから構成される各機能を用 いた、一気通貫の開発・運用プロセスを実現 • アーティファクトサービス(OCIR,Artifact Registry) と連携して、実行環境を問わず、幅広い環境へのデ プロイ(Compute,OKE,Functions)を実現 • デプロイ戦略として、Blue/Greenデプロイ、カナリア リリースに対応 ▪ 価格 無料 (※コード管理のストレージ、およびビルドのための computeは別途必要) Environment Build Pipeline (CI) Deployment Pipeline (CD) Artifact BM & VM Compute OKE Functions Developer 開発環境 デプロイ 統合テスト 実行 承認 本番環境 デプロイ ビルド 実行 成果物 検証 成果物 デリバリ Code Repository OCIR Artifact Registry OCI DevOps OCI DevOps
  27. インフラ管理不要(サーバレス)の Worker Node オプション OKE (Oracle Container Engine for Kubernetes)

    Virtual Nodes Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 34 ▪ ユースケース Worker Nodeの運用にコストをかけずに運用したい Worker Nodeの運用コスト増大を防ぎたい ▪ 特徴 • Worker Node の管理が不要のサーバレス Worker Node環境 (Master Node は従来通りマネージドで提供) • スケーリング、アップグレード、トラブルシューティングなどのWorker Node 運用上のコストを自動化 • スケーリングは未実装(2023/3現在) • コンテナアプリケーションが消費するリソース (CPU/メモリ) に基づいたきめ 細やかな従量課金 ▪ 価格 • Cluster(Enhanced Cluster): ¥14/hour • Virtual Node(1Nodeあたり): ¥2.1/hour • Podが利用するリソース(OCPU/メモリ): Computeと同様 ※Network/Load BalancerなどのIaaSサービス利用分を別途課金 Container Engine For Kubernetes Managed Node Pool Pod 自動 スケール Node 自動 スケール(※) (※)2023/3時点で未実装 OKE Virtual Node OKE Virtual Node OKE Virtual Node
  28. マイクロサービスとは Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 35 システム開発の設計手法

    マイクロサービス・アーキテクチャ • システムを、複数のサービスの組み合わせで実現する設計方式 • アップデートによる影響範囲をサービス単位に極小化 サービス間の依存度が弱く 更新や障害の影響を極小化 アップデート 一つのシステム アップデートの影響が他へはない
  29. データマネジメントと分散トランザクション処理 Cloud Native分野における課題と、解決するOracleのソリューション Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates

    36 取り組みを進める際は、テクノロジーとしてはOSS中心となり、 どのクラウドを使っても大差はない(例:どのクラウドサービス でも同じKubernetes)。 一方その先、データマネジメント分野で課題が顕在化する。 • マイクロサービス設計では、各サービスごとに個別のデータ ベースを提供し、運用管理してゆく必要がある → 統合型DB (Oracle Multitenantの機能) • サービス間をまたがる分散トランザクション処理を行いたい 場合、個別に複雑な実装をする必要がある → Oracle Transaction Manager for Microservices (MicroTx) • Converged Database (統合型DB) • MicroTx
  30. 業界標準のオープンなテクノロジー + データマネジメント分野でのOracleソリューション 一般的な環境の場合 Oracleソリューションを活用する場合 エンタープライズシステムでCloud Native型開発に取り組むのに最適 Copyright © 2023,

    Oracle and/or its affiliates 37 Kubernetes サービスA サービスB サービスC コンテナ • サービス間分散トランザクション処理は現実的に不可 • サービスごとの個々のDBのメンテナンスが必要 Kubernetes サービスA サービスB サービスC Transaction Manager for Microservices (MIcroTx) コンテナ • サービス間分散トランザクション処理が可能 (MicroTx) • メンテナンスを一元化しつつ、 RDB/JSON/グラフなど 様々なタイプのDBを利用可能 (統合型DB) Converged Database (統合型DB) サービス間分散トランザクション処理 コンテナ コンテナ OSS の DB 他社 の DB OSS の DB コンテナ コンテナ コンテナ メンテナンス メンテナンス メンテナンス メンテナンスの一元化 Container Engine For Kubernetes RDB / JSON / グラフ etc.
  31. TCC/LRA(Saga)/XA 対応の分散トランザクション・コーディネーター 38 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates

    | Confidential: Internal Oracle Transaction Manager for Microservices (MicroTx) ▪ ユースケース • マイクロサービス間におけるデータの一貫性を確保 • 標準規格に準拠したトランザクション・フレームワークの導入 ▪ 特徴 • 幅広いトランザクション・プロトコルをサポート • TCC、MicroProfile LRA (Saga)、XA * • 多種のプログラミング言語に対応 • Java, JavaScript (Python, C/C++, Go 対応予定) • エンタープライズ向けソリューション • 可用性、スケーラビリティ、セキュリティ、オブザーバビリティ • オラクル・データベースへの最適化、Tuxedoとの連携 ▪ 価格 Free Edition (無償) を提供中 ※今後Enterprise Edition をリリース予定 Container Java App MicroTx Lib SVC FW Container Node.js App MicroTx Lib SVC FW MicroTx Transaction Coordinator Container Saga Orchestration TCC Coordination XA Coordination * TCC = Try-Confirm-Cancel サービス間でデータ一貫性を確保するのための処理パターン MicroProfile LRA = Long Running Actions - Eclipse MicroProfile の中の非同期分散処理のための規格 XA = X/Openが策定した分散トランザクション処理のための標準規格 Autonomous Database MySQL Database Service Exadata No SQL Database Database XA/Open XA Resource
  32. WebLogic Server for OKE (WLS for OKE) Java EEアプリのコンテナ化とCI/CDを促進するKubernetes対応のWebLogic Serverサービス

    ▪ ユースケース Java EEアプリケーションとWebLogic Server環境をIaCのコンセプト で運用することでJava EE環境のコンテナ化とCI/CDを促進 ▪ 特長 実装済みのCI/CDパイプラインによるアプリケーション運用の自動化 KubernetesとJenkinsをまとめて自動でプロビジョニングでき、 WebLogicコンテナ環境を素早く利用開始 従量課金(UCM)の利用によるコストの最適化 ▪ 価格 • Oracle WebLogic Server Enterprise Edition: ¥36.13 [OCPU/Hour] • Oracle WebLogic Suite: ¥65.04 [OCPU/Hour] ※別途ComputeやStorage等のIaaS部分の費用が必要 ※BYOLの場合は上記IaaSの費用のみで利用可能 39 Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates Oracle WebLogic Server for OKE OCI Control Plane Kubernetes Control Plane Private LB Public LB Bastion host Toolkit (Operator) Jenkins CI NginX File Storage OKE Cluster Admin host Non-WebLogic Node Pool WebLogic Node Pool Container Registry Toolkit (WIT,WDT)
  33. マルチKubernetes環境のライフサイクルを統合的に管理可能なコンテナプラットフォーム ▪ ユースケース クラウド/オンプレミスを含めた複数のKubernetes環境の管理、コンテナア プリケーションのアプリケーションライフサイクルの統合管理、Oracleが提供 する各種製品のコンテナ化、およびその運用にあたっての統合実行基盤 ▪ 特徴 • オープンソースベースで構成されたコンポーネント

    • Open Application Model(OAM)で標準化されたアプリケーション 定義 • Observability含めたアプリケーションライフサイクルをサポート • 事前インストール済みのコンポーネントを利用した高いセキュリティの 実現 • WebLogic/Coherence/Helidonとの高い親和性 ▪ 価格 • Community Edition:無償 • Enterprise Edition:¥3,710,000/Physical CPU Pair(年間) Verrazzano Enterprise Container Platform Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 40 Public Cloud Private Cloud On-premise Metrics Logging Tracing
  34. Javaのマイクロサービス・フレームワーク OracleがホストするOSSプロジェクト • GitHubでソースコードを公開:https://github.com/oracle/helidon • Helidonの商用サポートはWebLogic Server/Coherence/Verrazzanoのサポート契約に含まれる マイクロサービスアプリケーションが必要とする機能を提供するJavaライブラリの集合体 • 単体のJVMとして動作し、アプリケーションサーバ不要、容易なコンテナ化

    • 必要なコンポーネントを追加して拡張することも可能 マイクロサービスの開発・運用を支援する機能を提供 • OpenMetrics(監視)、OpenTracing(追跡)、OpenAPI(API公開) • 耐障害性/回復性: ヘルスチェック、サーキット・ブレーカ 2つのプログラミングモデルを提供 • Helidon MP:宣言的記法(Java EE開発者フレンドリー) • Helidon SE:関数的型記法 Project Helidon Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 41
  35. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 43 実践 Kubernetes

    ハンズオン ~ OKEでKubernetesを体験しよう ~ (※隔月次開催) Oracle Cloudを題材に、Kubernetesを体験できるビギナー向けのハンズオン アジェンダ 1. Kubernetes / OKE,OCIR 概要説明 2. ハンズオン 1 ・OKEクラスターの作成と動作確認 など 3. Oracleが提供するCI/CSサービス 4. ハンズオン 2 ・OCI DevOpsのセットアップ など 5.まとめ 8月下旬に開催予定
  36. Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 44 OCI チュートリアル

    Oracle Container Engine for Kubernetes(OKE)でKubernetesを動かしてみよう https://oracle-japan.github.io/ocitutorials/cloud-native/oke-for-beginners/
  37. Oracle Code Night オラクルのテクノロジーだけに限定しない、Developer(開発者)の Developer(開発者)による Developer(開発者)のための開発者向けコミュニティ Meetup セミナー Oracle Code

    online 開催情報は Connpass で公開中︕ oracle-code-tokyo-dev.connpass.com 過去開催 Oracle Code online は YouTubeにて公開中︕ youtube.com/c/JapanOracleDevelopers ほぼ毎週、さまざまなテーマで開催中!
  38. エンタープライズ企業における活用事例とその現実解 本セッションのまとめ Copyright © 2023, Oracle and/or its affiliates 46

    • コンテナ/Kubernetes活用の広がり • 右肩上がりの市場 • 2025年には新規システムの95%で活用される • 豊富なOKE (Container Engine) 事例 • 開発環境/移行/再構築/新規開発 ※敬称略 • NTT ドコモ/野村総合研究所/RKKCS/トヨタマップマスター/エスペラントシステ ム/ソリューション・アンド・テクノロジー/Hexabase/TIS北海道/東日本放送 • 段階的な取り組みと、活用できるOracleのソリューションとその利点 • コンテナ活用 → CI/CDとDevOps → マイクロサービス設計 • Container Instances/OCI DevOps/OKE/MicroTx/統合型DB